JP3019101U - 競走用自転車の靴固定用ベルト - Google Patents

競走用自転車の靴固定用ベルト

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JP3019101U
JP3019101U JP1995005613U JP561395U JP3019101U JP 3019101 U JP3019101 U JP 3019101U JP 1995005613 U JP1995005613 U JP 1995005613U JP 561395 U JP561395 U JP 561395U JP 3019101 U JP3019101 U JP 3019101U
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belt
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pedal
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JP1995005613U
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English (en)
Inventor
哲雄 加島
Original Assignee
株式会社加島サドル製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 足に痛みを伴わず、自転車競走用靴をペタル
に固定する。 【構成】 ベルト1の基端にリベット止めにより接続金
具2を固定し、該接続金具2に止め金具3を回動可能に
取付け、ペタル7及びペダルに載せた靴6を一周して前
記ベルト1を巻き付け、靴上に位置する止め金具3にベ
ルト1先端を通して靴をペダルに着脱可能に固定する自
転車靴固定用ベルトにおいて、接続金具2のベルト1に
被さる部分はベルトの巾方向に横長に形成され、接続金
具2とベルト1を貫通した横並び2本のリベット27、27
にてベルトに固定され、接続金具2の先端は断面U字状
に形成されて該U状屈曲部25の内側にピン28を挿入し
て、該ピン28の両端を止め金具3の側板41に係止してお
り、接続金具2の枢支部の靴甲側の底面20は、止め金具
3の靴側の底面40より、靴の甲皮の表面から外側に位置
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、競走用自転車のペタルに靴を固定するためのベルトに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来の斯種ベルトは、図6に示す如く、ベルト(1)の基端にリベット止めによ りビラと呼ばれている接続金具(2)を固定し、該接続金具(2)に止め金具(3)を 取付けて構成されている。 図5の如く、ペタル(7)及びペダルに載せた靴(6)を一周して前記ベルト
(1) を巻き付けて締め上げ、靴上に位置する止め金具(3)の孔(53)(54)にベルト
(1) を先端を通して靴をペダルに着脱可能に固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
競走用自転車では、その速度は80km/h以上に達することもあり、ペタル を踏込む時よりも、引上げの早さが加速を生む。このペダル引上げ時に、足にか かる負担は並大抵ではなく、特に、足の甲は前記の如く、ベルトによって強く締 め上げられており、これに、ペタルの引上げ力が加わるため、他の部分に比べて 一層、大きな力が働く。
【0004】 又、自転車トレーニングでは、1日100〜200kmも走ることがあり、高 速走行せずとも、足にかかる負担は極めて大である。 乗り手の体験から、足の甲の外側部分が特に痛くなり、又、痛くなるだけでは なく、負傷することも判っている。これは図1に示す如く、ベルト(1)使用時の 接続金具(2)に対応する部分と一致する。 出願人は、接続金具(2)と止め金具(3)の接続構造を考察し、足の甲が局部的 に痛くなることについて、次の結論を得た。
【0005】 図6、図7に示す如く、従来の接続金具(2)は、金属帯板を2つ折にして、そ の間にベルト(1)の基端を挟み、ベルトの長さ方向に並ぶ2本のリベット(27)(2 7)によって、ベルト(1)に固定されているため、接続金具(2)が靴に接する直線 部L1が長くなる。 接続金具(2)は、金属の曲げ加工にて形成されているが、ベルトの締め上げ程 度で、靴の曲面に馴染んで変形するほどに剛性の弱いものではないから、接続金 具(2)の直線部L1の一部が靴に強く当ることになり、足の甲に局部的に大きな 押さえ力が作用し、強い痛みを伴う。
【0006】 又、止め金具(3)の底板(31)のスリット孔(32)に、接続金具(2)の屈曲部(25) を嵌めて、接続金具(2)と止め金具(3)を接続しているため、図7に示す如く、 止め金具(3)の底面(40)よりも、接続金具(2)の底面(20)の方が、靴の甲に接近 することになり、即ち、靴を強く押圧することになる。 接続金具(2)を1本のリベット(27)にてベルト(1)に固定すれば、接続金具( 2)が靴に接する直線部L1を短くでき、甲の痛みを多少は緩和できるが、競走用 自転車において、接続金具(2)を固定するリベット(27)(27)の数は規格によって 2本と決められており、1本のリベットによって接続金具(2)をベルトに固定し た場合、規格外となり、自転車競技には使用できない。
【0007】 本考案は、上記考察に基づき、接続金具(2)との止め金具(3)との連結を、従 来のスリット孔(32)に接続金具のU状屈曲部(25)を嵌める方式に替えて、図3に 示す様に、U状屈曲部(25)を止め金具(3)の側板(41)(41)間に嵌め、ピン(28)を 貫通して連結する方式を着想した。この構造によって、長時間自転車トレーニン グしても、又、急加速しても足を傷めず、痛みも伴わず、然も、規格に適合する 自転車靴固定用ベルトを明らかにするものである。
【0008】
【課題を解決する手段】 本考案の自転車靴固定用ベルトは、ベルト(1)の基端にリベット止めにより接 続金具(2)を固定し、該接続金具(2)に止め金具(3)を回動可能に取付け、ペタ ル(7)及びペダルに載せた靴(6)を一周して前記ベルト(1)を巻き付け、靴上に 位置する止め金具(3)にベルト(1)先端を通して靴をペダルに一体的に固定する 競走用自転車の靴固定用ベルトにおいて、接続金具(2)のベルト(1)に被さる部 分はベルトの巾方向に横長に形成され、接続金具(2)とベルト(1)を貫通した横 並びの2本のリベット(27)(27)にてベルトに固定され、接続金具(2)の先端は断 面U字状に形成されて該U状屈曲部(25)の内側にピン(28)が挿入され、該ピン(2 8)の両端を止め金具(3)の側板(41)(41)に係止しており、接続金具(2)の枢支部 の靴甲側の底面(20)は、止め金具(3)の靴甲側の底面(40)より靴(6)表面から外 側に位置している。
【0009】
【作用及び効果】
接続金具(2)のベルト(1)に被さる部分はベルトの巾方向に横長に形成され、 接続金具(2)とベルト(1)を貫通した横並び2本のリベット(27)(27)にてベルト に固定されているため、接続金具(2)が靴に接する直線部L1を短くでき、足の 甲に掛かる押さえ力を緩和できる。 又、接続金具(2)の枢支部の靴側の底面(20)は、止め金具(3)の靴側の底面(4 0)より外側に位置しているため、接続金具(2)が靴を局部的に押圧する力を軽減 でき、従って、接続金具(2)の押圧による、足の甲の傷みを防止できる。
【0010】
【実施例】
図1は、自転車ペタル(7)に靴(6)を載せ、固定用ベルトによって靴(6)をペ タル(7)に着脱可能に固定した状態を示している。 図2に示す如く、固定ベルトは、ベルト(1)の基端にリベット止めにより接続 金具(2)を固定し、該接続金具(2)に止め金具(3)を回動可能に取付けて構成さ れている。
【0011】 図3に示す如く、ベルト(1)は、引張り強度の高い合成樹脂フィルム(11)を外 皮(12)と内皮(13)との間に挟んで3層構造に形成されており、基端が拡大し、内 皮(13)の基端は延長して、後記する接続金具(2)及び止め金具(3)の底面に被さ る覆い片(14)を形成している。 内皮(13)の基端には、ベルト(1)の巾方向に並んだ2つのリベット挿通孔(15) が開設されている。
【0012】 ベルト(1)の外皮(12)基端に、接続金具(2)が取付けられる。 接続金具(2)は、金属板の打抜き加工及び曲げ加工によって形成され、両端に 被せ板(21)(22)を突設した帯板部(25)の中央をU状に屈曲して、両被せ板(21)(2 2)を対向させ、被せ板(21)(22)の両側縁を直角に内向きに屈曲して壁板(24)を形 成し、被せ板(21)(22)と壁板(24)の間に挿入空間(23)を形成している。
【0013】 上記被せ板(21)(22)は、ベルト(1)の巾方向に長い横長に形成され、各被せ板 (21)(22)には、横並びに2つの孔(26)(26)が開設されている。 上記接続金具(2)の挿入空間(23)にベルト(1)の外皮(12)の基端を挿入し、接 続金具(2)の孔(26)と外皮(12)のリベット挿通孔(15)を一致して、リベット(27) を圧入し、先端をかしめて、接続金具(2)をベルト(1)に固定している。
【0014】 図3に示す如く、止め金具(3)は、接続金具(2)に接続される枠体(4)と、該 枠体(4)に揺動可能に取付けられた揺動体(5)によって構成される。 枠体(4)は、平行な2枚の側板(41)(41)を繋ぎ板(42)によって繋いで形成され 、各側板(41)には、両端及び略中央部に、3つの孔(43)(44)(45)が開設されてい る。
【0015】 前記接続金具(2)のU状屈曲部(25)の内側にピン(28)を余裕のある状態に挿通 して、該ピン(28)の両端を上記枠体(4)の後側の孔(43)(43)に貫通させ、かしめ 等の抜け止めを施して係止している。 枠体(4)の前側の孔(45)(45)には、軸(52)を挿通して固定し、該軸(52)に歯付 きローラ(56)を回転自由に嵌めている。該歯付きローラ(56)は周面に軸方向に延 びる突条を多数形成している。
【0016】 枠体(4)の略中央部に、揺動体(5)が枢支される。 揺動体(5)は長手方向の両側縁の中央に下向きに取付け片(51)を突設し、前記 枠体(4)の中央部の孔(44)(44)を貫通して設けられた軸(57)の両端に、取付け片 (51)を回動可能に嵌めて取付けられている。
【0017】 揺動体(5)は、前後に前記ベルト(1)の先端が通る2つの通し孔(53)(54)が貫 通開設され、前通し孔(53)には、鋸歯状滑り止め縁(55)が形成されている。 揺動体(5)は、前記枠体(4)上の軸(57)に嵌めて装着したトーションバネ(46) によって、揺動体(5)の前端が歯付きローラ(56)に接近する方向に付勢され、歯 付きローラ(56)は、揺動体(5)の前通し孔(53)に対応している。
【0018】 前記ベルト(1)の内皮(13)の覆い片(14)は、接続金具(2)の底面(20)及び止め 金具(3)の枠体(4)の底面(40)を覆っている。
【0019】 然して、図2の如く、ベルトの先端を止め金具(3)から抜き出し、図1、図5 に示す如く、ペタル(7)に靴(6)を載せ、ペタル(7)と靴(6)を一周してベルト (1)を掛ける。この時、足の甲の少し外側に接続金具(2)を位置させておく。 ベルト(1)の先端を、止め金具(3)の枠体(4)の繋ぎ板(42)と歯付きローラ(5 6)との間を通過させて、揺動体(5)の前通孔(53)に下方から通し、靴が強固に固 定されるまでベルト(1)を引張って締め上げ、ベルト(1)先端を上方から後通し 孔(54)に通す。
【0020】 接続金具(2)のベルト(1)に被さる部分はベルトの巾方向に横長に形成され、 接続金具(2)とベルト(1)を貫通した横並び2本のリベット(27)(27)にてベルト に固定されているため、接続金具(2)が靴に接する直線部L1を短くでき、足の 甲に掛かる押さえ力を緩和できる。 又、接続金具(2)の枢支部の靴側の底面(2 0)は、止め金具(3)の靴側の底面(40)より外側に位置しているため、接続金具( 2)が靴を局部的に押圧する力を軽減でき、従って、接続金具(2)の押圧による 、足の甲の傷みを防止できる。
【0021】 実施例では、接続金具(2)及び枠体(4)の夫々の底面(20)(40)は、ベルト(1) の内皮(13)の延長部である覆い片(14)が被さているため、該覆い片(14)が緩衝材 の役割をなして、靴、従って、足の甲に対する押圧力を一層緩和できる。 本考案は、上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範 囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の斜面図である。
【図2】固定用ベルトの斜面図である。
【図3】接続金具及び止め金具の分解斜面図である。
【図4】接続金具と止め金具の側面図である。
【図5】使用状態の側面図である。
【図6】従来例の固定用ベルトの斜面図である。
【図7】従来例の接続金具及び止め金具の側面図であ
る。
【符号の説明】
(1) ベルト (13) 内皮 (2) 接続金具 (25) U状屈曲部 (28) ピン (3) 止め金具 (4) 枠体 (5) 揺動体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト(1)の基端にリベット止めにより
    接続金具(2)を固定し、該接続金具(2)に止め金具(3)
    を回動可能に取付け、ペタル(7)及びペダルに載せた靴
    (6)を一周して前記ベルト(1)を巻き付け、靴上に位置
    する止め金具(3)にベルト(1)先端を通して靴をペダル
    に一体的に固定する競走用自転車の靴固定用ベルトにお
    いて、接続金具(2)のベルト(1)に被さる部分はベルト
    の巾方向に横長に形成され、接続金具(2)とベルト(1)
    を貫通した横並びの2本のリベット(27)(27)にてベルト
    に固定され、接続金具(2)の先端は断面U字状に形成さ
    れて該U状屈曲部(25)の内側にピン(28)が挿入され、該
    ピン(28)の両端を止め金具(3)の側板(41)(41)に係止し
    ており、接続金具(2)の枢支部の靴甲側の底面(20)は、
    止め金具(3)の靴甲側の底面(40)より靴(6)表面から外
    側に位置していることを特徴とする競走用自転車の靴固
    定用ベルト。
  2. 【請求項2】 ベルト(1)は、外皮(12)と内皮(13)との
    間に合成樹脂フィルム(11)をサンドイッチして形成さ
    れ、内皮(13)の基端は延長して接続金具(2)及び止め金
    具(3)の底面(20)(40)に被さっている請求項1に記載の
    競走用自転車の靴固定用ベルト。
JP1995005613U 1995-06-08 1995-06-08 競走用自転車の靴固定用ベルト Expired - Lifetime JP3019101U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06219461A (ja) * 1993-01-25 1994-08-09 Hoei Kogyo Kk 燃料タンク用キャップ

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