JP3030414U

JP3030414U - アクリル素材、あるいはアクリル素材を主原料とする食器洗浄用具。

Info

Publication number: JP3030414U
Application number: JP1996004705U
Authority: JP
Inventors: 知子古森
Original assignee: 知子古森
Priority date: 1996-04-19
Filing date: 1996-04-19
Publication date: 1996-11-01
Anticipated expiration: 2002-04-19

Abstract

(57)【要約】【目的】食器等を洗浄する時に、洗剤を用いずに汚れを
良く落とすことのできる洗浄用具を提供する。【構成】アクリル素材、あるいはアクリル素材を主原料
とする糸・織物・およびそれらを加工した洗浄用具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は食器等を洗う時に洗剤を用いずに汚れを良く落とすことができる洗浄用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、各種素材を用いたスポンジ、タワシ、洗い布等では、汚れ、特に油脂を含んだ汚れは、水又は湯を含ませて洗うだけでは落ちにくかった。その為、各種の洗剤を用いていた。特に近年の食事の洋風化に伴い、油脂汚れが多くなり、洗剤の需要も増大した。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

洗剤等による環境汚染の問題、人体残留への不安、濯ぎのための水使用量の増大、洗剤を購買する経済的負担、さらに洗剤容器のゴミ問題等が、大きな問題となりつつあり、今後の重大な課題となっている。洗剤をほとんど必要とせず食器等を洗浄することのできる本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

アクリル素材、あるいはアクリル素材を主原料とする糸（１）による織物、又は編物（図１）、又は、糸（１）を束ねたタワシ状（図２）のもの、以上の構成からなる食器洗浄用具。

【０００５】

【作用】

織物、又は編物（図１）、又は、タワシ状（図２）の洗浄用具に、水又は湯を含ませ、手で持ち食器を洗う。洗剤を用いずとも汚れが良く落ちる。その後食器を水又は湯で濯ぐ。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明すると、織物、又は編物（図１）及びタワシ状（図２）の洗浄用具は、手で持ちながら洗浄するのに適した織糸、編糸の太さ、織り方、編み方、大きさ、形状とする。使用する際は洗浄用具に水又は湯を含ませ、手で持ち食器を洗う。応用例として、織物、又は編物（図１）を形成加工してイ、図３に示すような筒型。ロ、図４に示すような袋型。ハ、図５に示すような手袋型。にすることができる。これを使用する時は、各々、筒、袋、手袋の中に通常手首ぐらいまでを挿入して洗う。この場合は織物を指で持つ必要がないため、指が自由に使えて洗う際都合が良い。図３のごとく、掛けひも（２）を付けると保管に便利である。ニ、図６に示すように、柄（３）の先端に織物、又は編物（図１）を設けたもの。ホ、図７に示すように、柄（３）にタワシ状（図２）のものを設けたもの。用途としては、食器洗浄の他にバスタブ、床、壁、ガラス、家具、車等用途は多く、洗剤を用いずとも汚れが良く落ち、化学製品を使わないので変色などの心配もない。タオルの変わりに利用すれば、顔や体の汚れが落ち、さっぱりする。米をとぐ時に、袋状（図４）の本考案品の中に入れてとぐと、米の表面の油分が適度に落ち、米がおいしくなる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、アクリル素材が汚れ特に油脂分を吸着し、水分とともに放出する性質であることに着目し、洗浄用具とアクリル素材を組み合わせることにより優れた洗浄用具となった。洗剤をより少なくすることができる為、環境汚染問題、人体残留への不安、経済的負担、水の使用の増大、容器のゴミ問題などが大幅に改善されると思われる。また、アクリル素材は摩擦に強く従来品より長持ちし、経済的である他、高温にも強いので煮沸消毒なども度々行え、衛生的でもある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の、アクリル素材、又はアクリル素材を
主原料とした織物、又は、編物の斜視図。

【図２】本考案の、アクリル素材、又はアクリル素材を
主原料としたタワシ状のものの斜視図。

【図３】本考案の、織物、又は編物を筒状に形成加工し
たものの斜視図

【図４】本考案の、織物、又は編物を袋状に形成加工し
たものの斜視図

【図５】本考案の、織物、又は編物を手袋状に形成加工
したものの斜視図

【図６】本考案の、柄の先端に織物、又は編物を取り付
けたものの斜視図

【図７】本考案の、柄にタワシ状のものを取り付けたも
のの斜視図

【符号の説明】

（１）アクリル素材、又はアクリル素材を主原料とし
た糸。（２）掛けひも（３）柄

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】アクリル素材、あるいはアクリル素材
を主原料とする糸（１）による織物、又は編物（図
１）、又は、糸（１）を束ねたタワシ状（図２）の食器
洗浄用具。