JP3025744B2 - ショーケース等の集中管理装置 - Google Patents

ショーケース等の集中管理装置

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JP3025744B2 JP20069594A JP20069594A JP3025744B2 JP 3025744 B2 JP3025744 B2 JP 3025744B2 JP 20069594 A JP20069594 A JP 20069594A JP 20069594 A JP20069594 A JP 20069594A JP 3025744 B2 JP3025744 B2 JP 3025744B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のショーケース等
の運転状態を一括して集中管理するためのショーケース
等の集中管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トア等の店舗には複数のショーケースが設置されるが、
従来各ショーケースはそれぞれ温度調節器や除霜用のタ
イマーから構成される制御装置によって個別に制御され
ているのが現状である。従って、ショーケースの温度及
び除霜制御等に関する各種の設定作業は、当該ショーケ
ースの設置されている場所において個々に行わなければ
ならない。そのため、季節や天候により設定を変更する
場合には作業が極めて煩雑となる。
【0003】また、各種設定値やショーケースの温度等
の運転状態を把握するためには、ショーケースの設置さ
れている場所に行って個々に調べる以外になく、ショー
ケースの運転状態に関するデータを容易に把握すること
ができない問題があった。そこで、本出願には例えば特
開平5−264145号公報(F25D11/00)に
示す如く、マイクロコンピュータによって構成した主制
御装置に系統制御装置を必要な台数複数台接続可能と
し、各系統制御装置にはショーケース等に設けられた端
末側制御装置をこれも必要な台数複数台接続可能とする
ことによって集中管理装置を構築し、主制御装置にて入
力されたショーケースの運転制御に関するデータを、系
統制御装置を介して各端末側制御装置に供給すると共
に、各端末側制御装置からはショーケースの運転状態に
関するデータを系統制御装置を介して収集することによ
り、複数台のショーケースの運転を一括して集中管理す
るシステムを提案した。
【0004】係るシステムによれば、複数台のショーケ
ースの運転制御を一括して行うことが可能となるので、
設定及び管理作業が著しく簡素化されると共に、店舗の
規模、即ち設置されるショーケースの台数に合わせてシ
ステムを柔軟に拡張することが可能となる。ところで、
従来上記主制御装置と系統制御装置との間では、例えば
1分間に一回、図11に示す如きプロトコルにてデータ
の送受信が行われていた。即ち、各端末側制御装置には
例えば01〜30までのチャンネルNo.が設定されて
おり、主制御装置からは最初にチャンネル01の設定値
(ショーケースの運転制御に関するデータ)とデータ要
求コマンドを系統制御装置に送信する。この場合のデー
タフォーマットは図12に示されており、当該データに
はチャンネルNo.(この場合01)とデータ要求、設
定温度1、2・・の他各種の設定項目が含まれていた。
【0005】一方、系統制御装置は自らに接続された端
末側制御装置の運転状態に関するデータ(以下チャンネ
ルデータと称する)を収集し、図13に示す如きフォー
マットにて保存しており、チャンネルデータには当該チ
ャンネルNo.の他、庫内温度や警報内容等の各種デー
タが含まれている。そして、従来系統制御装置は主制御
装置からのデータ要求に答えて図13のフォーマットの
ままチャンネル01のデータを主制御装置に送信すると
共に、主制御装置はチャンネル01のデータの受信を完
了すると、通信正常終了コマンドを系統制御装置に送信
する。そして、係る送受信をチャンネル01〜30まで
行うことによって全ショーケースの端末側制御装置にデ
ータを送信し、或いは全ショーケースの端末側制御装置
から主制御装置にデータを収集していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では常
時定期的(1分間に一回)に主制御装置から図12の如
きデータが系統制御装置に送信され、それに答えて系統
制御装置からは図13の如きチャンネルデータがそのま
ま主制御装置に送信されていた。しかしながら、図12
や図13に示すフォーマットのデータは量的に多く、特
に、設置されるショーケースの台数が多くなると、主制
御装置と系統制御装置間のデータ通信に長時間を要し、
他の一般的な制御処理に支障を来す問題が生じていた。
【0007】一方で、設定温度等は常時送信する必要は
無く、それが変更された際に主制御装置から系統制御装
置に送信されれば事足りる。また、警報内容等も警報が
発生した場合にのみ系統制御装置から主制御装置に送信
されれば支障無い。そこで、本発明は上記の如き従来の
状況を踏まえ、主制御装置と系統制御装置間のデータの
通信処理に要する時間を短縮し、より多くの端末側制御
装置を接続することができるようにしたショーケース等
の集中管理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の集中管理
装置は、複数のショーケース等の運転状態を一括して管
理するものであって、主制御装置と、この主制御装置に
複数台接続可能とされた系統制御装置と、複数のショー
ケース等にそれぞれ設けられ、系統制御装置に複数台接
続可能とされた端末側制御装置とを具備して構成され、
主制御装置はショーケース等の運転制御に関するデータ
を入力する入力手段と、系統制御装置とのデータの送受
信を行う送受信手段と、制御手段とを具備し、系統制御
装置は主制御装置と端末側制御装置とのデータの送受信
を行う送受信手段と、記憶手段と、制御手段とを具備
し、端末側制御装置は系統制御装置とのデータの送受信
を行う送受信手段と、機器の制御を実行すると共に、シ
ョーケース等の運転状態に関するデータを系統制御装置
に送信する制御手段とを具備しており、主制御装置の制
御手段は入力手段により入力された特定のデータのみを
系統制御装置に送信すると共に、必要なデータを送信す
るよう系統制御装置に対して要求し、系統制御装置の制
御手段は、主制御装置から送信されたデータを端末側制
御装置に送信し、端末側制御装置からの運転状態に関す
るデータを収集して記憶手段に保存すると共に、主制御
装置からの要求により或いは自発的に記憶手段に保存さ
れたデータから必要なデータのみを編成して主制御装置
に送信するものである。
【0009】
【作用】本発明のショーケース等の集中管理装置によれ
ば、主制御装置の制御手段が特定のデータのみを系統制
御装置に送信し、また、必要なデータを送信するよう系
統制御装置に対して要求すると共に、系統制御装置の制
御手段は、主制御装置からの要求により或いは自発的
に、記憶手段に保存された端末側制御装置からの運転状
態に関するデータから必要なデータのみを編成し、主制
御装置に送信するようにしたので、主制御装置と系統制
御装置間の不必要なデータ通信を廃止し、必要なデータ
のみ通信することができるようになる。
【0010】それによって、通信されるデータ量が減少
するため、通信処理時間が著しく短縮され、他の処理に
与える悪影響を解消することができると共に、より多く
の端末側制御装置を接続することが可能となる。
【0011】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の集中管理装置1の実施例のシステム
構成図である。実施例の集中管理装置1のシステムは、
パーソナルコンピュータから成る中央管理装置2と、マ
イクロコンピュータによって構成された主制御装置3、
系統制御装置4及び端末側制御装置6とから構築され
る。
【0012】上記中央管理装置2は店舗の警備室等に設
けられ、図2に示す如くマイクロコンピュータ7と、こ
のマイクロコンピュータ7に接続されたハードディスク
8及びROM9、RAM11、フロッピーディスクドラ
イブ12と、送受信手段13、出力制御手段14及び入
力制御手段16とから構成される。送受信手段13はシ
リアルインターフェースにより構成され、前述の主制御
装置3とRS−232C等の通信線17を介して接続さ
れている。ハードディスク8には中央管理装置2自体の
制御プログラムの他、主制御装置3から送られてくるシ
ョーケースS等の運転状態に関する各種データや、ショ
ーケースS等の設置形態(ケースレイアウト)に関する
データ、更には各種運転条件に関するデータ及び通信プ
ロトコル等が保存されている。出力制御手段14にはプ
リンタ18やディスプレイ19が接続され、入力制御手
段16には入力手段としてのキーボード21やマウス2
2が接続される。更に、マイクロコンピュータ7にはモ
デム23が接続され、電話回線により外部に通信するこ
とが可能とされている。
【0013】次に、主制御装置3も前記警備室等に設け
られ、図3に示す如く制御手段としてのマイクロコンピ
ュータ24と、このマイクロコンピュータ24に接続さ
れたROM26、RAM27、EEPROM40と、送
受信手段28、29、出力制御手段31及び入力制御手
段32とから構成される。送受信手段28、29はシリ
アルインターフェースにより構成され、送受信手段28
は前記中央管理装置2に前記通信線17を介して接続さ
れ、送受信手段29は前述する系統制御装置4と通信線
33を介して接続される。送受信手段29は5個の接続
ポートを有しており、それによって最大5台の系統制御
装置4が接続可能とされている。また、ROM26には
通信プロトコルや主制御装置3自体の制御プログラムが
格納され、RAM27には系統制御装置4から送られて
くるショーケースS等の運転状態に関する各種データや
系統制御装置4へ送る各種データ、主制御装置3自体の
制御データ(液晶表示部34の表示データ等)が保存さ
れ、EEPROM40にはショーケースS等の各種設定
及び設置状態に関するデータが保存されて電源が断たれ
た場合にも保持される。
【0014】出力制御手段31には16文字×2行の表
示能力の液晶表示部34と、リレー接点出力からなる外
部警報出力99とブザー36が接続され、入力制御手段
32には入力手段としてのキースイッチ37やディップ
スイッチ38及びスライドスイッチ39が接続されてい
る。キースイッチ37は後述する各種設定及び表示指令
を行うためのスイッチであり、ディップスイッチ38は
系統制御装置4の接続状態を設定するためのスイッチで
ある。また、スライドスイッチ39はショーケースS等
の照明制御や夜間停止に関する設定を行うスイッチであ
る。
【0015】次に、系統制御装置4は図4に示す如く、
制御手段としてのマイクロコンピュータ41と、このマ
イクロコンピュータ41に接続されたROM42、記憶
手段としてのRAM43及びEEPROM45と、送受
信手段44、46、出力制御手段47及び入力制御手段
48とから構成される。送受信手段44、46はシリア
ルインターフェースにより構成され、送受信手段44は
前記主制御装置3に前記通信線33を介して接続され、
送受信手段46は前述の端末側制御装置6と通信線49
を介して接続されている。送受信手段46は30個の接
続ポートを有しており、最大30台の端末側制御装置6
が接続可能とされ、それによって集中管理装置1には最
大150台までの端末側制御装置6、即ちショーケース
S等が接続できるように構成されている。
【0016】また、ROM42には通信プロトコルや系
統制御装置4自体の制御プログラムが格納され、RAM
43には端末側制御装置6から送られてくるショーケー
スS等の運転状態に関する各種データ(以下、チャンネ
ルデータと称する)や、主制御装置3から送られてくる
ショーケースS等の各種運転条件に関するデータが保存
される。また、EEPROM45には主制御装置3から
送られたショーケースS等の各種運転条件の設定データ
が保存されており電源が断たれても保持される。
【0017】出力制御手段47には警報表示を行うLE
D表示部51が接続され、入力制御手段48には後述す
る如くショーケースS等の制御のために割り付けられる
チャンネルの使用・未使用及び、それ自体のA〜Eまで
のチャンネルNo.を設定し、或いは警報表示を行うL
ED表示部51を運転モニターに切り換えるためのディ
ップスイッチ52が接続されている。
【0018】次に、端末側制御装置6は図1のショーケ
ースSや、冷凍機Rにそれぞれ設けられており、図5に
示す如く、制御手段としてのマイクロコンピュータ54
と、このマイクロコンピュータ54に接続されたROM
56、RAM57、EEPROM50と、送受信手段5
8、出力制御手段59及び入力制御手段61とから構成
される。
【0019】送受信手段58はシリアルインターフェー
スにより構成され、前記系統制御装置4に前記通信線4
9を介して接続されている。また、ROM56には通信
プロトコルや端末側制御装置6自体の制御プログラムが
格納され、RAM57には系統制御装置4から送られて
くるショーケースS等の各種運転条件に関するデータが
保存される。また、EEPROM50には端末側制御装
置6で設定されたショーケースS等の各種運転条件の設
定データが保存されており電源が断たれても保持され
る。
【0020】出力制御手段59には警報表示を行う表示
手段62及びアクチュエータ(機器)63が接続され
る。このアクチュエータ63はショーケースSの場合に
は膨張弁や霜取り用のヒータ、照明等であり、冷凍機R
であればコンプレッサモータ等を意味するものである。
入力制御手段61には設定スイッチ64と、ショーケー
スSの庫内温度や、冷凍機Rの凝縮圧力等を検出するセ
ンサー66が接続されている。このセンサー66で検出
されたデータも前記RAM57に保存される。前記設定
スイッチ64は当該端末側制御装置6の制御のために割
り付けられる1〜30までのチャンネルNo.を設定す
るためのものである。また、マイクロコンピュータ54
は各ショーケースSや冷凍機Rの機種毎に設定された個
別の識別情報としてのセンサーIDを保有している。
【0021】ショーケースSや冷凍機Rはスーパーマー
ケットやコンビニエンスストア等の店舗の規模に合わせ
て所定台数、所定の設置形態、即ちケースレイアウトに
て設置されるが、前記系統制御装置4はショーケースS
等の設置台数に合わせて必要台数主制御装置3に接続す
る。即ち、大規模店舗においてショーケースSや冷凍機
Rを合計91台以上150台以下設置する場合には、4
個乃至5個の系統制御装置4を接続する。また、中規模
店舗においてショーケースSや冷凍機Rを合計31台以
上90台以下設置する場合には、2個乃至3個の系統制
御装置4を接続する。更に、小規模店舗においてショー
ケースSや冷凍機Rを合計30台以下設置する場合に
は、1個の系統制御装置4を接続することになる。
【0022】このように、主制御装置3と系統制御装置
4とを分離し、30台のショーケースS等の端末側制御
装置6に対して1台の系統制御装置4を接続するかたち
としたことにより、主制御装置3の送受信手段29の接
続ポート数が減り、小規模店舗の場合にも最悪4個の未
使用ポートが生ずるに止まるので、構造上の無駄を省
き、コストを低減しつつ店舗の規模に柔軟に対応するこ
とができるようになっている。
【0023】また、ショーケースS等の設置に際して各
端末側制御装置6には設定スイッチ64により1〜30
までの内の1つを設定すると共に、当該端末側制御装置
6が接続される系統制御装置4においてはA〜Eまでの
内の1つを設定することにより、各端末側制御装置6の
チャンネルNo.(例えばA01)を割当て設定する。
尚、系統制御装置4に接続されるショーケースS等の台
数が30台に満たない場合には、使用しないチャンネル
ナンバー(1〜30)をディップスイッチ52にて設定
すると、この未使用のチャンネルナンバーは主制御装置
3に送信されて以後の制御において無視されることにな
る。
【0024】以上の構成で、各装置の動作につき説明す
る。中央管理装置2においてはディスプレイ19に表示
されるメニューに従い、ショーケースの設置形態である
ケースレイアウトを作成して入力する。中央管理装置2
のハードディスク8には、ケースレイアウト作成に関す
るプログラム及びデータが格納されており、マウス22
等を操作することにより、店舗におけるショーケースS
等の実際の設置形態に合わせたケースレイアウトをディ
スプレイ19上に作成することができる。
【0025】更に、ウィンドウ機能によってショーケー
スSの機種名、鮮魚等の商品種類及び前記チャンネルN
o.、センサーIDを設定することもできる。このよう
なケースレイアウト作成機能によって作成されたケース
レイアウトに関するデータは、マイクロコンピュータ7
によって前記ハードディスク8に格納されて保存され
る。
【0026】また、中央管理装置2のマイクロコンピュ
ータ7は前記主制御装置3の各種設定や端末側制御装置
6の運転条件に関する各種設定メニューをディスプレイ
19に表示すると共に、端末制御設定画面をディスプレ
イ19に表示する。この端末制御設定画面においては、
キーボード21或いはマウス22によって各端末側制御
装置6毎に割り当てられた前記チャンネルNo.(例え
ばA01)毎に庫内設定温度、各種警報、霜取りに関す
る各種設定値、管理温度等、ショーケースS等の運転条
件を設定することができる。この運転条件に関するデー
タはマイクロコンピュータ7により前記ハードディスク
8に保存されると共に、キーボード21を操作すること
によりダウンロード機能を使って送受信手段13により
主制御装置3に送信することもできる。
【0027】次に、主制御装置3について説明する。主
制御装置3においてはキースイッチ37、ディップスイ
ッチ38及びスライドスイッチ39により、前述の中央
管理装置2同様、各端末側制御装置6毎に割り当てられ
たチャンネルNo.(例えばA01)毎に庫内設定温
度、各種警報、霜取りに関する各種設定値、管理温度
等、ショーケースS等の運転条件を設定することができ
る。この主制御装置3で設定されたショーケースS等の
運転条件に関するデータはマイクロコンピュータ24に
より前記RAM27及びEEPROM40に保存される
と共に、送受信手段29から系統制御装置4に送信され
るが、前述の如く中央管理装置2から運転条件に関する
データがダウンロードされた場合には、マイクロコンピ
ュータ24はRAM27及びEEPROM40の内容を
ダウンロードされたデータに書換えて系統制御装置4に
送信する。
【0028】ここで、上記各種設定項目に変更があった
場合、主制御装置3のマイクロコンピュータ24は図6
に示すプロトコルにて系統制御装置4とデータの送受信
を行う。即ち、例えば庫内設定温度が変更された場合に
は、主制御装置3のマイクロコンピュータ24は設定変
更内容であるところの変更された庫内設定温度のデータ
のみを系統制御装置4に送信する。系統制御装置4のマ
イクロコンピュータ41はこれを受信して設定受信確認
コマンドを主制御装置3に送信する。そして、主制御装
置3はこれを受けて通信終了コマンドを系統制御装置4
に送信する。
【0029】他の設定項目についても同様に当該変更内
容のデータのみを主制御装置3は系統制御装置4に送信
する。従って、送信されるデータ量は著しく少なくな
り、設定変更に要する通信処理時間は著しく短縮され
る。尚、これらデータは前記チャンネルNo.毎に区別
されて送信が行われる。また、中央管理装置2からの要
求により主制御装置3のマイクロコンピュータ24は、
前記キースイッチ37等にて設定されたデータを送受信
手段28により中央管理装置2にアップロードする。中
央管理装置2では主制御装置3からアップロードされた
データと中央管理装置2にて設定されたデータを比較す
ることが可能となっている。
【0030】次に、系統制御装置4は送受信手段44に
て主制御装置3から自らのチャンネルNo.(A〜E)
に属するショーケースS等の運転条件に関するデータ
(上記変更時のデータも含む)を受信すると、マイクロ
コンピュータ41は一旦当該データをRAM43に保存
(更新)し、更に、送受信手段46より端末側制御装置
6に当該運転条件に関するデータを送信する。
【0031】一方、端末側制御装置6では送受信手段5
8が自らのチャンネルNo.(01〜30)当ての運転
条件に関するデータを受信すると、マイクロコンピュー
タ54はRAM57に当該データを保存する。マイクロ
コンピュータ54はセンサー66からのショーケースS
の庫内温度に関する出力と前記運転条件に関するデータ
の内の庫内設定温度とを比較してアクチュエータ63と
しての膨張弁やコンプレッサモータを制御し、庫内温度
を前記庫内設定温度に制御する。また、霜取りに関する
データに基づいてアクチュエータ63としてのヒータを
制御し、ショーケースSの霜取制御を実行すると共に、
照明制御に関するデータに基づいてアクチュエータ63
としての照明の点灯を制御する。
【0032】このようなショーケースS等における庫内
温度等のチャンネルデータ(運転状態に関するデータ)
はマイクロコンピュータ54によって逐次RAM57に
保存され、更新されている。そして、そのフォーマット
は前記12に示す内容である。また、例えば膨張弁の故
障等によって庫内温度が異常に上昇し、系統制御装置4
から送られたデータの内の警報に関する設定値を越える
と、マイクロコンピュータ54は表示手段62によって
当該ショーケースS等における警報表示を行うと共に、
前記チャンネルデータの中に警報に関する情報(警報内
容)も含めてRAM57に保存する。
【0033】系統制御装置4のマイクロコンピュータ4
1は、例えば1分間に一回自らに接続されている最大3
0台の端末側制御装置6のマイクロコンピュータ54に
対してポーリングを行う。端末側制御装置6のマイクロ
コンピュータ54は系統制御装置4からポーリングされ
ると、自らのチャンネルNo.及びセンサーIDと共に
RAM57内に保存していた図13に示すフォーマット
のチャンネルデータを送受信手段58より系統制御装置
4に送信する。
【0034】系統制御装置4は送受信手段46によりこ
のチャンネルデータを受信し収集して、各端末側制御装
置6毎に、即ちチャンネル別に最大30台分の運転状態
に関するデータ(図13のフォーマット)をRAM43
内に保存する。このRAM43内のチャンネルデータ
は、次回のポーリングによって端末側制御装置6よりデ
ータが送信されることにより更新される。また、端末側
制御装置6から送信されたデータの警報内容中に警報情
報が含まれている場合には、マイクロコンピュータ41
はLED表示部51を点灯させて外部に表示する。
【0035】一方、主制御装置3のマイクロコンピュー
タ24は、系統制御装置4が各端末側制御装置6からの
データの収集を完了した時期に合わせて、やはり1分間
に一回系統制御装置4にポーリングを行う。この場合の
プロトコルを図7に示す。即ち、主制御装置3のマイク
ロコンピュータ24は先ず温度データ要求コマンドを系
統制御装置4に送信する。系統制御装置4のマイクロコ
ンピュータ41はこの温度データ要求を受信すると、自
らに接続されている複数台(例えばチャンネルNo.A
01〜A30)の端末側制御装置6から収集したチャン
ネルデータ(図13のフォーマットでA01〜A30ま
である)内から温度データ(庫内温度)のみを抽出し、
図9に示す如きフォーマットの温度データを編成する。
【0036】そして、系統制御装置4のマイクロコンピ
ュータ41は編成した図9の温度データ(チャンネルA
01〜A30)を送受信手段44により主制御装置3に
送信する。主制御装置3は送受信手段29により当該温
度データを受け取ると、通信終了コマンドを送受信手段
29より系統制御装置4に送信する。このように、定期
的なポーリング時、主制御装置3と系統制御装置4との
間では温度データのみの送信が行われ、不必要な設定値
等の通信は行わない(設定値は前述の如く変更時のみ行
われる)ので、従来に比して送信されるデータ量は著し
く少なくなる。従って、通信処理時間が著しく短縮さ
れ、他の処理に与える悪影響を解消することができると
共に、より多くの端末側制御装置6を接続することが可
能となる。
【0037】主制御装置3はこのようにして温度データ
を収集して、各端末側制御装置6毎に、即ちチャンネル
別に最大150台分のデータをRAM27内に格納す
る。このRAM27内のデータは同様に次回のポーリン
グによって系統制御装置4より温度データが送信される
ことにより更新される。次に、系統制御装置4は端末側
制御装置6から収集したチャンネルデータの中に警報に
関する情報(警報内容)が含まれている場合には、図8
に示すプロトコルの如く送受信手段44により警報あり
の旨のコマンドを主制御装置3に送信する。主制御装置
3はこれを受けると送風機29により警報データ要求の
コマンドを系統制御装置4に送信する。
【0038】一方、系統制御装置4のマイクロコンピュ
ータ41はこの警報データ要求を受信すると、自らに接
続されている複数台(例えばチャンネルNo.A01〜
A30)の端末側制御装置6から収集したチャンネルデ
ータ(図13のフォーマットでA01〜A30まであ
る)内から警報データ(警報内容)のみを抽出し、図1
0に示す如きフォーマットの警報データを編成する。
【0039】そして、系統制御装置4のマイクロコンピ
ュータ41は編成した図10の警報データ(チャンネル
A01〜A30)を送受信手段44により主制御装置3
に送信する。主制御装置3は送受信手段29により当該
警報データを受け取ると、通信終了コマンドを送受信手
段29より系統制御装置4に送信する。このように、定
期的なポーリング時、主制御装置3と系統制御装置4と
の間では警報に関するデータ送信は行わず、警報が発生
した場合のみ、系統制御装置4から主制御装置3に呼び
かけて警報データのみの送信を行うようにしたので、総
じて送信されるデータ量は著しく少なくなる。
【0040】主制御装置3のマイクロコンピュータ24
は警報データを受信すると、その旨、及び当該警報の発
生元であるショーケースS等のチャンネルNo.と、警
報内容を液晶表示部34に表示すると共に、ブザー36
を動作させる。一方、中央管理装置2のマイクロコンピ
ュータ7は、主制御装置3が各系統制御装置4からのデ
ータの収集を完了した時期に合わせて、やはり1分間に
一回主制御装置3にポーリングを行う。主制御装置3の
マイクロコンピュータ24は中央管理装置2からポーリ
ングされると、RAM27内に保存している最大150
台分のショーケースS等のチャンネルデータ(運転状態
に関するデータ)を送受信手段28より中央管理装置2
に送信する。
【0041】中央管理装置2は送受信手段13によりこ
のチャンネルデータを受信し、各端末側制御装置6毎
に、即ちチャンネル別に最大150台分のチャンネルデ
ータをハードディスク8内に保存することによってデー
タの収集を行う。そして、キーボード21等の操作によ
り、各ショーケースS等の庫内温度や警報をディスプレ
イ19に表示するものである。
【0042】尚、実施例では主制御装置3と系統制御装
置4が常時図6〜図8のプロトコルにてデータの送受信
を行うこととしたが、それに限らず、通常は系統制御装
置4と端末側制御装置6間の如きデータの送受信を行
い、接続される端末側制御装置6の数が一定台数より増
加した場合に、図6〜図8の如き送受信に切り替わるよ
うにしても良い。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、主制
御装置の制御手段が特定のデータのみを系統制御装置に
送信し、また、必要なデータを送信するよう系統制御装
置に対して要求すると共に、系統制御装置の制御手段
は、主制御装置からの要求により或いは自発的に、記憶
手段に保存された端末側制御装置からの運転状態に関す
るデータから必要なデータのみを編成し、主制御装置に
送信するようにしたので、主制御装置と系統制御装置間
の不必要なデータ通信を廃止し、必要なデータのみ通信
することができるようになる。
【0044】従って、通信されるデータ量が減少するた
め、通信処理時間が著しく短縮され、他の処理に与える
悪影響を解消することができると共に、より多くの端末
側制御装置を接続することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケース等の集中管理装置のシス
テム構成図である。
【図2】中央管理装置の電気回路のブロック図である。
【図3】主制御装置の電気回路のブロック図である。
【図4】系統制御装置の電気回路のブロック図である。
【図5】端末側制御装置の電気回路のブロック図であ
る。
【図6】設定変更時の主制御装置と系統制御装置の間の
通信プロトコルを説明する図である。
【図7】温度データを要求する時の主制御装置と系統制
御装置の間の通信プロトコルを説明する図である。
【図8】警報発生時の主制御装置と系統制御装置の間の
通信プロトコルを説明する図である。
【図9】温度データのフォーマットを示す図である。
【図10】警報データのフォーマットを示す図である。
【図11】従来の主制御装置と系統制御装置の間の通信
プロトコルを説明する図である。
【図12】従来の設定値とデータ要求コマンドのフォー
マットを示す図である。
【図13】チャンネルデータのフォーマットを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 集中管理装置 2 中央管理装置 3 主制御装置 4 系統制御装置 6 端末側制御装置 24 マイクロコンピュータ 29 送受信手段 37 キースイッチ 28 ディップスイッチ 41 マイクロコンピュータ 44、46 送受信手段 66 センサー S ショーケース R 冷凍機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のショーケース等の運転状態を一括
    して管理する集中管理装置において、 該集中管理装置は主制御装置と、該主制御装置に複数台
    接続可能とされた系統制御装置と、前記複数のショーケ
    ース等にそれぞれ設けられ、前記系統制御装置に複数台
    接続可能とされた端末側制御装置とを具備して構成さ
    れ、前記主制御装置は前記ショーケース等の運転制御に
    関するデータを入力する入力手段と、前記系統制御装置
    とのデータの送受信を行う送受信手段と、制御手段とを
    具備し、前記系統制御装置は前記主制御装置と端末側制
    御装置とのデータの送受信を行う送受信手段と、記憶手
    段と、制御手段とを具備し、前記端末側制御装置は前記
    系統制御装置とのデータの送受信を行う送受信手段と、
    機器の制御を実行すると共に、ショーケース等の運転状
    態に関するデータを前記系統制御装置に送信する制御手
    段とを具備しており、前記主制御装置の制御手段は前記
    入力手段により入力された特定のデータのみを前記系統
    制御装置に送信すると共に、必要なデータを送信するよ
    う前記系統制御装置に対して要求し、前記系統制御装置
    の制御手段は、前記主制御装置から送信されたデータを
    前記端末側制御装置に送信し、端末側制御装置からの運
    転状態に関するデータを収集して前記記憶手段に保存す
    ると共に、主制御装置からの要求により或いは自発的に
    前記記憶手段に保存されたデータから必要なデータのみ
    を編成して主制御装置に送信することを特徴とするショ
    ーケース等の集中管理装置。
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