JP3027562U - 部品箱吊り上げ用治具 - Google Patents

部品箱吊り上げ用治具

Info

Publication number
JP3027562U
JP3027562U JP1995011889U JP1188995U JP3027562U JP 3027562 U JP3027562 U JP 3027562U JP 1995011889 U JP1995011889 U JP 1995011889U JP 1188995 U JP1188995 U JP 1188995U JP 3027562 U JP3027562 U JP 3027562U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
hook
rib
inner support
support piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995011889U
Other languages
English (en)
Inventor
勉 藤井
隆夫 井上
正彦 小紫
文義 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujii Denko Co Ltd
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujii Denko Co Ltd filed Critical Fujii Denko Co Ltd
Priority to JP1995011889U priority Critical patent/JP3027562U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3027562U publication Critical patent/JP3027562U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス作業時の小物完成品は、適度な大きさ
の箱に入れられ、次の工程場所に移動されるのである
が、この時、明らかに小量・軽量であれば一人で運搬し
ても特に支障はない。しかし、予期したよりも重い場合
や、不自然な体勢の時に腰を痛めたり、重さに耐えられ
ず足の上に落す等の労働災害が発生していた。 【解決手段】 本願では箱の開口部外側周囲のリブRを
利用し、箱の側面両方向より係止鉤部を同時に回動して
リブRの下側側面に当接させ、また、この回動作用と同
時に箱の内側面には下方へ延びる内支片5 を差し込ん
で、鉤部先端位置に樹脂の箱側面を挟んで対応させ、鉤
部の外方よりの押圧によって樹脂の箱が変形し、吊り上
げ時に鉤部がリブRより離脱するのを防止する。よって
係止鉤部7 の先端と内支片5 間に突出するリブ部を挟持
し、箱内の重量、つまり吊り上げ自重によって係止鉤部
の側面よりの押圧力が安定して得られる構造を採用し、
課題の解決を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願は、工場、倉庫などで材料、部品などを保管するにおいて樹脂製の箱を使 用する場合、その移動時に使用する吊り上げ治具に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
例えば、プレス作業時の小物完成部品は適度な大きさの箱に入れられて次の工 程を待つものであるが、移動の際、明らかに小量・軽量であれば一人で運搬して も特に支障はない。しかし、予期したよりも重い場合には腰を痛めるなどの労働 災害が発生することも見られた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するため、本願では、樹脂製の部品箱を簡単な操作で 、確実に把持し、ホイストの移動中においてもその把持が外れることのない吊り 上げ用治具を用いることによって課題を解決するものである。
【0004】
【従来の技術】
従来において、一人で移動させるのには重すぎる部品箱、また重量のはっきり しない場合には、図8に示すような両端にフックの付いたロープを使用し、箱の 両側の取っ手に掛け、ホイストを使用して移動を行うものであったが、取っ手に 掛けたフックにつながるロープはホイストが巻き上げるまでは緩んでおり、ロー プが緊張状態になるまでにフックが外れることもあり、扱い難くまた危険な状態 が発生することもあった。
【0005】
【考案の実態の形態】
よって本願では、主として樹脂製の部品箱を簡単な操作で吊り上げる治具を開 示するものである。 樹脂製の箱は、持ち運びのため、また箱自体の強度アップのため、また、積み重 ねた際の安定を良くするため開口部周囲を外方に向けて幅広に突出させて形成さ れている。また、両側上部位置に横長の開口を設けて、持ち運びの際手を入れる 取っ手を形成したものもある。いずれの形式であろうと、上端周囲の外方へ向け てのリブRは設けられているものである。 本願ではこのリブRを利用し、箱の側面両方向より係止鉤部を同時に回動してリ ブRの下側側面に当接させ、また、この回動作用と同時に箱の内側面には下方へ 延びる内支片5 を差し込んで、鉤部先端位置に樹脂の箱側面を挟んで対応させ、 鉤部の外方よりの押圧によって樹脂の箱が変形し、吊り上げ時に鉤部がリブRよ り離脱するのを防止する。よって係止鉤部7 の先端と内支片5 間に突出するリブ 部を挟持し、箱内の重量、つまり吊り上げ自重によって係止鉤部の側面よりの押 圧力が安定して得られる構造を採用するものである。
【0006】 上記した作用は、係止鉤部7 を両端に回動自在に、内支片5 を両端部に固定的に 設けた操作材4 を押し上げることによって、係止鉤部7 が連設されたL字状の回 動材9 に設けた長穴8 が、上位置の吊り材2 両端部のガイド軸3 に回動方向を制 御され、係止鉤部7 が外方へ回動し、この状態で吊り材2 の吊環1 に接続された ホイストを所定の箱の上へ位置させ、操作材4 に添えていた手を離すと、自重に よって操作材4 が落ち、内支片5 が箱の内側に沿い、同時に係止鉤部7 が回動し てリブR近辺と当接することによって得られるものである。この状態でホイスト の吊り上げ力が加われば、リブRを確実に挟持する安全な吊り上げを可能とする ものである。
【0007】
【実施例】
本願の一実施例を示す。 箱の側壁間とほぼ同長の帯鋼を重合し、両端に軸6 を橋絡して、軸6 の内側位置 には各々内支辺5 を配置する。内支辺は帯鋼材と直交方向に配するため、帯鋼間 に挟着した内支片支持材51先端に溶着して設けるものであり、各下端は内方に向 け屈曲して対向し、上端は外方に向け直角に屈曲するものである。この下方へ向 けての屈曲は部品箱内へ差し込む際に円滑に差し入れるためであり、上方へ向け ての屈曲は、箱のリブ上に置いたとき、本願が左右へ倒れるのを防ぐ為のもので ある。また、内支片支持材51が重合した帯鋼のスペーサーとなり、軸6 上の所定 間隔を維持するものである。以上の構成でなる操作材4 の両端軸6 には回動材9 を配する。
【0008】 回動材9 は、軸支孔91を中央として下方へ向け係止鉤部7 を設ける。係止鉤部7 はリブ部と広範囲にわたって当接するのが望ましいため、板材によりほぼ直角に 折曲加工して、鉤部先端がリブに平行となるよう配置する。よって、両係止鉤部 7 は鉤部端を対向して左右対象的に配置されるものである。 軸支孔91より上方へは、係止鉤部7 の板材と直交する方向で逆L字状の板材を左 右対称に対向して連設し、先端部には横方向の長穴8 を設ける。この長穴8 内に は、以下に述べる吊り材2 のガイド軸3 が貫通して、遊動自在状態で配されるも のである。
【0009】 操作材4 の上位置には吊り材2 を設ける。 吊り材2 も2本の帯鋼を所定間隔に保持して重合してなり、中央部には吊環1 を スペーサー的に配し、両端部の重合間には回動材9 のL字状部のうち長穴8 を配 した部分が挟持される。ガイド軸3 は重合状態の長穴を貫通して帯鋼間に固定さ れ、回動材9 の動きを制限する。図4に示すよう、長穴8 の内側端にガイド軸3 が位置するのは係止鉤部7 が閉じて内支片5 と当接状態にある時であり、外側端 にある時は、係止鉤部7 が開放した状態の時である。 また、吊り材2 の吊環両側部には、L字状に折り曲げた操作片を設けたストッパ ー10を軸支して設け、重合した帯鋼間で回動し、係止鉤部7 が閉鎖状態の回動材 9 のL字状部端と当接させることにより、その移動を制限して閉鎖状態を維持可 能とするものである。
【0010】 また、他の実施例としては、図6に示すよう、操作材4 、並びに吊り材2 にパイ プ材を用い、両端部にコ字状の軸枠22,42 を固定して、その間に軸を橋絡するこ と、回動材9 に設ける長穴8 を各々内側に向け上り勾配で設け、回動材9 の閉鎖 持の回動をより円滑にすること、また、回動材9 のL字状先端に切欠92を設け、 吊り材に挿脱自在のピン11を設けて、ピン11が挿入されれば切欠92と当接して回 動材9 の回動を制限し、係止鉤部の閉鎖状態を維持する構成などは、吊り上げ重 量が大きい場合には適しており、第1実施例と同等効果のものである。
【0011】 また、図7に示すように、操作材4 と吊り材2 の中間部を長短変更自在に構成す ることで、大きさの異なる多種の箱にも対応可能となる。
【0012】 本願の使用にあたっては、ホイストで吊り下げた本案を部品箱の上部に位置させ 、操作材4 を押し上げる。そうすれば、回動材9 の長穴8 がガイド軸3 により動 きを制限された中でL字状部材が軸6 を支点に回動し、連続する係止鉤部7 が左 右へ開放する。その状態で部品箱内側壁に沿って内支片5 を差し込み、開放して いる係止鉤部7 が部品箱のリブと係合すると思われる位置で操作材4 に添えた手 を離すと係止鉤部7 が閉じ、リブは係止鉤部7 端と内支片5 に挟まれ、吊り上げ が可能となるものである。 この吊り荷重が負荷された状態では、係止鉤部7 がリブを押圧する力は部品箱の 重量に比例して大きくなるものである。 また、長穴8 の内側端にガイド軸3 が位置する際に、係止鉤部7 と内支片5 が当 接する状態にあるため、荷重が負荷されれば、係止鉤部7 は樹脂の箱に食い込む 方向に回動しようとするため、箱の内側より支える内支片5 と相まって強固な挟 持が可能となるものである。
【0013】
【考案の効果】
以上のように、本願考案を用いることにより、主として樹脂製の部品箱の吊り上 げ移動が容易に可能となり、また、その操作も簡単で、確実な動作が期待できる ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の正面図。
【図2】本願の右側面図。
【図3】本願のフック部の一部切欠したところの正面図
(開放時)。
【図4】本願のフック部の一部切欠したところの正面図
(閉鎖時)。
【図5】本願の斜視図。
【図6】他の実施例の一部切欠した正面図。
【図7】他の実施例の一部切欠した正面図。
【図8】従来の吊具正面図。
【符号の説明】
1 吊環 2 吊り材 3 ガイド軸 4 操作材 5 内支片 6 軸 7 係止鉤部 8 長穴 9 回動材 10 ストッパー 11 ピン 21,41 パイプ材 22,42 軸枠 51 内支片支持材 91 軸止孔 92 切欠 R リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岸本 文義 兵庫県加東郡滝野町上滝野1573番地の2藤 井電工株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に吊環1 を設けた吊り材2 の両端部
    に、ガイド軸3 を橋絡して設け、吊り材2 の下位置に平
    行して配した操作材4 の両端部には下方に向け先端が互
    いに対向して屈曲する内支片5 を設け、該操作材4 両端
    の軸6 には、下方へ向け先端が互いに対向した略L字状
    で内支片5 より短尺の係止鉤部7 を有し、上方へ向け先
    端が互いに対向した逆L字状で吊り材2 の両端方向に向
    け設けた長穴8 にガイド軸3 を貫装した回動材9 を軸6
    支し、長穴8 の内側端にガイド軸3 が位置する際に、係
    止鉤部7 先端と内支片5 が接触する構成を特徴とする部
    品箱吊り上げ用治具。
JP1995011889U 1995-10-12 1995-10-12 部品箱吊り上げ用治具 Expired - Lifetime JP3027562U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995011889U JP3027562U (ja) 1995-10-12 1995-10-12 部品箱吊り上げ用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995011889U JP3027562U (ja) 1995-10-12 1995-10-12 部品箱吊り上げ用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3027562U true JP3027562U (ja) 1996-08-13

Family

ID=43162674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995011889U Expired - Lifetime JP3027562U (ja) 1995-10-12 1995-10-12 部品箱吊り上げ用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3027562U (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013139330A (ja) * 2012-01-06 2013-07-18 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 把持装置
JP2013220866A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Hitachi Ltd 吊り具
WO2018003868A1 (ja) * 2016-06-28 2018-01-04 株式会社クボタ アシスト器具
JP2018002344A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 株式会社クボタ アシスト器具
JP2019210139A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社クボタ アシスト器具
WO2019235618A1 (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社クボタ アシスト器具
JP2019210138A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社クボタ アシスト器具
JP2020040807A (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 株式会社クボタ 荷物保持用のハンド部
JP2021138377A (ja) * 2020-03-02 2021-09-16 三菱電機株式会社 飛行輸送用包装箱

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013139330A (ja) * 2012-01-06 2013-07-18 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 把持装置
JP2013220866A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Hitachi Ltd 吊り具
WO2018003868A1 (ja) * 2016-06-28 2018-01-04 株式会社クボタ アシスト器具
JP2018002344A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 株式会社クボタ アシスト器具
JP2019210139A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社クボタ アシスト器具
WO2019235618A1 (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社クボタ アシスト器具
JP2019210138A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社クボタ アシスト器具
JP2020040807A (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 株式会社クボタ 荷物保持用のハンド部
JP7050635B2 (ja) 2018-09-12 2022-04-08 株式会社クボタ 荷物保持用のハンド部
JP2021138377A (ja) * 2020-03-02 2021-09-16 三菱電機株式会社 飛行輸送用包装箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3027562U (ja) 部品箱吊り上げ用治具
US3788694A (en) Article handling system
JP4428776B2 (ja) 鋼材用吊りクランプ
JPH01187193A (ja) 円筒状物の吊具
CN2162452Y (zh) 钢板吊运夹具
JPS6016627Y2 (ja) 吊上げ用フツク
JPH094037A (ja) コンクリート製側溝蓋の挾持装置の構造
JPS6131034Y2 (ja)
AU2006201627B2 (en) Lifting hook and safety attachment therefor
JP3523916B2 (ja) コイル状圧延重量物の起伏装置
JPH0617825Y2 (ja) パネル建て込み用吊り具
CN217921000U (zh) 一种防掉落的球形金属制品的起吊装置
JPH08157179A (ja) 吊 具
JP2507544Y2 (ja) クレ―ン吊り具
JPS6037358Y2 (ja) 底部開閉式吊下バスケツト
JPH08239191A (ja) 吊り具
JPH0533504Y2 (ja)
JPH0312606Y2 (ja)
JPS6125293Y2 (ja)
JPS639626Y2 (ja)
JPH0318595A (ja) コンテナ吊り具
JPS6240965Y2 (ja)
JPH07488Y2 (ja) 防風雪柵展開格納装置
JPS636140Y2 (ja)
JPS6131033Y2 (ja)