JP3023484U - 電源回路の出力電圧制御回路における過電流保護回路 - Google Patents

電源回路の出力電圧制御回路における過電流保護回路

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JP3023484U
JP3023484U JP1995010563U JP1056395U JP3023484U JP 3023484 U JP3023484 U JP 3023484U JP 1995010563 U JP1995010563 U JP 1995010563U JP 1056395 U JP1056395 U JP 1056395U JP 3023484 U JP3023484 U JP 3023484U
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中村良哉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成で電圧降下の少ない電源回路
の出力電圧制御回路における過電流保護回路を提供す
る。 【構成】 電源回路10の出力端VOに抵抗(RE)を介
してエミッタ(E1)が接続され、ベース(B1)がNP
Nドライブトランジスタ(Q2)のコレクタ(C2)に接
続されるとともに該ベース(B1)と前記出力端との間
にシリコンダイオード(D1、D2)2個が直列接続さ
れ、コレクタ(C1)を出力端子とするPNPトランジ
スタ(Q1)と、エミッタ(E2)が接地され、ベース
(B2)に出力制御信号(Vs)が入力されるNPNド
ライブトランジスタ(Q2)と、から構成され、前記出
力制御信号(Vs)によって出力端子(OUT)をオン
/オフ制御するとともに出力端子OUTが短絡して抵抗
REの電圧が0.6V以上になった場合にはシリコンダ
イオード(D1、D2)を流れる電流経路によってPNP
トランジスタ(Q1)のベース電流がカットされてコレ
クタ(C1)の出力電流が制限される回路構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は特にオーディオ機器の各種回路に用いられる電源回路の出力電圧制御 回路における過電流保護回路に関し、さらに詳細にはベースに流れる過電流を押 さえ、負荷ショートや出力端子ショートなどのトラブルに対し電源回路及び電圧 制御回路を保護する保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1の回路図に示されるように、従来の車載用カーステレオを始めとするオー ディオ機器における電源回路(狭義の電源回路の他に各種信号を生成する定電圧 回路を含む)10の出力をオン/オフ(0/1)する出力電圧制御回路20は、 電源回路10の出力端VO に接続されたPNPトランジスタQ1と、該Q1をドラ イブするドライバー回路としてNPNドライブトランジスタQ2が接続された構 成が一般に使用されてきた。
【0003】 より詳細には、電源回路10の出力端VOにエミッタ(E1)が接続され、ベー ス(B1)がNPNドライブトランジスタQ2のコレクタ(C2)側に接続され、 コレクタ(C1)を出力端子とするPNPトランジスタQ1と、エミッタ(E2) が接地され、ベース(B2)に出力制御信号Vsが入力されるPNPドライブト ランジスタQ2と、から構成され、前記出力制御信号VsによってQ2をオン/オ フ制御して電源回路10の出力電圧VOを出力端子OUTでオン/オフするよう になっていた。
【0004】 ところで、上記電源回路10の出力を制御する出力電圧制御回路20において 、出力端子OUTが誤接続、負荷ショートなどによって短絡(例えば破線のよう に接地された状態)した場合には大電流が流れて電源回路10やトランジスタQ 1を破壊するおそれがあり、そのための保護としてQ1のコレクタ出力に保護抵抗 R1を挿入していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の抵抗R1による過電流保護回路では、出力電流が大 きい場合に抵抗R1による電圧降下が生じる。
【0006】 したがってこの電圧降下を小さくするために保護抵抗R1は小さな値に設定す る必要があった。
【0007】 そのために出力端子OUTが短絡した時の保護抵抗R1の電力消費が大きくな ってしまい、PNPトランジスタQ1の発熱の問題が生じ、そのための保護対策 やパワーのあるトランジスタを使用しなければならない等コストの点でも問題が 生じていた。
【0008】 一方、車載用のオーディオ機器は機器間をつなぐ外部接続端子(電源端子、制 御信号端子)が多く、誤接続の危険が極めて大きいことも事実である。
【0009】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、抵抗1個、ダイオード2個に よる簡単な保護回路で出力電流を制限できる電源回路の出力電圧制御回路におけ る過電流保護回路を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電源回路の出力端に抵抗(RE)を介してエミッタ(E1)が接続さ れ、ベース(B1)がNPNドライブトランジスタ(Q2)のコレクタ(C2)に 接続されるとともに該ベース(B1)と前記出力端との間にシリコンダイオード (D1、D2)2個が直列接続され、コレクタ(C1)を出力端子とするPNPト ランジスタ(Q1)と、エミッタ(E2)が接地され、ベース(B2)に出力制御 信号(Vs)が入力されるNPNドライブトランジスタ(Q2)と、から構成さ れ、前記出力制御信号(Vs)によって出力端子(OUT)をオン/オフ制御す るとともに該出力端子(OUT)が短絡した場合にシリコンダイオード(D1、 D2)を流れる電流経路によってPNPトランジスタ(Q1)のベース電流がカッ トされて出力電流が制限されることを特徴とする電源回路の出力電圧制御回路に おける過電流保護回路を提供することにより、上記目的を達成するものである。
【0011】
【作用】
本考案における出力電圧制御回路においては、電源回路10の出力VOとPN PトランジスタQ1のエミッタE1間に挿入された抵抗R1の電圧が約0.6V以 上になると電流は直列のシリコンダイオードD1、D2の方へ流れ出す。
【0012】 それによってQ1のベース電流がオフとなってQ1のコレクタ出力電流は制限さ れる。
【0013】 ショート時の出力電流は(VD1+VD2−VBE)/R1 ≒0.6/R1 となる。 (但しVD1、VD2は各シリコンダイオードD1、D2の電圧であり、VBEはQ1の ベースーエミッタ間電圧である。)
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案に係わる電源回路の出力電圧制御回路における過電流保護回路の実施の 形態を図面を用いて詳述する。
【0015】 尚、従来例の図1の回路における同様素子、回路は同符号にて示すものとする 。
【0016】 図2は本考案に係わる電源回路10の出力電圧制御回路30及び過電流保護回 路40の回路図であり、電源回路10の出力端VOに抵抗(RE)を介してエミッ タ(E1)が接続され、ベース(B1)がNPNドライブトランジスタ(Q2)の コレクタ(C2)に接続されるとともに該ベース(B1)と前記出力端との間にシ リコンダイオード(D1、D2)2個が直列接続され、コレクタ(C1)を出力端 子とするPNPトランジスタ(Q1)と、エミッタ(E2)が接地され、ベース( B2)に出力制御信号(Vs)が入力されるNPNドライブトランジスタ(Q2) と、から構成され、前記出力制御信号(Vs)によって出力端子(OUT)をオ ン/オフ制御する。
【0017】 即ち、Vsの電圧がhigh(1)の場合バイアス抵抗R4、R5によってバ イアス電圧が掛けられベース電流が流れてQ2がオンしてQ1をドライブする。
【0018】 仮に出力端子OUTが短絡した場合には、PNPトランジスタQ1のエミッタ 電流が増加して抵抗RE両端の電圧が高くなり、これが0.6V以上になると、 シリコンダイオード(D1、D2)を流れる電流経路に電流が流れ出し、PNPト ランジスタQ1のベース電流がカットされてコレクタ(C1)の出力電流が制限さ れる。
【0019】 短絡時の出力電流は(VD1+VD2−VBE)/RE≒0.6/RE (アンペア) となる。
【0020】 上記抵抗REの抵抗値を適当に設定することにより出力端子OUTの短絡時の 過電流を防止して電源回路10及びトランジスタQ1を保護しつつ電源回路の出 力電圧VOを問題なく制御できることになる。
【0021】 以上の如く本願考案に係わる電源回路の出力電圧制御回路における過電流保護 回路は簡単な回路構成にもかかわらず効果的な過電流保護が期待できる誠に優れ た考案である。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係わる電源回路の出力電圧制御回路における過電流保護回路は上記の ように構成されているため、簡単な回路構成で出力端子の電圧降下なくベース電 流をカットして出力電流を制限するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の電源回路の出力電圧制御回路および過
電流保護回路を示す回路図である。
【図2】 本考案に係わる電源回路の出力電圧制御回路
及び過電流保護回路を示す回路図である。
【符号の説明】
Q1 PNPトランジスタ Q2 NPNドライブトランジスタ R1 保護抵抗 D1、D2 シリコンダイオード RE 抵抗 Vs 出力制御信号 10 電源回路 20、30 出力電圧制御回路 40 過電流保護回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源回路の出力端に抵抗(RE)を介して
    エミッタ(E1)が接続され、ベース(B1)がNPNド
    ライブトランジスタ(Q2)のコレクタ(C2)に接続さ
    れるとともに該ベース(B1)と前記出力端との間にシ
    リコンダイオード(D1、D2)2個が直列接続され、コ
    レクタ(C1)を出力端子とするPNPトランジスタ
    (Q1)と、エミッタ(E2)が接地され、ベース(B
    2)に出力制御信号(Vc)が入力されるNPNドライ
    ブトランジスタ(Q2)と、から構成され、前記出力制
    御信号(Vs)によって出力端子(OUT)をオン/オ
    フ制御するとともに該出力端子(OUT)が短絡した場
    合にシリコンダイオード(D1、D2)を流れる電流経路
    によってPNPトランジスタ(Q1)のベース電流がカ
    ットされて出力電流が制限されることを特徴とする電源
    回路の出力電圧制御回路における過電流保護回路。
JP1995010563U 1995-10-05 1995-10-05 電源回路の出力電圧制御回路における過電流保護回路 Expired - Lifetime JP3023484U (ja)

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