JP3030304B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP3030304B2
JP3030304B2 JP3147996A JP14799691A JP3030304B2 JP 3030304 B2 JP3030304 B2 JP 3030304B2 JP 3147996 A JP3147996 A JP 3147996A JP 14799691 A JP14799691 A JP 14799691A JP 3030304 B2 JP3030304 B2 JP 3030304B2
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carrier
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JP3147996A
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エンダーライン ロビー
ハフナー ヨゼフ
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ヴェーエフ ロギスティク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/18Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins
    • D01H9/182Overhead conveying devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボビン等の搬送対象
をキャリアに懸架して搬送する搬送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ボビンを懸架状態で搬送するために、搬
送装置のキャリアに市販のボビンホルダを、搬送するボ
ビンの数に応じた数キャリアに突設されたネジによって
取り付けて、ボビンをこのボビンホルダに懸架すること
が従来より知られている。これらのボビンホルダから下
向きに突出したピンには、ボビンをその中空コアととも
に取り付けられる。このボビンのボビンホルダへの取り
付け作業中に、ボビンのコアを余分に押し上げることに
よって拡開手段が作動して、ボビンコアがピンに固定さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の構成に
おいては、各搬送装置にはボビン毎に各別のボビンホル
ダを設ける必要があり、このボビンホルダが搬送終了後
も搬送装置に残ってしまう。また、搬送先にもボビンホ
ルダを設けることが必要となる。しかしながら、周知の
ボビンホルダは比較的高価であるため、使用するボビン
ホルダの数を最少とすることが望ましい。現在の技術に
おいて、キャリアに設けられる結合部材はキャリアと一
体に形成するか、若しくは高価な連結手段を用いてキャ
リアに取り付けられている。
【0004】本発明は、こうした従来の搬送装置の現状
に鑑みて、安価で、構成が簡素な搬送装置の連結手段を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、ボビン(6)を運搬するための
搬送装置(1)であって、トラック(4)から複数のロ
ーラ(3)によって支持されるとともに上記ボビン
(6)を解放させる構成とされたアタッチメントを備え
た少なくとも1つのホルダ(5)が設けられたキャリア
バー(2、2’)を備えた搬送装置(1)において、上
記ホルダ(5)は、弾性係止部材(8,8’,8”)か
ら構成されるスナップ連結と該弾性係止部材(8,
8’,8”)を収容するための溝(7)とを備えてお
り、上記スナップ連結は、弾性の舌片(11)上に位置
決めされた少なくとも1つのシート係合面(9a)とラ
ッチ位置へと配置可能なシート面(7a)とを有してい
て、上記ホルダ(5)は、互いの連結が解放自在にされ
たキャリアバー(2,2’)に向かった上記ホルダ
(5)の上向きの変位によって駆動される上記舌片(1
1)の運動によって上記キャリアバー(2、2’)へと
取り付けられるように構成され、さらに上記ホルダ
(5)は、上記キャリアバー(2,2’)から上記ホル
ダ(5)が離れるように移動して上記舌片(11)が運
動することにより、上記キャリアバー(2,2’)から
分離されるように構成されていることを特徴とする搬送
装置(1)が提供される。
【0006】なお、上記弾性係止部材(8,8’,
8”)は、上記ホルダ(5)に配置されており、上記溝
(7)は、上記キャリアバー(2,2’)に配置されて
いても良い。さらに、下向きのシート係合面(9a)を
備えた上記弾性の舌片(11)は、上記弾性係止部材
(8,8’,8”)に配置され、上記上向きシート面
は、上記キャリアバー(2,2’)に配置されていても
良い。また、上記弾性係止部材(8,8’,8”)は、
少なくとも1つの上向きストップ面(12a,19a,
20a)を備えていて、該ストップ面は、上記キャリア
バー(2,2”)の下向きシート面に接触する構成とす
ることもできる。
【0007】さらに、上記搬送装置(1)には、ロッキ
ングピース(16,17,17’)は、上記溝(7)内
の上記弾性係止部材(8,8’,8”)を固定するため
に備えられていても良い。また、上記弾性係止部材
(8,8’,8”)は、プラスチック材料製の円筒ソケ
ットとされており、この円筒ソケットには、一端に端部
ビード(9)が設けられているとともに、該端部から所
定距離だけ延ばされた少なくとも1つのスリット(1
0,10’,10”)が設けられていても良い。さら
に、上記弾性係止部材は、ソケット(8,8’,8”)
を構成しているとともに、周辺フランジ(12,1
2”,19a,20a)を備え、これらの上記ビード
(9)からの距離は、上記キャリアバー(2,2’)の
上記溝(7)の軸方向向長さに略対応するように構成す
ることもできる。
【0008】また、本発明の搬送装置(1)の上記ソケ
ット(8,8’,8”)には、雌ネジ(13,13”)
が設けられていて、運搬される物体(5,6)が螺合さ
れる構成とされていても良い。さらに、上記ソケット
(8,8’,8”)は、上記スリット(10,10’,
10”)の領域内に形成されていて、膨張部分(17,
17’)を収容するための開口を備えていても良い。ま
た、複数の物体(5,6)を保持するように構成された
キャリアバー(2,2”)上の該キャリアバー(2,
2’)に配置されたすべてのソケット(8,8’,
8”)のための上記膨張部分(17,17”)は、共通
のストリップ(16)に配置することもできる。
【0009】さらに、本発明の搬送装置(1)の2つの
上記キャリアバー(2,2’)は、2つのカップリング
ピース(19,20)手段によって連結されており、弾
性係止部材(8’)が、各カップリングピース(19,
20)を連結させるため対応する上記キャリアバー
(2,2’)に配設することもできる。
【0010】また、ジョイント(18)の1つのカップ
リングピース(19,20)は、各キャリアバー(2,
2’)に取り付けられており、上記カップリングピース
(20)の1つは、別体とされた外側カップリングピー
ス(19)の球面部分に形成された外側面(21)上の
球面の一部に形成された内側面(22)に接触して垂直
軸(32)に対して滑動自在とされており、双方のキャ
リアバー(2,2’)を保持するローラヨーク(3)
は、上記垂直軸(32)に沿ってマウントされていても
良い。さらに、上記ローラヨーク(3)は、弾性係止部
材(8”)に固定されていても良い。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例による搬送装
置を、添付する図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は、本発明の実施例による搬送装置の
概略を示すもので、この搬送装置1には、二つの細長い
帯状のキャリア2,2’が設けられている。各キャリア
2,2’の両端にはローラ軸3が取り付けられており、
このローラ軸に設けるローラにより搬送装置1は、天井
等に懸垂状態で配設された搬送レールに移動可能に懸架
される。キャリア2,2’の下側には市販のボビンホル
ダ5が相互に離間して配設されている。各ボビンホルダ
5にはそれぞれ一つのボビン6が取り付けられている。
なお、図示の実施例においては、各キャリア2,2’に
はそれぞれ3つのボビン6が取り付けられている。しか
しながら、キャリア2,2’に取り付けるボビンの数は
これに限定されるものではなく、必要に応じて増減され
るものである。
【0013】図2に示すように、各キャリア2,2’
は、ボビン6の懸架位置に、円筒状の貫通孔7が形成さ
れている。この貫通孔7は、キャリア2、2’の縦方向
に伸びており、キャリア2,2’の上側に開口する大径
端部7aを有している。この大径端部7aは、テーパ部
を介して中間部に連絡されている。中空円筒状の合成樹
脂製の管状スリーブによって形成される弾性係止部材8
は、貫通孔7内に収容されている。弾性係止部材8の一
端には、外向きに突出する係止突条9が形成されてい
る。この係止突条9の下面はテーパ面9aに形成されて
いる、弾性係止部材8の4つの対角線位置には、スロッ
ト10が形成されている。スロット10は、弾性係止部
材の一端よりその中間部にかけて軸線と平行に形成され
て、弾性舌片11(図3参照)を形成する。
【0014】弾性係止部材8の係止突条9を設けた端部
とは逆の端部には矩形又は正方形のフランジ12が形成
されている。フランジ12は、外向きに突出して形成さ
れており、キャリア2,2’の下部に形成される貫通孔
7の矩形又は正方形の拡開端部7bに一致する寸法とな
っている。係止突条9の下向きのテーパ面9aとフラン
ジ12の上向き面12a間の距離は、貫通孔7の中間部
の長さとほぼ一致している。従って、係止突条9のテー
パ面9aは、貫通孔7の大径端部7aと中間部を接続す
るテーパ面に接合して、支持面を形成している。一方、
フランジ12の上向き面12aは、弾性係止部材8を貫
通孔7にキャリア2,2’の下側から挿入したときに、
貫通孔7の中間部と拡開端部7b間の段部に接合して、
弾性係止部材8の移動を規制するストッパ面として機能
する。
【0015】フランジ12の形成位置に対応する位置の
弾性係止部材8の内面には、例えばナット等のねじ部材
13が取り付けられている。このねじ部材13には、ボ
ビンホルダ5に設けるねじ15が係合しており、ねじ部
材13より突出するねじ15の端部には、ロックナット
14が螺合している。
【0016】弾性係止部材8を貫通孔7に固定するため
に、固定部材16が設けられている。この固定部材16
は、拡開部材17を突設した帯状の形状に形成される。
拡開部材17は、合成樹脂により短い筒状に形成されて
おり、その直径はこの拡開部材17が弾性係止部材8の
内側孔に圧入された時に、弾性舌片11の少なくとも係
止突条形成部を僅かに外向きに変位させて、弾性係止部
材8を貫通孔7に密接させるように構成されている。図
4に示すように、固定部材16は、キャリア2,2’の
全長にわたって、貫通孔7の上端に形成する溝に嵌合さ
れている。なお、図示の構成において、拡開部材17
は、それぞれが貫通孔7に嵌合するように配置される。
【0017】ボビン6を取り付けたボビンホルダ5を係
止するためには、弾性係止部材8を単に下側から対応す
る貫通孔7に押し込めば良い。このとき、係止突条の上
側テーパ面によって、弾性舌片11が容易に押圧変形さ
れ、弾性係止部材8の貫通孔7への圧入を許容する。図
示のように、係止突条9aは、大径端部7aに進入する
と、弾性舌片11への押圧力が解除されて、前記したよ
うに係止突条9のテーパ面9aが大径端部7aのテーパ
面に接合して、少なくともボビン6及びボビンホルダ5
の重量による弾性係止部材8の抜け落ちを防止する。一
方、フランジ12の上向き面12aは、弾性係止部材8
が貫通孔7内での上方への押し込み量を規制する。ボビ
ン6及びボビンホルダ5を取り付けたすべての弾性係止
部材8、貫通孔7への取り付けが完了すると、固定部材
16がキャリア2,2’に取り付けられ、拡開部材17
が各弾性係止部材8に圧入される。拡開部材17の圧入
によって、弾性舌片11が外向きに押圧されるので、弾
性係止部材8の貫通孔7への取り付けが一層確実とな
り、弾性係止部材8が貫通孔7より不用意に抜け落ちる
ことを未然に防止する。一方、弾性係止部材8をボビン
6及びボビンホルダ5とともにキャリア2,2’より取
り外す場合には、まず固定部材16を外して拡開部材1
7による弾性舌片への押圧を解除する。次いで、ボビン
ホルダ5を強く下方に引けば、弾性係止部材8の係止突
条のテーパ面9aの作用によって、弾性舌片11が内向
きに弾性変形して、弾性係止部材8が貫通孔7より離脱
できることとなる。
【0018】図4乃至図6は、二つのキャリア2,2’
が接合している部分を示している。図示のように、二つ
のキャリア2,2’は、ジョイント18によって連結さ
れている。ジョイント18は、二つの結合部材19,2
0によって構成されている。図示の実施例において、結
合部材19は、キャリア2に設けられ、他方の結合部材
20はキャリア2’に設けられている。両結合部材1
9,20は、合成樹脂で形成されており、それぞれ固定
ウエブ19a,20aを有している。各固定ウエブ19
a,20aは、対向するキャリア2,2’よりも薄く形
成され、各キャリア2,2’に形成される固定ウエブ2
a,2a’の下側に係合する。結合部材19,20の固
定ウエブ19a,20a、弾性係止部材8’を固定ウエ
ブ2a,2a’に対向する各面に有している。弾性係止
部材8’は、図2の弾性係止部材8と実質的に同一の形
状に形成されている。なお、この場合、フランジ12の
機能は、固定ウエブ19a,20aによって得られる。
スロット10’は、固定ウエブ19aまで伸びている。
弾性係止部材8’は各固定ウエブ19a,20aと一体
に形成されており、固定ウエブ2a,2a’に形成する
貫通孔7に係止されるように構成されている。拡開部材
17’を有する固定部材16が設けられる。なお、拡開
部材17’の長さは、弾性係止部材8’の長さが弾性係
止部材8よりも短いため、拡開部材17よりも短くなっ
ている。
【0019】各結合部材19,20には、さらに、それ
ぞれ結合部19b,20bが設けられている。結合部1
9bは、略半球状の上向きの外表面21を有しており、
この外表面21には上方より結合部20bに形成する略
半球状の下向きの内表面22が嵌合している。外表面2
1と内表面22の寸法は実質的に同一となっており、結
合部材19,20が、遊びのない状態で相互に摺動出来
るように構成される。
【0020】外表面21及び内表面22を貫通してピン
23が設けられており、このピン23はキャリア2,
2’に共通のローラ軸3に固定取り付けされている。ピ
ン23には、ローラ軸3より離間した位置に外表面が略
半球状のフランジ24が固定されている。ピン23は、
結合部材20の結合部20bに形成される貫通孔25に
挿入されている。この貫通孔25の径は、少なくともピ
ン23の径の2倍とフランジ24の幅の2倍の和となっ
ている。ピン23は、さらに、結合部材19の結合部1
9bに形成された貫通孔26に伸びている。この貫通孔
26の径は貫通孔25の径と実質的に同じになってい
る。結合部19bには、突起27が形成されている。こ
の突起27は、貫通孔26内に放射方向内向きに180
°までの角度範囲で突出している。突起27は、軸方向
に配置され、半球状のフランジ24と係合するのに十分
な幅を有している。この突起27により、ピン23の少
なくとも一方向への軸線方向の移動が規制される。
【0021】スリーブ8”が、ピン23の下向きの軸方
向変位を規制するために用いられる。この目的で、貫通
孔26は結合手段内で下向きに見たときに、テーパ部を
有する拡開端部7aと連絡され、貫通孔7の中間部を介
して矩形又は正方形の拡開端部7bに連続している。
【0022】結合部材20には、球面部28a,28b
が設けられている。この球面部28a,28bは、結合
部20bの外側に配置され、固定ウエブ2a,2a’の
対応位置に形成された球面部29a,29bに接合す
る。すべての球面21,22,28a,28b,29
a,29bは、共通の中心点をもつ球面として構成され
ている。キャリア2に対向するとともに球面シェルの一
部を形成する結合部20bの端部は、球面シェルの形状
のスロット30に嵌合し、下向きの傾斜角度に沿って伸
びている。このスロット30は、外表面21と球面部2
9aによって構成されている。固定ウエブ2aの球面部
29aは、結合部材20に上側より係合して、結合部材
20の縦方向の移動を規制する。スロット30の長さ及
び結合部20bの寸法は、キャリア2,2’がその中心
線が一直線となるような位置関係となった時に、結合部
20bの下側に空隙が形成されるように設定されてい
る。この空隙は、キャリア2,2’の相対的な上下方向
上向きの変位を許容する。即ち、キャリア2,2’の上
側面が鋭角を形成するように相対的に変位することが出
来る。この時の変位角度は空隙の大きさを貫通孔25の
大きさによって決定される。キャリア2,2’の上側面
が鈍角を形成する上下方向下向きの相対変位は、ウエッ
ジ状の空間31によって許容される。この空間31は、
結合部材19,20のスロット30対向面とは逆に面に
よって構成される。この空間31は、半球状の上下方向
枢軸32の周囲に形成されている。この空間31は、キ
ャリア2,2’が一直線状に配置されているときには開
放されている。キャリア2,2’の上下方向への角度変
位範囲は、上下両方向に少なくとも10°である。図6
に示すように、キャリア2,2’は、ピン23を通る上
下方向枢軸32を中心に水平方向の両方向に90°まで
の角度範囲で角度変位可能である。結合部材19,20
によって形成されるジョイント18の断面寸法は、キャ
リア2,2’の寸法に対しジョイント18の部分におい
ていかなる外方向への突出部も存在しないような寸法に
設定される。
【0023】ジョイント18の取り付けに際しては、二
つの結合部材19,20は、まず、内外の球状面21,
22が相互に結合した状態で配置される。この状態にお
いて、キャリア2’には結合部材20の弾性係止部材
8’がすでに嵌合されている。次いで、キャリア2に結
合部材19の弾性係止部材8’が嵌合される。これによ
り二つの結合部材19,20の離脱が阻止される。ピン
23と一体に形成されたローラ軸3は、キャリア2,
2’の接合前又は接合後に、ジョイント18の上下方向
軸線32に沿って配設される。このために、半円形状の
フランジ24が、図4の状態から180°変位した状態
で貫通孔25,26を通過して突出部27に下側から嵌
合する。この後に、スリーブ8”が下側から取り付けら
れる。スリーブ8”の係止突条9は、半円状のフランジ
24の下側面に当接してこれと摩擦係合して、フランジ
24を配設位置に保持する。フランジ24の他側面に位
置するピン23の端部は、スリーブ8”の弾性舌片1
1”を拡開方向に付勢する拡開部材として機能する。図
6に示すように、矩形フランジ12”は開口を完全に閉
塞するために連続板として形成することが出来る。
【0024】図4には、ボビン6のボビンホルダ5を取
り付けるためのスリーブ8”の変形例を示している。こ
のスリーブ8”は、弾性係止部材8と形成するスロット
の長さが異なっており、この変形例においてはスロット
10”はフランジ12まで伸びている。また、取り付け
ナット13”は移動可能な状態で収容されており、適当
な手段により回転方向の変位を阻止されている。このナ
ット13”は、ボビンホルダ5の螺軸15を固定するた
めに用いられる。この例においては、フランジ12”に
は貫通孔12bが形成されており、螺軸15は、この貫
通孔12bに挿通される。
【0025】上記の変形例によれば、弾性係止部材を単
に結合部材の連結のみに用いることも出来、キャリアの
ローラ軸の取り付けに用いることもでき、さらに搬送対
象をキャリアに取り付けるために用いることも出来る。
なお、上記の構成の結合部材にかえて、市販の結合装置
を用いることも可能である。また、上記の結合構造は、
他の構成のキャリアに適用することも可能である。さら
に、上記の構成の弾性係止部材は、ボビン以外の搬送対
象の搬送にも容易に適用し得るものである。また、必要
に応じて弾性係止部材をキャリアに設ける一方搬送物品
に貫通孔を形成するように構成することも可能である。
また、キャリアに形成する孔を貫通孔とせず、キャリア
の厚さよりも短い孔に形成し、弾性係止部材をキャリア
内部に設けることも出来る。なお、上記の実施例におい
ては、帯状の固定部材に拡開部材を一体に形成した例を
示したが、各拡開部材をそれぞれ独立に形成することも
可能である。
【0026】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、ボビン
ホルダ等の搬送対象物品を保持するホルダのキャリアへ
の着脱を容易にして、ホルダの反復使用を可能として、
搬送コストを低減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2の構成に用いる係止部材の斜視図である。
【図4】二つの搬送装置間の連結部分の拡大断面図であ
る。
【図5】図4の部分の平面部である。
【図6】図4のVI−VI線断面部である。
【符号の説明】
2 キャリア 5 ボビンホルダ 6 ボビン 7 貫通孔 7a 大径端部 7b 拡開端部 8 弾性係止部材 9 係止突条 9a テーパ面 10 スロット 12 フランジ 12a 上向き面 13 ねじ部材 14 ロックナット 15 ねじ 16 固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨゼフ ハフナー ドイツ連邦共和国,ランツベルク レッ ヒ,ヴェッターシュタインシュトラーセ 12 (56)参考文献 実開 昭53−61578(JP,U) 特公 昭61−1533(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 67/00 - 67/08 F16B 21/08

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン(6)を運搬するための搬送装置
    (1)であって、トラック(4)から複数のローラ
    (3)によって支持されるとともに前記ボビン(6)を
    解放させる構成とされたアタッチメントを備えた少なく
    とも1つのホルダ(5)が設けられたキャリアバー
    (2、2’)を備えた搬送装置(1)において、前記ホ
    ルダ(5)は、弾性係止部材(8,8’,8”)から構
    成されるスナップ連結と該弾性係止部材(8,8’,
    8”)を収容するための溝(7)とを備えており、前記
    スナップ連結は、弾性の舌片(11)上に位置決めされ
    た少なくとも1つのシート係合面(9a)とラッチ位置
    へと配置可能なシート面(7a)とを有していて、前記
    ホルダ(5)は、互いの連結が解放自在にされたキャリ
    アバー(2,2’)に向かった前記ホルダ(5)の上向
    きの変位によって駆動される前記舌片(11)の運動に
    よって前記キャリアバー(2、2’)へと取り付けられ
    るように構成され、さらに前記ホルダ(5)は、前記キ
    ャリアバー(2,2’)から前記ホルダ(5)が離れる
    ように移動して前記舌片(11)が運動することによ
    り、前記キャリアバー(2,2’)から分離されるよう
    に構成されていることを特徴とする搬送装置(1)。
  2. 【請求項2】 前記弾性係止部材(8,8’,8”)
    は、前記ホルダ(5)に配置されており、前記溝(7)
    は、前記キャリアバー(2,2’)に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の搬送装置(1)。
  3. 【請求項3】 下向きのシート係合面(9a)を備えた
    前記弾性の舌片(11)は、前記弾性係止部材(8,
    8’,8”)に配置され、前記上向きシート面は、前記
    キャリアバー(2,2’)に配置されていることを特徴
    とする請求項2に記載の搬送装置(1)。
  4. 【請求項4】 前記弾性係止部材(8,8’,8”)
    は、少なくとも1つの上向きストップ面(12a,19
    a,20a)を備えていて、該ストップ面は、前記キャ
    リアバー(2,2”)の下向きシート面に接触する構成
    とされた請求項1から3に記載の搬送装置(1)。
  5. 【請求項5】 ロッキングピース(16,17,1
    7’)は、前記溝(7)内の前記弾性係止部材(8,
    8’,8”)を固定するために備えられていることを
    徴とする請求項1に記載の搬送装置(1)。
  6. 【請求項6】 前記弾性係止部材(8,8’,8”)
    は、プラスチック材料製の円筒ソケットとされており、
    この円筒ソケットには、一端に端部ビード(9)が設け
    られているとともに、該端部から所定距離だけ延ばされ
    た少なくとも1つのスリット(10,10’,10”)
    が設けられていることを特徴とする請求項1から5に記
    載の搬送装置(1)。
  7. 【請求項7】 前記弾性係止部材は、ソケット(8,
    8’,8”) を構成しているとともに、周辺フランジ
    (12,12”,19a,20a)を備え、これらの前
    記ビード(9)からの距離は、前記キャリアバー(2,
    2’)の前記溝(7)の軸方向向長さに略対応している
    ことを特徴とする請求項6に記載の搬送装置(1)。
  8. 【請求項8】 前記ソケット(8,8’,8”)には、
    雌ネジ(13,13”)が設けられていて、運搬される
    物体(5,6)が螺合される構成とされていることを特
    徴とする請求項6又は請求項7に記載の搬送装置
    (1)。
  9. 【請求項9】 前記ソケット(8,8’,8”)は、前
    記スリット(10,10’,10”)の領域内に形成さ
    れていて、膨張部分(17,17’)を収容するための
    開口を備えていることを特徴とする請求項6から8に記
    載の搬送装置(1)。
  10. 【請求項10】 複数の物体(5,6)を保持するよう
    に構成されたキャリアバー(2,2”)上の該キャリア
    バー(2,2’)に配置されたすべてのソケット(8,
    8’,8”)のための前記膨張部分(17,17”)
    は、共通のストリップ(16)に配置されていることを
    特徴とする請求項9に記載の搬送装置(1)。
  11. 【請求項11】 2つの前記キャリアバー(2,2’)
    は、2つのカップリングピース(19,20)手段によ
    って連結されており、弾性係止部材(8’)が、各カッ
    プリングピース(19,20)を連結させるため対応す
    る前記キャリアバー(2,2’)に配設されていること
    を特徴とする請求項1に記載の搬送装置(1)。
  12. 【請求項12】 ジョイント(18)の1つのカップリ
    ングピース(19,2 0)は、各キャリアバー(2,
    2’)に取り付けられており、前記カップリングピース
    (20)の1つは、別体とされた外側カップリングピー
    ス(19)の球面部分に形成された外側面(21)上の
    球面の一部に形成された内側面(22)に接触して垂直
    軸(32)に対して滑動自在とされており、双方のキャ
    リアバー(2,2’)を保持するローラヨーク(3)
    は、前記垂直軸(32)に沿ってマウントされているこ
    とを特徴とする請求項11に記載の搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記ローラヨーク(3)は、弾性係止
    部材(8”)に固定されていることを特徴とする請求項
    12に記載の搬送装置(12)。
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