JP3024207B2 - トランス - Google Patents

トランス

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JP3024207B2
JP3024207B2 JP2310325A JP31032590A JP3024207B2 JP 3024207 B2 JP3024207 B2 JP 3024207B2 JP 2310325 A JP2310325 A JP 2310325A JP 31032590 A JP31032590 A JP 31032590A JP 3024207 B2 JP3024207 B2 JP 3024207B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばフライバックトランスに適用して好
適なトランスに関する。
[発明の概要] 本発明は、例えばフライバックトランスに適用して好
適なトランスに関し、高圧側巻線に極細線を巻回するト
ランスにおいて、この極細線の巻回用の突起をボビンに
設けたことにより、極細線の断線を防止することができ
るようにしたものである。
[従来の技術] 従来、小型、軽量のフライバックトランスが提案され
ている。このフライバックトランスは第4図に示すよう
に構成されている。1次側は、例えばφ0.08〜φ0.14程
度の線材が使用され、2次側は、例えばφ0.04またはφ
0.03程度の極細の線材が使用される。そして図に示すよ
うに、1次側の端子(2)及び(3)間、端子(4)及
び(5)間並びに端子(5)及び(6)間に夫々入力側
のコイルが形成されている。一方、2次側の端子
(1)、(9)及び(8)間には夫々出力用のコイルが
形成されている。そして端子(8)はダイオード(10)
を介して出力端子(15)に接続され、さらにダイオード
(10)及び出力端子(15)の接続点並びに接地間にはコ
ンデンサ(16)が接続されている。また、端子(9)及
び端子(13)間にはダイオード(11)が接続され、更に
端子(9)及び端子(14)間にはダイオード(12)が接
続されている。この端子(8)及び(9)間には例えば
3000V(p/p)の交流電圧を得るようにし、これをダイオ
ード(10)及びコンデンサ(16)によって整流し例えば
2200Vの直流電圧を得、これを高圧出力端子(15)より
出力するようにしている。
第3図は上述のフライバックトランスの外観を示し、
この第3図において(2)、(3)、(4)、(5)及
び(6)は露出部がL型をしたトの字型ピンで、夫々一
方(紙面において略垂直方向)は、このトランスが基板
に実装されるときのピンで、このL型のピンの夫々他方
(紙面において略水平方向)は図に示すように、夫々皮
膜により絶縁処理の施された銅線(エナメル線)が巻か
れ、図示は省略したが、ハンダ付けされる部分である。
図に示すように、銅線はピン(2)に巻かれた後、更
に、ボビン(17)の1次側(18)に所定巻数だけ巻か
れ、ピン(3)に巻かれる。同様に、銅線はピン(4)
に巻かれた後、更に、ボビン(17)の1次側(18)に所
定巻数だけ巻かれ、ピン(5)に巻かれる。同様に、銅
線はピン(5)に巻かれた後、更に、ボビン(17)の1
次側(18)に所定巻数だけ巻かれ、ピン(6)に巻かれ
る。そして第4図に示すように、1次側及び2次側間を
極細の銅線で接続する。即ち、この第3図においては既
に銅線が巻いてあるピン(6)に極細の銅線が更に巻き
付けられ、図に示すように、ピン(6)の裏側より中間
タップaに巻き付けられ、2次側(19)にて例えば2000
回程巻かれた後に、終了点としてのタップbに巻き付け
られる。そして図における各ピン(2)、(3)、
(4)、(5)及び(6)の銅線の巻き付けられる部分
は、ハンダ付けされる。このようにして1次側(18)及
び2次側(19)間の接続がなされていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように1次側(18)及び2次側(19)間の接続
は、ピン(6)に巻き付けられている1次側の銅線の更
に上より2次側用の極細の銅線を巻き付け、この部分に
おいてハンダ付けされた後に2次側(19)に引き回され
ることによってなされていた。しかしながらこのピン
(6)にハンダ付けするときは、1次側の銅線と比較し
て2次側の銅線がかなり細いのにもかかわらず、これら
2種類の太さの銅線の皮膜を取らなければならないの
で、ハンダの熱によって2次側の銅線、即ち極細線が断
線する不都合があった。
また、ピン(6)に巻き付けた極細の銅線をこのピン
(6)の基板に実装する部分(第3図におけるピン
(6)の垂直方向のピン部分)の角に接触させてこの部
分の裏側を通した後に、中間タップaに巻き付けるよう
にしているので、このフライバックトランスを基板等に
実装するときにこの極細の銅線が断線する不都合があっ
た。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、極細線の
断線を防止することのできるトランスを提案しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は、下記の手段を
備えたトランスを提供する。即ち、 一次側巻線と該一次側巻線よりも細い極細線でなる二
次側巻線が巻回されたボビンの一端にピン取付部を有
し、該ピン取付部に複数のトの字型ピンを植設し、それ
らトの字型ピンの一方の端に上記一次側巻線及び二次側
巻線の引き出しタップが夫々接続され、 上記トの字型ピンの1つが一次巻線と二次巻線の両方
が接続される共通ピンとなったトランスにおいて、 上記共通ピンの近傍に2個の突起を設け、上記二次巻
線を形成する極細線を第1の突起に巻回した後、第2の
突起と上記共通ピンを一緒にして数回巻き付けて半田付
けで固定して成るトランスを提供する。
[作用] 上述せる本発明によれば、極細線の巻回用の突起(17
a)(17b)をボビン(17)に設けたので、極細線を複数
回巻回することができ、これによって極細線の断線を防
止することができる。
[実施例] 以下に、第1図を参照して本発明トランスの例につい
て詳細に説明する。尚この第1図において第3図及び第
4図と対応する部分には同一符号を付してその説明を省
略する。この第1図においては、図に示すように、ピン
(6)の下部に夫々突起物(17a)及び(17b)を例えば
ボビン(17)と一体に設け、更にボビン(17)の一部に
溝(17c)を設ける。
さて、このように構成した場合、ピン(6)に既に巻
き付けられた1次側の銅線の上より更に2次側用の極細
の銅線を巻き付ける。そしてこの部分と、突起(17a)
間をあたかも八の字を書くように、数回巻き付ける如く
する。そして更に、この後、突起(17b)に巻き付けて
から、図に示すように、溝(17c)に通し、更にピン
(6)の裏側より中間タップaに巻き付け、2次側(1
9)にて例えば2000回程巻いた後に、終了点としてのタ
ップbに巻き付ける。そして図における各ピン(2)、
(3)、(4)、(5)及び(6)の銅線の巻き付けら
れる部分をハンダ付けする。このようにして1次側(1
8)及び2次側(19)間の接続を行う如くする。
このようにすると、ハンダ付けしたときには極細の銅
線が図に示すようにピン(6)及び突起(17a)間を八
の字に数回巻き付けられているので、ハンダの熱によっ
てこの極細の銅線が一部断線しても、全体が断線するこ
とがない。また、このように極細の銅線をピン(6)及
び突起(17a)間に八の字に数回巻き付けた後に、一旦
突起(17b)に巻き付けてから溝(17c)を通して中間タ
ップaに巻き付けるようにしているので、例えばこのフ
ライバックトランスの基板への実装時にこの極細の銅線
が断線することを防止することができる。また、このよ
うに極細の銅線の断線の防止をボビン(17)に突起(17
a)及び(17b)を設けることによってなしたので、例え
ば極細の銅線をツイストするような特別な装置を用意し
て手間をかけて極細の銅線をツイストしたりしなくても
済む。尚、ピン(6)及び突起(17a)間に対する極細
の銅線の巻回は八の字に巻回するのみならず、例えばド
ーナツ状で巻回しても良い。
また、第1図において示した突起(17a)及び(17b)
の形状は例えば第2図A及びBに示す如き形状にしても
良い。
尚、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明の要
旨を逸脱することなく、その他種々の構成が取り得るこ
とは勿論である。
[発明の効果] 本発明のトランスは、一次巻線と二次巻線の両方が接
続される共通ピンの近傍に2個の突起を設け、上記二次
巻線を形成する極細線を第1の突起に巻回した後、第2
の突起と上記共通ピンを一緒にして数回巻き付けて半田
付けで固定するので、半田付けの際に熱により極細線が
断線するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明トランスの例を示す図、第2図は突起物
の形状例を示す図、第3図は従来のトランスの例を示す
図、第4図はフライバックトランスの例を示す回路図で
ある。 (17)はボビン、(17a)及び(17b)は夫々突起物であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次側巻線と該一次側巻線よりも細い極細
    線でなる二次側巻線が巻回されたボビンの一端にピン取
    付部を有し、該ピン取付部に複数のトの字型ピンを植設
    し、それらトの字型ピンの一方の端に上記一次側巻線及
    び二次側巻線の引き出しタップが夫々接続され、 上記トの字型ピンの1つが一次巻線と二次巻線の両方が
    接続される共通ピンとなったトランスにおいて、 上記共通ピンの近傍に2個の突起を設け、上記二次巻線
    を形成する極細線を第1の突起に巻回した後、第2の突
    起と上記共通ピンを一緒にして数回巻き付けて半田付け
    で固定して成るトランス。
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