JP3020805U - 電動自転車 - Google Patents

電動自転車

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JP3020805U
JP3020805U JP1995008451U JP845195U JP3020805U JP 3020805 U JP3020805 U JP 3020805U JP 1995008451 U JP1995008451 U JP 1995008451U JP 845195 U JP845195 U JP 845195U JP 3020805 U JP3020805 U JP 3020805U
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bicycle
gear
electric motor
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JP1995008451U
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English (en)
Inventor
渡辺喜八
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渡辺 喜八
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペダルと後輪の間で歯車とチェーンで構成さ
れた駆動系とは別個の、独立した直流電動モータによる
駆動系を設けた電動自転車を提供することを目的として
いる。 【構成】 自転車の前輪2の中心部一側にスポーク18
を介して歯車が取り付けてあり、自転車の前輪2回りの
支持体14に出力軸を下向きとして縦方向に取り付けた
直流電動モータ16の出力軸が減速機構を介して前記歯
車に連結してあると共に、自転車に搭載した蓄電池34
と直流電動モータ16がリード線35で接続してある。
リード線35に介設した押しボタンスイッチ36がハン
ドル5に設置してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直流電動モータの駆動力を補助動力とするようにした電動自転車に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、直流電動モータの駆動力を補助動力とするようにした電動自転車の提案 が多数なされている。それらの電動自転車では、ペダルと後輪の間で歯車とチェ ーンで構成された駆動系に対して、直流電動モータの駆動力を伝達して後輪を駆 動できるようにしたり、ペダルを介して加えられる駆動力に直流電動モータの駆 動力を付加できるような構成が採られている。上ぼり坂などで、ペダルの負荷が 設定値以上になると直流電動モータのスイッチが自動的にONとなって、モータ の駆動力がペダルの駆動力に付加されるようにした機構のものもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記の如くの従来の電動自転車では、何れも、直流電動モータによる駆動系を 、ペダルと後輪の間で歯車とチェーンで構成された駆動系に関連して設置する構 成であった。従って、既製の自転車に直流電動モータの駆動系を追加して設ける ことが難しい問題点があり、一般の自転車の使用者が自分で取り付けることはほ とんど不可能であった。後輪の車軸回りには、ブレーキ装置や、変速機構が設け られて複雑な構造となっている場合が多いためである。この結果、電動自転車を 欲する場合には、電動自転車として構成された新品の自転車を購入する必要があ った。
【0004】 本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、ペダルと後輪の間で歯車とチ ェーンで構成された駆動系とは別個の、独立した直流電動モータによる駆動系を 設けた電動自転車を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成する本考案は、直流電動モータによる駆動系で前輪を駆動で きるようにしたものである。
【0006】 即ち本考案の電動自転車は、自転車の前輪の中心部一側にスポークを介して歯 車が取り付けてあり、自転車の前輪回りの支持体に取り付けた直流電動モータの 出力軸が減速機構を介して前記歯車に連結してあると共に、自転車に搭載した直 流電源と前記直流電動モータがリード線で接続してあることを特徴とする電動自 転車である。
【0007】 また、前記の通りの電動自転車であって、更に、リード線は、押しボタンスイ ッチが介設してあり、この押しボタンスイッチがハンドルに設置してある電動自 転車である。
【0008】 更には、前記の通りの電動自転車であって、直流電動モータは、出力軸を下向 きにして縦方向に取り付けてあり、出力軸に固着した小ベベルギヤがカムクラッ チの外輪に固着した大ベベルギヤと係合していると共に、前記カムクラッチの内 輪に固着した回転軸端にピニオンギヤが固着され、このピニオンギヤが前輪の中 心部一側に取り付けた歯車に係合している電動自転車である。
【0009】
【作用】
本考案の電動自転車によれば、ペダルと後輪の間で構成された駆動系には手を 加えることなく直流電動モータの駆動系を取り付けることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付の図を参照して説明する。
【0011】 図1において、1が本体フレーム、2が前輪、3が後輪、4がサドル、5がハ ンドル、6が後荷台、7が前篭であり、通常の自転車の構造となっている。本体 フレーム1の中央下側に駆動軸8を介してペダル9が設けられ、駆動軸8に固着 された大歯車10と後輪3の車軸に固着した小歯車11に無端チェーン12が係 合されて駆動系が構成されている。
【0012】 そして、前記前篭7を支持するために、前輪2の車軸13を介して立設された 棒状の支持体14の下部に、取り付けブラケット15によって直流電動モータ1 6が設置してあり、この直流電動モータ16の出力軸17が、前輪2のスポーク 18を介して前輪2の中心部一側に取り付けられた歯車19と減速機構20を介 して連結してある。
【0013】 図2および図3は、この直流電動モータ16、歯車19および減速機構20で 構成したモータ駆動系の詳細を示したものである。即ち、取り付けブラケット1 5によって減速機構20の筐体21が前記支持体14の一側(前側)に設置され 、この筐体21の上部に直流電動モータ16が出力軸17を下向きにして搭載し てある。直流電動モータ16の出力軸17は筐体21の頂壁を貫通して内部に突 出し、この突出させた出力軸17に小ベベルギヤ22が固着されている。また、 筐体21の内部には回転軸23がベアリング24、25によって回転自在に横架 してあり、回転軸23の一側には、カムクラッチ26(内輪および外輪が同軸で 設けられ、外輪が内輪に対して一方向にのみ回転可能とした構成となっている。 )が、内輪を回転軸23に固着した状態で設置され、カムクラッチ26の外輪に 固着した大ベベルギヤ27が前記小ベベルギヤ22と係合させてある。
【0014】 そして、回転軸23の軸端23aが筐体21の側壁を貫通して外部に突出して おり、この突出した軸端23aにピニオンギヤ28が固着され、このピニオンギ ヤ29が前輪2の一側に設けた前記歯車19と係合させてある。歯車19は、図 3において詳細に表れているように、スポーク18の外側に添設してあり、スポ ーク18を横切って設けられた3本のスタッドボルト29で前輪2と一体となる ように固定されている。各スタッドボルト29は、隣接スポーク18相互の交差 によって前輪2の中心部で形成される三角形の隙間30(図2参照)に通すこと によって、前輪2との一体性を得ているものである。図3において、31はワッ シャー、32は固定ナットであり、また図2、3において33は前記ピニオンギ ヤ29と歯車19の外側を覆うようにしたカバーである。
【0015】 直流電動モータ16の電源は図1に示してあるように、後荷台6の前側のサド ル4の下部に載置した蓄電池34であり、蓄電池34と直流電動モータ16がリ ード線35で接続されている。リード線35の途中には押しボタンスイッチ36 が介設してあり、この押しボタンスイッチ36がハンドル5の右手握持部37の 近くに取り付けてある。
【0016】 図4は、上記の直流電動モータ16、蓄電池34および押しボタンスイッチ3 6で構成された電気系統の配線図である。鎖線部分は蓄電池34に対する充電回 路38で、夜間など、自転車を使用していない時間に蓄電池34を充電するよう にするものである。
【0017】 上記実施例の電動自転車では、ペダル9をこぐことによって後輪3を駆動し、 通常の自転車と同様の走行をすることができる。この通常走行の際には、前輪2 も回転するが、この前輪2の回転は、歯車19からピニオンギヤ28を経て回転 軸23まで伝達されるが、回転軸23と大ベベルギヤ27の間にはカムクラッチ 26を介してあるので、大ベベルギヤ27は回転することなく、従って、直流電 動モータ16も停止状態に維持されると共に、ペダル9の負荷を大きくすること が無い。
【0018】 上ぼり坂などでペダル9の負荷が大きくなった時や、直流電動モータ16の駆 動による電動走行をしたい時には、押しボタンスイッチ36を押してONにする 。押しボタンスイッチ36をONにすると、蓄電池34からリード線35を通し て直流電動モータ16に電流が供給されて出力軸17が回転する。この出力軸1 7の回転動力は、小ベベルギヤ22から大ベベルギヤ27へ伝えられる。この時 の回転方向は、カムクラッチ26の外輪と内輪が係合状態となる方向で、大ベベ ルギヤ27の回転で回転軸23が一体となって回転してピニオンギヤ28を回転 させる。ピニオンギヤ28の回転は、前輪2に一体的に設けた歯車19に伝達さ れる結果、前輪2が駆動され、電動走行をすることができる。直流電動モータ1 6の出力軸17と前輪2の間の動力伝達機構において、小ベベルギヤ22と大ベ ベルギヤ27の係合並びにピニオンギヤ28と歯車19の係合によって減速機構 20が構成されているもので、それぞれの歯数比は、直流電動モータ16の回転 によって、例えば15Km/h程度など、適度な速度が得られるように設定する 。
【0019】 前記押しボタンスイッチ36のONの状態はボタンを押し続けている間維持さ れるものであり、電動走行の際に、スピードが必要以上となった時には、押しボ タンスイッチ36から手を離せば良い。押しボタンスイッチ36がOFFになる と直流電動モータ16の駆動は停止するので、以後は惰性で走行することになる 。自転車を停止したい時には、ハンドル5の左手握持部側のブレーキレバーを操 作して後輪3にブレーキをかけ、必要があればハンドル5の右手握持部37側の ブレーキレバー(図示は省略してある)を操作して前輪2にもブレーキをかける ことによって停止することができる。押しボタンスイッチ36をハンドル5の右 手握持部37の近くに設置したので、左手による後輪3のブレーキ操作は何時で も可能の状態で押しボタンスイッチ36を操作することが可能であり、また、リ ード線35に介設するスイッチを押しボタンスイッチ36として、スイッチから 手を離せば直ちにOFFとできるようにしたので、搭乗者の意に反して自転車が 電動走行することがなく、また、何時でもブレーキをかけることが可能であり、 高い安全性を確保することができる。
【0020】 また、本考案における電動駆動系は、前輪2の中心部一側に歯車19を取り付 けると共に、取り付けブラケット15を介して直流電動モータ16が搭載された 筐体21を取り付けて、筐体21の側壁外側の歯車19とピニオンギヤ28を係 合させることで取り付けを完了することができる。前輪2の回りには、通常、複 雑な機構は付属していないことから、既製の自転車でも簡単に取り付けることが 可能で、新規に自転車を購入する必要がなく、また、一般の自転車の使用者でも 自分で簡単に取り付けて電動自転車に改造することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上に説明の通り、本考案によれば、前輪に直流電動モータによる駆動系を設 けた構造としたので、後輪側の複雑な機構に手を加えることなく電動自転車を構 成できる効果があり、既製の自転車でも簡単に電動自転車に改造できる効果があ る。 また、請求項2の考案では、直流電源と直流電動モータを接続したリード線に 介設されるスイッチを押しボタンスイッチとし、この押しボタンスイッチをハン ドルに設置したので、押しボタンスイッチを押している時のみ直流電動モータが 駆動される構成となり高い安全性を得ることができる効果がある。 更に、請求項3の考案では、直流電動モータが出力軸を下向きとして縦方向に 設置されるので、外方の出っ張りを少なくできる効果がある。そして、大小のベ ベルギヤの係合と、ピニオンギヤと前輪に取り付けた歯車の係合の2か所の部分 で減速機構を構成できるので合理的な減速を得ることができる効果がある。また 、カムクラッチを介設したことによって、通常の走行時には、直流電動モータ側 が負荷にならないようにできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の正面図である。
【図2】 同じく実施例の前輪の中心部分の一部拡大正
面図である。
【図3】 同じく実施例の前輪の中心部分の一部拡大断
面図である。
【図4】 同じく実施例の電気系統の配線図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 前輪 3 後輪 4 サドル 5 ハンドル 6 後荷台 7 前篭 8 駆動軸 9 ペダル 10 大歯車 11 小歯車 12 無端チェーン 13 車軸 14 支持体 15 取り付けブラケット 16 直流電動モータ 17 出力軸 18 スポーク 19 歯車 20 減速機構 21 筐体 22 小ベベルギヤ 23 回転軸 23a 回転軸の軸端 24、25 ベアリング 26 カムクラッチ 27 大ベベルギヤ 28 ピニオンギヤ 29 スタッドボルト 30 隙間 31 ワッシャー 32 固定ナット 33 カバー 34 蓄電池 35 リード線 36 押しボタンスイッチ 37 右手握持部 38 充電回路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の前輪の中心部一側にスポーク
    を介して歯車が取り付けてあり、自転車の前輪回りの支
    持体に取り付けた直流電動モータの出力軸が減速機構を
    介して前記歯車に連結してあると共に、自転車に搭載し
    た直流電源と前記直流電動モータがリード線で接続して
    あることを特徴とする電動自転車。
  2. 【請求項2】 リード線は、押しボタンスイッチが介
    設してあり、この押しボタンスイッチがハンドルに設置
    してある請求項1記載の電動自転車。
  3. 【請求項3】 直流電動モータは、出力軸を下向きに
    して縦方向に取り付けてあり、出力軸に固着した小ベベ
    ルギヤがカムクラッチの外輪に固着した大ベベルギヤと
    係合していると共に、前記カムクラッチの内輪に固着し
    た回転軸端にピニオンギヤが固着され、このピニオンギ
    ヤが前輪の中心部一側に取り付けた歯車に係合している
    請求項1または2記載の電動自転車。
JP1995008451U 1995-07-20 1995-07-20 電動自転車 Expired - Lifetime JP3020805U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641014U (ja) * 1992-11-06 1994-05-31 市光工業株式会社 車両用灯具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641014U (ja) * 1992-11-06 1994-05-31 市光工業株式会社 車両用灯具

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