JP3029801U - 合成樹脂ロープの製造装置 - Google Patents

合成樹脂ロープの製造装置

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JP3029801U
JP3029801U JP1996002567U JP256796U JP3029801U JP 3029801 U JP3029801 U JP 3029801U JP 1996002567 U JP1996002567 U JP 1996002567U JP 256796 U JP256796 U JP 256796U JP 3029801 U JP3029801 U JP 3029801U
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JP
Japan
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bobbin
rope
guide plate
winding
synthetic resin
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JP1996002567U
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English (en)
Inventor
公之 松浦
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松浦産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撚る工程が1度のみでも簡単にはバラケない
ロープが得られ、従来よりも少ない工程で安価に作成で
き、しかも、得られるロープは外周がソフトなものとな
り、手当たりもよいものを製造する装置として場所を取
らないコンパクトなものであり、無駄な動きがなく効率
よくロープを製作できるものである。 【解決手段】 原反テープ3を複数近接させて通過させ
る孔を設けた集束ガイドプレート14は巻き取り方向に回
転させるボビン1に対して回転方向と直交する方向でか
つボビン1と離れて並ぶように設け、このガイドプレー
ト14に温風ヒーター9の吹き出しノズル9aを近接さ
せ、また、ボビン1はその巻き取り幅方向に往来するリ
ング2内に置き、このリング2にボビン1に巻き取られ
る撚り合わせ後の原反テープをガイドする小輪体16を移
動可能に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ポリプロピレン等の合成樹脂製原反テープを用いて製作する合成樹 脂ロープの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
かかる合成樹脂製ロープは、一例として手さげバック用の持手紐や一般包装用 の梱包紐、そして電線の介在糸などとして利用されるものである。
【0003】 考案者は先に合成樹脂ロープの製造方法として特開昭62-156376 号公報に示す ものを発明し、出願した。これは図7に示すような装置を用いたもので、図中4 a,4b,4cは、原反テープ(糸)3を巻取り収納してあるボビンで、この数 は図示のごとく3個の場合に限らず2〜10個程度が利用できる。
【0004】 図中5a,5b,5cはボビン4a,4b,4cからの原反テープ3の引出し ガイド、6は集束ガイド、7は巻取りドラムで、中でもこの巻取りドラム自体は モーター(図示せず)の力で巻き取り方向に回転するのみならずその外側に回転 枠8を設け、これを回転させることにより軸線に対し直角方向にも回転する。
【0005】 図中9は温風ヒーターで、その吹き出しノズル9aは前記集束ガイド6の前面 に向けられ、内部にファン等のエアー供給装置とこれからのエアーが通過する電 熱ヒーターを内蔵した。
【0006】 このようにして各ボビン4a,4b,4cから撚らないで単に束ねられただけ の状態で引出された原反テープ3は各ガイド5a,5b,5cを通過し、集束ガ イド6へと集められる。
【0007】 ここで、回転枠8により巻取りドラム7が軸と直角に回転することにより図8 に示すように前記原反テープ3a,3b,3cに撚りがかけられ、撚られたロー プ10がこのドラム7に巻き取られていくが、その際温風ヒーター9により撚り合 わせ個所の中心を集中加熱する。
【0008】 このようにすれば、撚られたロープ10は図9に示すように中心部10aが相互に 溶着して棒状に固化し、この中心部10aに対し外周10bは原反テープ3が該中心 部10aを均一的に包み込むように溶着され、外周面に山形の***も生ぜず、断面 がほぼ円形に近いソフトなロープが得られる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記巻取りドラム7を中心とする装置は、この巻取りドラム7自体は 巻き取り方向に回転するのみならずその外側に回転枠8を設け、これを回転させ ることにより軸線に対し直角方向にも回転するようにしたもので、回転のための 大きな動作スペースを必要とし、装置自体も大型化してしまう。
【0010】 本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、撚り工程が一度のみの少ない作 業工程で製作でき、しかも外周がソフトで当たりが柔らかなロープが得るのに、 場所を取らないコンパクトな装置で効率よく製作できる合成樹脂ロープの製造装 置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、原反テープを複数近接させて通過させる孔 を設けた集束ガイドプレートは巻き取り方向に回転させるボビンに対して回転方 向と直交する方向でかつボビンと離れて並ぶように設け、このガイドプレートに 温風ヒーターの吹き出しノズルを近接させ、また、ボビンはその巻き取り幅方向 に往来するリング内に置き、このリングにボビンに巻き取られる撚り合わせ後の 原反テープをガイドする小輪体を移動可能に設けたことを要旨とするものである 。
【0012】 本考案によれば、巻き取りのためのボビンは巻き取り方向に回転させるだけで 集束ガイドプレートを通過する複数の原反テープはボビンを中心に円錐面上を移 動するような動きをして撚りがかけられ、装置自体の動きが少なくて済むもので あるから設置のためのスペースを取らないコンパクトなものとなる。
【0013】 また、出来上がる合成樹脂ロープは下撚りがなく従来の上撚りに相当する撚り 工程を1度行うのみでバラバラになりにくいロープが得られる。また、中心部は 熱溶着して芯状となり、その周囲にほぼ均等に原反テープが溶着して前記中心部 を包み込むようにしてまとまるので山形にかたまることなく弾力性のあるソフト なロープとなる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、図面について本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は本考案の合 成樹脂ロープの製造装置の1実施形態を示す説明図で、前記従来例を示す図7と 同一構成要素には同一参照符号を付したものである。
【0015】 図中4は、原反テープ3を巻取り収納してあるボビンで、この数は図示は省略 するが2〜10個程度が利用できる。
【0016】 1は巻き取り用のボビンで、モーター12を駆動源とする回転テーブル13上に載 置するが、これによりボビン1は巻き取り方向に回転するものである。
【0017】 14は集束ガイドプレートであるが、これは図2に示すようにL字形の板に原反 テープ3を複数近接させて通過させる孔14aを設けた。
【0018】 そして、この集束ガイドプレート14は前記回転テーブル13上のボビン1に対し て回転方向と直交する方向でかつボビン1と離れて並ぶように上方に設け、この 集束ガイドプレート14に温風ヒーター9の吹き出しノズル9aを近接させた。該 温風ヒーター9は内部にファン等のエアー供給装置とこれからのエアーが通過す る電熱ヒーターを内蔵してなる。
【0019】 また、前記ボビン1はその巻き取り幅方向、すなわち、上下方向に往来する金 属製のリング2の内側に置かれるものとし、このリング2にはボビン1に巻き取 られる撚り合わせ後の原反テープ3をガイドするトラベラーである合成樹脂製の 小輪体16を移動可能に設けた。
【0020】 次に使用方法について説明すると、各ボビン4から撚らないで単に束ねられた だけの状態で引出された原反テープ3は各ガイドローラーに導かれて集束ガイド プレート14へと集められる。
【0021】 さらに、集束ガイドプレート14を通過した原反テープ3は撚られてロープとな りボビン1に巻き取るが、その端を先にリング2の小輪体16を通してからボビン 1の周面に輪ゴム等で止める。
【0022】 図3、図4は右撚りの場合、図5、図6は左撚りの場合で、ボビン1の巻き取 り回転方向で決定できる。ここで、集束ガイドプレート14とボビン1との関係で 、集束ガイドプレート14を通過する複数の原反テープ3はボビン1を中心に円錐 面上を移動するような動きをして撚りがかけられ、また、小輪体16は巻き取りと ともにリング2に沿って移動する。
【0023】 さらに、リング2が移動することでボビン1の一か所のみに固まって巻き取ら れることが防止できる。
【0024】 前記原反テープ3に撚りがかけられ、撚られた原反テープ3がロープ10として ボビン1に巻き取られていくが、その際温風ヒーター9により撚り合わせ個所の 中心を集中加熱する。このようにすれば、撚られたロープ10は図9に示すように 中心部10aが相互に溶着して棒状に固化し、この中心部10aに対し外周10bは原 反テープ3が該中心部10aを均一的に包み込むように溶着され、外周面に山形の ***も生ぜず、断面がほぼ円形に近いソフトなロープが得られる。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように本考案の合成樹脂製ロープの製造装置は、撚る工程が1度の みでも簡単にはバラケないロープが得られ、従来よりも少ない工程で安価に作成 できるものである。しかも、得られるロープは外周がソフトなものとなり、手当 たりもよく、手さげバック用の持手紐を初めとして一般包装用の紐梱包、電線の 介在糸、その他種々の分野の紐に最適なものである。
【0026】 さらに、装置として場所を取らないコンパクトなものであり、無駄な動きがな く効率よくロープを製作できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の合成樹脂製ロープの製造装置の1実施
形態を示す説明図である。
【図2】本考案の集束ガイドプレートの説明図である。
【図3】本考案の巻き取り用ボビンの右撚りの状態の側
面図である。
【図4】本考案の巻き取り用ボビンの右撚りの状態の平
面図である。
【図5】本考案の巻き取り用ボビンの左撚りの状態の側
面図である。
【図6】本考案の巻き取り用ボビンの左撚りの状態の平
面図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【図8】合成樹脂製ロープの製造方法の1つを示す説明
図である。
【図9】図8による製造方法で得られたロープの縦断面
図である。
【符号の説明】
1…ボビン 2…リング 3…原反テープ 4,4a,4b,4c…ボビン 5a,5b,5
c…引出しガイド 6…集束ガイド 7…巻取りドラ
ム 8…回転体 9…温風ヒータ
ー 9a…吹き出しノズル 10…ロープ 10a…中心部 10b…外周 12…モーター 13…回転テーブ
ル 14…集束ガイドプレート 14a…孔 16…小輪体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反テープを複数近接させて通過させる
    孔を設けた集束ガイドプレートは巻き取り方向に回転さ
    せるボビンに対して回転方向と直交する方向でかつボビ
    ンと離れて並ぶように設け、このガイドプレートに温風
    ヒーターの吹き出しノズルを近接させ、また、ボビンは
    その巻き取り幅方向に往来するリング内に置き、このリ
    ングにボビンに巻き取られる撚り合わせ後の原反テープ
    をガイドする小輪体を移動可能に設けたことを特徴とし
    た合成樹脂ロープの製造装置。
JP1996002567U 1996-04-04 1996-04-04 合成樹脂ロープの製造装置 Expired - Lifetime JP3029801U (ja)

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JP1996002567U JP3029801U (ja) 1996-04-04 1996-04-04 合成樹脂ロープの製造装置

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ID=43164814

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102154033B1 (ko) * 2020-05-27 2020-09-10 주식회사 범진물산 제직장치
KR20230134937A (ko) * 2022-03-15 2023-09-22 유한회사 와이디 로프 제조장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102154033B1 (ko) * 2020-05-27 2020-09-10 주식회사 범진물산 제직장치
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