JP3026864U - 押圧・マッサージ器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手の指と掌で強く握り締めたり緩めたりし
て、手の指や掌のツボを押圧・マッサージしながら同時
に足の裏あるいは他の身体のツボ、経路など一点または
多点広範囲に押圧・マッサージできる器具を提供する。 【構成】 当該器具は掌握部（１）と押圧部（２）、押
圧・マッサージ部（３）によりなる。掌握部（１）は手
の指と掌で握れる程度の大きさに成形した円柱状の表面
に多数の凸部（４）を設けてあり、当該掌握部の両端の
一方は円錐状の押圧部（２）に、他方は円柱状の表面に
複数個の凸部（４）を設けた押圧・マッサージ部（３）
に形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、健康増進用の押圧・マッサージに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、人体の各器官の血液循環を良くし、健康増進を図る方法として、クルミ や球体を握り締めたり緩めたりして、手の指や掌のツボを刺激するもの、足の裏 のツボその他身体のツボや経路を押圧・マッサージあるいは叩いたりする多種形 状のものが普及している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

（イ）手の指や掌のツボを刺激して健康増進を図る掌握具を身体の他のツボや経 路のマッサージ用に使用するには難点があった。 （ロ）手の指や掌のツボを押圧・マッサージしながら同時に全身のツボや経路を 効率的に押圧・マッサージする器具は見受けられなかった。 （ハ）手の指や掌だけ、足の裏だけ、または他の身体のツボや経路だけに限定し た剌激では、治療・健康増進への効果には限界があった。 本考案は以上の欠点を解決するためになされたものである。即ち手の指や掌の ツボを押圧・マッサージしながら同時に足の裏のツボあるいは他の身体のツボや 経路を押圧・マッサージできる所謂ダブル刺激のできる器具を安価に提供する。 尚、当該器具はツボへの一点剌激の機能のほかに多点または経路へ広範囲に押 圧・マッサージすることができるよう考案したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

手の指と掌で握れる程度の大きさに成形した円柱状の表面に多数の凹凸を設け た掌握部と当該掌握部の両端の一方は一点または局部の押圧用として円錐状に、 他方は多点押圧・マッサージ用に半球状に形成するか、または任意の形状に形成 した表面に複数個の凸部を設ける。 尚、押圧・マッサージによる剌激に加え温熱効果を出すには特許出願平成６年 第３４０８２号、特許出願平成６年第１７３０８２号に示しているように器具の 材質にカーボンを使用すると良い。

【０００５】

【作用】

当該器具の掌握部には多数の凸部を設けているので握り締めたり緩めたりする ことにより手の指や掌のツボの多点を押圧・マッサージできる。円錐状に形成し ている先端部は手の指や掌、足の裏、その他の身体のツボの一点を剌激押圧する のに適しており、半球状または複数個の凸部を設けている他方の先端部は手の指 や掌、足の裏、その他の身体のツボの多点または経路など広範囲に押圧・マッサ ージするのに適している。当該器具は以上の機能を備えているので手の指や掌を 押圧・マッサージしながら同時に足の裏を始めとして身体の他の部分を押圧・マ ッサージすることができる。また遠赤外線放射率が高く熱伝導率、蓄熱率の良い カーボンを使用すれば温熱効果の相乗効果が得られる。 尚、両端部のいずれかを握れば他方の先端部で叩くこともできる。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の実施例について図面を参照して説明する。 当該押圧・マッサージ器具は黒鉛質カーボン基材を成形し表面にセラミックス コーティング剤を被覆したものである。 図１（Ａ）に示すように手の指と掌で握れる程度の大きさに成形した円柱状の 表面に多数の凸部（４）を設けた掌握部（１）と当該掌握部の両端の一方は一点 押圧部（２）として円錐状に、他方は多点押圧・マッサージ部（３）として円柱 状の表面に複数個の凸部（４）を形成してある。

【０００７】 図２は掌握部（１）を強く握り締めたり緩めたりして手の指や掌のツボを押圧 ・マッサージしながら同時に円錐状の押圧部（２）を足の裏や身体の他のツボの 一点または局部に押圧刺激を加えている実施例である。

【０００８】 図４は同様に掌握部（１）を強く握り締めたり緩めたりして指や掌を押圧・マ ッサージしながら同時に複数個の凸部を設けている押圧・マッサージ部（３）を 足の裏や身体の他のツボの多点または経路に押圧刺激を加えている実施例である 。 尚、図示していないが当該器具の両端のいずれかを握り、他方の先端部で背中 など手の届かない部位に対しても叩く運動で刺激療法をすることができる。

【０００９】

【考案の効果】

手の指や掌だけ、足の裏だけ、あるいは身体の他のツボ、経路だけの剌激では その効果に限界があったが、当該器具は手の指や掌の多点のツボを押圧・マッサ ージしながら同時に足の裏や身体の他のツボの多点または経路など広範囲にダブ ル押圧・マッサージができるので、従来のマッサージ器具に比較して血行を良く し、肩凝り、胃弱、筋肉痛、ストレス解消などに効果が大きい。 また実施例では当該器具は遠赤外線放射率が高く熱伝導率、蓄熱率の良い黒鉛 質カーボン基材にセラミックスコーティング剤を被覆しているので、押圧・マッ サージを始めると直ぐに当該器具自体の温度が体温まで上昇し温熱効果の相乗効 果も得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】押圧部を使用する状態での （Ａ）は正面図 （Ｂ）は平面図 （Ｃ）は底面図

【図２】掌握部を握り締めたり緩めたりしながら同時に
ツボの一点を押圧している実施例を示す図

【図３】押圧・マッサージ部を使用する状態での （Ａ）は正面図 （Ｂ）は平面図 （Ｃ）は底面図

【図４】掌握部を握り締めたり緩めたりしながら同時に
ツボの多点または経路を押圧・マッサージしている実施
例を示す図

【符号の説明】

Ｔ 器具 １ 掌握部 ２ 押圧部 ３ 押圧・マッサージ部 ４ 凸部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 手の指と掌で握れる程度の大きさに成形
   した円柱状の表面に凹凸を設けた掌握部と当該掌握部の
   両端部を円錐状、半球状、または凹凸状に形成したこと
   を特徴とする押圧・マッサージ器具