JP3023677B1 - 球面軸受 - Google Patents

球面軸受

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JP3023677B1
JP3023677B1 JP10334376A JP33437698A JP3023677B1 JP 3023677 B1 JP3023677 B1 JP 3023677B1 JP 10334376 A JP10334376 A JP 10334376A JP 33437698 A JP33437698 A JP 33437698A JP 3023677 B1 JP3023677 B1 JP 3023677B1
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Abstract

【要約】 【課題】 3自由度の位置調整が高精度かつ高剛性で行
うことの可能な球面軸受を提供する。 【解決手段】 圧電アクチュエータ30は、ハウジング
17の少なくとも4箇所以上に均等に配設する。減摩材
33と球体1間に均等に予圧がかけられるように電圧供
給部39の印加電圧を図示しないボリュームで調節す
る。均等に予圧をかけるのは、適切な剛性を保つためで
ある。減摩材33の材質は、球体1に比べ磨耗がし易
く、かつ摩擦の小さくなるように選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は球面軸受に係わり、
特に3自由度の位置調整が高精度かつ高剛性で行うこと
の可能な球面軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に、転がり対偶による3自由度球
面軸受の一例を示す。図11において、球体1の下端に
は連結用軸3が固着若しくは一体成形されている。この
球体1は、ハウジング上部5A及びハウジング下部5B
により形成された球体収容部7内に収納されている。
【0003】この球体収容部7の上方の一部には開口9
Bが、また下方の一部には開口9Aが設けられている。
ハウジング上部5A及びハウジング下部5Bは、ネジ1
1により締結されている。球体収容部7内には、球体1
と接するようにボール13が複数個配設されている。ボ
ール13はリテーナー15により支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の転が
り対偶による3自由度球面軸受では、球面軸受を構成す
る各部品の要求精度が高く、製造工程が複雑であり、自
動ラインでの生産を実現するのは難しかった。コストも
その分高かった。
【0005】また、球体1、ボール13及び球体収容部
7の摩耗等によって精度と剛性が急に下がり、位置決め
精度と耐負荷能力が急激に低下し、修復不能となるおそ
れがあった。
【0006】更に、ボール13は軌道(ボール13の中
心同士を連ねて結んだ円)からはみ出すことがあり、こ
のとき、ボール13と球体1間又はボール13と球体収
容部7間の接触面積が変化する。また、剛性も変動す
る。
【0007】更に、はみ出したボール13は軌道に戻る
とき衝撃があり、スムーズな揺動ができないおそれがあ
った。本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされた
もので、3自由度の位置調整が高精度かつ高剛性で行う
ことの可能な球面軸受を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、球体
と、該球体に連結された連結用軸と、該連結用軸が所定
角度回動可能なように所定部分が開口され、前記球体が
内部に収容されるハウジングと、該ハウジングの複数箇
所に圧電素子の伸縮方向が前記球体及び/又は前記ハウ
ジングの中心に向かうように取り付けた圧電アクチュエ
ータと、該圧電アクチュエータの圧電素子を伸縮させる
電圧を調節する電圧調節手段と、該電圧調節手段の調節
結果に基づき前記圧電素子に電圧を供給する電圧供給手
段と、前記圧電アクチュエータの圧電素子の先端に固着
され、前記電圧調節手段により圧電素子が伸長されたと
き前記球体表面を圧接しつつ摺動する減摩材と、前記ハ
ウジングの所定箇所に他の部材と連接するため配設され
た連接手段とを備えて構成した。
【0009】ハウジングの複数箇所に、圧電アクチュエ
ータを圧電素子の伸縮方向が球体及び/又はハウジング
の中心に向かうように取り付ける。圧電素子の伸縮方向
を球体の中心に向かうように取り付けることで、均等な
予圧をかけやすくなる。電圧調節手段では、圧電アクチ
ュエータの圧電素子を伸縮させる電圧を調節する。
【0010】球体の表面と圧電素子間の圧力は圧電アク
チュエータにかかる電圧の大小によって調節出来、これ
により均等な予圧をし易く、最適な剛性が得られ、ま
た、どのような状況でも最適な剛性にコントロールする
ことが出来る。圧電アクチュエータの圧電素子の先端に
は、減摩材を固着する。この減摩材は、圧電素子が伸長
されたとき、球体表面を圧接しつつ摺動する。
【0011】以上により、高精度、高剛性を有するスム
ーズな3自由度の揺動が可能である。また、球体と減摩
材間の接触面積がほぼ一定に保たれ、この間の摩擦抵抗
が軽減し、スムーズな揺動が得られる。
【0012】減摩材が摩耗しても、電圧調節手段の電圧
を調節すれば精度と剛性を戻すことが可能である。この
ため、使用寿命を長くとれる。更に、各部品の加工精度
と組立精度を実現し易く、自動ラインでの生産性が良
く、コストの低減を期待できる。
【0013】なお、ハウジングの表面に電圧供給手段と
圧電アクチュエータを結ぶ導線を印刷することで、ケー
ブル類を無くすことが可能である。また、圧電アクチュ
エータは、ハウジングの複数箇所に均等に配設すると、
剛性をバランスよく保てるため望ましい。
【0014】更に、本発明は、前記圧電アクチュエータ
は、前記圧電素子の一端を支持する圧電素子支持部と、
該圧電素子支持部より前記圧電素子に沿って圧電素子と
所定距離を隔てつつ圧電素子の先端方向に向けて延長さ
れた延長部と、該延長部の内周に突設させた圧電素子歪
曲制限部とを備えて構成した。
【0015】圧電素子支持部は、圧電素子の一端を支持
している。この圧電素子支持部より、圧電素子支持部の
一部を延長する。但し、延長部は、圧電素子支持部と独
立させた部品として圧電素子支持部に対し固着するよう
にしてもよい。延長部は、圧電素子に沿って圧電素子と
所定距離を隔てつつ、圧電素子の先端方向に向けて延長
する。そして、延長部の内周に圧電素子歪曲制限部を突
設させる。
【0016】連結用軸の移動に伴い、球体も回動する。
圧電素子は、球体と所定圧力で押圧されているため、こ
の球体の回動に連れて球体の周方向に移動しようとす
る。圧電素子は、伸縮方向と垂直な方向の圧力にはもろ
いため、この方向の変位を圧電素子歪曲制限部により制
限する。このことにより、圧電素子の寿命を長くするこ
とが出来る。
【0017】更に、本発明は、前記圧電アクチュエータ
は、前記圧電素子が前記ハウジングに貫通された貫通穴
に挿通され、該圧電素子の一端を支持する圧電素子支持
部と前記ハウジング外周囲間に所定の厚みを有する調整
リングを介して前記ハウジングに固定されたことを特徴
とする。
【0018】調整リングを配設したことで、球面軸受の
組立誤差を無くすことが出来る。なお、防塵及び湿気防
止のため、ハウジングの開口と連結用軸間の隙間を覆う
蛇腹状の保護カバーを配設してもよい。
【0019】更に、本発明は、前記圧電素子の伸縮に伴
う反力を検出する反力検出手段を更に備え、前記電圧調
節手段は、該反力検出手段で検出された反力を基に圧電
素子を伸縮させる電圧を調節することを特徴とする。
【0020】反力検出手段は、反力に伴い圧電素子に帰
還された電気量から反力の大きさを推定してもよいし、
別途配設した圧力センサにより検出してもよい。電圧調
節手段では、反力検出手段で検出した反力を基に圧電素
子を伸縮させる電圧を調節する。以上により、圧電素子
の球体への予圧が常に一定に保たれる。
【0021】なお、減摩材の球体と対する面は、凹状に
形成したり、凸状に形成することも可能である。また、
球体に接触しつつ回動可能なボールをボール保持部で保
持させてもよい。このようにすることで、減摩材の磨耗
を少なくしたり、あるいは摩擦を小さく出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に、本発明の第1実施形態の縦
断面図を示す。また、図2に本発明の第1実施形態の部
分拡大図を示す。尚、図11と同一要素のものについて
は同一符号を付して説明は省略する。
【0023】図1において、球体1は、ハウジング17
内に収納されている。連結用軸3の下端は、可動部19
と結合されている。ハウジング17の下部は、連結用軸
3が所定角回動可能なように開口部18が設けられてい
る。
【0024】ハウジング17の上部には、連結用軸23
がハウジング17と一体成形されている。連結用軸23
の上端は、ベース部21と結合されている。ハウジング
17の中心Oより等角度αを経た複数箇所には内周面に
ネジ溝を形成した貫通孔25が設けられている。
【0025】図2において、ハウジング17の外面で貫
通孔25の周囲には、平坦面31が設けられている。こ
の平坦面31は、ハウジング17の外面で貫通孔25の
中心と交差する点に仮想的に引いた接面と平行となるよ
うに配設されている。
【0026】圧電アクチュエータ30は、ハウジング1
7の外部より貫通孔25に対し圧電素子30aが挿入さ
れ、圧電素子支持部30bは貫通孔25内に螺合固定さ
れている。但し、圧電素子支持部30bは平坦面31に
対してネジで固定するようにしてもよい。球体1の中心
Oはハウジング17の中心と一致するように配設されて
いる。
【0027】そして、圧電素子30aの中心線は、球体
1の中心Oを通過するように配設されている。ハウジン
グ17、球体1及び圧電アクチュエータ30の配設等
は、直交する平面XOZ、YOZに対し、対称な構造を
持つ。圧電素子30aの先端には、減摩材33が固着さ
れている。
【0028】また、圧電素子支持部30bには、圧電素
子30a用のコネクタ35が埋め込まれている。コネク
タ35は、ケーブル37を介して電圧供給部39と接続
されている。電圧供給部39は、電圧供給手段に相当す
る。電圧供給部39に対する電圧の調節は、図示しない
ボリュームにより行われるようになっている。このボリ
ュームは、電圧調節手段に相当する。
【0029】次に、本発明の第1実施形態の動作を説明
する。圧電アクチュエータ30は、ハウジング17の少
なくとも4箇所以上に均等に配設するのが望ましい。但
し、均等に配設しなくとも、図3に示すようなハウジン
グ17の形状が多面体の場合には、圧電素子30aの中
心線が球体1の中心Oを通過するように配設されていれ
ば、球体1の位置調整は十分に可能である。
【0030】減摩材33と球体1間に均等に予圧がかけ
られるように電圧供給部39の印加電圧をボリュームで
調節する。均等に予圧をかけるのは、適切な剛性を保つ
ためである。減摩材33の材質は、球体1に比べ磨耗が
し易く、かつ摩擦の小さくなるように選定する。球体1
に鋳鉄を使用した場合には、減摩材33の材質は、例え
ば青銅、軟鋼や鋳鉄等とする。
【0031】なお、連結用軸23はハウジング17とネ
ジ止めされてもよい。また、ハウジング17の表面に導
線を印刷し、この導線をケーブル37に代えることで、
ケーブル類を無くすことが可能である。
【0032】このことにより、高精度、高剛性を有する
スムーズな3自由度の揺動が可能である。減摩材33が
摩耗しても、電圧供給部39の電圧を調節すれば精度と
剛性を戻すことが可能である。
【0033】このため、使用寿命を長くとれる。なお、
圧電素子支持部30bをハウジング17の平坦面31に
ネジ止めとした場合には、圧電アクチュエータ30の交
換や保守が容易である。
【0034】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図4に、本発明の第2実施形態の縦断面図を示
す。尚、図1と同一要素のものについては同一符号を付
して説明は省略する。
【0035】図4において、ハウジング17の開口部1
8周縁と連結用軸3間の間隙に蛇腹状の保護カバー41
が取り付けられている。これにより、開口部18を通し
て塵や湿気がハウジング17内に進入するのを防止出来
る。
【0036】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。図5に、本発明の第3実施形態の部分拡大図を示
す。尚、図2と同一要素のものについては同一符号を付
して説明は省略する。
【0037】図5において、圧電素子支持部30bとハ
ウジング17の平坦面31間には、所定の厚みを有する
調整リング43が介在されている。この、調整リング4
3を配設したことで、球面軸受の組立誤差を無くすこと
が出来る。また、調整リング43の厚みを調整すること
により、減摩材33が磨耗した分を補足出来る。
【0038】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。図6に、本発明の第4実施形態の部分拡大図を示
す。尚、図5と同一要素のものについては同一符号を付
して説明は省略する。
【0039】図6において、圧電素子支持部30bの一
部を圧電素子30aに沿って圧電素子30aと所定距離
を隔てつつ、圧電素子30aの先端方向に向けて円筒状
の延長部45を配設する。
【0040】そして、この延長部45の内周には、突設
部47を配設する。突設部47は、圧電素子歪曲制限部
に相当する。このことにより、圧電素子30aは、伸縮
方向と垂直な方向の変位が制限され、圧電素子の寿命を
長くすることが出来る。
【0041】次に、本発明の第5実施形態について説明
する。本発明の第5実施形態は、減摩材の一構成例につ
いてである。図7に、減摩材の一構成図を示す。図7に
おいて、球体1と対する面49は、球体1の形状に沿っ
て凹状に形成されている。
【0042】このことにより、凹状に均等な磨耗が期待
されるため、磨耗後の剛性の調整を取りやすい。また、
球体1に対する剛性も、偏りが無く均等にかけることが
出来る。
【0043】次に、本発明の第6実施形態について説明
する。本発明の第6実施形態は、減摩材の別構成例につ
いてである。図8に、減摩材の別構成図を示す。
【0044】図8において、球体1と対する面51は、
凸状に形成されている。このことにより、球体1に接触
する面積が最小であり、摩擦が小さくてすむ。
【0045】次に、本発明の第7実施形態について説明
する。本発明の第7実施形態は、減摩材の別構成例につ
いてである。図9に、減摩材の別構成図を示す。
【0046】図9において、球体1に接触しつつ回動可
能なボール53が、ボール保持部55により保持されて
いる。このことにより、球体1に接触する面積が最小で
あり、摩擦が小さくてすむ。また、磨耗も非常に少な
い。
【0047】次に、本発明の第8実施形態について説明
する。図10に、本発明の第8実施形態の部分拡大図を
示す。尚、図5と同一要素のものについては同一符号を
付して説明は省略する。
【0048】図10において、圧力センサ57が圧電素
子支持部30bの内部で圧電素子30aの端部に配設さ
れている。この圧力センサ57は、圧電素子30aの伸
縮に伴う球体1からの反力の大きさを検出する。
【0049】圧力センサ57の出力信号は、図示しない
電圧調節部に入力され、予め設定された設定圧力との間
で差が算出される。そして、この差の大きさに基づき圧
電素子30aに印加する電圧の大きさが調節される。調
節された電圧は、電圧供給部39より出力される。
【0050】なお、圧力センサ57を用いずに、反力に
伴い圧電素子30aに帰還された電気量から反力の大き
さを推定してもよい。この電気量の大きさは、例えば圧
電素子30aと直列に抵抗を接続し、この抵抗を流れる
電流の大きさを測定することで求める。この電流の大き
さは、図示しない電圧調節部に入力され、反力の大きさ
が推定される。
【0051】そして、この推定された反力の大きさを予
め設定された設定圧力と比較し、その差の大きさに基づ
き圧電素子30aに印加する電圧の大きさを調節する。
調節された電圧は、電圧供給部39より出力される。以
上により、圧電素子30aの球体1への予圧が常に一定
に保たれる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
電アクチュエータの圧電素子を伸縮させることで、減摩
材を球体表面に対し圧接可能なため、高精度、高剛性を
有するスムーズな3自由度の揺動が可能である。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の縦断面図
【図2】 本発明の第1実施形態の部分拡大図
【図3】 ハウジングの別構成例
【図4】 本発明の第2実施形態の縦断面図
【図5】 本発明の第3実施形態の部分拡大図
【図6】 本発明の第4実施形態の部分拡大図
【図7】 減摩材の一構成図
【図8】 減摩材の別構成図
【図9】 減摩材の別構成図
【図10】 本発明の第8実施形態の部分拡大図
【図11】 転がり対偶による3自由度球面軸受の一例
を示す図
【符号の説明】
1 球体 3、23 連結用軸 17 ハウジング 18 開口部 25 貫通孔 30 圧電アクチュエータ 30a 圧電素子 30b 圧電素子支持部 31 平坦面 33 減摩材 39 電圧供給部 41 保護カバー 43 調整リング 45 延長部 47 突設部 49 凹面 51 凸面 53 ボール 55 ボール保持部 57 圧力センサ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球体と、該球体に連結された連結用軸
    と、該連結用軸が所定角度回動可能なように所定部分が
    開口され、前記球体が内部に収容されるハウジングと、
    該ハウジングの複数箇所に圧電素子の伸縮方向が前記球
    体及び/又は前記ハウジングの中心に向かうように取り
    付けた圧電アクチュエータと、該圧電アクチュエータの
    圧電素子を伸縮させる電圧を調節する電圧調節手段と、
    該電圧調節手段の調節結果に基づき前記圧電素子に電圧
    を供給する電圧供給手段と、前記圧電アクチュエータの
    圧電素子の先端に固着され、前記電圧調節手段により圧
    電素子が伸長されたとき前記球体表面を圧接しつつ摺動
    する減摩材と、前記ハウジングの所定箇所に他の部材と
    連接するため配設された連接手段とを備えたことを特徴
    とする球面軸受。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングの表面に前記電圧供給手
    段と前記圧電アクチュエータを結ぶ導線を印刷したこと
    を特徴とする請求項1記載の球面軸受。
  3. 【請求項3】 前記圧電アクチュエータは、前記圧電素
    子の一端を支持する圧電素子支持部と、該圧電素子支持
    部より前記圧電素子に沿って圧電素子と所定距離を隔て
    つつ圧電素子の先端方向に向けて延長された延長部と、
    該延長部の内周に突設させた圧電素子歪曲制限部とを備
    えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の球面
    軸受。
  4. 【請求項4】 前記圧電アクチュエータは、前記圧電素
    子が前記ハウジングに貫通された貫通穴に挿通され、該
    圧電素子の一端を支持する圧電素子支持部と前記ハウジ
    ング外周囲間に所定の厚みを有する調整リングを介して
    前記ハウジングに固定されたことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の球面軸受。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの開口と前記連結用軸間
    の隙間を覆う蛇腹状の保護カバーを配設したことを特徴
    とする請求項1、2、3又は4記載の球面軸受。
  6. 【請求項6】 前記圧電素子の伸縮に伴う反力を検出す
    る反力検出手段を更に備え、前記電圧調節手段は、該反
    力検出手段で検出された反力を基に圧電素子を伸縮させ
    る電圧を調節することを特徴とする請求項1、2、3、
    4又は5記載の球面軸受。
  7. 【請求項7】 前記減摩材の前記球体と対する面は、前
    記球体の表面形状に沿って凹状に形成されたことを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の球面軸
    受。
  8. 【請求項8】 前記減摩材の前記球体と対する面は、凸
    状に形成されたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6又は7記載の球面軸受。
  9. 【請求項9】 前記減摩材に代えて、前記球体に圧接し
    つつ回動可能なボールと、該ボールを保持するボール保
    持部とを備え、該ボール保持部は、前記圧電アクチュエ
    ータの圧電素子の先端に固着されたことを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の球面軸
    受。
  10. 【請求項10】 前記圧電アクチュエータは、前記ハウ
    ジングの複数箇所に均等に配設されたことを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の球
    面軸受。
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