JP3021392B2 - B・g・aのicパッケージ用基板の導通検査方法 - Google Patents

B・g・aのicパッケージ用基板の導通検査方法

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JP3021392B2
JP3021392B2 JP9142034A JP14203497A JP3021392B2 JP 3021392 B2 JP3021392 B2 JP 3021392B2 JP 9142034 A JP9142034 A JP 9142034A JP 14203497 A JP14203497 A JP 14203497A JP 3021392 B2 JP3021392 B2 JP 3021392B2
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二三秋 松本
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ユーエイチティー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はB・G・AのICパ
ッケージ用基板の導通検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】B・G・A(ボール・グリッド・アレ
イ)のICパッケージは表裏に電極パターンを有する基
板の表面に電気的に接続して半導体チップ、LSIチッ
プ等を載承して電気的に接続し、その後にチップ等を樹
脂で封止して構成され、裏面の半田ボールを電気的に接
続してプリント基板等に搭載される。尚、B・G・Aに
おけるICパッケージ用基板の電極の配置パターンは高
精度であり、且つその配置パターンに対して高精度をも
って基準点が付されている反面、切断加工であることに
起因して外形寸法には微細に固有な切断誤差が生じてい
るのが通常である。このようなICパッケージの基板の
導通検査装置として図12に示す技術が既に知られてい
る。図12に示す先行技術はICパッケージ用基板100
を搬送する搬送手段900 と、その搬送手段900 で搬送さ
れるICパッケージ用基板100 の上方位置及び下方位置
に各々配置されたX軸・Y軸・Z軸・θ方向各々制御動
可能な上下のプローブ治具1、2と、その上下のプロー
ブ治具1、2の間に出入り可能に設けられた2つの撮像
部3、4とを備えてなり、ICパッケージ用基板100 の
検査の度に2つの撮像部3、4を上下のプローブ治具
1、2間に送り込んで、上方の撮像部3で上プローブユ
ニット11とICパッケージ用基板100 の表面を、また下
方の撮像部4で下プローブユニット12とICパッケージ
用基板100 の裏面を各々撮像し、画像解析(2値化画像
の解析)によって上プローブユニット11の基準点とIC
パッケージ用基板100 表面の基準点を基に上プローブ治
具1をX軸・Y軸・θ方向に補正動してICパッケージ
用基板100 に対して芯出しし、同様に画像解析(2値化
画像の解析)によって下プローブユニット12の基準点と
ICパッケージ用基板100 裏面の基準点を基に下プロー
ブ治具2を同様にX軸・Y軸・θ方向に補正動してIC
パッケージ用基板100 に対して芯出した後、上下プロー
ブ治具1、2を上下移動させてプローブ1’、2’をI
Cパッケージ用基板100 の表裏の電極に接触させ、接続
されている導通検査器(図示せず)で導通等を検査する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述する先
行技術ではICパッケージ用基板100 を搬送手段900 で
上下プローブ治具1、2間に搬送する検査毎に上下プロ
ーブ治具1、2間に2つの撮像部3、4進入させて撮像
した後、ICパッケージ用基板100 に上下のプローブ
1’、2’を接触させる前に再び2つの撮像部3、4を
元の位置に逃がさなければならない。このように検査の
度に2つの撮像部3、4を上下プロープ治具1、2間に
出し入れする方式では検査をスピーディーに行えず、タ
イミング遅れは勿論のこと検査を非効率にする。また、
前記撮像部3、4はCCDカメラを有するX軸・Y動移
動可能なカメラアーム43、44の先端に回転可能なハーフ
ミラー53、54を取り付け、そのハーフミラー53、54を反
転させて上プローブ治具1のプローブユニット11とIC
パッケージ用基板100 、下プローブ治具2のプローブユ
ニット12とICパッケージ用基板100 を各々撮像する特
別な撮像部構造になっており、設備コスト的にも決して
有利なものではなかった。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、導通検査能率の高効率化を低
廉下で可能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、プローブユニットを対向状にし
て配置した三次元及びθ方向に制御動可能な上下プロー
ブ治具と、基準位置を挟んで上下対向状に配置され前記
上下プローブ治具間に出入りする水平方向移動可能な上
下2つの撮像部と、ICパッケージ用基板を前後からク
ランプして基準位置から上下プローブ治具間に定量送り
するワーク送り機構とを備え、前記上プローブユニット
を当該上プローブユニットの直下に水平移動する下側の
撮像部で、また下プローブユニットを当該下プローブユ
ニットの真上に水平移動する上側の撮像部で各々撮像し
画像解析して上プローブユニット基準点の座標データ
(V)、下プローブユニット基準点の座標データ(W)
各々を記憶し、検査時に、前記ワーク送り機構で送り動
されるICパッケージ用基板の表裏面を基準位置上の上
下の撮像部で個別に撮像し画像解析してICパッケージ
用基板表面の基準点の座標データ(V’)、ICパッケ
ージ用基板表面の基準点の座標データ(W’)を得ると
共に、その座標データ(V’)と前記座標データ
(V)、座標データ(W’)と前記座標データ(W)と
を各々比較して各ICパッケージ用基板の表裏面に対す
る上プローブ治具の補正量、下プローブ治具の補正量を
各々演算し、ICパッケージ用基板を基準位置からワー
ク送り機構で定量送りした後、前記補正量をもって上プ
ローブ治具及び下プローブ治具をX軸・Y軸・θ方向に
個別に補正動させ、上プローブ治具及び下プローブ治具
をZ動させてICパッケージ用基板表裏の電極にプロー
ブを接触させることを要旨とする。
【0006】上記技術的手段によれば下記の作用を奏す
る。下側の撮像部と上側の撮像部とを各々基準位置から
上下プローブ治具間に水平移動させて、下側の撮像部で
上プローブ治具の上プローブユニットを、また上側の撮
像部で同様に下プローブ治具の下プローブユニットを各
々撮像し、その撮像データを画像解析(2値化)して上
プローブユニット基準点の座標データ(V)、下プロー
ブユニット基準点の座標データ(W)各々を記憶してお
く。前記座標データ(V)(W)は待機状態における上
プローブユニット、下プローブユニットの各々の基準点
データであり、前段取として行う。検査時には、基準位
置上でワーク送り機構にクランプされているICパッケ
ージ用基板の表裏面を前記する上下の撮像部各々で個別
に撮像し画像解析(2値化)してICパッケージ用基板
表面基準点の座標データ(V’)とICパッケージ用基
板表面基準点の座標データ(W’)とを入手すると共
に、その座標データ(V’)と前記座標データ(V)、
座標データ(W’)と前記座標データ(W)とを各々比
較演算してICパッケージ用基板の表面に対するプロー
ブ治具の補正量、ICパッケージ用基板の裏面に対する
下プローブ治具の補正量を各々演算し、ICパッケージ
用基板を基準位置から上下プローブ治具間にワーク送り
機構で定量送りした後、前記補正量をもって上プローブ
治具、下プローブ治具をX軸・Y軸・θ方向に個別に補
正動させてICパッケージ用基板の表面、裏面の電極パ
ターンに上プローブユニット、下プローブユニットを一
致させ、その上プローブユニット、下プローブユニット
を相対的にZ動させてプローブを表面、裏面の電極パタ
ーンに接触させる。従って、各ICパッケージ用基板の
検査毎に2つの撮像部を上下プローブ治具間に出し入れ
することなくICパッケージ用基板固有の外形寸法誤差
や上下プローブ治具の取付精度を修正して導通検査でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図11は本発明B・G・
AのICパッケージ用基板の導通検査方法を実施する導
通検査装置の実施の形態を示している。符号Aはその導
通検査装置である。
【0008】この導通検査装置Aはプローブユニット1
1、21を上下対向状に配置し三次元及びθ方向に制御動
する上下プローブ治具1、2と、基準位置Tを挟んで上
下対向状に配置され前記上下プローブ治具1、2間に出
入りする水平方向移動可能な上下2つの撮像部3、4
と、ICパッケージ用基板100 を上下プローブ治具1、
2間に送り込む往復動可能なワーク送り機構5と、制御
部6、画像処理装置7等を備えている。
【0009】前記プローブ治具1、2は上下共に図4、
図5に示すようにベース板21、22、台座31、32、その台
座31、32の頂面に取り付けられる前記プローブユニット
11、21とから構成されている。このプローブ治具1、2
は図4に示すようにプリセッターである三次元測定器B
を使用してベース板21、22に対してプローブユニット1
1、 21 を有する台座31、32が高精度をもって取り付け
られている。この三次元測定器Bは先端にCCDカメラ
b1を備えマグネットスケール(図示せず)でピント合
わせのためにZ軸に移動可能とした測定アームbをX
軸、Y軸移動可能とし、且つその移動をリニアガイド
(図示せず)及びマグネットセンサー(図示せず)で制
御するようにしてある。この三次元測定器Bは測定アー
ムbを手動で動かしながら前記ベース板21、22各々に設
けた基準点b’、プローブユニット11、21の対角コーナ
ーに配置された2点の基準点11a、11a、12a、12a間
を測定し、予め記憶されている所定値と比較してそのX
軸・Y軸・θ方向の修正量としてモニタ表示し、ベース
板21、22に台座31、32を取り付けるボルト8を緊締・弛
緩して調整し、再度前記基準点b’、11a、11aまたは
b’、12a、12aの3者間を測定して所定値になるまで
その微調整を続行することによってベース板21、22に対
して台座31、32を高精度をもって取付けている。
【0010】プローブユニット11、21を備えた台座31、
32が高精度をもって取り付けられたベース板(上プロー
ブ治具のベース板と、下プローブ治具のベース板)21、
22には、図5に示すように前記基準点b’から所定距離
離間した位置にノック孔9、9が台座31、32を挟む対称
態様をもって2個開孔され、このノック孔9、9を装置
本体側の上下の取付座(後述する)200 、200 各々に開
孔されている2個のノック孔200 a、200 aに合わせた
状態でノックピン10、10で位置決めして取付座200 、20
0 個々に螺着(ネジ止め)されるようになっている。
【0011】斯様にベース板21、22に対する台座31、32
の取り付けは三次元測定器Bを使用しての画像処理で高
精度に行われ、且つベース板21、22の装置本体側の取付
座200 、200 への取付は高精度をもって開孔されている
ノック孔9、200 aへのノックピン10の位置決めで螺着
されるをもって上下のプローブ治具1、2は装置本体側
に対して精度良く取り付けられる。
【0012】前記取付座200 、200 各々は図1、図5、
図6に示すように中央にプローブ治具1、2のコード引
き出し部41、42の差し入れ口200 b、200 bを開口した
円板状を呈してなり、Z軸移動機構300 、X軸移動機構
400 、Y軸移動機構500 に連係されている各々取付基板
201 、201 の対向面に回転可能に支持され且つ各々の取
付基板201 、201 に対してθ移動機構600 でθ方向に制
御動可能にしてある。
【0013】前記θ移動機構600 は図6に示すように取
付座200 から突設した2本の腕部200 cの一方と取付基
板201 とに亘ってスプリング600 aを設け、他方に設け
たカムフォロア600 bをサーボモータ、パルスモータ等
の駆動源600 cで回動する板カム600 dでスプリング60
0 aの引っ張り力に抗して押動することによって取付座
200 をθ方向に制御動させる。
【0014】Z軸移動機構300 は図1、図6に示すよう
に機枠aの中空コラムa1を構成する前側板部a1’の
上半部と下半部とに開孔したガイド長孔300 a、300 a
の前方位置に2本のガイド縦軸300 b、300 bを上下一
列に並設し、その2本のガイド縦軸300 b、300 bに挿
通する支板300 c、300 cを各々のガイド長孔300 a、
300 aに上下動可能に配置し、前側板部a1’の背後に
軸受けした上下2本のボールネジ300 d、300 dを各々
の支板300 c、300 cに貫通状に螺合すると共に、前記
上下2本のボールネジ300 d、300 d各々にパルスモー
タ、サーボモータ等の駆動源300 e、300 eを直結して
なり、この駆動源300 e、300 eの駆動によって支板30
0 c、300 c各々にX軸移動機構400 、Y軸移動機構50
0 を介して連結されている取付基板201 、201 を個別に
上下制御動(Z動)可能にしている。
【0015】X軸移動機構400 は図6に示すように前記
支板300 cに軸受けされX軸方向に進退可能な2本の平
行な横軸400 a、400 aを架設体400 bで連結し、その
架設体400 bに設けたナット体400 cをボールネジ400
dに連結し、そのボールネジ400 dに直結する駆動源40
0 eであるサーボモータ、パルスモータ等を駆動させる
ことによって横軸400 a、400 aの先端にY軸移動機構
500 を介して連結する取付基板201 をX軸方向に制御動
させることができるようになっている。
【0016】Y軸移動機構500 は図6に示すように取付
基板201 後端の垂直板201 aにY軸方向のガイドレール
500 aを設けると共に、前記横軸400 a、400 aの先端
に固定され且つガイドレール500 aへの係合部500 cを
有する固定板500 bに、サーボモータ、パルスモータ等
の駆動源500 d及び駆動源500 dに直結する板カム500
eを設け、更に前記垂直板201 aに板カム500 eでガイ
ドされるカムフォロア500 fを設け、且つ固定板500 b
に設けたピン500 hを垂直板201 aに開設した馬鹿孔50
0 iを挿通して取付基板201 上方に位置させ、そのピン
500 hと垂直板201 aとをスプリング500 gで連絡して
構成してなり、駆動源500 dの駆動で板カム500 e、カ
ムフォロア500 fを介して取付基板201 が固定板500 b
に対して相対的にY軸方向に制御動させることができる
ようになっている。
【0017】このように上下の取付基板201 、201 各々
がX軸・Z軸方向に制御動可能であり、その取付基板20
1 、201 に支持され上下プローブ治具1、2を取付ける
取付座200 、200 各々がY軸・θ方向に制御動可能にな
っている。
【0018】ワーク送り機構5は検査対象となるICパ
ッケージ用基板100 を前後から挟持するクランパー15、
15をそのICパッケージ用基板の搬入・搬出位置から基
準位置Tを経由して前記上下プローブ治具1、2間との
間に移動させるものであり、円状の開口25a内に一対の
前記クランパー15、15を備えたベーステーブル25をX軸
方向に往復動可能にしてある。
【0019】クランパー15、15各々は直角なクランプ面
15a、15aを内面に有し且つ外面を円弧面とした2片か
ら構成され、一方を固定式、他方をシリンダー等の駆動
源85で可動式にしている。
【0020】その送り機構5の詳細は図2、図3に示す
ように前記ベーステーブル25背後の立板25aに一端を連
絡した平行な横軸35、35を前記前側板部a1’及び前記
中空コラムa1の後側板部a1”に設けた軸受けにX軸
方向に進退可能に挿通させると共に、前側板部a1’と
後側板部a1”に亘って設けたボールネジ45に螺嵌する
ナット体55を平行な横軸35、35に架橋体65で連結してな
り、サーボモータ、パルスモータ等の駆動源75の駆動で
ボールネジ45が回転するとナット体55と共に横軸35、35
がX軸方向に前動または後動するようになっている。
【0021】上下2つの撮像部3、4各々はサーボモー
タ、パルスモータ等の駆動源13、14に直結した2本のボ
ールネジ23、23、24、24間に横架する連絡体33、34に支
持されており、基準位置Tから前記上下プローブ治具
1、2間に個別に出入りさせることができる。
【0022】制御部6は、前記上側の撮像部3、下側の
撮像部4に連係する画像処理装置7等が連絡され、この
制御部6には下側の撮像部4で撮像し画像解析する上プ
ローブユニット11の基準点11a、11aの座標データ
(V)、上側の撮像部3で撮像し画像解析する下プロー
ブユニット12の基準点12a、12aの座標データ(W)等
を記憶する記憶部(図示せず)と、検査時に、前記ワー
ク送り機構5で移動されるICパッケージ用基板100 の
表裏面を基準位置T上に位置する上下の撮像部3、4で
個別に撮像し画像解析して得られるICパッケージ用基
板100 表面の基準点100 a、100 aの座標データ
(V’)と裏面の基準点100 b、100 bの座標データ
(W’)とを相応する前記座標データ(V’)、座標デ
ータ(W’)と個別に比較演算してICパッケージ用基
板100 の表裏面に対する上プローブ治具1の補正量、下
プローブ治具2の補正量を各々演算する演算部(図示せ
ず)等を内蔵している。符号700 はモニタである。
【0023】図7は検査対象であるICパッケージ用基
板100 の拡大図であり、(a)は表面、(b)は裏面で
あり、符号100 ’は電極、100 a、100 a、100 b、10
0 bは対角線上に配置されている表面、裏面の基準点で
ある。
【0024】以上のように構成になっている装置を使用
してICパッケージの基板の導通検査する詳細は、まず 三次元測定器Bを使用して台座31、32をベース板21、
22に取付けてベース板21、22に対して台座31、32が高精
度に組み付けられた上下プローブ治具1、2を形成する
(図4参照)、更に上下制御動(Z動)される上下の取
付座200 、200 にその上下プローブ治具1、2のベース
板21、22をノックピン10を使用して位置決めして高精度
に取付ける(図5参照)。 ワーク送り機構5で一対のクランパー15、15を上下プ
ローブ治具1、2間から逃がし上プローブ治具1を所定
のピント面高さに一致するまで下降させると共に、基準
位置T上の下側の撮像部4を上プローブ治具1の直下ま
で水平移動させて上プローブユニット11を撮像する(図
3、図8(a)参照)。本実施の形態ではその撮像を平
行な横軸35、35間のスペースを利用して行われる。図8
(b)は上プローブユニット11の基準点11a、11aの座
標データ(V)を表示するモニタ画面を示し、黒点がそ
の基準点11a、11aの座標値である。 同様に下プローブ治具2を所定のピント面高さに一致
するまで上昇させると共に、基準位置T上の上側の撮像
部3を下プローブ治具2の真上まで水平移動させて下プ
ローブユニット12を撮像する(図9(a))。図9
(b)は下プローブユニット12の基準点12a、12aの座
標データ(W)を表示するモニタ画面を示し、黒点がそ
の基準点12a、12aの座標値である。そして、前記上プ
ローブユニット11、下プローブユニット12の撮像後、下
降または上昇して待機し、上下の撮像部3、4は基準位
置Tに復帰させて待機する。これ等は検査の前段取りで
あり、前記座標データ(V)、座標データ(W)は上下
プロープ治具1、2を装置本体側への取付データ、即ち
待機時のデータである。 そして検査時では搬入・搬出位置でワーク送り機構5
にクランプされた検査対象となるICパッケージ用基板
100 を基準位置Tに移動(往動)させてその表面を上側
の撮像部3で、また同裏面を下側の撮像部4で各々撮像
して基準点100 a、100 aの座標データ(V’)と基準
点100 b、100 bの座標データ(W’)を各々得る(図
10(a))。続いて座標データ(V’)と前記座標デ
ータ(V)とを比較演算すると共に、座標データ
(W’)と前記座標データ(W)とを比較演算してIC
パッケージ用基板100 の表裏面に対する前記待機時の上
プローブ治具1の補正量、下プローブ治具2の補正量を
各々演算する。この比較演算は前記制御部6で行われ
る。図10(b)は座標データ(V)(W)(V’)
(W’)を現すモニタ画面である。 そして、ICパッケージ用基板100 を基準位置Tから
ワーク送り機構5で定量送りした後、前記補正量をもっ
て上プローブ治具1及び下プローブ治具2をX軸移動機
構400 、Y軸移動機構500 、θ移動機構600 で各々X軸
・Y軸・θ方向に個別に補正動させ、上プローブ治具1
及び下プローブ治具2各々をZ軸移動機構300 でZ動さ
せてICパッケージ用基板100 表裏の電極100 ’、プロ
ーブ1’、2’を各々接触させてプローブ1’、2’に
接続する導通検査器Cで所定の検査が行われる(図1
1)。
【0025】尚、本発明は前段取りで上下の撮像部3、
4によって上プローブユニット11と下プローブユニット
12を撮像して上プローブユニット11の基準点11aの座標
データ(V)、下プローブユニット12の基準点12aの座
標データ(W)各々を入手するようにしているから、本
実施の形態で詳述するように上下プロープ治具1、2の
組み付け及びその上下プローブ治具1、2の取付座200
、200 への取付けを高精度にする必要は敢えてないも
のである。
【0026】また、符号800 はICパッケージ用基板10
0 をピックアップするローダー用、アンローダー用のロ
ボッティングアーム(バキュームアーム)であり、検査
時にICパッケージ用基板100 を搬入位置でクランパー
15、15に供給し、導通検査終了後の同位置に復動するI
Cパッケージ用基板100 をクランパー15、15から抜き取
るものである。また、ICパッケージ用基板100 に印10
0 ”を付すディスペンサー800 aをアンローダー用のロ
ボッティングアーム800 に設けておいても良いものであ
る。このディスペンサー800 aは、導通検査した結果、
そのICパッケージ用基板100 が不良品の場合、ICパ
ッケージ用基板100 に印100 ”を付すようにする。この
ようにすることによって印100 ”の有無で不良品と良品
とに分別することが容易に行われるようになり、便利で
ある。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように上プローブ治具、
下プローブ治具を装置本体側に備え付ける取付データで
ある上プローブユニット、下プローブユニットの基準点
位置の座標データ(V)(W)を前段取りで得ておき、
ICパッケージ用基板の検査毎に、基準位置上の上側の
撮像部でICパッケージ用基板表面を撮像し画像解析し
てICパッケージ用基板表面基準点の座標データ
(V’)を得ると共に下側の撮像部で同様にICパッケ
ージ用基板裏面を撮像し画像解析してICパッケージ用
基板裏面基準点の座標データ(W’)を得て、前記座標
データ(V)とその座標データ(V’)との比較演算及
び前記座標データ(W)とその座標データ(W’)との
比較演算で検査対象のICパッケージ用基板に対する上
プローブ治具の補正量、下プローブ治具の補正量を算出
して上下プローブ治具を個別にX軸・Y軸・θ方向に制
御動するようにしていることから、各ICパッケージ用
基板検査の毎に上下プローブ治具間に撮像部を出し入れ
する必要が全くなくなり、2つの撮像部の出入り伴う検
査サイクル遅延による導通検査非能率さを解消し、スピ
ーディーな導通検査を行うことができ、検査が高効率で
ある。しかも、撮像部は単なるCCDカメラで良いこと
から、構造的に無理はなく、また前記補正量は上下プロ
ーブ治具の装置本体側に対する取付精度を修正するもの
であるから、装置本体側に対して実施の形態で示すよう
な高精度な手段で取付ける必要は敢えてなく、取付手段
の簡素化を可能にし、ひいては低廉下での提供を可能す
ることができるし、検査の度に上下の撮像部で撮像され
るICパッケージ用基板の基準点に対して上下プローブ
治具を補正するものであるから、ICパッケージ用基板
の外形寸法に固有な切断誤差が生じていようとも精確に
導通検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本導通検査方法を実施する導通検査装置の側面
断面図で、ICパッケージ用基板をワーク送り機構で上
下プローブ治具間に定量送りした状態を示す。
【図2】図1の横断面図であり、ワーク送り機構、下側
の撮像部の関係を示す。
【図3】下側の撮像部で上プローブ治具のプローブユニ
ットを撮像している状態を示す図1の横断面図であり、
ワーク送り機構における平行な横軸(符号35、35)間か
ら上プローブ治具のプローブユニットを撮像している。
【図4】ベース板にプローブ治具を備えた台座を取付け
る状態を示す斜視図。
【図5】上下プローブ治具を装置本体側の取付基板に取
り付ける状態を示す斜視図。
【図6】下プローブ治具を取付けた取付基板部分の拡大
断面図。
【図7】ICパッケージ用基板の拡大平面図で、(a)
は、表面の拡大平面図、(b)は裏面の拡大平面図であ
る。
【図8】下側の撮像部で上プローブ治具を撮像する状態
を示し、(a)はその側面図、(b)は、上プローブユ
ニットの基準点の座標データ(V)を表示するモニタ画
面を示す。
【図9】上側の撮像部で下プローブ治具を撮像する状態
を示し、(a)はその側面図、(b)は、下プローブユ
ニットの基準点の座標データ(W)を表示するモニタ画
面を示す。
【図10】ICパッケージ用基板の表裏面を上側の撮像
部、下側の撮像部で個別に撮像して補正量を得る状態を
示し、(a)はその側面図、(b)は座標データ
(V’)(W’)(V)(W)を現すモニタ画面。
【図11】前記補正量をもって上下プローブ治具をX軸
・Y軸・θ方向に補正動してICパッケージ用基板の表
裏の電極に上下のプローブを接触させる状態を示す。
【図12】従来の導通検査装置の概略図。
【符号の説明】
1:プローブ治具(上プローブ治具) 2:プローブ治具(下プローブ治具) 5:ワーク送り機構 11:上プローブユ
ニット 12:下プローブユニット 3 :上側の撮像
部 4:下側の撮像部 100 :ICパッケ
ージ用基板 11a:上プローブユニットの基準点 12a:下プローブ
ユニットの基準点 100 a、100 b:ICパッケージ用基板の基準点 A:導通検査装置 7 :制御部 1’、2’:プローブ 100 ’:電極 T:基準位置 C :導通検査器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/02 G01R 31/28 G01R 31/26 G01B 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブユニットを対向状にして配置し
    た三次元及びθ方向に制御動可能な上下プローブ治具
    と、基準位置を挟んで上下対向状に配置され前記上下プ
    ローブ治具間に出入りする水平方向移動可能な上下2つ
    の撮像部と、ICパッケージ用基板を前後からクランプ
    して基準位置から上下プローブ治具間に定量送りするワ
    ーク送り機構とを備え、前記上プローブユニットを当該
    上プローブユニットの直下に水平移動する下側の撮像部
    で、また下プローブユニットを当該下プローブユニット
    の真上に水平移動する上側の撮像部で各々撮像し画像解
    析して上プローブユニット基準点の座標データ(V)、
    下プローブユニット基準点の座標データ(W)各々を記
    憶し、検査時に、前記ワーク送り機構で送り動されるI
    Cパッケージ用基板の表裏面を基準位置上の上下の撮像
    部で個別に撮像し画像解析してICパッケージ用基板表
    面の基準点の座標データ(V’)、ICパッケージ用基
    板表面の基準点の座標データ(W’)を得ると共に、そ
    の座標データ(V’)と前記座標データ(V)、座標デ
    ータ(W’)と前記座標データ(W)とを各々比較して
    各ICパッケージ用基板の表裏面に対する上プローブ治
    具の補正量、下プローブ治具の補正量を各々演算し、I
    Cパッケージ用基板を基準位置からワーク送り機構で定
    量送りした後、前記補正量をもって上プローブ治具及び
    下プローブ治具をX軸・Y軸・θ方向に個別に補正動さ
    せ、上プローブ治具及び下プローブ治具をZ動させてI
    Cパッケージ用基板表裏の電極にプローブを接触させる
    ことを特徴とするB・G・AのICパッケージ用基板の
    導通検査方法。
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