JP3019322U - 脱臭剤付き紙製容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、内部に脱臭部を接着した、臭い
の強い食品等に使用する、段ボール等紙製容器に関する
ものである。 【構成】 脱臭部（２）を設け、表面に脱臭剤（３）を
塗布して保護紙（４）で覆い、その脱臭部（２）を段ボ
ール等紙製容器（１）の内部に接着することを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、内部に脱臭部を接着した、紙製容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、するめや干物などの臭いの強い食品の梱包には、段ボール等紙製容器を そのまま使用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには、次のような欠点があった。 （イ） 容器の蓋を開けた瞬間、強い臭いが鼻をつき、不快であった。 （ロ） 容器ごとしばらく保管しておくと、中身の臭いが外にもれたり、他の物 に移行したりしていた。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

脱臭部（２）を設け、表面に脱臭剤（３）を塗布して保護紙（４）で覆い、そ の脱臭部（２）を段ボール等紙製容器（１）の内部に接着する。 本考案は、以上のような構成よりなる、脱臭剤付き紙製容器である。

【０００５】

【作用】

脱臭部（２）の保護紙（４）をはがし、脱臭剤（３）塗布面を露出し、段ボー ル等紙製容器（１）の内部に食品等（５）を入れる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ） 帯状の脱臭部（２）を複数設け、表面に脱臭剤（３）を塗布する。 （ロ） 脱臭剤（３）塗布面を、保護紙（４）で覆う。 （ハ） 脱臭部（２）の裏面を、段ボール等紙製容器（１）の内部上方に、それ ぞれ接着する。 本案は以上のような構造で、これを使用する時は、脱臭部（２）の保護紙（ ４）をそれぞれはがし、脱臭剤（３）塗布面を露出する。そして、段ボール等紙 製容器（１）の内部に食品等（５）を入れて、蓋をする。 なお、脱臭部（２）は、段ボール等紙製容器（１）内部の上方に限らず、四隅 や上蓋内側に接着してもよい。

【０００７】

【考案の効果】

臭いの強い食品等を入れても、容器内に臭いがこもったり、他に放散、移行し たりせず、安心して梱包、輸送、保管することができる。しかも、脱臭剤塗布面 は保護紙で覆われているので、使用直前まで効果が薄れることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【図３】他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 紙製容器 ２ 脱臭部 ３ 脱臭剤 ４ 保護紙 ５ 食品等

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 脱臭部（２）を設け、表面に脱臭剤
   （３）を塗布して保護紙（４）で覆い、その脱臭部
   （２）を段ボール等紙製容器（１）の内部に接着した、
   脱臭剤付き紙製容器。