JP3024516B2 - 温度検出装置 - Google Patents

温度検出装置

Info

Publication number
JP3024516B2
JP3024516B2 JP7189994A JP18999495A JP3024516B2 JP 3024516 B2 JP3024516 B2 JP 3024516B2 JP 7189994 A JP7189994 A JP 7189994A JP 18999495 A JP18999495 A JP 18999495A JP 3024516 B2 JP3024516 B2 JP 3024516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
light
temperature
optical
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7189994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0943066A (ja
Inventor
一宏 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7189994A priority Critical patent/JP3024516B2/ja
Publication of JPH0943066A publication Critical patent/JPH0943066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3024516B2 publication Critical patent/JP3024516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被測定物の異常
温度を検出する温度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被測定物の温度を検知する場合に、特に
ノイズ環境下や爆発のおそれのある場所等において有効
な手段として光ファイバを用いることが従来より考えら
れており、例えば特開平3−92737号公報に記載の
ように、サーマルペイント等の示温材を被測定部の温度
センサとして用い、この示温材に照明用オプチカルファ
イバを介して光源からの光束を照射して、示温材の温度
変化に基づいて色が変化する反射光を受光用オプチカル
ファイバを介して色識別受光素子へ導光し、色識別受光
素子の識別信号を演算処理して色データとして警報発生
部により警報信号に応じた警報を発生するようにし、測
定部に貼着した示温材をセンサ部カバーハウジングで覆
い、又はセンサヘッドハウジング内の底面に示温材を貼
着した構造のセンサ部を有するものや、実開平3−51
338号公報に記載のように、サーモラベルの色変化に
より温度上昇を検出するようにしたものなどが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように示
温材を用いる場合、示温材の色変化による反射光を受光
用オプチカルファイバにより受光しているが、拡散する
反射光を効率よく受光用オプチカルファイバにより受光
できないため、色識別受光素子による反射光の色識別の
信頼性に欠けるおそれがあり、サーモラベルを用いる場
合には、サーモラベルとして用いることのできる化学物
質が限定されてしまう。
【0004】この発明が解決しようとする課題は、簡単
な構成により被測定物の異常温度を容易にかつより確実
に検知できるようにすることにある。
【0005】
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 求項記載の発明は、
光源と、受光素子と、前記光源及び前記受光素子それぞ
れに接続された第1,第2の光ファイバと、光分岐結合
器を介して前記第1,第2の光ファイバに接続された第
3の光ファイバと、前記第3の光ファイバの先端に設け
られた温度センサと、前記受光素子により受光された反
射光の強度変化を検出する識別回路とから成り、前記温
度センサが、一端が開口した容器と、前記容器の開口よ
り前記容器内部に挿入され中央部に透孔を介して前記第
3の光ファイバの先端が導入された防水キャップと、前
記容器内部の前記第3の光ファイバの先端面に対向する
位置に設けられ前記第3の光ファイバからの光をこの第
3の光ファイバ側に反射する光反射体と、前記容器内部
の前記防水キャップとの間の空間内に感温変色材が充填
されて成り温度上昇により特定波長の光に対して光吸収
・散乱が変化し易い色に変色する感温部とにより構成さ
れていることを特徴としている。
【0008】従って、光反射体による反射光の第3の光
ファイバへの戻り分が光反射体のない場合に比べて大幅
に増加し、この増加によって被測定物の温度上昇による
感温部の感温変色材の色変化に伴う反射光の変色を確実
に検出して被測定物の温度上昇を検出できるため、構成
の複雑化を招くことなく、簡単な構成により被測定物の
異常温度を容易にかつ信頼性よく検知することができ
る。
【0009】このとき、温度センサの感温部内に空気層
を設けているので、温度上昇による感温部の体積膨張を
緩和でき、容器内部の防水キャップとの間の空間内に感
温変色材を完全に充填する場合のように、膨張による感
温部の破損を防止することが可能になる。
【0010】また、請求項記載のように、感温部に導
入された第3の光ファイバの先端を斜めに切断すると、
第3の光ファイバの端面での反射が抑制できる。
【0011】ところで、請求項記載のように、第1,
第3の光ファイバ或いは第2,第3の光ファイバが1本
の光ファイバであり、光分岐結合器内においてこの1本
の光ファイバに残りの第2の光ファイバ或いは第1の光
ファイバの端部が溶着されていてもよく、請求項記載
のように、光分岐結合器が光導波路タイプまたはビーム
スプリッタタイプであってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態の一
部の断面図、図2は概略図である。
【0013】装置全体の概略構成について説明すると、
図2に示すように、LEDその他の単色光源或いは白色
光源から成る光源1に第1の光ファイバ2が接続され、
フォトトランジスタ,フォトダイオード等から成る受光
素子3に第2の光ファイバ4が接続され、これら第1,
第2の光ファイバ2,4と第3の光ファイバ5とが光分
岐結合器(以下光カプラと称する)6により接続され、
この第3の光ファイバ5の先端に設けられた温度センサ
7が設けられている。
【0014】ここで、便宜上第1,第2,第3の光ファ
イバ2,4,5と称しているが、この例では第1,第3
の光ファイバ2,5、或いは第2,第3の光ファイバ
4,5は1本の光ファイバであり、光カプラ6内におい
てこの1本の光ファイバに残りの第2の光ファイバ4ま
たは第1の光ファイバ2の端部が溶着されている。ま
た、光カプラ6が光導波路タイプやビームスプリッタタ
イプのような場合には、上記した3本の光ファイバ2,
4,5が光カプラ6を介して接続されることになり、こ
のようなタイプの光カプラ6を用いてもよいのは勿論で
ある。
【0015】そして、光源1からの光は第1の光ファイ
バ2の入射端に入射して光カプラ6,第3の光ファイバ
5を介して温度センサ7に導かれ、後述する容器9内の
光反射体14による反射光が第3の光ファイバ5,光カ
プラ6及び第2の光ファイバ4を介して受光素子3によ
り受光され、識別回路8により受光された反射光の強度
変化が識別され、被測定物の温度上昇が検出される。
【0016】このとき、光反射体14での反射による第
3の光ファイバ5への戻り光が増加し、この増加によっ
て被測定物の温度上昇による後述する温度センサ7内の
感温部13の感温変色材の色変化に伴う反射光の強度変
化を確実に検出して被測定物の異常温度を検出できる。
【0017】ところで、この温度センサ7は図1に示す
ように、一端が開口した例えば銅やアルミニウム等の金
属から成る容器9と、中央部に透孔10を有し容器9の
開口より内部に挿入されたゴムなどから成る防水キャッ
プ11と、例えば白色光に対して70゜Cで赤色から黒
色に変色するPSD−RR(フルオラン系ロイコ化合
物)とステアリルアシツドホスフェートとスミソープと
から成る感温変色材が容器9内部の防水キャップ11と
の間の空間内に空気層12を残して充填されて成り温度
上昇により特定波長の光に対して光吸収・散乱が変化し
易い濃さに変色する感温部13と、容器9内部の第3の
光ファイバ5の先端面に対向する位置に設けられた光反
射体14とにより構成されており、第3の光ファイバ5
からの光は光反射体14により第3の光ファイバ5の先
端面に反射される。
【0018】ここで、光源1からの光と感温変色材との
組合わせは例えば表1に示すものが望ましく、光源1に
は白色光のほか赤色光,緑色光,黄色光などの単色光を
用いるとよく、感温変色材としては、表1に示すように
高温になることによって発色,変色,消色するものが好
ましい。
【0019】
【表1】
【0020】そして表1は、各色の入射光を使用した状
態で感温変色材の色が変化(例えば無色から赤色へ変
化)したときの、変色前,変色後における出射光の色と
出射光量とを示しており、特に出射光量は変色前を基準
としたときの変色後の光量変化を表わし、例えば“緑色
小”とは緑色成分の光量が変化前より減少することを示
し、“緑色大”とは緑色成分の光量が変化前より増加す
ることを示している。なお、表1中の変色前とは常温
時、変色後とは例えば60℃以上の高温時の状態をそれ
ぞれ表わしている。
【0021】また、感温変色材としては光源1との関係
で変色前後で光吸収が変化する材料を選択すればよく、
例えば光源1に赤色光を用いたときには、その波長域に
おいて通常吸収がなく透過性のある無色や赤色等から、
赤色光が吸収されやすい緑色や黒色その他の色に可逆的
に変化するものが望ましく、具体的には上記したもの以
外に表2に示すような材料を用いればよく、表2に示す
如く高温になることによって無色から赤色に変色するも
のとして、PSD−R(フルオラン系ロイコ化合物)と
没食子酸ラウリルとトルエンとを用いればよいが、特に
表2に示す材質に限定されるものではない。
【0022】
【表2】
【0023】従って、光反射体14による反射光の第3
の光ファイバ5への戻り分が、光反射体14のない場合
に比べて大幅に増加し、この増加によって被測定物の温
度上昇による感温部13の感温変色材の色変化に伴う反
射光の強度変化を確実に検出して被測定物の温度上昇を
検出できるため、構成の複雑化を招くことなく、簡単な
構成により被測定物の異常温度を容易にかつ信頼性よく
検知することができる。
【0024】また、感温部13内に空気層12を設けて
いるため、温度上昇による感温部13の体積膨張を緩和
でき、容器9内部の防水キャップ11との間の空間内に
感温変色材を完全に充填する場合のように、膨張による
感温部13の破損を防止することが可能になる。
【0025】さらに、感温部13に導入された第3の光
ファイバ5の先端を斜めに切断することにより、第3の
光ファイバ5の端面での反射を抑制できる。
【0026】なお、容器9には上記した金属以外に、ガ
ラスやプラスチックを用いてもよいのは勿論であり、感
温変色材と化学的に反応せず、流体の被測定物と化学的
に反応せず、検出温度範囲内で使用し得るという条件を
満たすものであればよく、例えばガラスを用いると、金
属に比べて熱伝導率が低いため、温度上昇に対する緩や
かな応答性を必要とする場合に適している。
【0027】また、容器9が透明であると、感温部13
の感温変色材の色変化を外部から目視することができ、
一方容器9が不透明であれば外部からの外乱光を遮断で
きるため、検出精度を上げることが可能になる。
【0028】さらに、容器9は凹曲面状の底面を有する
形状のものであってもよく、この場合容器9の凹曲面状
の底面に沿って設けられた光反射体14より第3の光フ
ァイバ5の先端面に反射光を効果的に集光できるという
利点がある。
【0029】
【0030】
【発明の効果】 以上のように、 請求項記載の発明によ
れば、光反射体による反射光の第3の光ファイバへの戻
り分が光反射体のない場合に比べて大幅に増加し、この
増加によって被測定物の温度上昇による感温部の感温変
色材の色変化に伴う反射光の強度変化を確実に検出して
被測定物の温度上昇を検出できるため、構成の複雑化を
招くことなく、簡単な構成により被測定物の異常温度を
容易にかつ信頼性よく検知することができる。
【0031】このとき、温度センサの感温部内に空気層
を設けているので、温度上昇による感温部の体積膨張を
緩和でき、容器内部の防水キャップとの間の空間内に感
温変色材を完全に充填する場合のように、膨張による感
温部の破損を防止することが可能になる。この場合、請
求項3記載のように、第1,第3の光ファイバ或いは第
2,第3の光ファイバが1本の光ファイバであり、光分
岐結合器内においてこの1本の光ファイバに残りの第2
の光ファイバ或いは第1の光ファイバの端部が溶着され
ていてもよく、請求項4記載のように、光分岐結合器が
光導波路タイプまたはビームスプリッタタイプであって
もよい。
【0032】また、請求項記載のように、感温部に導
入された第3の光ファイバの先端を斜めに切断すること
により、第3の光ファイバの端面での反射が抑制でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の一部の断面図である。
【図2】この発明の一実施形態の概略図である。
【符号の説明】
1 光源 2,4,5 第1,第2,第3の光ファイバ 3 受光素子 6 光カプラ(光分岐結合器) 7 温度センサ 8 識別回路 9 容器 10 透孔 11 防水キャップ 12 空気層 13 感温部 14 光反射体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、受光素子と、前記光源及び前記
    受光素子それぞれに接続された第1,第2の光ファイバ
    と、光分岐結合器を介して前記第1,第2の光ファイバ
    に接続された第3の光ファイバと、前記第3の光ファイ
    バの先端に設けられた温度センサと、前記受光素子によ
    り受光された反射光の強度変化を検出する識別回路とか
    ら成り、 前記温度センサが、 一端が開口した容器と、前記容器の開口より前記容器内
    部に挿入され中央部に透孔を介して前記第3の光ファイ
    バの先端が導入された防水キャップと、前記容器内部の
    前記第3の光ファイバの先端面に対向する位置に設けら
    れ前記第3の光ファイバからの光をこの第3の光ファイ
    バ側に反射する光反射体と、前記容器内部の前記防水キ
    ャップとの間の空間内に感温変色材が充填されて成り温
    度上昇により特定波長の光に対して光吸収・散乱が変化
    し易い色に変色する感温部とにより構成され前記温度センサの前記感温部内に、空気層が設けられて
    いることを特徴とする 温度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記感温部に導入された前記第3の光フ
    ァイバの先端が斜めに切断されていることを特徴とする
    請求項記載の温度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1,第3の光ファイバ或いは第
    2,第3の光ファイバが1本の光ファイバであり、前記
    光分岐結合器内においてこの1本の光ファイバに残りの
    第2の光ファイバ或いは第1の光ファイバの端部が溶着
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の温
    度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記光分岐結合器が光導波路タイプまた
    はビームスプリッタタイプであることを特徴とする請求
    1または2記載の温度検出装置。
JP7189994A 1995-07-26 1995-07-26 温度検出装置 Expired - Fee Related JP3024516B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7189994A JP3024516B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 温度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7189994A JP3024516B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 温度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0943066A JPH0943066A (ja) 1997-02-14
JP3024516B2 true JP3024516B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=16250622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7189994A Expired - Fee Related JP3024516B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 温度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3024516B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0943066A (ja) 1997-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2795703C (en) Insertion detector for a medical probe
US7209605B2 (en) Packaged optical sensors on the side of optical fibers
CN107851355B (zh) 有报警器壳体中的光学测量腔和是该壳体一部分在报警器罩内侧处镜面的散射光烟雾报警器
CN102066909A (zh) 光学测量构件以及用于执行反射测量的方法
JP3024516B2 (ja) 温度検出装置
JP3079958B2 (ja) 温度検出装置
JPH0953997A (ja) 温度検出装置
JP2991086B2 (ja) 温度検出装置
JP3079964B2 (ja) 温度検出装置
JP3079968B2 (ja) 温度検出装置
JP2991085B2 (ja) 温度検出装置
US6084662A (en) Light transmittance measuring device and process for separating transmittance and reflectance
JPH0953996A (ja) 温度検出装置
JP4315280B2 (ja) 炎感知器
JPH0949774A (ja) 温度検出装置
JP3000840B2 (ja) 温度検知装置
JP2998528B2 (ja) 温度検知装置
JPH07324994A (ja) 温度検出装置
JPS6255529A (ja) 放射温度計
JP2807275B2 (ja) 合成樹脂製容器の肉厚測定装置
JP2002148102A (ja) 液体検出方法及び液体検出装置
JP3329143B2 (ja) 温度検出装置
JPH0368824A (ja) 配管等の表面温度測定装置
CA2471401C (en) Packaged optical sensors on the side of optical fibres
JPH0518048B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees