JP3021408U

JP3021408U - 地震の振動により自動的に点灯する照明装置

Info

Publication number: JP3021408U
Application number: JP1995007651U
Authority: JP
Inventors: 照雄高橋
Original assignee: 照雄高橋
Priority date: 1995-06-19
Filing date: 1995-06-19
Publication date: 1996-02-20
Anticipated expiration: 2001-06-19

Abstract

(57)【要約】【目的】地震の際に、自動的に点灯する照明装置を得
る。【構成】通常の懐中電灯に地震の振動を感知して、自
動的に電源が投入されるスイッチを、備える。すなわ
ち、通常の懐中電灯が点灯してる状態から、電気回路の
一部を取出して地震の振動で回路をつなぎ点灯する装置
を付け加えた、照明装置である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、照明装置、とくに電池を電源とする照明装置に関する物である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の照明装置は、電源の投入が手動のスイッチのみにより行なわれる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術では、夜間の地震の際、暗闇の中ですべてが揺れ動いているときに、照明装置を発見し、スイッチを入れるのは非常に困難である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

従来の手動スイッチに加えて、地震により自動的に電源が投入される自動スイッチを設ける。

【０００５】

【作用】

地震が起こった場合、地震の振動により自動スイッチが作動し、照明装置の電源が投入され、必要な照明が確保される。そして、照明装置の位置が明確となり、照明装置を利用することが容易となる。

【０００６】

【実施例】

実施例については、図面を参照して説明する。図１は、従来の懐中電灯に、本考案の自動スイッチを組み合わせた照明装置で全体の断面図である。

【０００７】図１について、外壁Ａに、取り付けた仕切り板１、には中央に磁石取り付けボタン７、が軽く上下するための穴をもうけ、仕切り板１、２の間は磁石８が鉄球７を吸い上げるの必要間隔を取り、仕切り板２には、鉄球１０が中央へ正確に導くための、鉄球１０より小さな穴をあけ、仕切り板２、３の間は、鉄球１０が磁石に吸い上げられて、鉄球受皿の中央に楽に乗る間隔とし、仕切り板３の中央には鉄球受皿１３が上下する穴をあけ、仕切り板３、４の間は、スイッチ板１２が鉄球受皿の上下する間隔にあわせて間をとる。

【０００８】仕切り板１、２の間には磁石８とそれを持ち上げるスプリング５があり、そして仕切り板２、３の間には上下する、鉄球受皿１３と、鉄球１０とが入いり、また、仕切り板３、４の間には、スイッチ板１１と、スイッチ板１２、それにスプリング５、により形成されている。

【０００９】図１は、手動スイッチ１８を、点灯にした状態の所に、鉄球１０を、鉄球受皿１３の上に乗せて、スプリング４を圧迫し、スイッチ板１１とスイッチ板１２を切り離すことにより、自動スイッチがセットされた状態でる。

【００１０】そしで図２は、地震で振動が起こり鉄球１０が、鉄球受皿１３よりずり落ちることにより、圧迫されていた、スプリング４が働き、スイッチ板１２を押し上げスイッチ板の突起１４、をスイッチ板１１に接触させることにより確実に電源が投入される。

【００１１】図３は、磁石取り付けボタン７、を手で押さえ付けて磁石８、を鉄球１０に近ずけ、鉄球１０を、仕切り板２の中央の鉄球より小さいめの穴に吸い上げて、軽く手を離し、鉄球受皿の上に乗せることにより、図１の、地震の振動により自動的に点灯する照明装置がセットされる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案により、大がかりな設備や装置を用いず、安価に、下記のような効果を得ることができる。

【００１３】地震の際夜間であっても、停電になってしまった場合でも、自動的に点灯することで、視界が確保され、状況把握が容易となる。

【００１４】避難経路や傷害物の把握が素早く行なわれ、避難活動を迅速に行なうことが可能となり、地震の被害を最小限に押えることができる。

【００１５】消火活動など、二次災害の防止を迅速に行なうことができ、被害の拡大を最小限に押えることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】振動により自動スイッチが働く部分で地震の振
動により自動的に点灯する照明装置がセットされた状態
で全体の断面図である。

【図２】照明装置の断面図で、振動で鉄球がずり落ち照
明装置が作動した状態である。

【図３】図２と同じ断面図で、磁石で鉄球を吸い上げ照
明装置をセットする直前の図である。

【図４】自動スイッチが働いている斜視図である。

【図５】本体の上部からみた図である。

【図６】鉄球のある部分の横断面図である。

【図７】鉄球が仕切り板中央の穴に磁石により誘導され
た断面拡大図である。

【図８】スイッチ板１１、１２の拡大図でスイッチ板が
切断された断面図である。

【図９】スイッチ板１１、１２の拡大図で点灯スイッチ
が入ったところである。

【符号の説明】

Ａ、外壁１、２、３、４、各コーナーの仕切り板５、６、９、スプリング７、磁石取り付けボタン８、磁石１０、鉄球１１、１２、スイッチ板１３、鉄球受皿１４、スイッチ板の突起１５、コード１６、電地１７、電球１８、手動スイッチ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電池を電源とする照明装置であって、通
常の手動スイッチ以外に、地震の振動を感知して、自動
的に電源が投入される自動スイッチを具備したことを特
徴とする照明装置。
【請求項２】スイッチ板上部の鉄球受皿（１３）の上の
鉄球が地震の振動でずれ落ちることにより、スイッチ板
（１１と１２）が接触して、電源が投入される請求項１
の照明装置。
【請求項３】地震の振動により、鉄球の振り子がリレ
ーを作動させ、これにより、電源が投入される請求項１
の照明装置。
【請求項４】鉄球が地震の振動により落下し、この鉄
球が伝導体となって回路がつながり、電源が投入される
請求項１の照明装置。
【請求項５】スイッチ板（１１と１２）の接触をより
確実にするために、スイッチ板の接触が点で行なわれる
よう、接触面に突起物を設けた請求項２の照明装置。
【請求項６】自動スイッチの設定を、磁石取り付けボ
タンを押え、鉄球に磁石を近ずけて鉄球を吸い上げ、鉄
球受皿（１３）の上に誘導して行なう請求項２の照明装
置。
【請求項７】（２）の仕切り板中央に鉄球より小さな
穴を設け、鉄球を正確に受皿の上（１３）に導き、自動
スイッチの設定が容易に行なえるようにした請求項２の
照明装置。