JP3025200B2 - 透析液調製装置 - Google Patents
透析液調製装置Info
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Description
関する。さらに詳しくは、適正濃度の透析液を調製する
のに有用な透析液調製装置に関する。
なわれていた。
を張り、次いで、透析液調製用剤として重炭酸ナトリウ
ムを添加して溶液とする(以下、バイカーボ液と称する
ことがある。)。次いで、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸ナトリウ
ム等の電解質に酢酸あるいは塩酸等のpH調整液を添加
してなる電解質液を前記透析液調製容器内に入れて充分
に混合する。
調製法には次のような問題点がある。
ナトリウムを添加する操作、電解質液を添加する操作、
バイカーボ液および電解質液を充分に溶解する操作等の
煩雑な操作が多い。
液状態であるから、所定量の透析液を調製するには、そ
れらの貯蔵場所を多く取り、また、重量物であるそれら
を運搬するのに困難を生じる。透析液は長期保存に耐え
るものではないので、必要時に調製して使用される性質
上、透析液の調製は病院内で看護婦や医師による場合が
多いことを考慮すると、重量物であるバイカーボ液や電
解質液の貯蔵、運搬の困難性は、迅速、かつ正確な透析
液の調製にあたっての重大な支障になっている。
ともなく、簡便な調製操作により容易に透析液を調製す
ることのできる透析液調製装置を提供することを目的に
する。
の第1の手段は、重炭酸ナトリウムと電解質物質とpH
調製剤とを含有して含水率が6重量%以下に調整されて
なる透析液調製用剤の一定量を封入してなる定量容器を
有し、この定量容器を開封して透析液調製用剤の一定量
を水を加えることなく供給する透析液調製用剤供給手段
と、希釈水を供給する希釈水計量供給手段とを有する供
給系統、および前記透析液調製用剤供給手段から供給さ
れた一定量の前記透析液調製用剤と前記希釈水計量供給
手段から供給された希釈水とを収容する混合槽を備える
とともに、それぞれ前記混合槽に収容された透析液調製
用剤と前記希釈水とを溶解混合する溶解混合手段により
前記混合槽中で調製される透析液の濃度を測定する濃度
測定手段、および前記濃度測定手段により測定された適
正濃度の透析液を排出する排出手段を備えることを特徴
とする透析液調製装置であり、第2の手段は、前記第1
の手段において、前記透析液調製用剤供給手段が、一定
量の透析液調製用剤を封入してなる定量容器と、前記定
量容器を、順次、個別に開封する開封手段とを有する透
析液調製装置であり、第3の手段は、前記第1の手段に
おいて、前記透析液調製用剤供給手段が、一定量の透析
液調製用剤を封入してなる定量容器を複数連結してなる
帯状包装体と、前記帯状包装体を構成する各定量容器
を、順次、個別に開封する開封手段とを有する透析液調
製装置であり、第4の手段は、前記第2又は第3の手段
において、前記透析液調製用剤供給手段が、一定量の透
析液調製用剤を封入してなる定量容器を着脱可能に内蔵
するとともに、前記定量容器を開封する開封手段を有す
る透析液調製装置であり、第5の手段は、前記第1〜第
4のいずれかの手段において、前記溶解混合手段が、前
記混合槽に接続した循環流路と、前記混合槽の内溶液を
前記循環流路で循環させる内溶液循環手段とを備えてな
る透析液調製装置であり、第6の手段は、前記第1〜第
5のいずれかの手段において、前記溶解混合手段が、前
記混合槽内の液を撹拌する撹拌装置を有してなる透析液
調製装置であり、前記第7の手段は、重炭酸ナトリウム
と電解質物質とpH調製剤とを含有して 含水率が6重量
%以下に調整されてなる透析液調製用剤の一定量を水を
加えることなく供給する透析液調製用剤供給手段と、希
釈水を供給する希釈水計量供給手段とを有する供給系
統、および前記透析液調製用剤供給手段から供給された
一定量の前記透析液調製用剤と前記希釈水計量供給手段
から供給された希釈水とを収容する混合槽を備えるとと
もに、それぞれ前記混合槽に収容された透析液調製用剤
と前記希釈水とを溶解混合する溶解混合手段により前記
混合槽中で調製される透析液の濃度を測定する濃度測定
手段、および前記濃度測定手段により測定された適正濃
度の透析液を排出する排出手段を備え、前記溶解混合手
段が、前記混合槽に接続した循環流路と、前記混合槽の
内溶液を前記循環流路で循環させる内溶液循環手段とか
らなるとともに、前記透析液調製用剤供給手段が前記循
環流路に形成した狭窄部に接続されてなることを特徴と
する透析液調製装置であり、前記第8の手段は、重炭酸
ナトリウムと電解質物質とpH調製剤とを含有して含水
率が6重量%以下に調整されてなる透析液調製用剤の一
定量を水を加えることなく供給する透析液調製用剤供給
手段と、希釈水を供給する希釈水計量供給手段とを有す
る供給系統、および前記透析液調製用剤供給手段から供
給された一定量の前記透析液調製用剤と前記希釈水計量
供給手段から供給された希釈水とを収容する混合槽を備
えるとともに、それぞれ前記混合槽に収容された透析液
調製用剤と前記希釈水とを溶解混合する溶解混合手段に
より前記混合槽中で調製される透析液の濃度を測定する
濃度測定手段、および前記濃度測定手段により測定され
た適正濃度の透析液を排出する排出手段を備え、前記透
析液調製用剤供給手段が、透析液調製用剤の粉砕手段と
濾過手段とを有することを特徴とする透析液調製装置で
あり、前記第9の手段は、重炭酸ナトリウムと電解質物
質とpH調製剤とを含有して含水率が6重量%以下に調
整されてなる透析液調製用剤の一定量を水を加えること
なく供給する透析液調製用剤供給手段と、希釈水を供給
する希釈水計量供給手段とを有する供給系統、および前
記透析液調製用剤供給手段から供給された一定量の前記
透析液調製用剤と前記希釈水計量供給手段から供給され
た希釈水とを収容する混合槽を備えるとともに、それぞ
れ前記混合槽に収容された透析液調製用剤と前記希釈水
とを溶解混合する溶解混合手段により前記混合槽中で調
製される透析液の濃度を測定する濃度測定手段、および
前記濃度測定手段により測定された適正濃度の透析液を
排出する排出手段を備え、前記混合槽内に回転ノズルを
設置してなることを特徴とする透析液調製装置であり、
前記第10の手段は、重炭酸ナトリウムと電解質物質と
pH調製剤とを含有して含水率が6重量%以下に調整さ
れてなる透析液調製用剤の一定量を水を加えることなく
供給する透析液調製用剤供給手段と、希釈水を供給する
希釈水計量供給手段とを有する供給系統、および前記透
析液調製用剤供給手段から供給された一定量の前記透析
液調製用剤と前記希釈水計量供給手段から供給された希
釈水とを収容する混合槽を備えるとともに、それぞれ前
記混合槽に収容された透析液調製用剤と前記希釈水とを
溶解混合する溶解混合手段により前記混合槽中で調製さ
れる透析液の濃度を測定する濃度測定手段、および前記
濃度測定手段により測定された適正濃度の透析液を排出
する排出手段を備え、前記排出手段により排出された透
析液を貯留する貯留槽を備えてなることを特徴とする透
析液調製装置である。
製に際し、透析液調製用剤を水に添加するだけでよいの
で、透析液の調製は、極めて簡単な調製手順で済む。ま
た、透析液調製用剤としての重炭酸ナトリウムに電解質
物質を共に含有させても、溶媒としての水が存在しない
ので炭酸塩たとえば炭酸カルシウム等の沈殿を生じな
い。さらに重炭酸ナトリウムにpH調整液である氷酢酸
を共に含有させても、炭酸ガスの発生もほとんどない。
ので、それらを貯蔵するについても、広い場所を占領す
ることがない。
液とを含有させると共に含水率が6重量%以下となるよ
うな透析液調製用剤を使用すると、請求項1乃至請求項
10に記載の透析液調製装置により、炭酸塩の沈殿を生
じることなく、正確な濃度の透析液を、自動調製するこ
とができる。
に詳述する。
液を調製することに用いられる固形剤である。透析液調
製用剤は、重炭酸ナトリウムに電解質物質とpH調整液
とを含有させると共に含水率が6重量%以下であると、
一剤化された固形剤として使用することができる。固形
剤の形態については、固形剤であれば特に制限はなく、
たとえば顆粒剤、錠剤および粉末剤のいずれであっても
よい。
重炭酸ナトリウムについては特に制限はなく、従来から
透析液の調製に使用されているもので良い。
液の調製に使用されている物質を特に制限なく使用する
ことができ、たとえば、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸ナトリウ
ム、酢酸ナトリウムと酢酸とから形成される固体酸等を
挙げることができる。この電解質物質は結晶水を有する
ものであってもよいし、無水物であってもよいが、好ま
しいのは無水物である。
は、たとえば氷酢酸、無水酢酸、酢酸、酢酸と酢酸ナト
リウムとから形成される固体酸などを挙げることができ
る。
ナトリウムに電解質物質とpH調整液を添加する場合、
重炭酸ナトリウムの含有割合は、通常、20〜28重量%、
特に22〜26重量%であり、電解質物質の含有割合は、通
常、72〜80重量%、特に74〜78重量%であり、pH調整
液は、通常、0.2 〜 0.5重量%、特に0.3 〜 0.4重量%
である。
質的には水を含有しないことが好ましい。したがって、
この発明の透析液調製用剤の保存にあたっては、たとえ
ば防水容器内に収納する等の防水処置を施す必要があ
る。なお、実質的にとは、前記電解質物質中の結晶水と
して含有される水については排除しない意である。ただ
し、この発明の透析液調製用剤において重炭酸ナトリウ
ムに電解質物質とpH調整液を添加する場合は、その含
水率が6重量%以下に調整されていなければならない。
含水率が6重量%を越えると、重炭酸ナトリウムと電解
質物質との反応が生じて炭酸塩が透析液調製用剤中に生
じるし、また重炭酸ナトリウムと酢酸との反応により炭
酸ガスが発生してpH調整が困難になる。
ブドウ糖を含有せしめても良い。その場合、ブドウ糖の
含有割合は、全量中、通常5〜20重量%、特に8〜12重
量%である。
とを混合することをその内容とする。
す。
量%の透析液調製用剤を調製した。
g、塩化カルシウム・2H2 O 1.31 g、塩化マグネシ
ウム・6H2 O 0.77 g、酢酸ナトリウム・3H2 O
4.16g、重炭酸ナトリウム12.8gの粉末および氷酢酸0.
61gを混合した。
3.5 lの透析液を調製した。
を使用するのが良い。
1は、所定量の透析液調製用剤を封入してなる定量容器
(図示せず。)を有し、この定量容器を開封して混合槽
2中に所定量の透析液調製用剤を供給する透析液調製用
剤供給手段3と、混合槽2に希釈水を供給する希釈水計
量供給手段4と、前記透析液調製用剤と希釈水とを混合
する混合槽2と、前記混合槽2中に収容された前記透析
液調製用剤と前記希釈水とを溶解混合する溶解混合手段
5により混合槽2中で調製される透析液の濃度を測定す
る濃度測定手段6と、この濃度測定手段6により測定さ
れた適正濃度の透析液を排出する排出手段7を備える。
は、希釈水計量供給手段4により稀釈水が混合槽2中に
供給される。そして、この稀釈水には、通常、20〜35℃
に加温した加温水を好適に使用することができる。した
がって、希釈水計量供給手段4は加温手段(図示せ
ず。)を有することが好ましい。また、希釈水計量供給
手段4が加温手段を備えることの代わりに、混合槽2内
の液を加温する加温手段を設けることも可能である。さ
らに、混合槽2中には、透析液調製用剤供給手段3から
所定量の透析液調製用剤が供給される。
に供給される透析液調製用剤の剤型は、たとえば顆粒
剤、錠剤および粉末剤のいずれであってもよい。
記透析液調製用剤と前記稀釈水とは、溶解混合手段5に
より溶解混合される。
ように、内溶液循環手段たとえば溶解混合用ポンプ5a
と、循環流路5bとにより構成することができる。
れ、混合槽2中で調製された透析液の濃度は、濃度測定
手段6により測定されて、適正濃度の透析液が排出手段
7により、たとえば、混合槽2により調製されて濃度の
維持される透析液の貯留槽9あるいは透析手段(図示せ
ず。)に向けて排出される。なお、第1図に示す装置に
おいては、排出手段7に排水弁を用いている。また、第
1図中、50はドレンである。
装置により適正濃度の透析液が自動調製される。
示すような様々な設計変更が可能である。
は、前記混合槽2中に所定量の透析液調製用剤を供給す
るのであればその構成に特に制限がないのであるが、好
適な態様として以下のような透析液調製用剤供給手段を
挙げることができる。
してなる定量容器11、あるいはこれを複数連結してなる
帯状包装体12(第2図参照)と、前記定量容器11そのも
のあるいは前記帯状包装体12を構成する各定量容器11を
個別に順次開封する開封手段たとえばカッター(図示せ
ず。)と、前記帯状包装体12を前記開封手段に臨ませる
ように前記帯状包装体12を送り込む送り手段(図示せ
ず。)たとえば搬送ベルトと、前記開封手段で開封され
た定量容器11から取り出された透析液調製用剤を前記混
合槽2中に導入する導入手段(図示せず。)たとえば導
入パイプとを備えて構成される。
によると、前記帯状包装体を構成する複数の定量容器11
を、たとえばカッターなどの開封手段で順次個別に開封
すると言う簡単な操作で、透析液調製用剤を混合槽2に
供給することができる。そして、この透析液調製用剤供
給手段によると、透析液調製用剤を少量ずつ混合槽に供
給して少量の透析液を調製するのに便利である。
の構成を示すことができる。
用剤供給手段13(以下、第2透析液調製用剤供給手段と
称することがある。)と弁14とを介装する。
調製用剤を充填すると共に両端に薄膜15を張設してなる
円筒状の定量容器16(第4図参照)を着脱自在に装着す
ると共に、その装着位置には、弁14側の配管8dの、先
端部が鋭利な歯17になっている開口部18が臨み、その開
口部18に対向する位置には、濃度測定手段6を介装する
配管8bの、先端部が鋭利なカッター19になっていると
共に第4図に示すように前後進可能な前後進開口部20が
臨んでいる。そして、前記弁14側の配管8dの開口部18
と濃度測定手段6を介装する配管8bの前後進開口部20
との間には、前記定量容器16が装着可能になっている。
ては、図示しない送り装置により前記定量容器16が送り
込まれると、前記前後進開口部20が前進して前記定量容
器16における薄膜15を突き破り、前記前後進開口部20が
更に前進することにより前記定量容器16の他端部を前記
弁14側の配管8dの開口部18に押し付ける。そして、前
記定量容器16の他端部に張設されている薄膜が配管8d
の開口部18に設けられた鋭利な歯17により突き破られる
と共に、第5図に示すように、前記定量容器16の両端部
それぞれが気密に配管8d,8bの開口部18, 20に装着
される。
8d,8bの開口部18, 20に装着されるに先立って、弁
10,14 により配管8b,8dが閉塞されていて、混合槽
2内の液が漏出しないようになっている。
装着されると、前述のように溶解混合用ポンプ5aが作
動して混合槽2内の液が配管8,8a,8b,8dから
なる循環流路5b中を流れ、定量容器16内の透析液調製
用剤が混合槽2内へと洗い流されることになる。
混合槽2内の液により定量容器16内の透析液調製用剤を
洗い出すので、無駄なく透析液調製用剤を水に溶解する
ことができる。また、定量容器16がカートリッジ式であ
るから取り扱いおよび操作が究めて簡単である。
用剤供給手段(以下第3透析液調製用剤供給手段と称す
ることがある。)がある。
は、第2透析液調製用剤供給手段と同じく、混合槽2と
濃度測定手段6との間に介装された配管に設けられる。
手段6との間に介装された配管8eの途中の内径が細径
に絞り込まれ、この細径部分21において、透析液調製用
剤60を充填したホッパ22の取付口24が開口してい
て、取付口24にホッパ22を挿入することにより(第6図
中、挿入方向を矢印で示す。)ホッパ22と配管8e内と
が連通する。なお、ホッパ22には、エアーベント25が設
けられている。
供給手段にあっては、配管8e中に液を流すと(第6図
中、流れの方向を矢印で示す。)、その細径部21におい
てはその太径部23よりも液の流れが高速になり、この高
速の流通液により、負圧が生じてホッパ22内の透析液調
製用剤60が配管8e内に吸い込まれる。
パ22内から配管8e内へ透析液調製用剤60を供給するた
めの特別な駆動装置を必要としないので、簡便な構成で
ある。他の透析液調製用剤供給手段(第4透析液調製用
剤供給手段と称することがある。)は、透析液調製用剤
供給部(図示せず。)と、第7図および第8図に示すよ
うに、内部に多数の突起26および濾過手段40たとえば濾
過網を有すると共に、混合槽2に連通する配管をその底
部に接続する筒状溶解槽27と、第3図に示す配管8bか
ら延在するとともに前記筒状溶解槽27内部の周側面に沿
って配置された配管28とで構成される。前記配管28の先
端開口部は、前記筒状溶解槽27内部で渦流を形成するよ
うに、開口している。
手段にあっては、先ず、透析液調製用剤が、図示しない
透析液調製用剤供給部から前記筒状溶解槽27内に供給さ
れる。配管28の先端部から水が噴出することにより、筒
状溶解槽27内で激しい渦流が形成される。この渦流に乗
って、筒状溶解槽27内の透析液調製用剤60が激しく渦巻
く。そしてこの渦巻き状の流れに乗った透析液調製用剤
60が内周面に形成された突起26に衝突し、また渦流がこ
の突起26により乱され、激しい撹拌作用が生じる。その
結果、透析液調製用剤が顆粒状、粒子状あるいは錠剤状
であっても迅速に水に溶解することになる。透析液調製
用剤が溶解した水溶液は濾過網40により濾過された後、
筒状溶解槽27の底部から配管を介して混合槽2内に移送
される。
は、顆粒状、粒子状あるいは錠剤状の透析液調製用剤を
溶解するのに好都合である。また水流を水撹拌の原動力
にしているので、撹拌モータのような駆動源を使用しな
いだけ構成が簡単である。
内での撹拌は、撹拌装置たとえば撹拌翼等により行なう
ことができるのであるが、第9〜第11図に示す回転ノ
ズル29を使用すると、駆動モータのような撹拌動力源を
必要とすることなく、混合槽内の液を撹拌することがで
きる。もっとも、当然のことながら、撹拌翼等の撹拌装
置と前記溶解混合手段5とを併用すると、撹拌動力源を
必要とするものの、透析液の撹拌混合を効率良く行うこ
とができる。
混合槽2内に設置される。
液を混合槽2内に戻す配管30の先端部周側面に、第10
図に示すように、開口部31が設けられ、配管30の先端部
にはさらに筐体32が回転自在に被せられ、その筐体32の
周側面には一対の噴出管33が互いに反対方向に延在し、
第11図に示すように、それぞれの先端には互いに反対
方向に向けて開けられた噴出孔34が設けられている。
は、配管30途中に設けられた溶解混合用ポンプ5aによ
り配管30の先端部に液が圧送されると、前記開口部31か
ら液が筐体31内に噴出し、筐体32内に噴出した液は一対
の噴出管33内を案内されてその噴出孔34から互いに反対
方向に噴出する。その結果、噴出の反作用により前記一
対の噴出管33が回転し、噴出管33の回転により噴出液が
混合槽2内で巻き散らされることになる。これによっ
て、混合槽2内において液が激しく撹拌されることにな
る。
と、動力源なしで混合槽2内の液を効率的に撹拌するこ
とができる。
例について詳述したが、この発明は前記実施例に限定さ
れるものではなく、この発明の範囲内で適宜に設計変更
して実施することができる。
置しても良いし、混合槽2内に稀釈水の液レベル検出等
による計量手段を備えた計量混合槽としても良い。また
たとえば第12図に示すように混合槽を複数設置して交互
運転することも可能である。
とができるので、貯蔵するのに場所を取らず、取扱が容
易であり、固形剤を水に溶解して水溶液として運搬する
よりも重量が軽いので運搬が容易であり、重炭酸ナトリ
ウムに電解質物質とpH調整液とを含有させると共に含
水率が6重量%以下である透析液調製用剤も使用するこ
とができ、固形剤を水に溶解することにより容易に透析
液を調製することができ、固形剤から簡単に、しかも正
確な濃度の透析液を自動的に調製することができる。
示す説明図である。
重炭酸ナトリウムの帯状包装体の一例を示す説明図であ
る。
を示す説明図である。
液調製用剤供給手段における定量容器の一例を示す斜視
図である。
す断面図である。
液調製用剤供給手段の他の例を示す断面図である。
液調製用剤供給手段の他の例を示す説明図である。
液調製用剤供給手段の他の例を示す説明図である。
る回転ノズルの一例を示す説明図である。
図である。
る。
他の一例を示す説明図である。
析液調製用剤供給手段、4・・・希釈水計量供給手段、
5・・・溶解混合手段、6・・・濃度測定手段、60・・
・透析液調製用剤
Claims (10)
- 【請求項1】 重炭酸ナトリウムと電解質物質とpH調
製剤とを含有して含水率が6重量%以下に調整されてな
る透析液調製用剤の一定量を封入してなる定量容器を有
し、この定量容器を開封して透析液調製用剤の一定量を
水を加えることなく供給する透析液調製用剤供給手段
と、希釈水を供給する希釈水計量供給手段とを有する供
給系統、および前記透析液調製用剤供給手段から供給さ
れた一定量の前記透析液調製用剤と前記希釈水計量供給
手段から供給された希釈水とを収容する混合槽を備える
とともに、それぞれ前記混合槽に収容された透析液調製
用剤と前記希釈水とを溶解混合する溶解混合手段により
前記混合槽中で調製される透析液の濃度を測定する濃度
測定手段、および前記濃度測定手段により測定された適
正濃度の透析液を排出する排出手段を備えることを特徴
とする透析液調製装置。 - 【請求項2】 前記透析液調製用剤供給手段が、一定量
の透析液調製用剤を封入してなる定量容器と、前記定量
容器を、順次、個別に開封する開封手段とを有する請求
項1に記載の透析液調製装置。 - 【請求項3】 前記透析液調製用剤供給手段が、一定量
の透析液調製用剤を封入してなる定量容器を複数連結し
てなる帯状包装体と、前記帯状包装体を構成する各定量
容器を、順次、個別に開封する開封手段とを有する請求
項1に記載の透析液調製装置。 - 【請求項4】 前記透析液調製用剤供給手段が、一定量
の透析液調製用剤を封入してなる定量容器を着脱可能に
内蔵するとともに、前記定量容器を開封する開封手段を
有する請求項2又は3に記載の透析液調製装置。 - 【請求項5】 前記溶解混合手段が、前記混合槽に接続
した循環流路と、前記混合槽の内溶液を前記循環流路で
循環させる内溶液循環手段とを備えてなる請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の透析液調製装置。 - 【請求項6】 前記溶解混合手段が、前記混合槽内の液
を撹拌する撹拌装置を有してなる請求項1乃至請求項5
のいずれかに記載の透析液調製装置。 - 【請求項7】 重炭酸ナトリウムと電解質物質とpH調
製剤とを含有して含水率が6重量%以下に調整されてな
る透析液調製用剤の一定量を水を加えることな く供給す
る透析液調製用剤供給手段と、希釈水を供給する希釈水
計量供給手段とを有する供給系統、および前記透析液調
製用剤供給手段から供給された一定量の前記透析液調製
用剤と前記希釈水計量供給手段から供給された希釈水と
を収容する混合槽を備えるとともに、それぞれ前記混合
槽に収容された透析液調製用剤と前記希釈水とを溶解混
合する溶解混合手段により前記混合槽中で調製される透
析液の濃度を測定する濃度測定手段、および前記濃度測
定手段により測定された適正濃度の透析液を排出する排
出手段を備え、前記溶解混合手段が、前記混合槽に接続
した循環流路と、前記混合槽の内溶液を前記循環流路で
循環させる内溶液循環手段とからなるとともに、前記透
析液調製用剤供給手段が前記循環流路に形成した狭窄部
に接続されてなることを特徴とする透析液調製装置。 - 【請求項8】 重炭酸ナトリウムと電解質物質とpH調
製剤とを含有して含水率が6重量%以下に調整されてな
る透析液調製用剤の一定量を水を加えることなく供給す
る透析液調製用剤供給手段と、希釈水を供給する希釈水
計量供給手段とを有する供給系統、および前記透析液調
製用剤供給手段から供給された一定量の前記透析液調製
用剤と前記希釈水計量供給手段から供給された希釈水と
を収容する混合槽を備えるとともに、それぞれ前記混合
槽に収容された透析液調製用剤と前記希釈水とを溶解混
合する溶解混合手段により前記混合槽中で調製される透
析液の濃度を測定する濃度測定手段、および前記濃度測
定手段により測定された適正濃度の透析液を排出する排
出手段を備え、前記透析液調製用剤供給手段が、透析液
調製用剤の粉砕手段と濾過手段とを有することを特徴と
する透析液調製装置。 - 【請求項9】 重炭酸ナトリウムと電解質物質とpH調
製剤とを含有して含水率が6重量%以下に調整されてな
る透析液調製用剤の一定量を水を加えることなく供給す
る透析液調製用剤供給手段と、希釈水を供給する希釈水
計量供給手段とを有する供給系統、および前記透析液調
製用剤供給手段から供給された一定量の前記透析液調製
用剤と前記希釈水計量供給手段から供給された希釈水と
を収容する混合槽を備えるとともに、それぞれ前記混合
槽に収容された透析液調製用剤と前記希釈水とを溶解混
合する溶解混合手段により前記混合槽中で調製される透
析液の濃度を測定する濃度測定手段、および前記濃度測
定手段により測定された適正濃度の透析液を排出する排
出手段を備え、前記混合槽内に回転ノズルを設置してな
ることを特徴とする透析液調製装置。 - 【請求項10】 重炭酸ナトリウムと電解質物質とpH
調製剤とを含有して含水率が6重量%以下に調整されて
なる透析液調製用剤の一定量を水を加えることなく供給
する透析液調製用剤供給手段と、希釈水を供給する希釈
水計量供給手段とを有する供給系統、および前記透析液
調製用剤供給手段から供給された一定量の前記透析液調
製用剤と前記希釈水計量供給手段から供給された希釈水
とを収容する混合槽を備えるとともに、それぞれ前記混
合槽に収容された透析液調製用剤と前記希釈水とを溶解
混合する溶解混合手段により前記混合槽中で調製される
透析液の濃度を測定する濃度測定手段、および前記濃度
測定手段により測定された適正濃度の透析液を排出する
排出手段を備え、前記排出手段により排出された透析液
を貯留する貯留槽を備えてなることを特徴とする透析液
調製装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8208661A JP3025200B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 透析液調製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8208661A JP3025200B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 透析液調製装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1204323A Division JP2739898B2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | 透析液調製方法および透析液調製用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0919496A JPH0919496A (ja) | 1997-01-21 |
JP3025200B2 true JP3025200B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=16559962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8208661A Expired - Lifetime JP3025200B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 透析液調製装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025200B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001095954A1 (fr) * | 2000-06-12 | 2001-12-20 | Teijin Limited | Dispositif de preparation de solution de dialysat |
CN102989047A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-03-27 | 董大泉 | 家庭用腹膜透析液制造设备 |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP8208661A patent/JP3025200B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001095954A1 (fr) * | 2000-06-12 | 2001-12-20 | Teijin Limited | Dispositif de preparation de solution de dialysat |
CN102989047A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-03-27 | 董大泉 | 家庭用腹膜透析液制造设备 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0919496A (ja) | 1997-01-21 |
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