JPH07207714A - 雨水貯留槽への雨水導入方法及びその装置 - Google Patents

雨水貯留槽への雨水導入方法及びその装置

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JPH07207714A
JPH07207714A JP6021957A JP2195794A JPH07207714A JP H07207714 A JPH07207714 A JP H07207714A JP 6021957 A JP6021957 A JP 6021957A JP 2195794 A JP2195794 A JP 2195794A JP H07207714 A JPH07207714 A JP H07207714A
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turbidity
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裕三 福島
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    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の中水道設備の設備コストやランニング
コストの低減を図ることができる雨水貯留槽への雨水導
入方法及びその装置を提供する。 【構成】 建物の屋上から雨水導入管45を通って地下
の雨水貯留槽41に導かれる雨水を、流入口4901及
び流出口4903を介して雨水導入管45に接続した濁
度測定槽49に一時貯留して、濁度計53により雨水の
濁度を測定し、測定された濁度に応じてパソコン59に
より雨水供給弁55や雨水排出弁57を開閉させて、中
水としてそのまま利用できる濁度の雨水を前記雨水貯留
槽41に導くと共に、中水としてそのまま利用できない
濁度の高い雨水を雨水排出管51を経て下水道に排出す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の屋上に降った雨
水を、建物の地下等に設けられ水洗トイレ用水等の中水
道用水を貯留する雨水貯留槽へ導入する方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばオフィスビル等の建物では、近
年、水資源の有効利用を図るため、例えば図3に概略図
で示すように、雨水を水洗トイレ用水等に用いる中水道
設備を設ける場合が増えている。即ち、図に示す建物1
では、雨水が、傾斜した屋上3の低所の集水口5から、
前記建物1の壁部に沿って上下に延設した雨水導入管7
を通って雨水処理装置9に導かれ、ここで、例えばマイ
クロスクリーン等による濾過で、雨水に含まれた空気中
の煤塵や屋上3の堆積塵埃等の汚泥分が取り除かれた後
に、前記建物1の地下の雨水貯留槽11に貯留される。
雨水貯留槽11に貯留された雨水は、該雨水貯留槽11
内の給水ポンプ13により、建物1内の給水管15を通
って前記屋上3の高架水槽17に汲み上げられ、該高架
水槽17から中水供給管19を通って各階の水洗トイレ
等に供給される。
【0003】また、前記雨水貯留槽11や高架水槽17
にはそれぞれ電気式の水位計21が配設されており、各
水位計21の上限水位検出用電極23や下限水位検出用
電極25で検出される前記雨水貯留槽11や高架水槽1
7の水位に応じて、不図示のパーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと略記する)の制御により、前記高架
水槽17の雨水の貯留量が常に一定量以上となるように
前記給水ポンプ13が駆動される。さらに、前記雨水貯
留槽11の前記上限水位検出用電極23で前記雨水貯留
槽11の雨水が上限水位に達したことが検出されると、
前記パソコンの制御により前記雨水貯留槽11内の排水
ポンプ27が駆動され、前記上限水位を超える分の雨水
が前記排水ポンプ27により、排水管29を通って下水
道31に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、雨水中の汚
泥分は、前記屋上3の堆積塵埃が主なもので、空気中の
煤塵はごく僅かであり、従って、前記屋上3の堆積塵埃
を多く含んだ降り始め(初期降雨期間)の雨水は、汚泥
分の除去処理を行わないと中水として利用できないが、
初期降雨期間を過ぎた後の雨水はそのまま中水として十
分利用できる。しかしながら、上述したように従来は前
記雨水処理装置9を設けて、全ての雨水に対して汚泥分
の除去処理を行っていたため、雨水処理装置9を設ける
分だけ中水道設備の設備コストが高くつき、しかも、前
記雨水処理装置9は、冷却水の供給や定期的なメンテナ
ンスが必要となる上、除去した汚泥を処分しなければな
らず、ランニングコストも高くつくという不具合があっ
た。
【0005】また、従来は、前記雨水貯留槽11に排水
ポンプ27を設けて、該雨水貯留槽11の雨水が上限水
位に達する度に前記排水ポンプ27を駆動して雨水を下
水道31に排出していたので、中水道設備の設備コスト
やランニングコストが高くつく不具合があった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、建物の中水道設備の設備コストや
ランニングコストの低減を図ることができる雨水貯留槽
への雨水導入方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、建物の屋上に降った雨水を、該建物の低所
に設置された雨水貯留槽へ導入するに際して、前記屋上
から前記雨水貯留槽への雨水の導入経路中で該雨水の濁
度を測定し、所定の濁度範囲を上回る濁度の雨水を下水
道に排出し、前記濁度範囲内の濁度の雨水を前記雨水貯
留槽に導入するようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記屋上から前記雨水貯
留槽への雨水の導入経路中で該雨水が貯留され、前記雨
水の濁度の測定は、この貯留された雨水の濁度を測定す
ることで行われるものとした。さらに、本発明は、前記
雨水貯留槽の雨水の上限水位を検出し、該雨水貯留槽の
雨水が前記上限水位に満たない時に、前記貯留された雨
水を前記雨水貯留槽に導入するようにした。
【0009】また、前記目的を達成するために本発明
は、建物の屋上に降った雨水を、該建物の低所に設置さ
れた雨水貯留槽へ導入する装置であって、前記雨水導入
管に流入口と流出口を介して接続され、該雨水導入管を
流れる雨水の貯留を可能とした濁度測定槽と、前記濁度
測定槽と下水道を接続する雨水排出管と、前記濁度測定
槽に貯留された雨水を前記流出口から前記雨水導入管
へ、前記雨水排出管から前記下水道へと切り換えて流出
させる流路切り換え手段と、前記濁度測定槽に貯留され
た雨水の濁度を測定する濁度測定手段と、前記濁度測定
手段の測定結果に基づいて前記流路切り換え手段の切り
換え動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】さらに、本発明は、前記流路切り換え手段
は、前記流出口を開閉する雨水供給弁と、前記雨水排出
管を開閉する雨水排出弁とで構成されているものとし
た。また、本発明は、前記雨水貯留槽の上限水位を検出
する水位検出手段をさらに備え、前記制御手段は前記水
位検出手段の検出結果に基づいて前記流路切り換え手段
の切り換え動作を制御するものとした。
【0011】
【実施例】以下、本発明の雨水貯留槽への雨水導入方法
を雨水導入装置と共に図面により説明する。図1は本発
明の一実施例に係る雨水導入装置の概略構成図であり、
図中41は建物(図示せず)の地下に配設された雨水貯
留槽で、該雨水貯留槽41には、上限水位検出用電極4
301や下限水位検出用電極4303を備えた電気式の
水位計43が配設されている。また、図中45は前記建
物の屋上(図示せず)と前記雨水貯留槽41を接続する
雨水導入管を示す。
【0012】さらに、図中47で示す本実施例の雨水導
入装置は、前記雨水導入管45に接続され該雨水導入管
45を流れる雨水の貯留を可能とした濁度測定槽49
と、該濁度測定槽49と下水道(図示せず)を接続する
雨水排出管51と、前記濁度測定槽49の雨水の濁度を
測定する濁度計53と、前記濁度測定槽49から前記雨
水導入管45への雨水の流路、及び前記濁度測定槽49
から雨水排出管51への雨水の流路をそれぞれ開閉する
雨水供給弁55及び雨水排出弁57と、これら雨水供給
弁55及び雨水排出弁57の開閉動作を制御するパソコ
ン59とで構成されている。尚、前記雨水導入装置47
の前記パソコン59を除く他の構成要素は、前記雨水貯
留槽41の上部に配設されている。
【0013】前記濁度測定槽49は、前記濁度計53で
濁度を測定するのに十分な量の雨水を貯留できる大きさ
で形成され、前記屋上側の前記雨水導入管部分4501
は、前記濁度測定槽49の上部の流入口4901に接続
され、前記雨水貯留槽41側の前記雨水導入管部分45
03は、前記濁度測定槽49の側部の略々中間高さ箇所
の流出口4903に接続され、この流出口4903に前
記雨水供給弁55が開閉可能に設けられている。
【0014】前記雨水排出管51は、前記流出口490
3と対向する前記濁度測定槽49の側部箇所の流出口4
905に連結されており、この雨水排出管51に前記雨
水排出弁57が開閉可能に介設されている。尚、本実施
例では、前記雨水供給弁55及び雨水排出弁57で流路
切り換え手段が構成されている。
【0015】前記濁度計53は、例えば雨水の電気抵抗
値やpH値を測定する従来公知のものを用いることがで
き、図に示すように、その測定用電極5301は、前記
濁度測定槽49の前記流入口4901や流出口490
3,4905より低い水位箇所の雨水と接触可能に配設
されている。
【0016】前記パソコン59(制御手段に相当)には
前記水位計43及び濁度計53が接続されており、それ
らの検出結果や測定結果に応じて前記パソコン59によ
り前記雨水供給弁55や雨水排出弁57が開閉される。
【0017】次に、上述のように構成された本実施例の
雨水導入装置47の動作について説明する。まず、降雨
がなく雨水が前記濁度測定槽49に流入しない初期状態
では、該濁度測定槽49の雨水に含まれた汚泥分等が濁
度測定槽49の底部に沈殿し、前記濁度計53により測
定される雨水の濁度はかなり低い値となる。この初期状
態では、前記パソコン59により前記雨水供給弁55が
閉じられ、且つ、前記雨水排出弁57が開かれている。
【0018】そして、雨が降ると、前記屋上に堆積した
塵埃を多く含んだ初期降雨期間の雨水が前記雨水導入管
部分4501を通って前記濁度測定槽49に流入し、図
2に濁度測定槽49の雨水の濁度変化のグラフで示すよ
うに、前記濁度計53により測定される濁度測定槽49
の雨水の濁度が急激に上昇し、この変化を検出した前記
パソコン59により、前記雨水供給弁55が閉じられる
と共に前記雨水排出弁57が開かれる。従って、前記屋
上の堆積塵埃を多く含んだ前記初期降雨期間の雨水は、
前記雨水貯留槽41には導かれず、前記流出口4905
及び雨水排出管51を経て前記下水道に排出される。
【0019】その後、前記初期降雨期間を過ぎてさらに
降雨が続くと、前記屋上に堆積した塵埃が前記初期降雨
期間の雨水でかなり洗い流されて、前記濁度測定槽49
に流入する雨水の濁度が低下する。これに伴い、図2中
のAで示す前記初期降雨期間の終わりの時点を境に、前
記濁度測定槽49の雨水の濁度が、そのまま中水として
利用できる程度の濁度に徐々に低下し、この変化を検出
した前記パソコン59により、前記雨水供給弁55が閉
じられると共に前記雨水排出弁57が開かれる。従っ
て、そのまま中水として利用できる濁度に低下した前記
濁度測定槽49の雨水は、前記流出口4903及び雨水
導入管部分4503を経て前記雨水貯留槽41に導かれ
る。
【0020】さらにその後降雨が続き、前記初期降雨期
間の雨水よりも低い濁度の雨水がある程度継続して前記
濁度測定槽49に流入すると、該濁度測定槽49の雨水
の濁度がある値に収束し、雨が止むと、濁度測定槽49
への雨水の流入が止まって該濁度測定槽49内での雨水
の流れがなくなり、濁度測定槽49の雨水に含まれた汚
泥分等が濁度測定槽49の底部に沈殿する。これに伴
い、図2中のBで示す降雨期間の終わりの時点を境に、
前記濁度測定槽49の雨水の濁度がさらに低下し、この
変化を検出した前記パソコン59により、前記雨水供給
弁55が閉じられると共に前記雨水排出弁57が開かれ
て、前記初期状態に戻る。その後、前記濁度測定槽49
の雨水の濁度は、前記初期状態の濁度に収束する。
【0021】尚、前記濁度測定槽49の雨水が前記雨水
貯留槽41に導かれる図2中のAからBまでの期間中
に、前記水位計43の上限水位検出用電極4301によ
って、前記雨水貯留槽41の雨水が上限水位に達したこ
とが検出されると、この変化を検出した前記パソコン5
9により、前記雨水供給弁55が閉じられると共に前記
雨水排出弁57が開かれる。また、前記雨水貯留槽41
の雨水が上限水位に達してから再び該上限水位を割った
ことが前記上限水位検出用電極4301によって検出さ
れると、前記パソコン59により、前記雨水供給弁55
が閉じられると共に前記雨水排出弁57が開かれる。従
って、前記雨水貯留槽41の雨水が上限水位に達した後
も降雨が続く場合には、前記上限水位を超える分の雨水
が前記流出口4905及び雨水排出管51を経て前記下
水道に排出される。
【0022】このように、本実施例によれば、建物の屋
上から雨水導入管45を通って地下の雨水貯留槽41に
導かれる雨水を、流入口4901及び流出口4903を
介して雨水導入管45に接続した濁度測定槽49に一時
貯留して、濁度計53により雨水の濁度を測定し、測定
された濁度に応じてパソコン59により雨水供給弁55
や雨水排出弁57を開閉させて、中水としてそのまま利
用できる濁度の雨水を前記雨水貯留槽41に導くと共
に、中水としてそのまま利用できない濁度の高い雨水を
雨水排出管51を経て下水道に排出するようにした。こ
のため、従来のように、雨水に含まれた汚泥分を雨水貯
留槽の前段で取り除く必要がなくなり、よって、マイク
ロスクリーン等の濾過機能を備えた雨水処理装置が不要
となり、建物の中水道設備の設備コストを低減すること
ができ、しかも、雨水処理装置への冷却水の供給や定期
的なメンテナンス、さらには、除去した汚泥の処分等が
いずれも不要となるため、中水道設備のランニングコス
トも低減することができる。
【0023】また、本実施例によれば、前記雨水貯留槽
41の水位計43によって該雨水貯留槽41の雨水の水
位を検出し、雨水貯留槽41の雨水が上限水位に達した
際に、前記パソコン59により、前記雨水供給弁55を
閉じさせ前記雨水排出弁57を開かせて、前記上限水位
を超える分の雨水を、前記雨水排出管51を経て前記下
水道に排出するようにした。このため、従来のように、
雨水貯留槽の雨水が上限水位に達する度に排水ポンプを
駆動して雨水を下水道に排出する必要がなくなり、よっ
て、雨水貯留槽の排水ポンプが不要となり、よって、中
水道設備の設備コストやランニングコストを低減するこ
とができる。
【0024】さらに、本実施例によれば、図3を参照し
て説明した従来の中水道設備にそのまま適用できるの
で、建物躯体に大掛かりな設計変更等を施さずに済むと
いうさらなる効果を奏することができる。
【0025】尚、本実施例では、前記雨水貯留槽41の
雨水の水位に応じて前記パソコン59で制御により前記
雨水供給弁55や雨水排出弁57を開閉動作させる構成
としたが、雨水貯留槽41の雨水が上限水位に達した際
に前記屋上側から流入する雨水の処理は、前記雨水導入
装置47以外の手段により別途行う構成としてもよい。
【0026】また、本実施例では、前記雨水貯留槽41
側の前記雨水導入管部分4503と前記雨水排出管51
を前記濁度測定槽49の異なる箇所にそれぞれ連結し、
それら雨水導入管部分4503と雨水排出管51に前記
雨水供給弁55と前記雨水排出弁57をそれぞれ個別に
設け、これら雨水供給弁55及び雨水排出弁57で流路
切り換え手段を構成するものとした。しかし、前記流路
切り換え手段の構成はこれに限定されず、例えば、前記
雨水排出管51を前記雨水導入管部分4503から分岐
するように連結し、これら雨水排出管51と雨水導入管
部分4503の分岐部分に流路切り換え用の単一の弁体
を設け、この弁体を流路切り換え手段とする構成とする
等、流路切り換え手段の構成は任意である。
【0027】さらに、本実施例では、前記雨水導入管4
5を流れる雨水を前記濁度測定槽49に一時貯留し、こ
の貯留された雨水の濁度を濁度計53で測定する構成と
したが、例えば、前記雨水導入管45中に雨水が緩やか
に流れる流路箇所を形成し、この流路箇所で雨水の濁度
を測定する等、雨水の濁度を測定するため前記雨水導入
管45の途中で雨水を貯留するか否かは任意である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、建
物の屋上に降った雨水を、該建物の低所に設置された雨
水貯留槽へ導入するに際して、前記屋上から前記雨水貯
留槽への雨水の導入経路中で該雨水の濁度を測定し、所
定の濁度範囲を上回る濁度の雨水を下水道に排出し、前
記濁度範囲内の濁度の雨水を前記雨水貯留槽に導入する
ようにした。また、本発明によれば、建物の屋上に降っ
た雨水を、該建物の低所に設置された雨水貯留槽へ導入
する装置であって、前記雨水導入管に流入口と流出口を
介して接続され、該雨水導入管を流れる雨水の貯留を可
能とした濁度測定槽と、前記濁度測定槽と下水道を接続
する雨水排出管と、前記濁度測定槽に貯留された雨水を
前記流出口から前記雨水導入管へ、前記雨水排出管から
前記下水道へと切り換えて流出させる流路切り換え手段
と、前記濁度測定槽に貯留された雨水の濁度を測定する
濁度測定手段と、前記濁度測定手段の測定結果に基づい
て前記流路切り換え手段の切り換え動作を制御する制御
手段とを備える構成とした。このため、建物の中水道設
備の設備コストやランニングコストの低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る雨水導入装置の概略構
成図である。
【図2】図1に示す濁度測定槽内の雨水の濁度の経時変
化を示すグラフである。
【図3】従来の雨水導入装置を有する中水道設備が設け
られた建物の概略図である。
【符号の説明】
41 雨水貯留槽 43 水位計 4301 上限水位検出用電極 45 雨水導入管 4501 屋上側の雨水導入管部分 4503 雨水貯留槽側の雨水導入管部分 47 雨水導入装置 49 濁度測定槽 4901 流入口 4903 流出口 51 雨水排出管 53 濁度計 55 雨水供給弁(流路切り換え手段) 57 雨水排出弁(流路切り換え手段) 59 パソコン(制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋上に降った雨水を、該建物の低
    所に設置された雨水貯留槽へ導入するに際して、 前記屋上から前記雨水貯留槽への雨水の導入経路中で該
    雨水の濁度を測定し、 所定の濁度範囲を上回る濁度の雨水を下水道に排出し、 前記濁度範囲内の濁度の雨水を前記雨水貯留槽に導入す
    るようにした、 ことを特徴とする雨水貯留槽への雨水導入方法。
  2. 【請求項2】 前記屋上から前記雨水貯留槽への雨水の
    導入経路中で該雨水が貯留され、前記雨水の濁度の測定
    は、この貯留された雨水の濁度を測定することで行われ
    る請求項1記載の雨水貯留槽への雨水導入方法。
  3. 【請求項3】 前記雨水貯留槽の雨水の上限水位を検出
    し、該雨水貯留槽の雨水が前記上限水位に満たない時
    に、前記貯留された雨水を前記雨水貯留槽に導入するよ
    うにした請求項1又は2記載の雨水貯留槽への雨水導入
    方法。
  4. 【請求項4】 建物の屋上に降った雨水を、該建物の低
    所に設置された雨水貯留槽へ導入する装置であって、 前記雨水導入管に流入口と流出口を介して接続され、該
    雨水導入管を流れる雨水の貯留を可能とした濁度測定槽
    と、 前記濁度測定槽と下水道を接続する雨水排出管と、 前記濁度測定槽に貯留された雨水を前記流出口から前記
    雨水導入管へ、前記雨水排出管から前記下水道へと切り
    換えて流出させる流路切り換え手段と、 前記濁度測定槽に貯留された雨水の濁度を測定する濁度
    測定手段と、 前記濁度測定手段の測定結果に基づいて前記流路切り換
    え手段の切り換え動作を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする雨水貯留槽への雨水導入装
    置。
  5. 【請求項5】 前記流路切り換え手段は、前記流出口を
    開閉する雨水供給弁と、前記雨水排出管を開閉する雨水
    排出弁とで構成されている請求項4記載の雨水貯留槽へ
    の雨水導入装置。
  6. 【請求項6】 前記雨水貯留槽の上限水位を検出する水
    位検出手段をさらに備え、前記制御手段は前記水位検出
    手段の検出結果に基づいて前記流路切り換え手段の切り
    換え動作を制御する請求項4又は5記載の雨水貯留槽へ
    の雨水導入装置。
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Cited By (4)

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WO2010075617A1 (pt) * 2008-12-30 2010-07-08 Antonio Garios Wadih Classificador e separador de água pluvial captada
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