JP3025922U - 間欠圧送式汚水排出装置 - Google Patents

間欠圧送式汚水排出装置

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JP3025922U
JP3025922U JP1995014140U JP1414095U JP3025922U JP 3025922 U JP3025922 U JP 3025922U JP 1995014140 U JP1995014140 U JP 1995014140U JP 1414095 U JP1414095 U JP 1414095U JP 3025922 U JP3025922 U JP 3025922U
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drainage
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JP1995014140U
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English (en)
Inventor
敏夫 稲垣
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三栄工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出部の排液処理能力範囲内で排液を排出部
に導入し、排液の確実、且つ安定処理を行なうと共に、
装置構造が簡便で安価に実施でき、耐久性の向上が図れ
る間欠圧送式汚水排出装置を提供する。 【解決手段】 エアライン機器7の排液は、ドレーント
ラップ部2からポンプ室4内に間欠的に導入されると共
に蓄液槽3に導入される。第1の逆止弁5は常時開放型
のため、蓄液槽3内の排液はポンプ室4内に導入され
る。然し乍ら、第2の逆止弁6と排出部8が高所にある
ため、蓄液槽3内の排液は排出部8にそのまま導入され
ない。ドレーントラップ部2が開放することにより、エ
アライン機器7の圧力排液がポンプ室4内に導入され、
第1の逆止弁5が閉止されると共に第2の逆止弁6を開
放し、圧力排液9が排出部8に導入される。ドレーント
ラップ部2の閉止により排出部8への導入は停止する。
この間欠動作により排出部8への安定排出ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エアライン機器等から排出される汚水等の排液を円滑に排出する汚 水排出装置に係り、特に、排液を高所に圧送するに好適な間欠圧送式汚水排出装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、工場の圧縮空気機器等からは多量のドレンが発生する。このドレンは 排出部に排送され、廃棄又は再利用される。このドレン等の排液を排出する装置 としては図4に示すものが一般に採用されていた。即ち、圧縮空気機器等のエア ライン機器7の排液口にはパイプ10,11が連結される。この内、パイプ10 はドレーントラップ12aに連結し、パイプ11は蓄液槽3aに排液を排出すべ く配設される。ドレーントラップ12aは排出部8aに連結され、蓄液槽3aは ポンプ20を介して排出部8aに連結される。また、蓄液槽3aにはレベル検出 器14aが配置され、そのレベル検出信号はポンプ制御部21に入力される。な お、ポンプ制御部21は蓄液槽3aの液面レベルに応じてポンプ20の駆動制御 を行なう。
【0003】 ドレーントラップ13aは常時開放か又は適宜開閉制御され、排液を排出部8 aに排出する。一方、蓄液槽3a内の排液が一定レベル以上になるとポンプ20 が作動し、排液の排出を行なう。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように、ドレーントラップ12aからは所定の排液が連続的又は間欠的 に排出されるが、一度に排出される排液の量は比較的少量である。然し乍ら、蓄 液槽3a側からの排液の排出量は一時的に極めて多量になり、排出部8aの処理 能力を越える排液が排出される。そのため、排出部8aにおいて排液処理の不十 分の排液が生ずる問題点がある。これを防止するためには、やや複雑な制御機構 が必要になる。また、従来技術ではポンプ20やポンプ制御部21が必要となり 、その分だけ設備コストが大となる。
【0005】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、排出部の処理能力内の排液の排出 が確実に行なわれ、且つ比較的高い位置の排出部に圧送することが可能になると 共に、設備コストが比較的安く、耐久性の向上が図れる間欠圧送式汚水排出装置 を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、エアライン機器等から排出される汚 水等の排液を比較的高所の排出部に圧送排出する汚水排出装置であって、前記エ アライン機器側に連結し間欠駆動制御されるドレーントラップ部と、同じくエア ライン機器側に連結され排液を一時的に蓄溜する蓄液槽と、該蓄液槽および前記 ドレーントラップ部が連結するポンプ室とを備え、前記ポンプ室と前記蓄液槽と の間には前記エアライン機器の排気圧力により閉止される常時開放型の第1の逆 止弁が介設され、前記ポンプ室と前記排出部との間には、前記ポンプ室側への逆 流を抑制する第2の逆止弁が配設されてなる間欠圧送式汚水排出装置を構成する ものである。また、前記ドレーントラップ部が、ドレーントラップとこれを間欠 制御する制御部とからなり、該制御部は前記蓄液槽の液面レベルに対応して前記 ドレントラップを開閉制御する間欠圧送式汚水排出装置を特徴とするものである 。
【0007】 蓄液槽内の排液は常時開放型の第1の逆止弁を介してポンプ室内に導入され、 第2の逆止弁を介して排出部側に送られるが、排出部が高所のため、原則的には 排出部に排出されない。一方、ドレーントラップ部のドレーントラップは間欠制 御され、エアライン機器側の排液をポンプ室に送る。エアライン機器側の排液に はエアライン機器の圧縮空気圧力が作用しているため、ポンプ室内にドレーント ラップ側から排液が導入されるとその排気圧力により第1の逆止弁が閉止される 。従って、蓄液槽とポンプ室は遮断される。ポンプ室内には排気圧力を有する排 液が充填されるため、排液は第2の逆止弁を開放し、高所側の排出部に排出され る。ドレーントラップから圧送される排液量をコントロールすることにより適量 の排液が自動的に排出部に圧送排出される。また、ドレーントラップ部の作動を 蓄液槽の液面レベルに対応させて間欠制御することにより、より安定した排液の 排出が可能になる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1に示すように、本 考案の間欠圧送式汚水排出装置1はエアライン機器7の排液を少なくとも蓄液槽 3よりも高所にある排出部8に圧送排出するもので、大別してドレーントラップ 部2と、蓄液槽3と、ポンプ室4と、第1の逆止弁5および第2の逆止弁6等か らなる。
【0009】 エアライン機器7は圧縮空気機器(図略)等からなり、例えば、7[kgf/ cm2]程度の圧縮圧力を有する排液が排出される。また、エアライン機器7の 排液口にはパイプ10,11が連結される。
【0010】 ドレーントラップ部2は、ドレーントラップ12と、これを間欠的に開閉制御 する制御部13からなり、ドレーントラップ12にはパイプ10が連結される。 前記したように、制御部13はドレーントラップ12を開閉制御し、エアライン 機器7の排気圧力を有する排液がドレーントラップ12からパイプ16を介しポ ンプ室4側に送出される。
【0011】 蓄液槽3は適宜容積の槽からなり、エアライン機器7の排液がパイプ11を介 して注入され、適量の排液9が蓄溜される。また、蓄液槽3にはその液面レベル を検出するレベル検出器14が設けられる。この検出信号はドレーントラップ部 2の制御部13に入力される。
【0012】 ポンプ室4は通路15を介して蓄液槽3に連通すると共にパイプ16を介して ドレーントラップ12の下流側に連通する。また、通路15内には第1の逆止弁 5が介設される。
【0013】 ポンプ室4と排出部8とは圧送管17を介して連結される。また、前記したよ うに圧送管17内には第2の逆止弁6が介設される。なお、排出部8は前記した ように蓄液槽3の排液9の液面レベルよりも少なくとも高所に配置される。
【0014】 ポンプ室4は蓄液槽3の下方に配設され、両者に連通すべく垂直方向に沿って 配設された通路15内には前記したように第1の逆止弁5が配設される。第1の 逆止弁5はバルブシート20とボール弁19とからなり、ボール弁19はバルブ シート20側に垂下支持される。なお、ボール弁19は、ポンプ室4内が常圧の 状態ではバルブシート20から離れ、ポンプ室4と蓄液槽3とは連通可能な状態 に保持される。即ち、第1の逆止弁5は常時開放型のものからなる。一方、第1 の逆止弁5は、ポンプ室4内の圧力が上昇し、例えば、7kgf/cm2程度の 圧力になるとボール弁19がバルブシート20に密接し、ポンプ室4と蓄液槽3 とを遮断する。第2の逆止弁6は、排出部8からポンプ室4への逆流を防止する と共に、ポンプ室4側から排気圧力(例えば7kgf/cm2)を有する排液9 が送られた場合に開放するように形成される。
【0015】 次に、本考案の汚水排出装置1における排液の排出作用を図2および図3等に 基づき説明する。図2は第2の逆止弁6が閉止状態にあり、第1の逆止弁5が開 放されている状態を示す。この場合、ドレーントラップ部2は閉止されエアライ ン機器7側からドレーントラップ部2側に排液は流れない。一方、蓄液槽3には エアライン機器7からパイプ11を介し排液が送られ排液9が蓄溜される。蓄液 槽3内の排液9は常時開放型の第1の逆止弁5を介しポンプ室4に導入される。 この場合、ポンプ室4内に導入された排液9は常圧に近いため、仮りに第2の逆 止弁6を開放することができても高所にある排出部8まで上昇することはできな い。従って、排出部8側への排液9の排出は生じない。
【0016】 図3に示すように、ドレーントラップ部2の制御部13の作用によりドレーン トラップ12が開放されると、エアライン機器7から排気圧力(約7kgf/c m2)の排液がドレーントラップ12を通りパイプ16を介しポンプ室4内に導 入される。この圧力排液により第1の逆止弁5のボール弁19がバルブシート2 0に密接し、蓄液槽3とポンプ室4とは遮断され、ポンプ室4内には圧力排液が 充填される。このため第2の逆止弁6が開放され、圧力排液の有するヘッド分だ け排液は圧送管17内を上昇し排出部8に達し排出される。一方、制御部13が ドレーントラップ12を閉止すべく作用するとエアライン機器7からのドレーン トラップ部2側への圧力排液の導入が遮断され、再び図2に示した状態に復帰す る。即ち、制御部13のドレーントラップ12を開閉する間欠作用により排出部 8に排液が間欠的に送られ排出される。ドレーントラップ部2を介してポンプ室 4側に導入される圧力排液の排出量は比較的少量のため、排出部8への排出量は その処理能力を越えることがなく、排液処理が確実に、且つ安定して行なわれる 。
【0017】 一方、図1に示すように、蓄液槽3にレベル検出器14を設け、液面レベルを 検出してドレーントラップ部2の制御部13の開閉制御を行なうことにより、蓄 液槽3をオーバフローさせることなく常時適量の排液を安定状態で排出部8に排 出することが可能になる。
【0018】 以上の説明において、ポンプ室4を蓄液槽3の下方に配置し、通路15を垂直 方向に配設したが、本考案は第1の逆止弁5が常圧で常時開放型に保持されれば よく、例えば、蓄液槽3とポンプ室4とは並設されてよく、通路15は両者に架 設されるものでもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。 1)排出部における排液の処理能力の範囲内で排液が排出されるため、排液の 処理が、確実に、且つ安定して行なわれる。 2)従来技術のように、ポンプやそのポンプ制御部等の動力機器を必要としな いため、設備コストの低減が図れる。 3)排液の流通が逆止弁の開閉のみにより行なわれるため、摺動部が少なく、 装置の耐久性向上が図れる。 4)エアライン機器の圧力を利用し、特別の圧力源を必要としないため装置構 造の簡便化とライニングコストの低減が図れる。 5)蓄液槽の液面レベルを検出してドレーントラップを間欠開閉制御すること により、蓄液槽内の排液をオーバフローさせることなく排出でき、排液の安定排 出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の汚水排出装置の全体構造を示す構成
図。
【図2】本考案の汚水排出装置の作用を説明するための
部分構成図。
【図3】本考案の汚水排出装置による排液の排出状態を
説明するための部分構成図。
【図4】従来の汚水排出装置を示す構成図。
【符号の説明】
1 汚水排出装置 2 ドレーントラップ部 3 蓄液槽 4 ポンプ室 5 第1の逆止弁 6 第2の逆止弁 7 エアライン機器 8 排出部 9 排液 10 パイプ 11 パイプ 12 ドレーントラップ 13 制御部 14 レベル検出器 15 通路 16 パイプ 17 パイプ 18 圧送管 19 ボール弁 20 バルブシート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアライン機器等から排出される汚水等
    の排液を比較的高所の排出部に圧送排出する汚水排出装
    置であって、前記エアライン機器側に連結し間欠駆動制
    御されるドレーントラップ部と、同じくエアライン機器
    側に連結され排液を一時的に蓄溜する蓄液槽と、該蓄液
    槽および前記ドレーントラップ部が連結するポンプ室と
    を備え、前記ポンプ室と前記蓄液槽との間には前記エア
    ライン機器の排気圧力により閉止される常時開放型の第
    1の逆止弁が介設され、前記ポンプ室と前記排出部との
    間には、前記ポンプ室側への逆流を抑制する第2の逆止
    弁が配設されることを特徴とする間欠圧送式汚水排出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ドレーントラップ部が、ドレーント
    ラップとこれを間欠制御する制御部とからなり、該制御
    部は前記蓄液槽の液面レベルに対応して前記ドレントラ
    ップを開閉制御するものである請求項1に記載の間欠圧
    送式汚水排出装置。
JP1995014140U 1995-12-15 1995-12-15 間欠圧送式汚水排出装置 Expired - Lifetime JP3025922U (ja)

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