JP3029131B2 - 画像形成用現像剤、画像形成方法、電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ装置 - Google Patents

画像形成用現像剤、画像形成方法、電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ装置

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JP3029131B2
JP3029131B2 JP03036167A JP3616791A JP3029131B2 JP 3029131 B2 JP3029131 B2 JP 3029131B2 JP 03036167 A JP03036167 A JP 03036167A JP 3616791 A JP3616791 A JP 3616791A JP 3029131 B2 JP3029131 B2 JP 3029131B2
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力 久木元
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電記録、
静電印刷の如き画像形成方法に用いるための画像形成用
現像剤及び、該画像形成用現像剤を用いる画像形成方
法、電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ装置
に関する。
【0002】さらに詳しくは静電荷像担持体表面に形成
した静電荷潜像を現像剤により現像して現像画像を形成
し、静電荷像担持体表面に転写材を介して転写手段を当
接して該現像画像を転写材に静電転写する工程を有する
画像形成方法に用いる静電荷像現像用現像剤及び該現像
剤を用いる画像形成方法、電子写真装置、装置ユニット
及びファクシミリ装置に関する。
【0003】
【従来の技術】静電荷像担持体表面に形成した可転写の
現像画像を、紙を主とするシート状の転写材に静電的に
転写する工程を含む画像形成装置において、回転円筒
状、無端ベルト状など無端状に走行する静電荷像担持体
を使用し、バイアスを印加した転写手段をこれに圧接し
てこれら両者間に転写材を通過させて、静電荷像担持体
側の現像画像を転写材に転写するように構成したもの、
例えば、特開昭59−46664号公報の如き装置がす
でに提案されている。
【0004】このような装置は、従来からひろく実用さ
れているコロナ放電を利用した転写手段に比して、転写
手段としてのローラの静電荷像担持体への圧接力を調整
することによって転写材の静電荷像担持体への吸着領域
を拡大することができ、転写材を転写部位において積極
的に押圧支持するので、転写材搬送手段による同期不良
や転写材に存在するループ、カールなどによる転写ずれ
を生ずるおそれが少なく、近来におけるこの種画像形成
装置の小型化にともなう転写材搬送路の短縮化、静電荷
像担持体の小径化などの要請にも対応しやすいが、反
面、当接により転写を行う装置に於いては、当接位より
転写電流が供給される為、ある程度の圧力を転写装置に
加圧する必要がある。当接部圧が加えられた場合、静電
荷像担持体表面の画像画像にも圧力が加わり凝集が起
る。
【0005】さらに静電荷像担持体表面が樹脂で構成さ
れている場合には、現像剤凝集物と静電荷像担持体との
間でも密着が発生し、転写材への移行が阻害され、極端
な場合、該現像剤の密着が強固な部分が全く転写せず画
像が欠損する現象が起る。
【0006】この現象は0.1〜2mmのライン部に於
て特に顕著になる。これはライン部ではエッジ現像とな
っており、現像剤が多くのり、加圧による凝集が起りや
すく、転写による欠損が起りやすいことによる。この時
出力される画像は輪郭部のみ画像が形成された複写物と
なり、「転写中抜け」とよばれる。図1及び図2を用い
て転写中抜けについて例を挙げて説明する。図1はコロ
ナ転写により転写した画像であり、図2は図1ローラー
当接転写により転写した中抜け画像である。
【0007】「転写中抜け」は100g/cm2以上の
厚紙、平滑度の高いOHP用フィルム、2面目の複写時
等で特に顕著になる。厚紙及びフィルム等では転写材の
厚みが厚い為に、転写電界に効果が少ないこと及び加圧
が強くなり中抜けしやすくなる事が考えられる。
【0008】また2面目の複写時では1面目画像形成時
に定着器を通過する際、転写材に定着装置よりオフセッ
ト防止の為に含有させてある離型剤が付着し、2面目の
転写に際しトナーと転写材との密着を妨げる為、中抜け
が起りやすくなると考えられる。
【0009】以上より、当接部材により転写装置の場
合、小型化、低電力等多数の利点がある反面、転写材に
対する条件が狭くなる。
【0010】また近年、電子写真複写機等画像形成装置
が広く普及するに従い、その用途も多種多様に広がり、
その画像品質への要求も厳しくなってきている。一般の
書類、書物の如き画像の複写では、微細な文字に至るま
でとぎれたりすることなく、極めて微細且つ忠実に再現
することが求められており、前述の「転写中抜け」の問
題は、改善されなければならない課題である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の前述の従来の
問題点を解決することの出来る画像形成用現像剤及び該
現像剤を用いる画像形成方法、電子写真装置、装置ユニ
ット及びファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0012】すなわち、本発明は静電荷像担持体表面に
形成した静電潜像を現像剤により現像して現像画像を形
成し、該静電荷像担持体表面に転写材を介して転写手段
を当接して該現像画像を転写材に静電転写して画像を形
成した際に、該静電荷潜像に忠実であり、高品位な画像
を得ることの出来る画像形成用現像剤及び該現像剤を用
いる画像形成方法、電子写真装置、装置ユニット及びフ
ァクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、静電荷像担持体表面に形
成した静電潜像を現像剤により現像して現像画像を形成
し、該静電荷像担持体表面に転写材を介して転写手段を
当接して該現像画像を転写材に静電転写して画像を形成
した際に、「転写中抜け」等の現像が生じないか、また
は該現像を抑制することの出来る画像形成用現像剤及び
該現像剤を用いる画像形成方法、電子写真装置、装置ユ
ニット及びファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0014】さらに、本発明は静電荷像担持体表面に形
成した静電潜像を現像剤により現像して現像画像を形成
し、該静電荷像担持体表面に転写材を介して転写手段を
当接して該現像画像を転写材に静電転写して画像を形成
した際に、厚い転写紙等多様な転写材を用いても「転写
中抜け」等の現像が生じないか、または該現像を抑制す
ることの出来る画像形成用現像剤及び該現像剤を用いる
画像形成方法、電子写真装置、装置ユニット及びファク
シミリ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的は、以
下の本発明の構成により達成される。本発明は、静電荷
潜像担持体表面に静電荷潜像を形成する潜像形成工程、
該静電荷潜像を現像剤により現像して現像画像を形成す
る現像工程、及び、該静電荷潜像担持体表面に転写材を
介して転写バイアスが印加されている転写手段を線圧3
g/cm以上の当接圧力で当接させて該現像画像を該転
写材に静電転写する転写工程を有する画像形成方法に用
いるための画像形成用現像剤において、該現像剤は、
(i)結着樹脂及び磁性粒子を含有する磁性トナー粒
子、(ii)該磁性トナー粒子100重量部に対して、
平均粒径0.03乃至2.0μmを有する樹脂微粒子
0.01乃至1.0重量部、及び、(iii)疎水性シ
リカ微粉体を有することを特徴とする画像形成用現像剤
に関する。
【0016】本発明は、静電荷潜像担持体表面に静電荷
潜像を形成する潜像形成工程、該静電荷潜像を現像剤に
より現像して現像画像を形成する現像工程、及び、該静
電荷潜像担持体表面に転写材を介して転写バイアスが印
加されている転写手段を線圧3g/cm以上の当接圧力
で当接させて該現像画像を該転写材に静電転写する転写
工程を有する画像形成方法において、該現像剤は、
(i)結着樹脂及び磁性粒子を含有する磁性トナー粒
子、(ii)該磁性トナー粒子100重量部に対して、
平均粒径0.03乃至2.0μmを有する樹脂微粒子
0.01乃至1.0重量部、及び、(iii)疎水性シ
リカ微粉体を有することを特徴とする画像形成方法に関
する。
【0017】本発明は、静電荷潜像担持体、該静電荷潜
像担持体表面に静電荷潜像を形成するための静電荷潜像
形成手段、該静電荷潜像を現像して現像画像を形成する
ための現像剤を有する現像手段、及び、該現像画像を転
写材に静電転写するための、該静電荷像担持体表面に該
転写材を介して線圧3g/cm以上の当接圧力の当接圧
力で当接可能に設けられている転写バイアスが印加され
ている転写手段、を有する電子写真装置において、該現
像手段に保持されている該現像剤は、(i)結着樹脂及
び磁性粒子を含有する磁性トナー粒子、(ii)該磁性
トナー粒子100重量部に対して、平均粒径0.03乃
至2.0μmを有する樹脂微粒子0.01乃至1.0重
量部、及び、(iii)疎水性シリカ微粉体を有するこ
とを特徴とする電子写真装置に関する。
【0018】本発明は、少なくとも、現像手段及び静電
荷潜像担持体を一体に支持してユニットを形成し、装置
本体に脱着自在の単一ユニットとした装置ユニットにお
いて、該現像手段に保有されている、該静電荷潜像担持
体表面に形成された静電荷潜像を現像するための現像剤
は、(i)結着樹脂及び磁性粒子を含有する磁性トナー
粒子、(ii)該磁性トナー粒子100重量部に対し
て、平均粒径0.03乃至2.0μmを有する樹脂微粒
子0.01乃至1.0重量部、及び、(iii)疎水性
シリカ微粉体を有しており、該装置本体には、該静電荷
潜像の現像によって形成された現像画像を転写材に静電
転写するための転写バイアスが印加されている転写手段
が、線圧3g/cm以上の当接圧力で当接可能に設けら
れていることを特徴とする装置ユニットに関する。
【0019】本発明は、電子写真装置及びリモート端末
からの画像情報を受信する受信手段を有するファクシミ
リ装置において、該電子写真装置は、静電荷潜像担持
体、該静電荷潜像担持体表面に静電荷潜像を形成するた
めの静電荷潜像形成手段、該静電荷潜像を現像して現像
画像を形成するための現像剤を保有する現像手段、及
び、該現像画像を転写材に静電転写するための、該静電
荷像担持体表面に該転写材を介して線圧3g/cm以上
の当接圧力で当接可能に設けられている転写バイアスが
印加されている転写手段、を有しており、該現像手段に
保持されている該現像剤は、(i)結着樹脂及び磁性粒
子を含有する磁性トナー粒子、(ii)該磁性トナー粒
子100重量部に対して、平均粒径0.03乃至2.0
μmを有する樹脂微粒子0.01乃至1.0重量部、及
び、(iii)疎水性シリカ微粉体を有することを特徴
とするファクシミリ装置に関する。
【0020】本発明の静電荷像現像用現像剤が前述の目
的を達成することの出来る理由は必ずしも明確ではない
が、以下のように推定される。
【0021】すなわち、本発明の画像形成用現像剤にお
いては、平均粒径が0.03乃至1.0μm(好ましく
は0.05乃至1.0μm、より好ましくは0.05μ
m乃至0.8μm)の樹脂微粒子を磁性トナー粒子10
0重量部に対して0.01乃至1.0重量部(好ましく
は0.03乃至0.5重量部)含有することが一つの特
徴である。該樹脂粒子が、本発明に係る画像形成を行う
際の転写工程で、現像剤中のトナー粒子に付着し、あた
かもスぺーサー粒子のように働き、静電荷像担持体とト
ナー粒子との密着を防ぎ、トナー粒子の静電荷像担持体
からの離型性を向上させることから、転写手段が静電荷
像担持体表面と転写材を介して当接可能に設けられてい
ても、静電荷像担持体表面に形成された現像画像を転写
材へ良好に転写することが可能になるものと考えられ
る。
【0022】本発明に係る樹脂微粒子の平均粒径が0.
03μm未満の場合には、静電荷像担持体とトナー粒子
間でのスペーサー粒子としての働きが極端に弱くなり
「転写中抜け」に対する効果があまり見られず、また、
2.0μmより大きい場合には、静電荷像担持体とトナ
ー粒子が存在しにくくなり、「転写中抜け」に対する効
果が減少する。
【0023】また、該現像剤における樹脂微粒子の添加
量は、トナー粒子100重量部に対して、0.01重量
部未満の場合には「転写中抜け」に対する効果が少な
く、また1.0重量部より多い場合には、現像剤の帯電
量が、不安定になり、画像上にトナー粒子が飛び散った
状態である。所謂「飛び散り」が発生する。
【0024】本発明に係る樹脂微粒子の平均粒径は、種
々の方法によって規定することが出来るが、本発明にお
いては、電子顕微鏡写真を用いて行った。
【0025】すなわち、電子顕微鏡S800(日立製作
所社製)を用いて10000乃至20000倍の倍率で
写真撮影を行ない、撮影された写真の樹脂微粒子からラ
ンダムに100乃至200個を抽出しノギス等の測定機
器を用いてそれぞれの直径を測定し平均した数値を樹脂
微粒子の平均粒径とした。
【0026】本発明に係る樹脂微粒子は、ソープフリー
重合法、乳化重合法などによって製造される。好ましく
は、スチレン、アクリル酸、メチル、メタクリレート、
ブチルアクリレート、或は2エチルヘキシルアクリレー
ト等のモノマーを単独もしくは2種類以上を組合わせて
重合して得られる樹脂微粒子が良好な効果を示す。ま
た、ジビニルベンゼン等で架橋されていてもよく、比電
気抵抗、及びトリボ電荷量等の調整のために、表面が金
属、金属酸化物、顔料、染料、或は海面活性剤等で処理
されていることも本発明の好ましい形態の一つである。
【0027】本発明に係るトナー粒子の結着樹脂として
は、ポリスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン
及びその置換体の単重合体;スチレンープロピレン共重
合体、スチレンービニルトルエン共重合体、スチレンー
ビニルナフタリン共重合体、スチレンーアクリル酸メチ
ル共重合体、スチレンーアクリル酸エチル共重合体、ス
チレンーアクリル酸ブチル共重合体、スチレンーアクリ
ル酸オクチル共重合体、スチレンーアクリル酸ジメチル
アミノエチル共重合体、スチレンーメタアクリル酸メチ
ル共重合体、スチレンーメタアクリル酸エチル共重合
体、スチレンーメタアクリル酸ブチル共重合体、スチレ
ンーメタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体、スチ
レンービニルメチルエーテル共重合体、スチレンービニ
ルエチルエーテル共重合体、スチレンービニルメチルケ
トン共重合体、スチレンーブタジエン共重合体、スチレ
ンーイソプレン共重合体、スチレンーマイレン酸共重合
体、スチレンーマイレン酸エステル共重合体などのスチ
レン系共重合体;ポリメチルメチクリレート、ポリブチ
ルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸
樹脂、ロジン、変性ロジン、テンペル樹脂、フェノール
樹脂、脂肪族または脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油
樹脂、パラフィンワックス、カルナバワックスなどが単
独或いは混合して使用できる。
【0028】本発明に係る磁性トナーに含有される磁性
材料としての磁性微粒子としては、磁場の中に置かれて
磁化される物質が用いられ、鉄、コバルト、ニッケルな
どの強磁性金属の粉末、もしくはマグネタイト、γ−F
23、フェライトなどの合金や化合物が使用できる。
【0029】これらの磁性微粒子は窒素吸着法によるB
ET比表面積が好ましくは1乃至20m2/g、特に
2.5乃至12m2/g、さらにモース硬度が5乃至7
の磁性粉が好ましい。この磁性粉の含有量はトナー重量
に対して10乃至70重量%が良い。
【0030】また、本発明のトナーは必要に応じて荷電
制御剤を含有しても良い。
【0031】負荷電性制御剤としては、モノアゾ染料の
金属錯塩、サリチル酸、アルキルサリチル酸、ジアルキ
ルサリチル酸またはナフトエ酸の金属錯塩等を用いるこ
とが出来る。
【0032】また正荷電性制御剤としては、ニグロシン
及びその変成物、トリブチルベンジルアンモニウム−1
−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチ
ルアンモニウムテトラフルオロボレートなどの四級アン
モニウム塩、ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズ
オキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド等のジオ
ルガノスズオキサイド、ジブチルスズボレート、ジオク
チルスズボレート、ジシクロヘキシルスズボレート等の
ジオルガノスズボレートを用いる事ができる。
【0033】また、本発明に係るトナー粒子にさらに添
加し得る着色材料としては、従来公知のカーボンブラッ
ク、銅フタロシアニン、などが使用できる。
【0034】本発明の該現像剤は、ケイ酸微粉体を添加
して用いることがより好ましい、ケイ酸微粉体は、ケイ
素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成されたいわゆ
る乾式法又はヒユームドシリカと称される乾式シリカ、
及び水ガラス等から製造されるいわゆる湿式シリカの両
方が使用可能であるが表面及びシリカ微粉体の内部にあ
るシラノール基が少なく、又Na2O、SO2- 3等の製造
残渣のない乾式シリカの方が好ましい。
【0035】又、乾式シリカにおいては製造工程におい
て例えば、塩化アルミニウム又は、塩化チタンなど他の
金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用い
る事によってシリカと他の金属酸化物の複合微粉体を得
る事も可能であり、それらも包含する。
【0036】その粒径は平均の一次粒径として、0.0
01乃至2μmの範囲内である事が望ましく、特に好ま
しくは、0.002乃至0.2μmの範囲内のシリカ微
粉体を使用するのが良い。
【0037】また疎水化処理は従来公知のシリコーンオ
イル等の疎水化処理剤及び方法が用いられる。
【0038】本発明の該現像剤には、実質的な悪影響を
与えない限りにおいて、さらに他の添加剤例えば定着助
剤(例えば低分子量ポリエチレンなど)、あるいは導電
性付与剤として酸化スズの如き金属酸化物等を加えても
良い。
【0039】本発明に係るトナー粒子の製造にあたって
は、熱ロール、ニーダー、エクストルーダー等の熱混練
機によって構成材料を良く混練した後、機械的な粉砕、
分級によって得る方法、あるいは結着樹脂溶液中に材料
を分散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、ある
いは、結着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合し
て乳化懸濁液とした後に重合させてトナーを得る重合法
トナー製造法等、それぞれの方法が応用出来る。
【0040】本発明に係る転写工程での静電荷像担持体
と転写材を介して当接する転写手段の当接圧力として
は、次式によって算出される線圧が3g/cm以上、好
ましくは20g/cm以上であることが良い。
【0041】
【外1】
【0042】該当接圧力としての線圧が3g/cm未満
であると、転写材の搬送ズレ、転写電流不足による転写
不良がおこることがあり好ましくない。
【0043】本発明に用いられる転写手段としては、図
3に見られるような転写ローラー、或いは図4に見られ
るような転写ベルトが挙げられる。図3は典型的なこの
種の画像形成に用いる装置の要部の概略側面図であっ
て、図示の装置は、紙面に垂直方向にのび、矢印A方向
に回転する円筒状の静電荷像担持体(以下感光体とい
う)101、これに当接する転写手段としての導電性転
写ローラ103が配設してある。
【0044】なお、感光体101の周辺には、その表面
を一様に帯電させるための一次帯電器、該帯電面に画像
変調されたレーザー光、原稿からの反射光などの光像を
投写し、当該部分の電位を減衰させて静電潜像を形成す
る露光部、現像器、転写後も感光体表面に残る残留トナ
ーを除去するクリーニング部材その他画像形成に必要な
部材が配設してあることは言う迄もないが、それらはす
べて省略してある。
【0045】転写ローラー103は芯金103aと導電
性弾性層103bからなり、導電性弾性層103bはカ
ーボン等の導電材を分散させたウレタン、EPDM等の
体積抵抗106〜1010Ω・cm程度の弾性体でつくら
れている。図4は、転写手段として転写ベルト120を
用いたものである。転写ベルト120は導電ローラー1
21により支持駆動される。芯金103a或いは導電ロ
ーラー121には定電圧電源114によりバイアスが印
加されている。バイアス条件としては、電流値0.1乃
至50μA、電圧(絶対値)100乃至5000V(よ
り好ましくは500乃至40000V)が好ましい。感
光体101への転写手段の加圧は通常芯金103a或い
は導電ローラー121の端部軸受を加圧することによっ
て行われる。
【0046】本発明は感光体(静電荷像担持体)の表面
が有機化合物である画像形成装置に対し、特に有効であ
る。
【0047】有機化合物が感光体の表面層を形成してい
る場合には、無機材料を用いた他の感光体の場合よりも
トナー粒子中に含まれる結着樹脂との接着性が良く、特
に表面層に同質の材料を用いた場合、接点に於いては化
学的な結合が生じ易く、従って、転写性がより低下する
傾向にある為である。
【0048】本発明に用いる感光体(静電荷像担持体)
の表面物質としては、シリコーン樹脂、塩化ビニリデ
ン、エチレン−塩ビ、スチレン−アクリロニトリル、ス
チレン−メチルメタクリレート、スチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート等が挙げられる
が、これに限定されることはなく、他のモノマー或いは
例示樹脂間での共重合、ブレンド等も使用することがで
きる。
【0049】本発明は直径が50mm以下の小径感光体
を有する画像形成装置に対し、特に有効である。
【0050】小径感光体の場合、同一の線圧にしても曲
率が大きい為、当接部に於いて圧力の集中が起こりやす
い為である。ベルト感光体でも同一の現象があると考え
られ、転写部での曲率25mm以下の画像形成装置に対
しても有効である。
【0051】本発明の磁性現像剤は、感光体上に形成さ
れた潜像の細線に至るまで、忠実に再現することが可能
であり、網点およびデジタルのようなドット潜像の再現
にも優れ階調性及び解像性にすぐれた画像を与える。
【0052】図5は、本発明の電子写真装置の構成を概
略的に示す説明図であり、該説明図を用いて本発明の電
子写真装置及び画像形成方法について説明する。
【0053】電源部(電圧印加手段)115を有する帯
電手段102で感光体表面を負極性に帯電し、静電荷潜
像形成手段としてのレーザ光による露光105によりイ
メージスキャニングによりデジタル潜像を形成する。磁
性ブレード111および磁石を内包している現像スリー
ブ104を具備する現像器109中の負帯電性一成分系
磁性現像剤(現像手段)110で該潜像を反転現像す
る。現像部において感光体101の導電性基体と現像ス
リーブ104との間で、バイアス印加手段112により
交互バイアス、パルスバイアス及び/又は直流バイアス
が印加されている。転写材としての転写紙Pが搬送され
て、転写部にくると転写手段としての転写ローラー10
3により転写紙Pの背面(感光体側と反対側)から電圧
印加手段114で帯電をすることにより、感光体表面上
の現像画像が転写紙P上へ静電転写される。感光体10
1から分離された転写紙Pは、加熱加圧ローラー定着器
107により転写紙P上の転写された現像画像を定着す
るために定着処理される。
【0054】転写工程後の感光体101に残留する一成
分系現像剤は、クリーニングブレードを有するクリーニ
ング器108で除去される。クリーニング後の感光体1
01は、イレース露光106により除電され、再度、帯
電部材102による帯電工程から始まる工程が繰り返さ
れる。
【0055】感光体(静電荷像担持体)101は感光層
及び導電性基体を有し、矢印方向に動く。トナー担持体
である非磁性円筒の現像スリーブ104は、現像部にお
いて感光体101表面と同方向に進むように回転する。
現像スリーブ104の内部には、磁界発生手段である多
極永久磁石(マグネットロール)が回転しないように配
されている。現像手段としての現像器109内の一成分
系絶縁性磁性現像剤110は非磁性円筒面上に塗布さ
れ、現像スリーブ104の表面とトナー粒子との摩擦に
よって、トナー粒子は、例えばマイナスのトリボ電荷が
与えられる。さらに鉄製の磁性ドクターブレード111
を円筒表面に近接して(間隔50μm〜500μm)、
多極永久磁石の一つの磁極位置に対向して配置すること
により、現像剤層の厚さを薄く(30μm〜300μ
m)且つ均一に規制して、現像部における感光体101
と現像スリーブ104の間隙よりも薄い現像剤層を非接
触となるように形成する。この現像スリーブ104の回
転速度を調整することにより、スリーブ表面速度が静電
像保持面の速度と実質的に等速、もしくはそれに近い速
度となるようにする。磁性ドクターブレード111とし
て鉄のかわりに永久磁石を用いて対向磁極を形成しても
よい。現像部において現像スリーブ104と感光体10
1の表面の静電荷像担持面との間で交流バイアスまたは
パルスバイアスをバイアス手段512により印加しても
良い。
【0056】現像部分におけるトナー粒子の移転に際
し、感光体101表面の静電的力及び交流バイアスまた
はパルスバイアスの作用によってトナー粒子は感光体1
01の静電像側に転移する。
【0057】磁性ドクターブレード111のかわりに、
シリコンゴムの如き弾性材料で形成された弾性ブレード
を用いて押圧によって現像剤層の層厚を規制し、感光体
表面に現像剤を塗布しても良い。
【0058】電子写真装置として、上述の感光体や現像
手段、帯電手段、クリーニング手段などの構成要素のう
ち、複数のものを装置ユニットとして一体に結合して構
成し、このユニットを装置本体に対して着脱自在に構成
しても良い。例えば、帯電手段、現像手段およびクリー
ニング手段の少なくとも1つを感光体とともに一体に支
持してユニットを形成し、装置本体に着脱自在の単一ユ
ニットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて
着脱自在の構成にしても良い。このとき、上記の装置ユ
ニットのほうに帯電手段および/または現像手段を伴っ
て構成しても良い。
【0059】本発明の電子写真装置を、ファクシミリの
プリンターとして使用する場合には、静電荷潜像形成手
段としての光像露光505は受信データをプリントする
ための露光になる。図6はこの場合の一具体例をブロッ
ク図で示したものである。
【0060】コントローラ611は画像読取部610と
プリンター619を制御する。コントローラ611の全
体はCPU617により制御されている。画像読取部か
らの読取データは、送信回路613を通して相手局に送
信される。相手局から受けたデータは受信回路612を
通してプリンター619に送られる。画像メモリには所
定の画像データが記憶される。プリンタコントローラ6
18はプリンター619を制御している。614は電話
である。
【0061】回線615から受信された画像(回線を介
して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信
回路612で復調された後、CPU617は画像情報の
復号処理を行い、順次画像メモリ616に格納される。
そして、少なくとも1ページの画像がメモリ616に格
納されると、そのページの画像記録を行う。CPU61
7は、メモリ616より1ページの画像情報を読出しプ
リンタコントローラ618に復号化された1ページの画
像情報を送出する。プリンタコントローラ618は、C
PU618からの1ページの画像情報を受け取るとその
ページの画像情報記録を行うべく、プリンタ619を制
御する。
【0062】CPU617は、プリンタ619による記
録中に、次のページの受信を行っている。
【0063】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これは本発明をなんら限定するものではない。
尚、以下の配合における部数はすべて重量部である。
【0064】(製造例1) ・スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体(共重合
重量比8:2、Mw28万) 100部 ・磁性材料(微粉末)(BET値8.4m2/g) 6
0部 ・負荷電性制御剤(モノアゾ染料系クロム錯体) 0.
8部 ・低分子量ポリプロピレン(Mw6000) 3部
【0065】上記混合物を140℃に加熱された2軸エ
クストル−ダーで溶融混練し、冷却した混練物をハンマ
ーミルで粗粉砕し、該粗粉砕物をジェットミルで微粉砕
して得られた微粉砕粉を風力分級して重量平均粒径(D
4)12μmの負帯電性トナー粒子(I)を得た。
【0066】(製造例2) ・スチレン−2−エチルヘキシルアクリレート−マレイ
ン酸n−ブチルハーフエステル共重合体(共重合重量比
7.5:1.5:1、Mw25万) 100部 ・磁性材料(微粉体)(BET値7.8m2/g) 1
00部 ・負荷電性制御剤(サリチル酸系クロム錯体) 1部 ・低分子量ポリプロピレン(Mw6000) 3部
【0067】上記材料を用いて製造例1と同様にして重
量平均粒径(D4)6.8μmの負帯電性磁性トナー粒
子(II)を得た。
【0068】(製造例3) ・スチレン−n−ブチルアクリレート(共重合重量比
8:2、Mw30万) 100部 ・磁性材料(微粉体)(BET値8.2m2/g) 5
5部 ・正荷電性制御剤(ニグロシン) 2部 ・低分子量ポリプロピレン(Mw6000) 3部
【0069】上記材料を用いて製造例1と同様にして重
量平均粒径(D4)10.5μmの正帯電性磁性トナー
粒子(III)を得た。
【0070】(実施例1) ・負帯電性磁性トナー粒子(I) 100部 ・疎水性シリカ微粉体(BET値200m2/g)
0.6部 ・樹脂微粒子(平均粒径0.6μm) 0.05部
【0071】上記材料をヘンシェルミキサーで混合し、
現像剤とした。
【0072】該現像剤を市販の電子写真装置(キヤノン
社製LBP−8II)を図3の如く静電荷像担持体と当
接する転写ローラーを用いた転写手段に改造した図5に
示す電子写真装置に用いて、コピースピード8枚/分で
温度/湿度が25℃/60%Rh環境下で2000枚連
続して画出しを行った。
【0073】現像条件は以下の通りとした。 ○感光体と現像スリーブとの最近接間隙:約300μm ○磁性ブレードと現像スリーブとの最近接間隙:約23
0μm ○現像スリーブ上の現像剤の厚さ:約150μm ○現像バイアス:交流バイアス(Vpp1600V、周
波数1800Hz)、直流バイアス(−500V)
【0074】転写条件は以下の通りとした。 ○転写ローラーの表面ゴム硬度:24° ○転写電流:2.5μA ○転写電圧:+2000V ○当接圧力:60g/cm(線圧) ○転写ローラーの導電性弾性層:導電性カーボンを分散
したEPDM ○導電性弾性層の体積抵抗:108Ω・cm
【0075】結果は、耐久2000枚目においても図1
に示す如く「転写中抜け」はまったく発生せず、画像上
に飛び散りのない良好な画像が得られた。
【0076】(実施例2) ・負帯電性磁性トナー粒子(II) 100部 ・疎水性シリカ微粉体(BET値250m2/g)
1.2部 ・樹脂微粒子(平均粒径0.8μm) 0.7部
【0077】上記材料をヘンシェルミキサーで混合し、
現像剤とした。
【0078】該現像剤を実施例1で用いた電子写真装置
のコピースピードを4枚/分に変更し、さらに転写条件
を転写電流1.2μA、当接圧力36g/cm(線圧)
に変更した以外は、実施例1と同様の電子写真装置に用
いて、実施例1と同様の方法で画出しを行った。
【0079】結果は、耐久2000枚目においても図1
に示す如く「転写中抜け」はまったく発生せず、画像上
に飛び散りのない良好な画像が得られた。
【0080】(実施例3) ・正帯電性磁性トナー粒子(III) 100部 ・疎水性シリカ微粉体(BET値180m2/g)
1.0部 ・樹脂微粒子(平均粒径0.4μm) 0.1部
【0081】上記材料をヘンシェルミキサーで混合し現
像剤とした。
【0082】該現像剤を市販の電子写真装置(キヤノン
社製Fc−5)を図4の如く静電荷像担持体と当接する
転写ベルトを用いた転写手段に改造した電子写真装置に
用いて、コピースピード6枚/分で温度/湿度が25℃
/60%Rh環境下で2000枚連続して画出しを行っ
た。
【0083】現像条件は以下の通りとした。 ○感光体と現像スリーブとの最近接間隙:300μm ○磁性ブレードと現像スリーブとの最近接間隙:230
μm ○現像スリーブ上の現像剤の厚さ:150μm ○現像バイアス:交流バイアス(Vpp1300V、周
波数1800Hz)、直流バイアス(−250V)
【0084】転写条件は以下の通りとした。 ○転写ローラーの表面ゴム硬度:24° ○転写電流:2.0μA ○転写電圧:−2000V ○当接圧力:40g/cm(線圧) ○転写ローラーの導電性弾性層:導電性カーボンを分散
したEPDM ○導電性弾性層の体積抵抗:108Ω・cm
【0085】結果は、耐久2000枚目においても図1
に示す如く「転写中抜け」はまったく発生せず、画像上
に飛び散りのない良好な画像が得られた。
【0086】(実施例4) ・負帯電性磁性トナー粒子(I) 100部 ・疎水性シリカ微粉体(BET値250m2/g)
0.5部 樹脂微粒子(平均粒径0.05μm) 0.06部
【0087】上記材料をヘンシェルミキサーで混合し、
現像剤とした。
【0088】該現像剤を実施例1で用いた電子写真装置
の転写条件を当接圧力55g/cm(線圧)に変更した
以外は、実施例1と同様の電子写真装置に用いて、実施
例1と同様の方法で画出しを行った。
【0089】結果は、耐久2000枚目においても図1
に示す如く「転写中抜け」はまったく発生せず、画像上
に飛び散りのない良好な画像が得られた。
【0090】(比較例1) 負帯電性磁性トナー粒子(I) 100部 疎水性シリカ微粉体(BET値200m2/g) 0.
2部
【0091】上記材料をヘンシェルミキサーで混合し、
現像剤とした。
【0092】該現像剤を実施例1で用いた電子写真装置
の転写条件を当接圧力65g/cm(線圧)に変更した
以外は、実施例1と同様の電子写真装置に用いて、実施
例1と同様の方法で画出しを行った。
【0093】結果は、図2に示す如く「転写中抜け」が
発生し、実用上不可と判断する不良な画像であった。
【0094】(比較例2) ・正帯電性磁性トナー粒子(III) 100部 ・疎水性シリカ微粉体(BET値180m2/g)
0.5部 ・樹脂微粒子(平均粒径2.2μm) 0.6部
【0095】上記材料をヘンシェルミキサーで混合し、
現像剤とした。
【0096】該現像剤を実施例3の電子写真装置の転写
条件を当接圧力55g/cm(線圧)に変更した以外
は、実施例3と同様の電子写真装置に用いて、実施例3
と同様の方法で画出しを行った。
【0097】結果は、図2に示す如く「転写中抜け」が
発生し、実用上不可と判断する不良な画像であった。
【0098】
【発明の効果】本発明の画像形成用現像剤及び該現像剤
を用いる画像形成方法、電子写真装置、装置ユニット及
びファクシミリ装置によれば、該現像剤は、結着樹脂及
び磁性材料を含有する磁性トナー粒子、及び、該磁性ト
ナー粒子100重量部に対して0.01乃至1.0重量
部の0.03乃至2.0μmの平均粒径を有する樹脂微
粒子を含有するため以下の効果を有する。
【0099】静電荷像担持体表面に形成した静電潜像を
現像剤により現像して現像画像を形成し、該静電荷像担
持体表面に転写材を介して転写手段を当接して該現像画
像を転写材に静電転写して画像を形成した際に、該静電
荷潜像に忠実であり、高品位な画像を得ることが出来
る。
【0100】静電荷像担持体表面に形成した静電潜像を
現像剤により現像して現像画像を形成し、該静電荷像担
持体表面に転写材を介して転写手段を当接して該現像画
像を転写材に静電転写して画像を形成した際に、「転写
中抜け」等の現像が生じないか、または該現象を抑制す
ることが出来る。
【0101】静電荷像担持体表面に形成した静電潜像を
現像剤により現像して現像画像を形成し、該静電荷像担
持体表面に転写材を介して転写手段を当接して該現像画
像を転写材に静電転写して画像を形成した際に、厚い転
写紙等多様な転写材を用いても「転写中抜け」等の現象
が生じないか、または該現像を抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】転写中抜けの生じていない良好な画像である。
【図2】転写中抜けの生じている不良な画像である。
【図3】本発明に係る転写ローラーを有する転写手段の
概略図である。
【図4】本発明に係る転写ベルトを有する転写手段の概
略図面である。
【図5】本発明の電子写真装置の一具体例を示す概略図
である。
【図6】本発明のファクシミリ装置の一具体例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
101 静電荷像担持体 102 帯電手段 103 転写手段 105 静電荷潜像形成手段 109 現像手段 P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遊佐 寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−294570(JP,A) 特開 平1−177582(JP,A) 特開 平2−284154(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電荷潜像担持体表面に静電荷潜像を形
    成する潜像形成工程、該静電荷潜像を現像剤により現像
    して現像画像を形成する現像工程、及び、該静電荷潜像
    担持体表面に転写材を介して転写バイアスが印加されて
    いる転写手段を線圧3g/cm以上の当接圧力で当接
    て該現像画像を該転写材に静電転写する転写工程を有
    する画像形成方法に用いるための画像形成用現像剤にお
    いて、 該現像剤は、(i)結着樹脂及び磁性粒子を含有する磁
    性トナー粒子、(ii)該磁性トナー粒子100重量部
    に対して、平均粒径0.03乃至2.0μmを有する樹
    脂微粒子0.01乃至1.0重量部、及び、(iii)
    疎水性シリカ微粉体を有することを特徴とする画像形成
    用現像剤。
  2. 【請求項2】 現像工程において、該静電荷潜像担持体
    表面に形成されている静電荷潜像が現像スリーブ表面に
    担持されている現像剤層の現像剤により現像されるもの
    で、該現像スリーブ表面の形成される該現像剤層の層厚
    は、該静電荷潜像担持体表面と該現像スリーブ表面との
    間隙よりも薄くなるようにする画像形成方法に用いられ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成用現像
    剤。
  3. 【請求項3】 現像工程において、該現像スリーブに現
    像バイアスを印加しながら該現像剤によって、該静電荷
    潜像の現像を行なう画像形成方法に用いられることを特
    徴とする請求項に記載の画像形成用現像剤。
  4. 【請求項4】 現像工程において、該現像スリーブに
    加する現像バイアスは、交流バイアス又はパルスバイア
    スを有する画像形成方法に用いられることを特徴とする
    請求項に記載の画像形成用現像剤。
  5. 【請求項5】 静電荷潜像担持体表面に静電荷潜像を形
    成する潜像形成工程、該静電荷潜像を現像剤により現像
    して現像画像を形成する現像工程、及び、該静電荷潜像
    担持体表面に転写材を介して転写バイアスが印加されて
    いる転写手段を線圧3g/cm以上の当接圧力で当接
    て該現像画像を該転写材に静電転写する転写工程を有
    する画像形成方法において、 該現像剤は、(i)結着樹脂及び磁性粒子を含有する磁
    性トナー粒子、(ii)該磁性トナー粒子100重量部
    に対して、平均粒径0.03乃至2.0μmを有する樹
    脂微粒子0.01乃至1.0重量部、及び、(iii)
    疎水性シリカ微 粉体を有することを特徴とする画像形成
    方法。
  6. 【請求項6】 現像工程において、該静電荷潜像担持体
    表面に形成されている静電荷潜像が現像スリーブ表面に
    担持されている現像剤層の現像剤により現像されるもの
    で、該現像スリーブ表面の形成される該現像剤層の層厚
    は、該静電荷潜像担持体表面と該現像スリーブ表面との
    間隙よりも薄くなるようにすることを特徴とする請求項
    に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 現像工程において、該現像スリーブに現
    像バイアスを印加しながら該現像剤によって、該静電荷
    潜像の現像を行なうことを特徴とする請求項に記載の
    画像形成方法。
  8. 【請求項8】 現像工程において、該現像スリーブに
    加する現像バイアスは、交流バイアス又はパルスバイア
    スを有することを特徴とする請求項に記載の画像形成
    方法。
  9. 【請求項9】 静電荷潜像担持体、該静電荷潜像担持体
    表面に静電荷潜像を形成するための静電荷潜像形成手
    段、該静電荷潜像を現像して現像画像を形成するための
    現像剤を有する現像手段、及び、該現像画像を転写材に
    静電転写するための、該静電荷像担持体表面に該転写材
    を介して線圧3g/cm以上の当接圧力の当接圧力で
    接可能に設けられている転写バイアスが印加されている
    転写手段、を有する電子写真装置において、 該現像手段に保持されている該現像剤は、(i)結着樹
    脂及び磁性粒子を含有する磁性トナー粒子、(ii)
    磁性トナー粒子100重量部に対して、平均粒径0.0
    3乃至2.0μmを有する樹脂微粒子0.01乃至1.
    0重量部、及び、(iii)疎水性シリカ微粉体を有す
    ることを特徴とする電子写真装置。
  10. 【請求項10】 該現像手段は、該現像剤を担持するた
    めの現像スリーブを有しており、該現像スリーブ表面の
    形成される該現像剤層の層厚は、該静電荷潜像担持体表
    面と該現像スリーブ表面との間隙よりも薄くなるように
    設けられていることを特徴とする請求項に記載の電子
    写真装置。
  11. 【請求項11】 該現像スリーブに現像バイアスを印加
    するためのバイアス手段を有していることを特徴とする
    請求項10に記載の電子写真装置。
  12. 【請求項12】 該バイアス手段は、交流バイアス又は
    パルスバイアスを印加するためのものであることを特徴
    とする請求項11に記載の電子写真装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも、現像手段及び静電荷潜像
    担持体を一体に支持してユニットを形成し、装置本体に
    脱着自在の単一ユニットとした装置ユニットにおいて、 該現像手段に保有されている、該静電荷潜像担持体表面
    に形成された静電荷潜像を現像するための現像剤は、
    (i)結着樹脂及び磁性粒子を含有する磁性トナー粒
    子、(ii)該磁性トナー粒子100重量部に対して
    平均粒径0.03乃至2.0μmを有する樹脂微粒子
    0.01乃至1.0重量部、及び、(iii)疎水性シ
    リカ微粉体を有しており、 該装置本体には、該静電荷潜像の現像によって形成され
    た現像画像を転写材に静電転写するための転写バイアス
    が印加されている転写手段が、線圧3g/cm以上の当
    接圧力で当接可能に設けられていることを特徴とする装
    置ユニット。
  14. 【請求項14】 該現像手段は、該現像剤を担持するた
    めの現像スリーブを有しており、該現像スリーブ表面の
    形成される該現像剤層の層厚は、該静電荷潜像担持体表
    面と該現像スリーブ表面との間隙よりも薄くなるように
    設けられていることを特徴とする請求項13に記載の装
    置ユニット。
  15. 【請求項15】 該現像スリーブに現像バイアスを印加
    するためのバイアス手段を有している装置本体に脱着自
    在であることを特徴とする請求項14に記載の装置ユニ
    ット。
  16. 【請求項16】 該バイアス手段は、交流バイアス又は
    パルスバイアスを印加するためのものであることを特徴
    とする請求項15に記載の装置ユニット。
  17. 【請求項17】 電子写真装置及びリモート端末からの
    画像情報を受信する受信手段を有するファクシミリ装置
    において、 該電子写真装置は、静電荷潜像担持体、該静電荷潜像担
    持体表面に静電荷潜像を形成するための静電荷潜像形成
    手段、該静電荷潜像を現像して現像画像を形成するため
    の現像剤を保有する現像手段、及び、該現像画像を転写
    材に静電転写するための、該静電荷像担持体表面に該転
    写材を介して線圧3g/cm以上の当接圧力で当接可能
    に設けられている転写バイアスが印加されている転写手
    段、を有しており、 該現像手段に保持されている該現像剤は、(i)結着樹
    脂及び磁性粒子を含有する磁性トナー粒子、(ii)
    磁性トナー粒子100重量部に対して、平均粒径0.0
    3乃至2.0μmを有する樹脂微粒子0.01乃至1.
    0重量部、及び、(iii)疎水性シリカ微粉体を有す
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  18. 【請求項18】 該現像手段は、該現像剤を担持するた
    めの現像スリーブを有しており、該現像スリーブ表面の
    形成される該現像剤層の層厚は、該静電荷潜像担持体表
    面と該現像スリーブ表面との間隙よりも薄くなるように
    設けられていることを特徴とする請求項17に記載のフ
    ァクシミリ装置。
  19. 【請求項19】 該現像スリーブに現像バイアスを印加
    するためのバイアス手段を有していることを特徴とする
    請求項18に記載のファクシミリ装置。
  20. 【請求項20】 該バイアス手段は、交流バイアス又は
    パルスバイアスを印加するためのものであることを特徴
    とする請求項19に記載のファクシミリ装置。
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