JP3022290U - 膝当て及びこれを用いた膝サポーター - Google Patents

膝当て及びこれを用いた膝サポーター

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JP3022290U
JP3022290U JP1995009263U JP926395U JP3022290U JP 3022290 U JP3022290 U JP 3022290U JP 1995009263 U JP1995009263 U JP 1995009263U JP 926395 U JP926395 U JP 926395U JP 3022290 U JP3022290 U JP 3022290U
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徳一郎 小林
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株式会社京都繊維工業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】膝サポーターや自前の膝保護具、ズボン下着等
に必要に応じて装着できる膝頭保護の膝当てと、使用者
の個人差に応じて最適位置に膝当てを着脱可能に装着し
た膝サポーターを提供する。 【解決手段】 膝当て1は、伸縮弾性素材から成る略方
形の表基布2の裏側ほぼ中央部に当て布3との袋部内に
膝頭を遊嵌する円形の孔4Aを中央部に備えた上下に長
い小判形の柔軟な緩衝用パッド4を収容保持しており、
表基布2の内側周囲上下左右4個所に設けられたファス
ナー片5、6によって膝サポーター10等に装着され
る。膝サポーター10は、伸縮弾性素材を使用し、膝下
部分12が筒状を成し、膝上部分11が開放帯状で、帯
状部分11A、11Bが相互に重ねて解放可能なファス
ナーFを介して連結出来,膝上部分11の締め付けが調
節可能となっており、上記膝下部分12と膝上部分11
との正面中間部位に略円形の孔13を形成すると共に両
側面にコイルボーン15を縫着している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、人の膝頭を外力や衝撃から保護する膝当てと、それを用いて人の 膝頭を外力や衝撃から保護しつつ関節運動を補完する膝サポーターに関する。
【0002】 従来、膝サポーターの膝頭対応部位に、膝頭露出用円孔を有するドーナツ状パ ッドを一体に備えたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、パッドが一体付備のために、パッドを不要とする人には無用の長物の 感があり、加えてその一体付備の構造のために、膝頭の個人差によってはしっく りした着装感が得られない。
【0004】 本考案は、上記に鑑み案出されたものであって、膝サポーターや自前の膝保護 具、ズボン下着等に必要に応じて装着できる膝頭保護の膝当てと、使用者の個人 差に応じて最適位置に膝当てを着脱可能に装着した膝サポーターを提供すること を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の請求項1記載の膝当ては、伸縮弾性素材 から成る略方形、楕円形又は円形の基布と、該基布のほぼ中央部に設けられ且つ 膝頭を遊嵌する孔又は窪みを中央部に備えた柔軟な緩衝用パッドと、上記基布の 周囲に設けられたファスナー片とから構成されたことを特徴としている。
【0006】 ここで、柔軟な緩衝用パッドは、その基布の周囲に設けられたファスナー片に よって、各使用者の最適な膝頭対応部位において膝サポーターやズボン下等に装 着される。また休息時等、膝当てを必要としない場合は簡単に取り外しされる。 装着時は、基布の伸縮弾性やパッドの柔軟性によって膝の屈曲時に抵抗無く湾曲 追従して使用者の運動の邪魔にならない。また転倒時に膝を打ったり、物に当た ったりした場合、柔軟な緩衝用パッドが衝撃を和らげ、膝が負傷したり、機能不 全を起こすのを防ぐ。中央部の膝頭遊嵌孔又は窪みは、膝当ての位置決めの際に 役立ち、また膝の屈曲時に膝頭を収容して屈曲し易くする。
【0007】 本考案の請求項2記載の膝当ては、伸縮弾性素材から成る略方形、楕円形又は 円形の基布と、該基布の内側ほぼ中央部に止着され且つ膝頭を遊嵌する円形の孔 又は窪みを中央部に備えた小判形又は円形の柔軟な緩衝用パッドと、上記基布の 内側周囲に設けられたベルクロ等の面ファスナー片とから構成されたことを特徴 としている。
【0008】 ここでの柔軟な緩衝用パッドは、その基布の内側に設けられていて基布を介在 せずに膝頭に当接して感触が良くなっており、基布の周囲に設けられた面ファス ナー片によって、各使用者の最適な膝頭対応部位において膝サポーターやズボン 下等により安定的に装着される。また休息時等、膝当てを必要としない場合は簡 単に取り外しされる。装着時は、基布の伸縮弾性や基布の内側に安定的に止着さ れたパッドの柔軟性によって膝の屈曲時に抵抗無く湾曲追従して使用者の運動の 邪魔にならない。また転倒時に膝を打ったり、物に当たったりした場合、膝頭を より近くで完全に被う柔軟な緩衝用パッドが衝撃を和らげ、膝が負傷したり、機 能不全を起こすのを防ぐ。中央部の膝頭遊嵌孔又は窪みは、円形で膝頭に対して 膝当ての位置決めを行い易くし、また膝の屈曲時に半球状の膝頭をその円形孔又 は窪みに収容して均等に拡がって行ってより屈曲し易くする。
【0009】 本考案の請求項3記載の膝当ては、伸縮弾性素材から成る略方形、楕円形又は 円形の基布と、該基布の内側ほぼ中央部に当て布との袋部内に止着され且つ膝頭 を遊嵌する円形の孔又は窪みを中央部に備えた上下に長い小判形又は円形の柔軟 な緩衝用パッドと、上記基布の内側周囲上下左右4個所に設けられたファスナー 片とから構成されたことを特徴としている。
【0010】 ここで、柔軟な緩衝用パッドは、その基布の周囲上下左右4個所に設けられた ファスナー片によって、各使用者の最適な膝頭対応部位において膝サポーターや ズボン下等に安定的に装着される。また休息時等、膝当てを必要としない場合は 簡単に取り外しされる。装着時は、基布の伸縮弾性や基布の内側に当て布との袋 部内に安定的に保持されたパッドの柔軟性によって膝の屈曲時に抵抗無く湾曲追 従して使用者の運動の邪魔にならない。また転倒時に膝を打ったり、物に当たっ たりした場合、膝頭をほぼ完全に被う柔軟な緩衝用パッドが衝撃を和らげ、膝が 負傷したり、機能不全を起こすのを防ぐ。中央部の膝頭遊嵌孔又は窪みは、円形 で膝頭に対して膝当ての位置決めを行い易くし、また膝の屈曲時に半球状の膝頭 をその円形孔又は窪みに収容して均等に拡がって行ってより屈曲し易くする。
【0011】 本考案の請求項4記載の膝当てを用いた膝サポーターは、伸縮弾性素材を使用 し、膝下部分及び膝上部分が筒状を成し、これら膝下部分と膝上部分との正面中 間部位に屈曲時の膝頭逃がし部を設けた膝サポーターであって、この膝サポータ ーの上記膝頭逃がし部上に上記請求項のいずれかに記載の膝当てを取り外し可能 に設けたことを特徴としている。
【0012】 ここで、筒状を成した膝下部分及び膝上部分は足先からはいてその弾力で膝近 辺で留まり、膝サポーター全体を保持してくれるために、あと若干の上下移動だ けで適当な位置決めが簡単に行うことが出来る。膝サポーターの膝下部分と膝上 部分との正面中間部位の膝頭逃がし部上に、上記請求項1から3のいずれかに記 載の膝当ての機能を有した膝当てを適宜必要に応じて着脱する。
【0013】 本考案の請求項5記載の膝当てを用いた膝サポーターは、伸縮弾性素材を使用 し、膝下部分が筒状を成し、膝上部分が開放帯状で、帯状部分が相互に重ねて解 放可能なファスナーを介して連結出来,膝上部分の締め付けが調節可能となって いる膝サポーターであって、この膝サポーターの上記膝下部分と膝上部分との正 面中間部位上に上記請求項1から3のいずれかに記載の膝当てを取り外し可能に 設けたことを特徴としている。
【0014】 ここで、筒状を成した膝下部分は足先からはいてその弾力で膝近辺で留まり、 膝サポーター全体を保持してくれるために、あと若干の上下移動だけで適当な位 置決めが簡単に行うことが出来る。膝上部分の締め付けが調節可能となっている ことは、膝上部分の開放帯状部分を連結する際、それらの相互に重ねる量を加減 することで締め付け過ぎや緩過ぎを防ぎ、適度なフィット性を得ることが出来る 。この膝サポーターの上記膝下部分と膝上部分との正面中間部位上に、上記請求 項1から3のいずれかに記載の膝当ての機能を有した膝当てを適宜必要に応じて 着脱する。
【0015】 本考案の請求項6記載の膝当てを用いた膝サポーターは、伸縮弾性素材を使用 し、膝下部分が筒状を成し、膝上部分が開放帯状で、帯状部分が相互に重ねて解 放可能なファスナーを介して連結出来,膝上部分の締め付けが調節可能となって おり、上記膝下部分と膝上部分との正面中間部位に膝頭逃がし部の略円形孔を形 成すると共に両側面にコイルボーンを縫着して成る膝サポーターであって、この 膝サポーターの上記膝下部分と膝上部分との正面中間部位にその略円形の孔を被 うように上記請求項1から3のいずれかに記載の膝当てを取り外し可能に設けた ことを特徴としている。
【0016】 ここで、請求項6のものは請求項5記載の膝サポーターと同様に、位置決めが 簡単に行うことが出来ると共に適度なフィット性を得ることが出来るが、更に膝 を曲げた際に突き出る膝頭を正面中間部位の略円形の孔で吸収出来て屈伸がより 容易に行うことが出来るようになると共に、両側面のコイルボーンによって装着 後の位置ずれを防ぎ、よりフィット性を向上することが出来る。この膝サポータ ーの上記膝下部分と膝上部分との正面中間部位に、その略円形の孔を被うように 上記請求項1から3のいずれかに記載の膝当ての機能を有した膝当てを適宜必要 に応じて着脱する。
【0017】 本考案の請求項7記載の膝当てを用いた膝サポーターは、伸縮弾性素材を使用 し、膝下部分が筒状を成し、膝上部分が開放帯状で、帯状部分が相互に重ねて解 放可能なファスナーを介して連結出来,膝上部分の締め付けが調節可能となって おり、上記膝下部分と膝上部分との正面中間部位に膝頭逃がし部の略円形孔を形 成すると共に両側面にコイルボーンを縫着しており、更に膝上部分の開放帯状部 を複数に分割し、膝上部分の締め付け加減をより自由に調節することができる膝 サポーターであって、この膝サポーターの上記膝下部分と膝上部分との正面中間 部位にその略円形の孔を被うように上記請求項1から3のいずれかに記載の膝当 てを取り外し可能に設けたことを特徴としている。
【0018】 ここで、請求項7のものは請求項5記載の膝サポーターと同様に、位置決めが 簡単に行うことが出来、適度なフィット性を得ることが出来、屈伸がより容易に 行うことが出来ると共に、装着後の位置ずれを防ぎ、更に複数に分割した膝上部 分の開放帯状部の連結加減でより木目細かに締め付け加減を調節することができ る。この膝サポーターの上記膝下部分と膝上部分との正面中間部位に、その略円 形の孔を被うように上記請求項1から3のいずれかに記載の膝当ての機能を有し た膝当てを適宜必要に応じて着脱する。
【0019】
【考案の実施の形態及び実施例】
以下に、本考案の実施の形態を、膝当て単品の状態及び膝サポーターと共に膝 に装着した状態で添付図面を参照にして説明する。 図1は本考案の代表的な膝当ての正面図、図2は同膝当ての背面図、図3は本 考案の代表的な膝当てを用いた膝サポーターの膝に装着した状態を示す斜視図、 図4は本考案の別の膝当てを用いた膝サポーターの膝に装着した状態を示す斜視 図である。
【0020】 図1及び図2において、代表的な膝当て1は、伸縮弾性素材から成り四隅を丸 めた略方形の表基布2と、該基布2の裏側ほぼ中央部において当て布3をパッド 輪郭にほぼ沿って貼着して形成した袋部内に止着された上下に長い小判形の柔軟 な緩衝用パッド4と、基布2の裏側周囲上下左右4個所に設けられたベルクロ( 商標にマジックテープがある)ファスナー片(フックファスナー片)5、6とか ら構成されている。緩衝用パッド4は、膝頭を遊嵌する円形の孔4Aを中央部に 備えている。表基布2と当て布3とは、縁布7でくるんで縫製されている。左右 のマジックファスナー片5、5は、ほぼ左右辺全長に渡って大きく設けられ、上 下のマジックファスナー片6、6は上下辺の中央部に短く設けられている。表基 布2は、方形以外に楕円形や円形に成形され、また緩衝用パッド4は、上下に長 い小判形の他に楕円形や円形に成形され、また中央孔4Aは窪みとすることもで きる。
【0021】 ちなみに、膝当ての幅:190mm、長さ:160mm 緩衝用パッドの幅:85mm、長さ:125mm、厚さ:7mm 緩衝用パッドの中央孔直径:46mm 表基布:ナイロン90%と伸縮性ポリウレタン繊維10%から成る 伸縮性ナイロンパイル生地 当て布:綿80%と伸縮性ポリウレタン繊維10%から成る伸縮性 綿生地 緩衝用パッド:ウレタンフォーム(他にシリコンラバーフォーム、 ネオプレンラバーフォームも可)
【0022】 図3において、代表例の膝当て1を用いる膝サポーター10は、ナイロンパイ ル表地と薄いネオプレンゴム中地とナイロンジャージ裏地とを貼り合わせた比較 的柔軟な伸縮弾性素材を使用しており、膝下部分12を筒状とし、膝上部分11 を開放帯状としており、装着時には筒状を成した膝下部分12は足先からはいて 膝近辺で留まり、膝サポーター全体を保持する。このため、あと若干の上下移動 だけで適当な位置決めが簡単に行うことが出来る。位置決め後、帯状部11A、 11Bを重ね合わせて上側帯状部11Aの裏に縫着された解放可能なファスナー のフック状マジックテープFで下側帯状部11Bのナイロンパイル表地に結合さ せて膝サポーター10は膝に装着する。
【0023】 膝下部分12と膝上部分11との正面中間部位に略円形の孔13が形成されて おり、膝を曲げた際に突き出る膝頭Nをその孔13で吸収出来て屈伸がより容易 に行うことが出来るようになっている。両側内面には、縦方向に薄く細長いスプ リング鋼材製のコイルボーン15を封入袋16と共に縫着している。これらコイ ルボーン15は、膝の両側に納まって膝へ装着後の位置ずれを防ぎ、よりフィッ ト性を向上することが出来る。膝当て1は、マジックファスナー片5、6によっ て膝サポーター10の膝下部分12と膝上部分11との正面中間部位に、そこの 円形の孔13を被うように装着することになる。
【0024】 ちなみに、膝サポーターの全長:300mm(中心軸線で) 膝上部分11の最大調整可能内径:138mm 同 長さ:170mm 膝下部分12の内径:100mm 同 長さ:130mm 立体縫製
【0025】 本考案の別の実施例の膝サポーター20は、図4に示すように、膝上部分21 を除いて基本的には上記代表例の膝サポーター10と同じであり、同じ構成部分 には同じ符号を付してあり、また膝当て1の装着もほぼ同じである。 膝上部分21の重ね合わせられる帯状部21A、21Bの内の上側帯状部21 Aが、更に2つに分割されており、太腿の発達した人に対してよりフィット性を 高めるべく、膝上部分21の帯状部21A、21Bの連結加減でより木目細かに 締め付け加減を調節することが出来るようになっている。 上記実施例の膝サポーター10、20の他に、本膝当て1は、膝下部分と同様 膝上部分も筒状の膝サポーターや、膝下部分も膝上部分も開放式の膝サポーター にも使用できる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の請求項1記載の膝当てによると、柔軟な緩衝用 パッドが、その基布の周囲に設けられたファスナー片によって、各使用者の最適 な膝頭対応部位において膝サポーターやズボン下等に装着され、また休息時等、 膝当てを必要としない場合は簡単に取り外しされる。装着時は、基布の伸縮弾性 やパッドの柔軟性によって膝の屈曲時に抵抗無く湾曲追従して使用者の運動の邪 魔にならない。また転倒時に膝を打ったり、物に当たったりした場合、柔軟な緩 衝用パッドが衝撃を和らげ、膝が負傷したり、機能不全を起こすのを防ぐことが できる。中央部の膝頭遊嵌孔又は窪みが、膝当ての位置決めの際に役立ち、また 膝の屈曲時に膝頭を収容して屈曲し易くする。
【0027】 本考案の請求項2記載の膝当てによると、柔軟な緩衝用パッドは、その基布の 内側に設けられていて基布を介在せずに膝頭に当接して感触が良くなっており、 基布の周囲に設けられた面ファスナー片によって、各使用者の最適な膝頭対応部 位において膝サポーターやズボン下等により安定的に装着される。また休息時等 、膝当てを必要としない場合は簡単に取り外しされる。装着時は、基布の伸縮弾 性や基布の内側に安定的に止着されたパッドの柔軟性によって膝の屈曲時に抵抗 無く湾曲追従して使用者の運動の邪魔にならない。また転倒時に膝を打ったり、 物に当たったりした場合、膝頭をより近くで完全に被う柔軟な緩衝用パッドが衝 撃を和らげ、膝が負傷したり、機能不全を起こすのを防ぐ。中央部の膝頭遊嵌孔 又は窪みは、円形で膝頭に対して膝当ての位置決めを行い易くし、また膝の屈曲 時に半球状の膝頭をその円形孔又は窪みに収容して均等に拡がって行ってより屈 曲し易くする。
【0028】 本考案の請求項3記載の膝当てによると、柔軟な緩衝用パッドが、その基布の 周囲上下左右4個所に設けられたファスナー片によって、各使用者の最適な膝頭 対応部位において膝サポーターやズボン下等に安定的に装着され、また休息時等 、膝当てを必要としない場合は簡単に取り外しできる。装着時は、基布の伸縮弾 性や基布の内側に当て布との袋部内に安定的に保持されたパッドの柔軟性によっ て膝の屈曲時に抵抗無く湾曲追従して使用者の運動の邪魔にならない。また転倒 時に膝を打ったり、物に当たったりした場合、膝頭をほぼ完全に被う柔軟な緩衝 用パッドが衝撃を和らげ、膝が負傷したり、機能不全を起こすのを防ぐことがで きる。中央部の膝頭遊嵌孔又は窪みが、円形で膝頭に対して膝当ての位置決めを 行い易くし、また膝の屈曲時に半球状の膝頭をその円形孔又は窪みに収容して均 等に拡がって行ってより屈曲し易くする。
【0029】 本考案の請求項4記載の膝当てを用いた膝サポーターによると、筒状を成した 膝下部分及び膝上部分は足先からはいてその弾力で膝近辺で留まり、膝サポータ ー全体を保持してくれるために、あと若干の上下移動だけで適当な位置決めが簡 単に行うことが出来る。膝サポーターの膝下部分と膝上部分との正面中間部位の 膝頭逃がし部上に、請求項1から3のいずれかに記載の膝当ての機能を有した膝 当てを適宜必要に応じて着脱することができる。
【0030】 本考案の請求項5記載の膝当てを用いた膝サポーターによると、筒状を成した 膝下部分は足先からはいてその弾力で膝近辺で留まり、膝サポーター全体を保持 してくれるために、あと若干の上下移動だけで適当な位置決めが簡単に行うこと が出来る。膝上部分の締め付けが調節可能となっていることは、膝上部分の開放 帯状部分を連結する際、それらの相互に重ねる量を加減することで締め付け過ぎ や緩過ぎを防ぎ、適度なフィット性を得ることが出来る。この膝サポーターの上 記膝下部分と膝上部分との正面中間部位上に、請求項1から3のいずれかに記載 の膝当ての機能を有した膝当てを適宜必要に応じて着脱することができる。
【0031】 本考案の請求項6記載の膝当てを用いた膝サポーターによると、請求項5記載 の膝サポーターと同様に、位置決めが簡単に行うことが出来ると共に適度なフィ ット性を得ることが出来るが、更に膝を曲げた際に突き出る膝頭を正面中間部位 の略円形の孔で吸収出来て屈伸がより容易に行うことが出来るようになると共に 、両側面のコイルボーンによって装着後の位置ずれを防ぎ、よりフィット性を向 上することが出来る。この膝サポーターの上記膝下部分と膝上部分との正面中間 部位に、その略円形の孔を被うように請求項1から3のいずれかに記載の膝当て の機能を有した膝当てを適宜必要に応じて着脱することができる。
【0032】 本考案の請求項7記載の膝当てを用いた膝サポーターによると、請求項5記載 の膝サポーターと同様に、位置決めが簡単に行うことが出来、適度なフィット性 を得ることが出来、屈伸がより容易に行うことが出来ると共に、装着後の位置ず れを防ぎ、更に複数に分割した膝上部分の開放帯状部の連結加減でより木目細か に締め付け加減を調節することができる。この膝サポーターの上記膝下部分と膝 上部分との正面中間部位に、その略円形の孔を被うように上記請求項1から3の いずれかに記載の膝当ての機能を有した膝当てを適宜必要に応じて着脱すること ができる。 (注)考案の詳細な説明中ベルクロ及びマジックファスナーは登録商標である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的な膝当ての正面図である。
【図2】図2は同膝当ての背面図である。
【図3】本考案の代表的な膝当てを用いた膝サポーター
の膝に装着した状態を示す斜視図である。
【図4】本考案の別の膝当てを用いた膝サポーターの膝
に装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 膝当て 2 基布 3 当て布 4 緩衝用パッド 4A 中央孔、窪み 5、6 ファスナー片 10 代表例の膝サポーター 11 膝上部分 11A 上側帯状部 11B 下側帯状部 12 膝下部分 13 略円形の孔 15 コイルボーン 20 別の膝サポーター 21 膝上部分 21A 上側帯状部 21B 下側帯状部 F 解放可能なファスナー
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮弾性素材から成る略方形、楕円形又
    は円形の基布と、該基布のほぼ中央部に設けられ且つ膝
    頭を遊嵌する孔又は窪みを中央部に備えた柔軟な緩衝用
    パッドと、上記基布の周囲に設けられたファスナー片と
    から構成されたことを特徴とする膝当て。
  2. 【請求項2】 伸縮弾性素材から成る略方形、楕円形又
    は円形の基布と、該基布の内側ほぼ中央部に止着され且
    つ膝頭を遊嵌する円形の孔又は窪みを中央部に備えた小
    判形又は円形の柔軟な緩衝用パッドと、上記基布の内側
    周囲に設けられたベルクロ等の面ファスナー片とから構
    成されたことを特徴とする膝当て。
  3. 【請求項3】 伸縮弾性素材から成る略方形、楕円形又
    は円形の基布と、該基布の内側ほぼ中央部に当て布との
    袋部内に止着され且つ膝頭を遊嵌する円形の孔又は窪み
    を中央部に備えた上下に長い小判形又は円形の柔軟な緩
    衝用パッドと、上記基布の内側周囲上下左右4個所に設
    けられたファスナー片とから構成されたことを特徴とす
    る膝当て。
  4. 【請求項4】 伸縮弾性素材を使用し、膝下部分及び膝
    上部分が筒状を成し、これら膝下部分と膝上部分との正
    面中間部位に屈曲時の膝頭逃がし部を設けた膝サポータ
    ーであって、この膝サポーターの上記膝頭逃がし部上に
    上記請求項1から3のいずれかに記載の膝当てを取り外
    し可能に設けたことを特徴とする膝当てを用いた膝サポ
    ーター。
  5. 【請求項5】 伸縮弾性素材を使用し、膝下部分が筒状
    を成し、膝上部分が開放帯状で、帯状部分が相互に重ね
    て解放可能なファスナーを介して連結出来,膝上部分の
    締め付けが調節可能となっている膝サポーターであっ
    て、この膝サポーターの上記膝下部分と膝上部分との正
    面中間部位上に上記請求項1から3のいずれかに記載の
    膝当てを取り外し可能に設けたことを特徴とする膝当て
    を用いた膝サポーター。
  6. 【請求項6】 伸縮弾性素材を使用し、膝下部分が筒状
    を成し、膝上部分が開放帯状で、帯状部分が相互に重ね
    て解放可能なファスナーを介して連結出来,膝上部分の
    締め付けが調節可能となっており、上記膝下部分と膝上
    部分との正面中間部位に膝頭逃がし部の略円形孔を形成
    すると共に両側面にコイルボーンを縫着して成る膝サポ
    ーターであって、この膝サポーターの上記膝下部分と膝
    上部分との正面中間部位にその略円形の孔を被うように
    上記請求項1から3のいずれかに記載の膝当てを取り外
    し可能に設けたことを特徴とする膝当てを用いた膝サポ
    ーター。
  7. 【請求項7】 伸縮弾性素材を使用し、膝下部分が筒状
    を成し、膝上部分が開放帯状で、帯状部分が相互に重ね
    て解放可能なファスナーを介して連結出来,膝上部分の
    締め付けが調節可能となっており、上記膝下部分と膝上
    部分との正面中間部位に膝頭逃がし部の略円形孔を形成
    すると共に両側面にコイルボーンを縫着しており、更に
    膝上部分の開放帯状部を複数に分割し、膝上部分の締め
    付け加減をより自由に調節することができる膝サポータ
    ーであって、この膝サポーターの上記膝下部分と膝上部
    分との正面中間部位にその略円形の孔を被うように上記
    請求項1から3のいずれかに記載の膝当てを取り外し可
    能に設けたことを特徴とする膝当てを用いた膝サポータ
    ー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10127675A (ja) * 1996-10-25 1998-05-19 Yoshitaka Komura 孔明きサポータ及びその製法
JP2000037408A (ja) * 1998-07-10 2000-02-08 Becton Dickinson & Co 肘装具
JP2019528154A (ja) * 2016-08-29 2019-10-10 ミレー イノベーション 長時間の座位に適した膝支持装具
JP2022063451A (ja) * 2020-10-12 2022-04-22 株式会社二子商事 レッグガード

Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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