JP3020573B2 - 使用済燃料プールの冷却設備 - Google Patents
使用済燃料プールの冷却設備Info
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- JP3020573B2 JP3020573B2 JP2235529A JP23552990A JP3020573B2 JP 3020573 B2 JP3020573 B2 JP 3020573B2 JP 2235529 A JP2235529 A JP 2235529A JP 23552990 A JP23552990 A JP 23552990A JP 3020573 B2 JP3020573 B2 JP 3020573B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用済燃料プールの冷却設備に係り、特に
沸騰水型原子力発電設備に適用するのに好適な使用済燃
料プールの冷却設備に関する。
沸騰水型原子力発電設備に適用するのに好適な使用済燃
料プールの冷却設備に関する。
従来のこの余剰水の排水方法を第３図により説明す
る。
る。
使用済燃料プール２と、スキマ堰３と、スキマサージ
タンク４からなる原子力発電所の使用済燃料貯蔵設備に
は、燃料プール水をポンプ５によりスキマサージタンク
４から吸込み、脱塩器６で浄化し、熱交換器７で冷却し
て使用済燃料プールに戻す燃料プール冷却浄化を設置し
ている。
タンク４からなる原子力発電所の使用済燃料貯蔵設備に
は、燃料プール水をポンプ５によりスキマサージタンク
４から吸込み、脱塩器６で浄化し、熱交換器７で冷却し
て使用済燃料プールに戻す燃料プール冷却浄化を設置し
ている。
一方、使用済燃料運搬用のキヤスク１を使用済燃料プ
ール２に吊込んだ際に生じる余剰水は、スキマ堰３を通
りスキマサージタンク４に溜り、水位が上昇する。この
余剰水はスキマサージタンクで吸収しきれないため、燃
料プール冷却浄化系の脱塩器６の下流側から分岐した配
管８により、建屋内排水系の配管９を経由し低電導度ド
レンサンプ10へ排水する。この他に配管11により復水器
12へ、又は、配管13により復水貯蔵槽14へ排出する場合
もある。
ール２に吊込んだ際に生じる余剰水は、スキマ堰３を通
りスキマサージタンク４に溜り、水位が上昇する。この
余剰水はスキマサージタンクで吸収しきれないため、燃
料プール冷却浄化系の脱塩器６の下流側から分岐した配
管８により、建屋内排水系の配管９を経由し低電導度ド
レンサンプ10へ排水する。この他に配管11により復水器
12へ、又は、配管13により復水貯蔵槽14へ排出する場合
もある。
上記従来技術において、復水器、又は復水貯蔵槽への
排水は、比較的悪い水質の使用済燃料プールの水を、比
較的高い水質が要求される復水器、復水貯蔵槽に入れる
ことになるため、排水先の水質の悪化を招くポテンシヤ
ルがあつた。
排水は、比較的悪い水質の使用済燃料プールの水を、比
較的高い水質が要求される復水器、復水貯蔵槽に入れる
ことになるため、排水先の水質の悪化を招くポテンシヤ
ルがあつた。
また、低電導度ドレンサンプへの排水は、排水に使用
できるサンプへ導くまでの配管口径が小さく、排水でき
る流量が少ないため排水時間が長くかかつていた。
できるサンプへ導くまでの配管口径が小さく、排水でき
る流量が少ないため排水時間が長くかかつていた。
本発明の目的は、余剰水を短時間で排水でき、また、
液体廃棄物処理系で浄化した後、最終回収先である復水
貯蔵槽に回収して復水貯蔵槽水質の悪化を抑制すること
にある。
液体廃棄物処理系で浄化した後、最終回収先である復水
貯蔵槽に回収して復水貯蔵槽水質の悪化を抑制すること
にある。
上記の目的を達成する本発明の特徴は、使用済燃料プ
ールのオーバフロー水を受けるスキマサージタンクと、
ポンプと、脱塩器と、熱交換器と、前記スキマサージタ
ンクからの前記水を、前記ポンプ、前記脱塩器及び前記
熱交換器を介して前記使用済燃料プールに導く第１の管
路とを備えた使用済燃料プールの冷却設備において、前
記脱塩器の下流側で前記第１管路に接続された第２の管
路と、前記第２管路に連絡された低電導度廃液受タンク
とを備えたことにある。
ールのオーバフロー水を受けるスキマサージタンクと、
ポンプと、脱塩器と、熱交換器と、前記スキマサージタ
ンクからの前記水を、前記ポンプ、前記脱塩器及び前記
熱交換器を介して前記使用済燃料プールに導く第１の管
路とを備えた使用済燃料プールの冷却設備において、前
記脱塩器の下流側で前記第１管路に接続された第２の管
路と、前記第２管路に連絡された低電導度廃液受タンク
とを備えたことにある。
例えば、排水量（キャスク容積約15m3）に対し、低電
導度廃液受タンク容量が200m3程度と、十分に大きいの
で低電導度廃液受タンクに排水することが可能である。
導度廃液受タンク容量が200m3程度と、十分に大きいの
で低電導度廃液受タンクに排水することが可能である。
キャスクを使用済燃料プール内に吊り込んだ際にこの
プールからスキマサージタンクに排出される余剰水を、
脱塩器で浄化して電導度を低くした上で低電導度廃液受
タンクに導く。また、第２管路への余剰水の供給は、使
用済燃料プールの冷却設備に設けられたポンプを用いて
行うことができる。このポンプは楊程が大きいので、余
剰水を低電導度廃液受タンクへの排出を短時間で行うこ
とができる。
プールからスキマサージタンクに排出される余剰水を、
脱塩器で浄化して電導度を低くした上で低電導度廃液受
タンクに導く。また、第２管路への余剰水の供給は、使
用済燃料プールの冷却設備に設けられたポンプを用いて
行うことができる。このポンプは楊程が大きいので、余
剰水を低電導度廃液受タンクへの排出を短時間で行うこ
とができる。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。
キヤスク１を使用済燃料プール２に吊込むと余剰水が
発生しスキマ堰３を通りスキマサージタンク４に余剰水
が溜る。この余剰水を燃料プール冷却浄化系の配管5,ポ
ンプ６により導き、脱塩器７の下流側から分岐した配管
８により低電導度廃液受タンク９に排水する。また、配
管８には、止め弁10を設けている。
発生しスキマ堰３を通りスキマサージタンク４に余剰水
が溜る。この余剰水を燃料プール冷却浄化系の配管5,ポ
ンプ６により導き、脱塩器７の下流側から分岐した配管
８により低電導度廃液受タンク９に排水する。また、配
管８には、止め弁10を設けている。
運転方法は、キヤスク１を使用済燃料プール２に吊込
みながらスキマサージタンク４の水位を監視し、水位が
上昇してきたら止メ弁10を開き、水位が一定になる様に
調整する。キヤスク吊込みが完了し水位の上昇が停止し
たら止め弁10を閉鎖する。キヤスク１の吊込み作業は比
較的ゆるやかに行われるため、余剰水発生によるスキマ
サージタンクの水位上昇もゆるやかである。これに対
し、低電導度廃液サンプへの排水流量は十分大きくする
ことができるので、スキマサージタンクの水位上昇を抑
えることが可能であり、キヤスクの吊込速度を制限する
必要がない。
みながらスキマサージタンク４の水位を監視し、水位が
上昇してきたら止メ弁10を開き、水位が一定になる様に
調整する。キヤスク吊込みが完了し水位の上昇が停止し
たら止め弁10を閉鎖する。キヤスク１の吊込み作業は比
較的ゆるやかに行われるため、余剰水発生によるスキマ
サージタンクの水位上昇もゆるやかである。これに対
し、低電導度廃液サンプへの排水流量は十分大きくする
ことができるので、スキマサージタンクの水位上昇を抑
えることが可能であり、キヤスクの吊込速度を制限する
必要がない。
以下、本発明のその他の実施例を第２図（ａ）により
説明する。
説明する。
余剰水を燃料プール冷却浄化系の脱塩器７の下流側か
ら分岐した配管８により、低電導度廃液受タンク９に排
水する。配管８の流路上には止め弁10を設けている。
ら分岐した配管８により、低電導度廃液受タンク９に排
水する。配管８の流路上には止め弁10を設けている。
止め弁10は遠隔操作弁とし、スキマサージタンク４の
水位計11の信号により自動的に開閉するインターロツク
を設けている。
水位計11の信号により自動的に開閉するインターロツク
を設けている。
水位計11による止め弁10を開閉するインターロツクの
設定値を第２図（ｂ）により説明する。
設定値を第２図（ｂ）により説明する。
スキマサージタンク４の水位が水位高及び水位低に達
すると警報が発せられるので、この水位に到る前に止め
弁10を開閉して警報が発生しないように水位制御を行
う。また、止め弁10の開閉頻度をできるだけ少なくする
様に弁開の水位設定値ａは水位高にできるだけ近く、弁
閉の水位設定値ｂは水位低にできるだけ近く設定するの
がよい。
すると警報が発せられるので、この水位に到る前に止め
弁10を開閉して警報が発生しないように水位制御を行
う。また、止め弁10の開閉頻度をできるだけ少なくする
様に弁開の水位設定値ａは水位高にできるだけ近く、弁
閉の水位設定値ｂは水位低にできるだけ近く設定するの
がよい。
本実施例によれば、吊込み作業中に発生する余剰水を
自動的に、排水することができるのでスキマサージタン
クの水位を監視することなく吊込み作業を簡単に行うこ
とができる。
自動的に、排水することができるのでスキマサージタン
クの水位を監視することなく吊込み作業を簡単に行うこ
とができる。
脱塩器で浄化されて電導度が低くなった余剰水を復水
貯蔵槽に回収できるので、復水貯蔵槽の水質を向上でき
る。また、廃液受けタンクへの余剰水の供給は、使用済
燃料プールの冷却設備に設けられたポンプにより移送量
が増加するので、余剰水を廃液受けタンクへの排出を短
時間で行うことができる。
貯蔵槽に回収できるので、復水貯蔵槽の水質を向上でき
る。また、廃液受けタンクへの余剰水の供給は、使用済
燃料プールの冷却設備に設けられたポンプにより移送量
が増加するので、余剰水を廃液受けタンクへの排出を短
時間で行うことができる。
第１図及び第２図は、本発明の異なる実施例の燃料プー
ル冷却浄化系の構成と余剰水排水方法を示した系統図、
第３図は、従来プラントにおける燃料プール冷却浄化系
の構成と余剰水排水方法を示した系統図である。 ８……配管、９……低電導度廃液受タンク、10……止め
弁。
ル冷却浄化系の構成と余剰水排水方法を示した系統図、
第３図は、従来プラントにおける燃料プール冷却浄化系
の構成と余剰水排水方法を示した系統図である。 ８……配管、９……低電導度廃液受タンク、10……止め
弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 宏 茨城県日立市幸町３丁目２番１号 日立 エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−23295（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−237396（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G21C 19/06
Claims (2)
- 【請求項１】使用済燃料プールのオーバフロー水を受け
るスキマサージタンクと、ポンプと、脱塩器と、熱交換
器と、前記スキマサージタンクからの前記水を、前記ポ
ンプ、前記脱塩器及び前記熱交換器を介して前記使用済
燃料プールに導く第１の管路とを備えた使用済燃料プー
ルの冷却設備において、 前記脱塩器の下流側で前記第１管路に接続された第２の
管路と、前記第２管路に連絡された低電導度廃液受タン
クとを備えたことを特徴とする使用済燃料プールの冷却
設備。 - 【請求項２】前記第２管路に、前記スキマサージタンク
の通常水位より高い水位を検知して開弁し、前記スキマ
サージタンクの通常水位より低い水位を検知して閉弁す
る制御を受ける弁を備えた請求項１の使用済燃料プール
の冷却設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2235529A JP3020573B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | 使用済燃料プールの冷却設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2235529A JP3020573B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | 使用済燃料プールの冷却設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04116498A JPH04116498A (ja) | 1992-04-16 |
| JP3020573B2 true JP3020573B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=16987327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2235529A Expired - Fee Related JP3020573B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | 使用済燃料プールの冷却設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3020573B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106404431A (zh) * | 2015-08-10 | 2017-02-15 | 核动力运行研究所 | 一种蒸汽发生器排污试验装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4438667B2 (ja) | 2005-03-29 | 2010-03-24 | 株式会社デンソー | 超音波センサ及び超音波振動子 |
| CN102726064B (zh) | 2010-01-25 | 2015-07-15 | 株式会社村田制作所 | 超声波振动装置 |
-
1990
- 1990-09-07 JP JP2235529A patent/JP3020573B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106404431A (zh) * | 2015-08-10 | 2017-02-15 | 核动力运行研究所 | 一种蒸汽发生器排污试验装置 |
| CN106404431B (zh) * | 2015-08-10 | 2019-04-16 | 核动力运行研究所 | 一种蒸汽发生器排污试验装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04116498A (ja) | 1992-04-16 |
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