JP3019850U - 果樹園における多目的管理装置 - Google Patents
果樹園における多目的管理装置Info
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- JP3019850U JP3019850U JP1995007808U JP780895U JP3019850U JP 3019850 U JP3019850 U JP 3019850U JP 1995007808 U JP1995007808 U JP 1995007808U JP 780895 U JP780895 U JP 780895U JP 3019850 U JP3019850 U JP 3019850U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- frost
- house
- management device
- orchard
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】本考案は、ハウス栽培の果樹園における多目的
管理装置であって、遅霜による凍霜害・収穫期の鳥の飛
来を防止し加えて液肥・薬剤散布・潅漑システムを目的
とする。 【構成】ハウス１棟上にフアン３を着脱自在に設置する
と共にファン３の羽根７に永久磁石８を取付ける請求項
１の構成、およびこの構成に加えてハウス地上にスプリ
ンクラー６を設ける構成。
管理装置であって、遅霜による凍霜害・収穫期の鳥の飛
来を防止し加えて液肥・薬剤散布・潅漑システムを目的
とする。 【構成】ハウス１棟上にフアン３を着脱自在に設置する
と共にファン３の羽根７に永久磁石８を取付ける請求項
１の構成、およびこの構成に加えてハウス地上にスプリ
ンクラー６を設ける構成。
Description
【０００１】
本考案は、ハウス栽培の果樹園における凍霜害防止およびカラスやム ク鳥等の鳥類の飛来を防止する多目的管理装置に関する。
【０００２】
果樹園においては、開花期の遅霜による霜枯や収穫期のカラスやムク 鳥の飛来による鳥害が収穫に大きく影響される。これを防ぐ手段として 遅霜に対してはハウス内に暖房を入れること、また鳥の飛来に対しては ネットを張ったり爆音を発したりして被害を防いでいた。
【０００３】
しかし、遅霜に対してはラジオ、テレビ等の天気予報によって判断す ることが困難であるばかりか、燃料費が蒿むという欠点があり、また鳥 追いに対してのネットは作業が大掛りになるばかりか、爆音も鳥が馴れ るに従って効果がなくなるという欠点があった。
【０００４】
出願人は先に遅霜に対しての凍霜害対策として、ハウス内にファンを 設けて暖い上方の空気と地表附近の冷たい空気を撹拌して凍霜害を防止 する方法を考案し多大の効果をあげている。しかし鳥害に対しては何ら 対策が講じられていなかった。この点について出願人は鋭意研究の結果 、鳥が電磁波に対して敏惑であることに着眼し、この電磁波を乱すこと によって鳥が近づかないようにしたものである。
【０００５】
凍霜害が誘発される気象条件は、夜間放射冷却によって大地が冷え大 気の温度が地表の温度より高くなった時に発生する。したがってこれを 防ぐには地表の温度を０℃以上に保持できれば防止できる。これまでの 気象データーによると、霜発生時に地表温度が−３℃であったとき８ｍ 高さの大気の温度は＋３℃となっている。
【０００６】 本考案はハウスの棟上にフアンを取付けて大気を撹拌して地表附近の 大気の温度を上げると共に、地面に散水することによって地表の温度を ０℃以下になることを防いで凍霜害を防ぎ、またファンの羽根に永久磁 石を装着し、このファンが回転することによって永久磁石から発生する 磁気が乱れて異常磁場が発生して鳥が近寄らなくなるという作用効果を 奏するものである。
【０００７】
添付図面により本考案を説明すると、図１は本考案の実施例図であり 、図２は要部の拡大説明図である。図において、（１）は果樹用の雨除 けハウスであり、このハウス（１）の棟上の鉄骨（４）にはパイプ（２ ）によって保持されているファン（３）が上下回動自在に取付けられて いる。そしてこのシャフト（２）は不要の季節には取外すことができる ように着脱可能に取付けられている。このファン（３）の羽根（７）に は図２に示されるように数個の永久磁石（８）が装着されている。図に 示す符号（６）はスプリンクラーであって夜間地表面に凍結を防ぐため に水を散布するものであるが、通常のスプリンクラーのように潅水や施 肥に利用できることは勿論である。
【０００８】 本発明のファン（３）は、遅霜対策および鳥害対策を目的とするもの であるから、その使用の期間は開花期から収穫期までの間であって、例 えばサクランボの場合であっては４月中旬から７月上旬位までの期間で あり、それ以外の期間はファンを取外して保管するものである。 またこのファン（３）は遅霜対策としてはモーター（図示していない ）で回転させるものであるが、昼間は動力を切って風力によって自由に 回転させることを可能とするものである。
【０００９】
本考案は、ハウス上にフアン（３）を取付けて大気を撹拌して地表附 近の大気の温度を上げると共に、地面に散水することによって地表の温 度を０℃以下になることを防いで凍霜害を防ぎ、ファン（３）の羽根（ ７）に永久磁石（８）を装着し、このファンが回転することによって永 久磁石から発する磁気が乱れて異常磁場が発生して鳥が近寄らなくなる という効果を奏する。
【図１】請求項１に示す実施例図
【図２】要部詳細説明図
（１）…雨除けハウス （２）…フアンのパイプ （３）…フアン （４）…棟上鉄骨 （６）…スプリンクラー （７）…ファンの羽根 （８）…永久磁石
Claims (1)
- 【請求項１】果樹用雨除けハウス（１）の棟上部にパイ
プ（２）によって保持されたフアン（３）の棟上鉄骨
（４）に上下に回動自在に、かつ着脱可能に装着し、該
ファン（３）の羽根（７）に永久磁石（８）を取付ける
と共に、ハウス（１）下面にスプリンクラー（６）を設
けたことを特徴とした果樹園における多目的管理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995007808U JP3019850U (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 果樹園における多目的管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995007808U JP3019850U (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 果樹園における多目的管理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3019850U true JP3019850U (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=43155249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1995007808U Expired - Lifetime JP3019850U (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 果樹園における多目的管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3019850U (ja) |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP1995007808U patent/JP3019850U/ja not_active Expired - Lifetime
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