JP3028471U - ポ−ル支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 店内で大売り出しなど記したのぼりを取付け
たポ−ルを、スチ−ル製棚等に着脱自在にかつ安定に取
付ける。 【解決手段】 基台２に立設された一対の脚部５間に、
バネ板製の挟着片６の基部６ａが、上へ開口するコ字状
に形成されて回動自在に枢着されて、基部の上方の対向
する挟着部６ｂは、ポ−ル１１を挟着可能にそれぞれ外
側へ凸の円弧状に形成され、各挟着部の先端部６ｃは、
それぞれ外側へ屈曲してポ−ルを嵌め込み可能な差込み
口６を形成し、基台には磁石３が取付けられている。磁
石でスチ−ル製の棚１２等に着脱自在に固定して、挟着
片にポ−ルを着脱自在に取付けできる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、ス−パ−、小売店などで、特に店内で、大売り出し、特売セ−ル などを記したのぼりを取付けたポ−ルを、着脱自在に支持するための器具に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

前記のようなポ−ルは、従来は商品陳列用の棚や柱などにテ−プや紐を用いて 取付けて立てていた。そのため極めて手数がかかるうえ、安定も悪く、又見栄え もよくなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案が解決しようとする課題は、スチ−ル製の棚、柱などが店内に多く用 いられていることに鑑み、ポ−ル支持具を磁石を利用して棚などに容易に取付け ることができ、しかも、ポ−ルの着脱も容易で、かつ安定に取付けられるように することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案のポ−ル支持具の特徴は以下の点にある。即ち、基台に立設された一 対の脚部間に、バネ板製の挟着片の基部が、上へ開口するコ字状に形成されて回 動自在に枢着されている。基部の上方の対向する挟着部は、ポ−ルを挟着可能に それぞれ外側へ凸の円弧状に形成され、各挟着部の先端部は、それぞれ外側へ屈 曲して先端部間にポ−ルを嵌め込み可能な差込み口を形成するとともに、基台に は磁石が取付けられている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

１はポ−ル支持具で、２はその基台である。基台２は断面が下へ開口するコ字 状に形成されており、その内部にはブロック状の磁石３が固定されている。４は 支持片で、磁石３はこの支持片４に挟まれたうえ、基台２の天井部に接着剤によ り固着されている。

【０００６】 ５は一対の脚部で、対向して基台２に立設されている。基台２と脚部５とは、 硬質プラスチックで一体に形成されている。

【０００７】 ６は鋼製のバネ板で一体に形成された挟着片で、下方の基部６ａと上方の挟着 部６ｂとからなる。基部６ａは上へ開口するコ字状に、基部６ａと連続する挟着 部６ｂは、それぞれ外側へ凸の円弧状に形成されたのち、さらに先端部６ｃはそ れぞれ外側へ屈曲して、先端部６ｃ間に差込み口６ｄを形成している。なお、ポ −ル１１を傷めないように、挟着部６ｂ、先端部６ｃには、軟質プラスチックの 保護膜が被せられている。

【０００８】 ７は支軸であって、一対の脚部５間に嵌め込まれた挟着片６の基部６ａを、脚 部５に回動自在に固定するもので、ボルト、ナットが用いられている。

【０００９】 そこで、図１のようにスチ−ル製の棚１２に、磁石３の磁力によりポ−ル支持 具１を固定する。次いで、ポ−ル１１を差込み口６ｄへ押し込むと、挟着片の弾 力により挟着部６ｂが開いて、ポ−ル１１は挟着片６の弾力によって、挟着部６ ｂに強力に挟着される。なお、ポ−ル１１の角度は、支軸７を軸として挟着片６ を回動させて任意に選択できる。

【００１０】 ポ−ル１１をポ−ル支持具１から外すときは、外側へポ−ル１１を強く引っ張 れば容易に外れる。又、ポ−ル支持具１も棚１２から容易に取り外すことができ る。なお、ポ−ル支持具１は１個だけでポ−ル１１を支持できるが、実際に使用 するときには、図３のように、２個又はそれ以上を使用するのが好ましい。特に 風の当たる戸外でのぼりを取付けたポ−ル１１を立てるときには、複数個のポ− ル支持具１を用いるとよい。

【００１１】

【考案の効果】

スチ−ル製の棚や柱などがあれば、最も適当な所にポ−ル支持具を取付けてポ −ルを立てることができる。しかも、支持具、ポ−ルの着脱が容易である。

【００１２】 又、挟着片が回動自在であるため、商品や人のじゃまにならないよう、商品や 人の流れに応じてポ−ルの角度を任意に選択できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図である。

【図２】側面図である。

【図３】使用例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ ポ−ル支持具 ２ 基台 ３ 磁石 ５ 脚部 ６ 挟着片 ６ａ 基部 ６ｂ 挟着部 ６ｃ 先端部 ６ｄ 差込み口 ７ 支軸 １１ ポ−ル １２ 棚

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基台に立設された一対の脚部間に、バネ
   板製の挟着片の基部が、上へ開口するコ字状に形成され
   て回動自在に枢着されており、基部の上方の対向する挟
   着部は、ポ−ルを挟着可能にそれぞれ外側へ凸の円弧状
   に形成され、各挟着部の先端部は、それぞれ外側へ屈曲
   して先端部間にポ−ルを嵌め込み可能な差込み口を形成
   するとともに、基台には磁石が取付けられているポ−ル
   支持具。