JP3023660B2 - 超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法 - Google Patents

超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法

Info

Publication number
JP3023660B2
JP3023660B2 JP8282967A JP28296796A JP3023660B2 JP 3023660 B2 JP3023660 B2 JP 3023660B2 JP 8282967 A JP8282967 A JP 8282967A JP 28296796 A JP28296796 A JP 28296796A JP 3023660 B2 JP3023660 B2 JP 3023660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
probe
fatigue
poor penetration
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8282967A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10111282A (ja
Inventor
文範 清田
隆之 濱島
豊 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Shin Nippon Nondestructive Inspection Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Shin Nippon Nondestructive Inspection Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Shin Nippon Nondestructive Inspection Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8282967A priority Critical patent/JP3023660B2/ja
Publication of JPH10111282A publication Critical patent/JPH10111282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023660B2 publication Critical patent/JP3023660B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/025Change of phase or condition
    • G01N2291/0258Structural degradation, e.g. fatigue of composites, ageing of oils
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソケット溶接部に
おける溶込不良のみならず疲労割れも検出でき、しか
も、疲労割れの形状も推定可能な超音波探傷装置による
ソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特開平7−1283
14号公報において、ソケット溶接部におけるきずを超
音波を用いて容易、迅速かつ確実に検出することができ
る超音波探傷方法を開示した。この超音波探傷方法は、
図21に示すような斜角探触子95を用いてソケット溶
接部におけるきずを検出するものであり、この斜角探触
子95の構造を簡単に説明すると以下のごとくなる。
【0003】図21に示すように、斜角探触子95は、
送信側くさび96に取付けられた平板状の送信振動子9
7を具備する送信部98と、送信部98の前方に近接配
置されて、受信側くさび99に取付けられた平板状の受
信振動子100を具備すると共に、受信側くさび99の
振動子取付け面が、送信側くさび96の振動子取付け面
に対してやや内側に傾いた受信部101とを具備する。
【0004】そして、この斜角探触子95を回転手段に
よってソケットの外周面102周りに回転させながら、
ソケット溶接部103に向けて超音波からなるビーム1
04を送信し、ソケット溶接部103内に存在するきず
105に起因する反射ビーム106を受信し、この受信
信号に基づいてきず105の有無を検出することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した超音
波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及び疲労割
れの検出方法は、未だ、以下の解決すべき課題を有して
いた。即ち、上記した斜角探触子95は、専ら、ソケッ
ト溶接部103におけるきず105の有無のみを検出す
るものであり、きず105の種類や形状について何ら判
断又は推定するものではなかったため、ソケット溶接部
103の内部を正確に判断することができず、探傷作業
の信頼性に問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、ソケット溶接部におけるきずの有無のみな
らず、きずの種類及び形状も正確に判断でき、ソケット
溶接部の内部状態を正確に判断することができ、探傷作
業の信頼性を高めることができる超音波探傷装置による
ソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良
及び疲労割れの検出方法は、パイプの一端が対応するソ
ケットの開口端部に嵌入されて環状段差部が形成され、
該環状段差部を溶接することによって形成される環状の
ソケット溶接部内の溶込不良及び疲労割れを検出する方
法であって、前記ソケットの開口端部の外周面上に超音
波探傷装置の斜角探触子を取付け、該斜角探触子を前記
外周面に沿って軸線方向に移動すると共に前記外周面周
りに円周方向にも回転させながら前記ソケット溶接部に
向けて超音波からなるビームを送信し、前記ソケット溶
接部内の前記溶込不良に起因する反射ビームのみなら
ず、前記ソケット溶接部内の前記疲労割れに起因する反
射ビームも受信し、該反射ビームをデータ分析して、前
記溶込不良及び疲労割れの有無のみならず、前記疲労割
れの形状も推定するようにし、しかも、前記斜角探触子
を、前記ソケットの開口端部の外周面に沿って軸線方向
に粗ピッチで移動すると共に円周方向に回転させながら
前記ソケット溶接部に向けてビームを送信して粗探傷を
行い、粗探傷データから作成された円周方向角度ごとの
疲労割れの粗分布図から精密探傷を行う角度を選び、該
角度位置において、前記斜角探触子を、前記ソケットの
開口端部の外周面に沿って軸線方向に細ピッチで移動さ
せながら前記ソケット溶接部に向けてビームを送信して
精密探傷を行い、前記疲労割れの精密分布図を再度作成
し、前記疲労割れの深さ、高さ、及び軸方向位置を正確
に推定する。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0009】まず、図1〜図3を参照して、本発明の一
実施の形態に係る超音波探傷装置によるソケット溶接部
の溶込不良及び疲労割れの検出方法に用いる超音波探傷
装置Aの全体構成について説明する。
【0010】図1〜図3に示すように、パイプ10の一
端が対応するソケット11の開口端部12に嵌入されて
環状段差部13が形成されており、環状段差部13には
溶接によって略直角三角形状の横断面を有する環状のソ
ケット溶接部14が形成されている。また、図11を参
照して後述するように、ソケット溶接部14には、溶込
不良15と疲労割れ16とが生じているものとする。
【0011】図1〜図3に示すように、超音波探傷装置
Aは、パイプ10の外周面であって、ソケット溶接部1
4の近傍に跨設状態に取付けられている。図示するよう
に、超音波探傷装置Aは、下方にパイプ10が嵌入され
る開口部17を具備する正面視で馬蹄形状の偏平箱体か
らなる装置本体18と、一部が装置本体18の開口部1
7と同じ幅で切欠されると共に、ソケット溶接部14と
対向する装置本体18の前面に回転機構19によって、
パイプ10又はソケット11の軸線周りに360°回転
自在に取付けられるC字状の回転環20と、回転環20
の前面に半径方向移動機構21によって半径方向に移動
自在に取付けられる正面視で門形形状の半径方向移動機
枠22と、半径方向移動機枠22の中央部に進退機構2
4によってパイプ10の軸線方向に進退自在に取付けら
れる探触子取付機枠25と、探触子取付機枠25の先部
に取付けられる斜角探触子26と、装置本体18の裏面
に取付けられ、超音波探傷装置Aを固定状態にパイプ1
0に取付けるための装置固定機構27とからなる。
【0012】次に、超音波探傷装置Aの各部の構成につ
いて説明する。まず、ソケット溶接部14と対向する装
置本体18の前面にパイプ10又はソケット11の軸線
周りに360°回転自在に取付けられる回転環20及び
回転環20を回転するための回転機構19について説明
する。
【0013】図3〜図5に示すように、装置本体18の
内面にはC字状の環状案内溝28が設けられており、環
状案内溝28にはC字状の回転環20がパイプ10の軸
線周りに回転自在に配設されている。また、回転環20
の外周面にはC字状のセクターギア29が一体的に固着
されており、セクターギア29は装置本体18に枢支さ
れた複数の軸受30、31によって、パイプ10の軸線
周りに回転自在に支持されている。
【0014】回転環20を回転する回転機構19につい
て説明すると、図3〜図5に示すように、装置本体18
の上部の前面にはモータケーシング32が取付けられて
おり、モータケーシング32内に探触子回転用モータ3
3が配設されている。探触子回転用モータ33の出力軸
には装置本体18内に配設された第1ギア34が固着さ
れており、第1ギア34は、同様に装置本体18内に配
設された第2ギア35、第3ギア36、第4ギア37か
らなるギアトレインを介してセクターギア29に連動連
結されている。このような構成とすることによって、探
触子回転用モータ33を作動することによってセクター
ギア29と一体をなす回転環20を時計方向又は反時計
方向に回転することができる。
【0015】図5に示すように、モータケーシング32
内には回転角度検出用エンコーダ38が配設されてお
り、回転角度検出用エンコーダ38の入力軸に固着され
た第5ギア39は探触子回転用モータ33の出力軸に固
着された第6ギア40と噛合されている。従って、探触
子回転用モータ33の出力軸の回転数を回転角度検出用
エンコーダ38によって検出することができ、回転環2
0の回転角度が正確に後述する制御装置85に記憶され
ることになる。
【0016】次に、回転環20の前面に半径方向に移動
自在に取付けられる正面視で門形形状の半径方向移動機
枠22、及び、半径方向移動機枠22を移動するための
半径方向移動機構21について説明する。
【0017】図6〜図9に示すように、回転環20の表
面の一側部には、側面視でL字状断面を有するブラケッ
ト41が取付けられており、ブラケット41の上部を形
成する矩形平板42には垂直方向にねじ孔43が設けら
れている。
【0018】ブラケット41の周りには昇降スリーブ4
4が取付けられており、昇降スリーブ44の内面には、
ブラケット41の矩形平板42の周縁と摺動接触する昇
降案内面が形成されている。昇降スリーブ44の上端に
一体的に取付けられた天板45には、上端に回転ノブ4
6を具備する回転螺軸47が回転自在に支持されてお
り、回転螺軸47の下部はねじ孔43に螺着されてい
る。そして、図6に示すように、昇降スリーブ44には
半径方向移動機枠22が一体的に取付けられている。
【0019】従って、手動で回転ノブ46を回転するこ
とによって回転螺軸47を回転すると、昇降スリーブ4
4はブラケット41の矩形平板42との摺動関係によっ
て回転することができないので、昇降スリーブ44はパ
イプ10の軸に対して半径方向に移動することができ
る。また、図1に示すように、半径方向移動機枠22の
半径方向移動を案内するため、回転環20の表面の両側
部には、それぞれガイドレール48が取付けられてい
る。
【0020】次に、半径方向移動機枠22の中央部にパ
イプ10の軸線方向に進退自在に取付けられる探触子取
付機枠25、及び、探触子取付機枠25を進退する進退
機構24について説明する。図6〜図8及び図10に示
すように、後述する進退機構24のスライダ57に連結
される垂直移動案内板49の前面には、探触子取付ブロ
ック51の後面が、スプリング50によってパイプ10
の外周面に向けて付勢された状態で摺動自在に取付けら
れている。一方、探触子取付ブロック51の前面には斜
角探触子26が着脱自在に取付けられている。
【0021】上記した探触子取付機枠25を進退する進
退機構24について説明すると、図6及び図8に示すよ
うに、半径方向移動機枠22の前面の一側部には前方に
向けて伸延する筒状のケーシング52の基部が取付けら
れている。図7及び図10に示すように、ケーシング5
2内には、探触子進退用モータ53が配設されており、
探触子進退用モータ53の出力軸に固着されたギア54
は、探触子進退用モータ53に並設されている螺軸55
の一端に固着されたギア56と噛合されている。そし
て、螺軸55には回転が規制されたスライダ57が螺着
されており、スライダ57には、図8に示すように、探
触子取付機枠25の垂直移動案内板49が取付けられて
いる。
【0022】このような構成によって、探触子進退用モ
ータ53を作動させることによって、スライダ57、垂
直移動案内板49及び探触子取付ブロック51を介し
て、斜角探触子26をパイプ10の軸線と平行に進退さ
せることができる。また、図10に示すように、ケーシ
ング52内において、探触子進退用モータ53と平行に
進退位置検出用エンコーダ58が配設されており、進退
位置検出用エンコーダ58の入力軸に取付けられたギア
59は探触子進退用モータ53の出力軸に固着されたギ
ア54と噛合されている。従って、探触子進退用モータ
53の出力軸の回転数を進退位置検出用エンコーダ58
によって検出することができ、斜角探触子26の進退量
を正確に後述する制御装置85に記憶させることができ
る。
【0023】次に、斜角探触子26の構成について説明
する。図11に示すように、探触子取付ブロック51の
前面に取付けられたステンレス鋼からなる箱状のケーシ
ング60内には、パイプ10の軸線方向に間隔を開け
て、送信部61と受信部62とが配設されている。
【0024】即ち、ケーシング60内には、吸音材から
なる仕切り板60aが、上部がソケット溶接部14から
離れる方向に傾斜する状態に配設されており、仕切り板
60aの長手方向の前後には、仕切り板60aと同一方
向に同一角度で傾斜する送信部61と受信部62とが配
設されている。送信部61は、平坦な下面がソケット1
1の外周面に当接されると共に傾斜状態の上面に振動子
取付面が形成される合成樹脂製の送信側くさび63と、
送信側くさび63の振動子取付面に取付けられる薄肉板
状の送信振動子64とからなる。一方、受信部62は、
平坦な下面がソケット11の外周面に当接されると共に
傾斜状態の上面に振動子取付面が形成される合成樹脂製
の受信側くさび65と、受信側くさび65の振動子取付
面に取付けられる薄肉板状の受信振動子66とからな
る。
【0025】上記した構成において、送信部61から発
射された超音波からなるビームaは、ソケット11に所
定の入射角α1で入った後、ソケット溶接部14に到達
し、ソケット溶接部14内にきず、即ち、溶込不良15
や疲労割れ16が存在すれば、きずエコーが発生する。
このきずエコーからなる反射ビームbは受信部62によ
って受信され、受信された信号は制御装置85に送ら
れ、データ処理された後、後述するCRT90上にエコ
ー高さ分布図等として表示されるので、溶込不良15や
疲労割れ16の存在や形状を推定又は認識することがで
きる。なお、上記したビームaの入射角α1と反射ビー
ムbの反射角α2の合成屈折角α〔(α1+α2)/
2〕は、好ましくは、44〜46°とする。これは、ソ
ケット溶接部14内に発生する疲労割れ16はパイプ1
0の軸線に対して45°前後で生じる場合が多く、一
方、疲労割れ16に対して直交状態に、ビームaを入射
させたり、反射ビームbを反射させるのが、反射ビーム
bのエコー高さ等のデータを正確に得る上で望ましいか
らである。
【0026】次に、装置固定機構27の構成について説
明する。図1、図12及び図13に示すように、装置固
定機構27は、超音波探傷装置Aの装置本体18の後面
側に配設されている。図12及び図13に示すように、
装置固定機構27は、パイプ10の頂面と、この頂面か
ら左右に120度対称に振り分けられた左右下部傾斜面
に当接可能な広角V字状のクランプ片67〜69と、ク
ランプ片67〜69をパイプ10の軸線から半径方向に
放射状に移動するクランプ片移動機構70とからなる。
【0027】かかる構成によって、クランプ片移動機構
70によってクランプ片67〜69を半径方向に自在に
移動することができ、パイプ10の直径が異なっても、
容易にパイプ10を装置本体18に固定保持することが
できる。
【0028】本実施の形態では、クランプ片移動機構7
0は、以下の構成を有する。超音波探傷装置Aの装置本
体18の後面にはブラケット71によって中空矩形断面
の昇降ガイド筒72が固着されている。昇降ガイド筒7
2には、同様に矩形断面の昇降ブロック73が、スライ
ドレール74に沿って上下方向に移動自在に配設されて
いる。昇降ブロック73には上下方向にねじ孔が穿設さ
れており、このねじ孔内には上下端部が昇降ガイド筒7
2の上下端部によって回転自在に支持されたブロック昇
降ねじ76が螺着されている。また、ブロック昇降ねじ
76の上端には手動ハンドル77が取付けられている。
【0029】一方、昇降ガイド筒72の両側壁には開口
78が設けられており、基端を昇降ブロック73の両側
壁に固着されたリンク取付アーム79の先部が開口78
を通して左右側方に突出されている。リンク取付アーム
79の先部には、それぞれ、連結リンク80の上端が連
結されている。装置本体18の裏面の左右側部には、パ
イプ10を囲む状態で一対のL字状揺動アーム81が、
枢軸82周りに左右対称に回転自在に取付けられてい
る。両L字状揺動アーム81の下端にはそれぞれクラン
プ片68、69が取付けられている。一方、両L字状揺
動アーム81の上端は、それぞれ、連結リンク80の下
端に連結されている。
【0030】かかる構成によって、手動ハンドル77を
回転して昇降ブロック73を昇降させることによって、
両L字状揺動アーム81を左右方向に移動させることが
でき、L字状揺動アーム81の先部に取付けられたクラ
ンプ片68、69をパイプ10の軸線から半径方向に移
動させることができる。
【0031】また、図12に示すように、昇降ガイド筒
72の下端には、先部がパイプ10の軸線に向けて伸延
する昇降枠83の基部が固着されており、昇降枠83内
に設けられた摺動溝内には、先部にクランプ片67が取
付けられたクランプ片取付レバー84が上下方向に摺動
自在に嵌入されている。なお、クランプ片取付レバー8
4は固定ボルト84aによって、任意の昇降位置で、昇
降枠83に固定することができる。
【0032】かかる構成によって、クランプ片取付レバ
ー84を昇降枠83に沿って摺動することによって、ク
ランプ片67をパイプ10の軸線から半径方向に移動さ
せることができる。
【0033】次に、上記した超音波探傷装置Aに用いる
制御装置85の構成について説明する。図14に示すよ
うに、制御装置85は、CPU(中央演算処理装置)8
6と、入、出力インターフェース87、88と、メモリ
89とからなる。入力インターフェース87には、斜角
探触子26と、回転角度検出用エンコーダ38と、進退
位置検出用エンコーダ58とが接続されている。
【0034】一方、出力インターフェース88には、斜
角探触子26によって得られた溶込不良15と疲労割れ
16に関するデータをグラフ化して表示するCRT90
と、このグラフ化された情報を印刷するプリンタ91
と、予めメモリ89に記憶されているプログラムに基づ
いて駆動され、探触子回転用モータ33を駆動する探触
子回転用モータ駆動回路92と、予めメモリ89に記憶
されているプログラムに基づいて駆動され、探触子進退
用モータ53を駆動する探触子進退用モータ駆動回路9
3とが接続されている。また、斜角探触子26の探傷感
度の個体差を補正するため、必要に応じて、出力インタ
ーフェース88にシンクロスコープ94を接続すること
もできる。
【0035】次に、上記した全体構成を有する超音波探
傷装置Aによるソケット溶接部14の溶込不良15及び
疲労割れ16の検出方法について、図15に示すフロー
チャートに基づいて以下説明する。まず、テストピース
に超音波探傷装置Aを取付け、斜角探触子26より超音
波からなるビームaをテストピースに発射し、シンクロ
スコープ94上にエコー信号からなる反射ビームbのデ
ータ出力を表示させ、時間軸、探傷感度の調整を行う
(ステップ110)。
【0036】制御装置85のCPU86に、継手情報、
探傷条件、判定レベル等を入力する(ステップ11
1)。
【0037】パイプ10に、装置固定機構27を用い
て、超音波探傷装置Aを跨設状態に強固に取付けると共
に、ソケット溶接部14の近傍をなすソケット11の外
周面上に斜角探触子26を位置させる(ステップ11
2)。
【0038】次に、ソケット溶接部14の粗探傷を行う
(ステップ113)。具体的には、回転機構19を駆動
して、斜角探触子26をソケット溶接部14の周りに、
円周方向に1°ピッチごとにデータを取り込みながら、
1回転360°探傷する。また、上記したデータ取り込
み作業を、進退機構24を駆動して、図11に示すよう
に、パイプ10の軸線方向に沿って、1mmごとに移動
しながら12回行う。なお、図11において、1)〜6)
は、12回のデータ取り込み作業における6回の軸線方
向探傷位置を示す。
【0039】この粗探傷によって、図16及び図17に
示すように、各回ごとに、各軸線方向探傷位置におけ
る、円周方向角度、エコー高さ分布図を作成し、円周方
向の溶込不良15及び疲労割れ16からなるきずに関す
るデータとして、CRT90上に表示したり、プリンタ
91によって打ち出す。そして、これらのきずエコーデ
ータの包絡線より、ソケット溶接部14におけるきずの
存在の有無を判断できると共に、溶込不良15や疲労割
れ16の存在もある程度推定することができる(ステッ
プ114)。
【0040】次に、ソケット溶接部14の精密探傷を行
う(ステップ114〜ステップ117)。即ち、ステッ
プ114において、ソケット溶接部14にきずが存在す
ると判断した場合は(ステップ114Y)、粗探傷で得
られた円周方向角度ごとの溶込不良15及び疲労割れ1
6の分布図から、精密探傷を行う角度を選び、入力する
(ステップ115)。
【0041】入力された角度位置において、軸線方向に
0.1mmピッチでデータを取り込みながら12mm
(計120回)探傷する(ステップ116)。なお、取
り込みピッチは0.1mm〜0.5mmで調整すること
ができる。このデータを基に、図19及び図20に示す
ような、溶込不良15及び疲労割れ16の分布図を作成
し、特に疲労割れ16の深さ、高さ、及び軸方向位置を
CPU86で計算し、きずに関するデータとして、CR
T90上に表示したり、プリンタ91によって打ち出す
(ステップ116)。以上の精密探傷を、疲労割れ16
の数だけ繰り返す(ステップ117)。
【0042】図18にソケット溶接部14の実際の切断
面を示す。図18〜図20から明らかなように、図19
及び図20に示す溶込不良15と疲労割れ16の分布図
は、ソケット溶接部14に現実に存在する溶込不良15
と疲労割れ16の形状(深さ、高さ、及び軸方向位置)
を正確に表している。即ち、本発明に係るソケット溶接
部内の溶込不良及び疲労割れを検出する方法によって、
ソケット溶接部14における溶込不良15と疲労割れ1
6の形状を正確に認識することができるので、探傷作業
の信頼性を著しく高めることができる。
【0043】その後、他のソケット溶接部14へ超音波
探傷装置Aを取付け、同様にしてソケット溶接部14の
溶込不良15及び疲労割れ16の検出を行う。
【0044】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
具体的に説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の
形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形
態や変容例も含むものである。例えば、実施の形態で
は、超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及
び疲労割れの検出方法は、直列に連結されるパイプのジ
ョイント溶接部の探傷装置に用いたが、これに限定しな
くても、例えば、エルボ、チーズあるいは曲管のソケッ
ト溶接部の探傷などにも用いることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の超音波探傷装置によるソ
ケット溶接部内の溶込不良及び疲労割れの検出方法にお
いては、ソケットの開口端部の外周面上に超音波探傷装
置の斜角探触子を取付け、斜角探触子を外周面に沿って
軸線方向に移動すると共に外周面周りに円周方向にも回
転させながらソケット溶接部に向けて超音波からなるビ
ームを送信し、ソケット溶接部内の溶込不良に起因する
反射ビームのみならず、ソケット溶接部内の疲労割れに
起因する反射ビームも受信し、反射ビームをデータ分析
して、溶込不良及び疲労割れの有無のみならず、疲労割
れの形状も推定するようにしている。従って、ソケット
溶接部における溶込不良のみならず疲労割れも容易かつ
迅速に測定することができ、ソケット溶接部における探
傷作業の信頼性を高めることができる。
【0046】そして、この超音波探傷装置によるソケッ
ト溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法において
は、斜角探触子を、ソケットの開口端部の外周面に沿っ
て軸線方向に粗ピッチで移動すると共に円周方向に回転
させながらソケット溶接部に向けてビームを送信して粗
探傷を行い、粗探傷データから作成された円周方向角度
ごとの疲労割れの粗分布図から精密探傷を行う角度を選
び、該角度位置において、斜角探触子を、ソケットの開
口端部の外周面に沿って軸線方向に細ピッチで移動させ
ながらソケット溶接部に向けてビームを送信して精密探
傷を行い、疲労割れの精密分布図を再度作成し、疲労割
れの深さ、高さ、及び軸方向位置を正確に推定するよう
にしている。
【0048】従って、ソケット溶接部内の疲労割れの形
状を正確に推定することができ、ソケット溶接部におけ
る探傷作業の信頼性をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波探傷装置によるソケット溶
接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法に用いる超音波
探傷装置の側面図である。
【図2】同超音波探傷装置の正面図である。
【図3】同超音波探傷装置の裏面図である。
【図4】図3のII−II線による断面図である。
【図5】図3のI−I線による断面図である。
【図6】超音波探傷装置の進退機構の要部を示す斜視図
である。
【図7】超音波探傷装置の進退機構の要部を示す正面図
である。
【図8】超音波探傷装置の進退機構の要部を示す平面図
である。
【図9】超音波探傷装置の要部を示す側面図である。
【図10】超音波探傷装置の進退機構の要部を示す平断
面図である。
【図11】超音波探傷装置の探傷状態を示す説明図であ
る。
【図12】超音波探傷装置の装置固定機構の要部を示す
正面図である。
【図13】超音波探傷装置の装置固定機構の要部を示す
平面図である。
【図14】超音波探傷装置の制御装置のブロック図であ
る。
【図15】本発明に係る超音波探傷装置によるソケット
溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法のフローチャ
ートである。
【図16】粗探傷における溶込不良と疲労割れの分布図
である。
【図17】粗探傷における溶込不良と疲労割れの分布図
である。
【図18】ソケット溶接部の実際の断面図である。
【図19】精密探傷における溶込不良と疲労割れの分布
図である。
【図20】精密探傷における溶込不良と疲労割れの分布
図である。
【図21】従来のソケット溶接部内の溶込不良及び疲労
割れを検出する方法の説明図である。
【符号の説明】
A:超音波探傷装置、a:ビーム、b:反射ビーム、
α:合成屈折角、α1:入射角、α2:反射角、10:
パイプ、11:ソケット、12:開口端部、13:環状
段差部、14:ソケット溶接部、15:溶込不良、1
6:疲労割れ、17:開口部、18:装置本体、19:
回転機構、20:回転環、21:半径方向移動機構、2
2:半径方向移動機枠、24:進退機構、25:探触子
取付機枠、26:斜角探触子、27:装置固定機構、2
8:環状案内溝、29:セクターギア、30:軸受、3
1:軸受、32:モータケーシング、33:探触子回転
用モータ、34:第1ギア、35:第2ギア、36:第
3ギア、37:第4ギア、38:回転角度検出用エンコ
ーダ、39:第5ギア、40:第6ギア、41:ブラケ
ット、42:矩形平板、43:ねじ孔、44:昇降スリ
ーブ、45:天板、46:回転ノブ、47:回転螺軸、
48:ガイドレール、49:垂直移動案内板、50:ス
プリング、51:探触子取付ブロック、52:ケーシン
グ、53:探触子進退用モータ、54:ギア、55:螺
軸、56:ギア、57:スライダ、58:進退位置検出
用エンコーダ、59:ギア、60:ケーシング、60
a:仕切り板、61:送信部、62:受信部、63:送
信側くさび、64:送信振動子、65:受信側くさび、
66:受信振動子、67:クランプ片、68:クランプ
片、69:クランプ片、70:クランプ片移動機構、7
1:ブラケット、72:昇降ガイド筒、73:昇降ブロ
ック、74:スライドレール、76:ブロック昇降ね
じ、77:手動ハンドル、78:開口、79:リンク取
付アーム、80:連結リンク、81:L字状揺動アー
ム、82:枢軸、83:昇降枠、84:クランプ片取付
レバー、84a:固定ボルト、85:制御装置、86:
CPU(中央演算処理装置)、87:入力インターフェ
ース、88:出力インターフェース、89:メモリ、9
0:CRT、91:プリンタ、92:探触子回転用モー
タ駆動回路、93:探触子進退用モータ駆動回路、9
4:シンクロスコープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱島 隆之 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 荒川 豊 東京都港区西新橋3丁目7番1号 東芝 プラント建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−128314(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの一端が対応するソケットの開口
    端部に嵌入されて環状段差部が形成され、該環状段差部
    を溶接することによって形成される環状のソケット溶接
    部内の溶込不良及び疲労割れを検出する方法であって、 前記ソケットの開口端部の外周面上に超音波探傷装置の
    斜角探触子を取付け、該斜角探触子を前記外周面に沿っ
    て軸線方向に移動すると共に前記外周面周りに円周方向
    にも回転させながら前記ソケット溶接部に向けて超音波
    からなるビームを送信し、前記ソケット溶接部内の前記
    溶込不良に起因する反射ビームのみならず、前記ソケッ
    ト溶接部内の前記疲労割れに起因する反射ビームも受信
    し、該反射ビームをデータ分析して、前記溶込不良及び
    疲労割れの有無のみならず、前記疲労割れの形状も推定
    するようにし、 しかも、前記斜角探触子を、前記ソケットの開口端部の
    外周面に沿って軸線方向に粗ピッチで移動すると共に円
    周方向に回転させながら前記ソケット溶接部に向けてビ
    ームを送信して粗探傷を行い、粗探傷データから作成さ
    れた円周方向角度ごとの疲労割れの粗分布図から精密探
    傷を行う角度を選び、該角度位置において、前記斜角探
    触子を、前記ソケットの開口端部の外周面に沿って軸線
    方向に細ピッチで移動させながら前記ソケット溶接部に
    向けてビームを送信して精密探傷を行い、前記疲労割れ
    の精密分布図を再度作成し、前記疲労割れの深さ、高
    さ、及び軸方向位置を正確に推定するようにしたことを
    特徴とする超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込
    不良及び疲労割れの検出方法。
JP8282967A 1996-10-03 1996-10-03 超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法 Expired - Fee Related JP3023660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282967A JP3023660B2 (ja) 1996-10-03 1996-10-03 超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282967A JP3023660B2 (ja) 1996-10-03 1996-10-03 超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10111282A JPH10111282A (ja) 1998-04-28
JP3023660B2 true JP3023660B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=17659459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8282967A Expired - Fee Related JP3023660B2 (ja) 1996-10-03 1996-10-03 超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023660B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041139A1 (ja) * 2007-09-26 2009-04-02 Taiyo Nippon Sanso Corporation 超音波探傷検査用探触子および超音波探傷検査用スキャナ
JP2012237765A (ja) * 2012-09-03 2012-12-06 Taiyo Nippon Sanso Corp 超音波探傷検査用探触子および超音波探傷検査用スキャナ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5419592B2 (ja) 2009-08-21 2014-02-19 三菱重工業株式会社 超音波検査用探触子および超音波検査装置
JP5739649B2 (ja) * 2010-11-25 2015-06-24 Jfeスチール株式会社 配管溶接部のき裂検査方法および配管溶接部のき裂検査装置
JP6498071B2 (ja) * 2015-08-05 2019-04-10 株式会社Ihi検査計測 管溶接部探傷装置と方法
CN112665967A (zh) * 2020-12-18 2021-04-16 武汉理工大学 用于江海直达船复合型裂纹扩展测试的精准调角装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041139A1 (ja) * 2007-09-26 2009-04-02 Taiyo Nippon Sanso Corporation 超音波探傷検査用探触子および超音波探傷検査用スキャナ
JP2012237765A (ja) * 2012-09-03 2012-12-06 Taiyo Nippon Sanso Corp 超音波探傷検査用探触子および超音波探傷検査用スキャナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10111282A (ja) 1998-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6948369B2 (en) Methods for ultrasonic inspection of spot and seam resistance welds in metallic sheets and a spot weld examination probe system (SWEPS)
US5549004A (en) Hand held tube wall thickness ultrasonic measurement probe and system
US6925882B1 (en) Methods for ultrasonic inspection of spot and seam resistance welds in metallic sheets
GB1559469A (en) Method and apparatus for automatic ultrasonic flaw detection
CN214473004U (zh) 一种小径管焊缝超声相控阵管道检测装置
JP3023660B2 (ja) 超音波探傷装置によるソケット溶接部の溶込不良及び疲労割れの検出方法
US7762137B2 (en) Method for checking a weld between two metal pipelines
US4395911A (en) Method and apparatus for precise determination of girth weld defects
JPH0664020B2 (ja) 薄肉管溶接部の非破壊的な寸法および欠陥検査
JP3023643B2 (ja) ソケット溶接継手の超音波探傷方法
CN110006998B (zh) 一种用于检测空心管件焊缝的检测***以及检测方法
CN100387984C (zh) 一种管节点焊缝超声检测机械扫描装置
JP2006200906A (ja) 走査型探傷検査装置及び方法
JP3442899B2 (ja) 基準欠陥探傷用治具および基準欠陥探傷用治具を用いた超音波探傷方法
CN208399439U (zh) 用于超声波探伤的换挡换位座总成的夹具
JPH0798303A (ja) 超音波自動探傷装置
JP2001074712A (ja) 小径配管溶接部の超音波探傷検査装置及び検査方法
JPS5826550B2 (ja) 二探触子を利用する超音波探傷方法及びその装置
JP3745628B2 (ja) 溶接部の検査方法及び超音波探傷装置
JP2747825B2 (ja) 超音波断層検出方法および装置
CN2742438Y (zh) 一种管节点焊缝超声检测机械扫描装置
JPS60228957A (ja) 配管用超音波探傷子保持装置
JPS6228866B2 (ja)
JPS61153562A (ja) 超音波探傷方法
CN214895160U (zh) 一种管道焊口检测装置

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees