JP3018080U - カーテン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気の流通、採光を良好にし、かつ衛生的に
する。 【構成】 メッシュ状の透し地１の下部に厚手布地等か
らなる不透し地３を設け、透し地１の下部に２つに分岐
した分岐部１１を設け、分岐部１１で不透し地３の上部
を挟んで重ね合わせ部１２を構成し、重ね合わせ部１２
を縫合する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は不透し地の上部に透し地が設けられたカーテン、特に老人ホーム、 病院などの医療施設のベッドのまわりの間仕切りに使用する医療施設用カーテン に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

最近の医療施設用カーテンにおいては、実公昭５８−１３８１６号公報に示さ れるように、不透し地の上部にメッシュ状の透し地を設け、通気性、採光を良好 にすることが考えられている。

【０００３】 図２は従来の医療施設用カーテンを示す概略正面図、図３は図２に示した医療 施設用カーテンの一部を示す概略側断面図である。図に示すように、メッシュ状 の透し地１の上部にヒル環を取り付けるためのテープ２が設けられ、透し地１の 下部に厚手布地等からなる不透し地３が設けられ、透し地１の下部、不透し地３ の上部が曲げられかつ重ね合わされて重ね合わせ部４が構成されており、重ね合 わせ部４が縫合されている。

【０００４】 この医療施設用カーテンにおいては、透し地１を空気、光が通過するから、通 気性、採光を良好にすることができ、また透し地１をスプリンクラーの水滴が通 過するから、火災の際に安全であり、しかも不透し地３の上端までの高さを人間 の目線より高くすれば、外部からカーテンの内部を見ることができないようにす ることができる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このような医療施設用カーテンにおいては、透し地１の下部、不透し 地３の上部が曲げられかつ重ね合わされて重ね合わせ部４が構成されているから 、重ね合わせ部４に凹所５が形成されるので、凹所５に埃等が溜るため、不衛生 的である。

【０００６】 この考案は上述の課題を解決するためになされたもので、空気の流通、採光が 良好でありかつ衛生的なカーテンを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するため、この考案においては、不透し地の上部に透し地が設 けられたカーテンにおいて、上記透し地の下部に分岐部を設け、上記分岐部によ って上記不透し地の上部を挟んで重ね合わせ部を構成し、上記重ね合わせ部を縫 合する。

【０００８】 この場合、上記カーテンを医療施設用カーテンとする。

【０００９】 また、上記透し地をメッシュ状の透し地とする。

【００１０】

【作用】

このカーテンにおいては、不透し地の上部に透し地が設けられているから、上 部を空気、光が通過し、かつ分岐部で不透し地の上部を挟んで重ね合わせ部を構 成しているから、重ね合わせ部に凹所が形成されることがない。

【００１１】

【実施例】

図１はこの考案に係る医療施設用カーテンの一部を示す概略断面図である。図 に示すように、メッシュ状の透し地１の下部に２つに分岐した分岐部１１が設け られ、分岐部１１によって厚手布地等からなる不透し地３の上部が挟まれて重ね 合わせ部１２が構成され、重ね合わせ部１２が縫合されている。

【００１２】 この医療施設用カーテンにおいては、不透し地３の上部に透し地１が設けられ ており、透し地１を空気、光が通過するから、空気の流通、採光が良好である。 また、透し地１をスプリンクラーの水滴が通過するから、火災の際に安全である 。また、透し地１の下部に設けられた分岐部１１で不透し地３の上部を挟んで重 ね合わせ部１２を構成しているから、重ね合わせ部１２に凹所が形成されること がないので、重ね合わせ部１２に埃等が溜ることないため、衛生的である。また 、透し地１と不透し地３とが縫合されているから、不透し地３として任意の模様 を有するものなどを用いることができ、また季節等に合わせて不透し地３を交換 することもできる。

【００１３】 なお、上述実施例においては、医療施設用カーテンについて説明したが、他の カーテンにもこの考案を適用することができる。また、上述実施例においては、 メッシュ状の透し地１を用いたが、他の透し地を用いてもよい。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案に係るカーテンにおいては、透し地を空気、光 が通過するから、空気の流通、採光が良好であり、かつ重ね合わせ部に凹所が形 成されることがないから、重ね合わせ部に埃等が溜ることないので、衛生的であ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る医療施設用カーテンの一部を示
す概略断面図である。

【図２】従来の医療施設用カーテンを示す概略正面図で
ある。

【図３】図２に示した医療施設用カーテンの一部を示す
概略側断面図である。

【符号の説明】

１…透し地 ３…不透し地 １１…分岐部 １２…重ね合わせ部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】不透し地の上部に透し地が設けられたカー
   テンにおいて、上記透し地の下部に分岐部を設け、上記
   分岐部によって上記不透し地の上部を挟んで重ね合わせ
   部を構成し、上記重ね合わせ部を縫合したことを特徴と
   するカーテン。
2. 【請求項２】上記カーテンが医療施設用カーテンである
   ことを特徴とする請求項１に記載のカーテン。
3. 【請求項３】上記透し地がメッシュ状の透し地であるこ
   とを特徴とする請求項１に記載のカーテン。