JP3017478U - 耕耘機におけるバック走行装置 - Google Patents

耕耘機におけるバック走行装置

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JP3017478U
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茂樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バック走行(後退走行)を行うときに、操作
ハンドルの昇降角度を少なくしたときのみ、バック走行
可能とし、バック走行時の操縦の安全性を高めること。 【構成】 耕耘機において操作ハンドルAの昇降角度を
複数段階に調節可能とすること。該操作ハンドルAの昇
降角度を少なくしたときのみ、ストッパーCの解除にて
バック走行に入るようにしてなること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バック走行(後退走行)を行うときに、操作ハンドルの昇降角度を 少なくしたときのみ、バック走行可能とし、バック走行時の操縦の安全性を高め ることができる耕耘機におけるバック走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
歩行型の耕耘機(エンジン搭載)において、エンジンをかけ、耕耘機を前進さ せて作業させるには、耕耘機の後部に位置する操作ハンドルの握手部付近に設け られたクラッチレバーを握り、クラッチを入れ、クラッチレバーに設けられたノ ックを押すと、クラッチが固定され、耕耘機が連続運転の状態となる。また、ク ラッチを切るには、クラッチレバーを握りながらノックに指を伸ばして、ノック に操作すると、クラッチレバーは固定から解除され、クラッチレバーを放すと自 然にクラッチが切れる。また、クラッチ(主クラッチ及び副クラッチ)を操作し てクラッチを入れ、連続運転状態となる。この場合クラッチを切るには、操作ハ ンドルの握手部付近に設けられたクラッチ解除レバーを指で操作する。このよう な耕耘機を動力にてバック走行させるときには、耕耘機の変速機構をバック走行 の状態にして、クラッチレバーを握ると、クラッチが入り、耕耘機のローター類 及び駆動輪は逆回転するので、耕耘機はバック走行する。
【0003】 この作業のときに、耕耘機のバック走行による危険が生じた場合に、クラッチ レバーを放すと、クラッチが切れるようになっている。また、それと共に、耕耘 機の操作ハンドルの握手部の近くに、エンジンの電源をオン(ON),オフ(O FF)させるスイッチや、操作ハンドルに関する適宜に位置する所に、エンジン の電源を切るためのボタン類が設けてある。
【0004】 また、耕耘機が動力にてバック走行中に、危険状態となったときに、手(指) を伸ばして、或いは、耕耘機を運転している人の身体に触れると、エンジンの電 源が切れ、エンジンを停止させるようになっている。また、耕耘機の操作ハンド ルの握手部とは別の部分に、バック装置のレバーハンドルが設けられ、レバーハ ンドルによりバック装置に作用し、耕耘機がバック走行を始め、速度が次第に遅 くなるようなものもある。危険性に対し、耕耘機の操作ハンドルにおいて対処せ んとしたものである。
【0005】 さらに、耕耘機がバック走行するときに生じる反力により耕耘機の機体が前方 に傾くので、この傾きを、センサーにより感知させ、エンジンを停止させるよう にしたものも開発されている。また、現在では、耕耘機が動力でバック走行する ときに生じる反力による危険を軽減させるため、とかく現在のロータリー式耕耘 機の大型,中型,小型を問わず、重心(重力)を極端に後方部になるようにして 市販されて使用されている。
【0006】 また、ハンドル把手部の近くに設けた手元クラッチを入れる(切る)と主クラ ッチが連動して入れる(切れる)ような耕耘機が存在している。また、変速クラ ッチの操作部にバック走行の変速規制部を設け、バック走行の危険を防止したも のが存在している。また、ロータリー式耕耘機の場合には、ニュートラルにしな ければバック走行できない機構もあった。さらに緊急の場合の操作が著しく行い にくくなる重大な欠陥があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
耕耘機の動力により後退する場合、その耕耘刃が作業者の直前で回転している こともあり、仮に、作業者が滑ったり、転倒したりした場合には、耕耘刃等で身 体をズタズタに損傷し、また、耕耘機により、立木,石垣,土手,ハウス内の柱 ,その他障害物等に押し付けられたり、また、耕地の端の急傾斜地,この端部の 作業のときには、谷間に耕耘機と共に落下し、著しい場合には死亡することもあ り、死亡事故も多発している。このため、上記のような改良,開発がなされてい るが、バック走行の場合には、図25に示すように、駆動輪が低速のこともあり 、反力Qが大きく、またこれとともに、耕耘機の前側に急激に重心が移動するこ とも加わり、その反力Qとによって、耕耘機の操作ハンドルが持ち上がり、垂直 状となる。このような身体的に不安定で、且つ危険を感じたときに、作業者は操 作ハンドルを下げようとして必死になり握手部を握りしめる習性本能がある。こ のため、クラッチを切って、エンジンスイッチを切るということは、実際には至 難のことであり、現在でも事故が絶えない。このような事故を重視したことで、 センサーによって感知させ、停止するようにした開発もすばらしいものが既にあ るが、その耕耘機では、常時、振動が伴ない、しかも作業地は凹凸しており、ま た傾斜している所もあり、作業地は平坦でない。このような場所での作業であり 、肝心のときに、センサーが機能しなくなる危険性は大いにあると言わざるを得 ない。
【0008】 また、耕耘機が動力でバック走行するときに生じる反力Qによる危険を軽減さ せるために重心を極端に後方部になるようにしたものは、通常バック走行する場 合には危険はないが、バック走行のときにその後部が畦や、障害物等がある場合 には危険であるし、さらに、通常、重心が極端に後方部にあるため、リターンす るときには、操作ハンドルを持ち上げるようにして運転作業を行うため、作業者 は場合によっては一日で疲労困ぱいとなる不都合があった。このため、農業界で は、一日も早くバック走行の安全度の高いものが要望されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その考案 を、耕耘機において操作ハンドルの昇降角度を複数段階に調節可能とし、該操作 ハンドルの昇降角度を少なくしたときのみ、ストッパーの解除にてバック走行に 入るようにしてなる耕耘機におけるバック走行装置等としたことにより、耕耘機 のバック走行(後退走行)を行うためには、操作ハンドルを低位置に設定しなけ ればならない構造とし、バック走行の操作性及び安全度を高めたものとすること ができ、前記の課題を解決したものである。
【0010】
【作用】 耕耘機において操作ハンドルAの昇降角度が大きい場合には、操作ハンドルA にストッパーCが当接して、変速レバー20はバック走行に変換できず、その操 作ハンドルAの昇降角度を少なくしたときのみ、ストッパーCが解除されて、変 速レバー20はバック走行に変換できる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。本考案の第1実施例(変形 例含む)について図1乃至図9について説明する。その耕耘機の主要部としては 、図10乃至図16に示した構成と同一であるため、この点についてまず述べる 。エンジン1がフレーム2上に搭載されており、該フレーム2はエンジン1より も長く、エンジン1その他の部材も載置又は収納可能に構成され、進行方向前側 に突出している。そのエンジン1からの駆動は、プーリー,ベルト或いはチェー ンケース3等の伝達機構を介してフレーム2より下方位置の駆動軸4に連動して いる。小型の耕耘機の場合の駆動軸4には、耕耘時には、複数の耕耘刃5aが設 けられた耕耘部5が、路面走行時には駆動輪6が着脱自在に設けられている。さ らに、大型又は中型耕耘機(図20に示すロータリー式耕耘機)の場合、前記耕 耘部5と駆動輪6とが別々に独立し、駆動輪6の後部に耕耘部5が設けられてい る。
【0012】 操作ハンドルAは、前記エンジン1を搭載した箇所のフレーム2に設けた突部 又はケーシング部7箇所から後方上向きに傾斜し、複数段階に昇降角度調節可能 に設けられ、その昇降角度は、作業員の背丈や作業状況に合わせて所望の位置で 固定自在に設けられている(図10等参照)。そして、操作ハンドルAを最も適 した位置に設定することができる。
【0013】 該操作ハンドルAはハンドル軸部8,8にて構成されている(図11及び図1 2参照)。該両ハンドル軸部8,8の基部側は、平面的に見て間隔が狭く略平行 に形成され、先端側(握手部8a)に向かって広がり略ハ字状をなし、その両ハ ンドル軸部8,8は連結杆8bにて固定されている。その操作ハンドルAの揺動 動作はハンドル軸部8,8の基部先端が軸支され、適宜揺動可能に構成されてい る。具体的には、前記フレーム2に設けた突部又はケーシング部7箇所に設けた 角度調整ベースBの端部にピン10にて垂直平面を揺動自在に設けられている。
【0014】 その角度調整ベースBの平坦状部11が前記フレーム2に設けた突部又はケー シング部7箇所に固着され、その平坦状部11の一端側の軸受部11aに、前記 ハンドル軸部8,8の基部端がピン10を介して軸支されている。その角度調整 ベースBの他端には、弧状の角度調整板12が設けられている。具体的には、該 角度調整板12には、上下方向に対して複数(4つの孔箇所で、下から孔部H1 ,H2 ,H3 ,H4 )の孔部Hが穿孔され、これは左右対称的に構成されている 。この孔箇所は4つに限定されることなくこれ以上又はこれ以下にすることもあ る。
【0015】 13は位置決めピンであり、常時コイルスプリング14にて弾発するように前 記ハンドル軸部8に設けられている。具体的には、図12及び図13に示すよう に、両ハンドル軸部8,8の内側の軸受部8c,8dにそれぞれ位置決めピン1 3,13が挿入され、そのコイルスプリング14の弾発力にてハンドル軸部8の 基部側に突出するように構成されている。そのコイルスプリング14は、位置決 めピン13上で、前記軸受部8dと、位置決めピン13に設けた止ピン13aの 間に挿入され、該止ピン13aを押圧し、前記軸受部8c側なるハンドル軸部8 の基部側に弾発するようになっている。その両位置決めピン13,13の先端そ れぞれが、前記角度調整板12,12の孔部Hに係合可能に構成されている。そ の両位置決めピン13,13の後部側はコ字状枠15の両端部に軸支され、該コ 字状枠15の後部側には、張引可能なワイヤ16に接続され、該ワイヤ16の他 端は、前記ハンドル軸部8の握り部8aに設けた調節レバー17の適宜の箇所に 固着されている。
【0016】 そのワイヤ16を遊挿したチューブが前記連結杆8bに固着されている。これ によって、該調節レバー17を握ることにより、そのワイヤを張引し、コ字状枠 15を介して、コイルスプリング14の弾発力に抗して両位置決めピン13,1 3を引き、その位置決めピン13,13の先端が前記角度調整板12の孔部Hと の係合を解き、フリー状態として、操作ハンドルAの傾斜角度を所望の角度とし 、その状態で、調節レバー17を放すことで、コイルスプリング14の弾発力に て両位置決めピン13,13の先端が、角度調整板12の孔部Hに係合されるこ ととなる。
【0017】 そのハンドル軸部8の握手部8a箇所にクラッチレバー8eが設けられている 。そしてクラッチレバー8eを握る(図10において上方に上げる)と、駆動輪 6又は耕耘部5が駆動するように構成されている。そのクラッチレバー8eは握 手部8aより前側部又は連結杆8bに設けることもある。その操作ハンドルAを 作業員の作業状況に応じて、適宜の角度に変更するには、操作ハンドルAを支持 する角度調整ベースBに対して、固定状態を緩めてフリー状態とし、ここでその 操作ハンドルAを本体又はケーシング部7の水平基準線に対して所望の角度にて 設定して固定するものである。
【0018】 そのフレーム2等の適宜の箇所には変速レバー20が備えられている。該変速 レバー20は耕耘機の前進,後進及び速度等の変換を行うものであり、作業員は その変速レバー20を適宜に操作して、前進,後進或いは所望の速度にすること 等ができる。まず、本考案の第1実施例では、図1に示すように、変速レバー2 0が両ハンドル軸部8,8間に存在するように配置されている。その変速レバー 20は溝摺動タイプであり、変速位置確認板26を備えたタイプのものである。
【0019】 その変速位置確認板26は両ハンドル軸部8,8間の外側に配置されていても 〔図1(A)参照〕、或いは図示しないが内側に配置されていることもあり、こ れに制限されない。その変速レバー20にはストッパーCが設けられており、操 作ハンドルAの低位置を除いた範囲でそのハンドル軸部8に内方よりストッパー Cが当接するようになっており、バックギアRを入らない仕組みとなっている。
【0020】 そのストッパーCについては後述するが、簡潔に述べるとストッパーCを構成 する当接部21が操作ハンドルAのハンドル軸部8に当接可能であり、特に軸受 部8cに当接可能にしたものである。そして、変速レバー20がそれ以上ハンド ル軸部8に近づくことができないようになっている。即ち、ハンドル軸部8の勾 配角度が大きい場合で、前記角度調整板12の孔部H4 ,H3 ,H2 のそれぞれ に位置決めピン13が係合されている場合には、図2に示すように、そのストッ パーCの当接部21が操作ハンドルAのハンドル軸部8に当接した状態となり、 変速レバー20をバックギアR位置に入れることができない構造となっている。 そして、操作ハンドルAの位置を最下部にして、位置決めピン13を孔部H1 に 係合させた場合のみ、図1(B)及び図3に示すように、そのストッパーCの当 接部21は操作ハンドルAを乗りこえて、バックギヤRに入るように構成されて いる。
【0021】 第1実施例の変形例としては、図4に示すように、変速位置確認板26を有す るものではなく、チェーンケース3に付属して設けられた変速機構部Gのケーシ ング30より外部に突出する変速杆24を変速レバー20にて操作するタイプの ものである。そして、前記変速機構部Gのケーシング30上に前記角度調整ベー スBが配置される構成となっている。その角度調整ベースBの平坦状部11には 比較的大きな操作用貫通孔11bが形成され(図7参照)、該操作用貫通孔11 bには前記変速杆24が貫通しており、該変速杆24に変速レバー20の基部2 0aが連結固着されている。
【0022】 その変速レバー20の操作により前記基部20aを介して変速杆24を適宜の 方向に回転させ変速機構部Gのクラッチにより前進、後進及び中立等の操作を行 うことができる(図4乃至図6参照)。その変速レバー20は、前述した略ハ字 状に構成したハンドル軸部8,8を有する操作ハンドルAの両ハンドル軸部8, 8間において操作可能に配置されるものであり、さらに具体的には、変速レバー 20の基部20a側は、図6,図7に示すように、前記角度調整ベースBの両角 度調整板12,12の間において可動するものである。
【0023】 変速機構部Gのケーシング30には、前述したように変速杆24が外部に突出 してに設けられたものである。そして、変速機構部Gは、図5に示すように、エ ンジン1の動力を受けるプーリ33を設けた入力軸31と、該入力軸31より回 転力を受ける出力軸32より構成され、その入力軸31と出力軸32との間には 前進側伝達機構34及び後進側伝達機構35及びこれらを適宜に切り換えること ができるクラッチ機構36が備わっている。本実施例では前記前進側伝達機構3 4は歯車機構を使用しており、入力軸31には伝達歯車34aが固定状態で、ま た出力軸32には被伝達歯車34bが自由回転可能な状態でそれぞれ設けられて いる。同様に、前記後進側伝達機構35はチェーンタイプ伝達機構であり、入力 軸31には伝達スプロケット35aが固定状態で、また出力軸32には被伝達ス プロケット35bが自由回転可能な状態で設けられ、伝達スプロケット35aと 被伝達スプロケット35bとにチェーン35cが巻き掛けされている。
【0024】 また、出力軸32は被伝達歯車34bと被伝達スプロケット35bとの部分で 分離しており、その両軸はクラッチ機構36により連結、切断可能となる構造と なっている。具体的には、出力軸32は前進伝達側軸部32aと後進伝達側軸部 32bとに分離し、いずれか一方にスプライン32cが形成されている。本実施 例ではスプライン32cを後進伝達側軸部32bに形成したものである。そのス プライン32cに対してクラッチ機構36のクラッチ36aが摺動するものであ るが、その摺動動作は移動部在36bにより行われる。該移動部在36bせ変速 用継手部在36cにより可動するものであり、該変速用継手部在36cは前記変 速杆24と連結している(図6,図7参照)。
【0025】 そして、外部より変速レバー20を操作することにより、変速レバー20によ り変速杆24を回転させて、前記変速用継手部在36cを動かし、移動部在36 bを介してクラッチ36aの連結,切断を行わさせる。具体的には、変速レバー 20をバックギアR位置にしたときには、図8(B)に示すように、クラッチ3 6aが出力軸32を前進伝達側軸部32aと後進伝達側軸部32bとに切断分離 し、後進側伝達機構35が作動して、走行用スプロケット37がバック走行にな る回転を行う。また、変速レバー20を前進ギアF位置したときには、クラッチ 36aが出力軸32の前進伝達側軸部32aと後進伝達側軸部32bとを連結し て前進側伝達機構34が作動し、走行用スプロケット37が前進走行になる回転 を行う。
【0026】 そして、前述したように、ハンドル軸部8の勾配角度が大きい場合で、前記角 度調整板12の孔部H4 ,H3 ,H2 のそれぞれに位置決めピン13が係合され ている場合には、図9(A)に示すように、そのストッパーCの当接部21が操 作ハンドルAのハンドル軸部8に当接した状態となり、変速レバー20をバック ギアR位置に入れることができない構造となっている。該実施例においても、ス トッパーCの当接部21は、特に変速レバー20の軸受部8cに当接可能とした ものである。このときには、変速レバー20はニュートラルNの位置までは移動 できるが、バックギアRの位置には移動しない〔図9(B)参照〕。
【0027】 そして、操作ハンドルAの位置を最下部にして、位置決めピン13を孔部H1 に係合させた場合のみ、図8(A)に示すように、そのストッパーCの当接部2 1は操作ハンドルAを乗りこえて、バックギヤRに入るように構成されている。 図5及び図8(B),図9(B)において出力軸32にはそれぞれ走行用スプロ ケット37が組み込まれており、該走行用スプロケット37がチェーンケース3 等の伝達機構を介して駆動軸4を駆動させる。
【0028】 また、本考案の第2実施例では、図14に示すように、変速レバー20による 前進、後進及び中立の操作するのに、回動させることで、変速できるものであり 、具体的には、図14に示すように、変速杆24に設けた突起25が鉛直方向を 向いている場合がニュートラルNで、時計方向に約10数度内外回動した場合が 前進ギヤFに入り、反時計方向に約10数度内外回動した場合がバックギヤRに 入るように構成されている。その変速レバー20にて、その変速状態を説明する と、前記変速杆24の回転方向とは逆となっており、図14において、水平状態 となっているときがニュートラルNで、左下向き状態となっている場合(反時計 方向に約10数度内外回動)が前進ギヤFに入り、左上向き状態となっている場 合(時計方向に約10数度内外回動)がバックギヤRに入るものである。
【0029】 次に、ストッパーCの実施例としては、まず変速レバー20を操作ハンドルA 側に回動(図14において時計方向回動)させることでバックギアR位置に入る タイプでは、そのストッパーCは、図15等に示すように、平面的にL型をなし た変速レバー20の隅角箇所に、前記ハンドル軸部8の基部側に当接する当接部 21とこれに連続した連結部22とで構成されている。具体的には、ストッパー Cは板片をなしたり〔図11,図12,図16(A)参照〕、或いは棒片をなし ている〔図16(B)参照〕。その当接部21は先端(上部側)として、連結部 22は下部側として一体的に形成されている。
【0030】 そのストッパーCの当接部21が操作ハンドルAのハンドル軸部8に当接可能 にした状態で、変速レバー20がそれ以上ハンドル軸部8側に移動することがで きないようになっている〔図14(A)参照〕。さらに詳述すると、そのハンド ル軸部8の勾配角度が大きい場合であって、前記角度調整板12の孔部H4 ,H 3 ,H2 のそれぞれに位置決めピン13が係合されている場合には、そのストッ パーCの当接部21が操作ハンドルAのハンドル軸部8に当接した状態となって おり、図14(A)において、これ以上時計方向回転できないように構成され、 これによって、変速レバー20をバックギアR位置に入れることができない構造 となっている。
【0031】 しかるに、角度調整板12の孔部H4 ,H3 ,H2 のそれぞれに位置決めピン 13が係合されている場合であって、そのストッパーCの当接部21が操作ハン ドルAのハンドル軸部8に当接した状態となっていても、図14(A)において 、反時計方向回転はできるものであり、これによって、変速レバー20を前進ギ アF位置に容易に入れることができる構成となっている。
【0032】 また、操作ハンドルAの昇降角度が大きい場合とは、昇降角度が少ない場合以 外をいい、具体的には、図11及び図13に示すように、角度調整板12の孔部 H4 ,H3 ,H2 のそれぞれに位置決めピン13が係合されている場合である。 このように、昇降角度を変化可能としているのは、作業員が耕耘機を前進させる ときに、身長等に応じて、もっとも適当な角度として操作ハンドルAの最適なる 高さ位置で操縦させるためである。一方、操作ハンドルAの昇降角度を少なくし たときとは、具体的には、角度調整板12の一番下側の孔部H1 に位置決めピン 13が係合されている場合である。
【0033】 このときには、図14(B)において、時計方向回転はできるものであり、こ れによって、変速レバー20をバックギアR位置に容易に入れることができる構 成となっている。この場合では、耕耘機のバック走行時のときに耕耘機が反力に より前方に傾いても、作業員が操作ハンドルAを安全率を高くして操作制御可能 とする角度をいうものであり、具体的には、図10において、操作ハンドルAの 勾配角度が小さくなって、一番低い位置となる場合であり、その操作ハンドルA の握手部8aを最も低い位置にした状態である。その低い位置を、実施例では、 1箇所のみであったが、これに限定させることなく、作業員の身長等種々の条件 により、一定の許容範囲が可能のように複数箇所設けることもある。
【0034】 また、図11,図14及び図16に示すように、そのストッパーCの当接部2 1と連結部22とを傾斜状部23を介して連続形成することで、バック走行の状 態で、操作ハンドルAを上昇させた場合には、そのハンドル軸部8の上昇によっ て、図14(B)から図14(A)のように、その傾斜状部23がスムーズに反 時計方向回転するようになり、その当接部21を確実に反時計方向回転させ、こ れによって、ニュートラルN状態に変速させることができる〔図14(A)参照 〕。
【0035】 次に、本考案の第2実施例の変形例を説明すると、図17及び図18に示すよ うに、操作ハンドルAの構造が相違しており、他の構成要素は、第2実施例の最 初のタイプと同一である。その操作ハンドルAは、略コ字状のハンドル基部枠9 aと、棒状のブーム部9bと、平面的に略V字状のハンドル部9cとで構成され ている。即ち、その操作ハンドルAの角度調整機構の構成は、ハンドル基部枠9 aで、第2実施例と同様に構成され、該ハンドル基部枠9aの後部にブーム部9 bが固着され、該ブーム部9bの後部端にハンドル部9cが設けられている。ま た、角度調整ベースBに設けた角度調整板12は、前記ハンドル基部枠9aを囲 むように一列のみ構成されている。このような第2実施例の変形例において、第 2実施例と同一な構成部材は、その第2実施例の符号と同一符号を付し、作用も 同一であり、説明を省略する。
【0036】 次に、本考案の第3実施例は、図19及び図20に示すように、前記第2実施 例の操作ハンドルA(図12参照)又は第2実施例の変形例の操作ハンドルA( 図17参照)を使用し、変速レバー20が水平面状(傾斜部も含む)を移動させ て変換させる場合である。具体的には、平面的にみて、変速レバー20を操作ハ ンドルAより離間させることで前進ギアFに入り、変速レバー20を操作ハンド ルA側に移動することでバックギアRに入り、その中間をニュートラルNとして いる(図19参照)。この場合も、変速レバー20には、ストッパーCが設けら れており、前記操作ハンドルAの勾配角度が高いときの傾斜角度となるように、 位置決めピン13を孔部H2 ,H3 ,H4 に係合させた場合には、そのストッパ ーCの当接部21は操作ハンドルAに当たって、バックギヤRに入らないように 構成され、位置決めピン13を孔部H1 に係合させた場合のみ、そのストッパー Cの当接部21は操作ハンドルAを乗りこえて、バックギヤRに入るように構成 されている。他の構成要素は前記第2実施例の場合と同様であり、説明を省略す る。このような平面的に変速させる場合のプレート等にバックギアR,ニュート ラルN及び前進ギアFの位置が表示されている。この場合は、一般に、溝摺動タ イプであり、変速位置確認板26を備えたもので、変速レバー20の基部付近が 前記変速位置確認溝26内を摺動するものである。また、図20では、操作ハン ドルAの基部側に、比較的短い長さの固定側突出部18が取り付けられ、この端 に前記角度調整ベースBを介して操作ハンドルAが設けられている。
【0037】 第3実施例の変形例としては、図21(A)乃至(C)に示すように、その前 進ギヤFが、第1前進ギヤF1 ,第2前進ギヤF2 ,第3前進ギヤF3 として構 成された場合である。前記操作ハンドルAの勾配角度が高いときの傾斜角度とな るように、位置決めピン13を孔部H2 ,H3 ,H4 に係合させた場合には、ス トッパーCの当接部21は操作ハンドルAに当たっていても、第1前進ギヤF1 ,第2前進ギヤF2 ,第3前進ギヤF3 には変換させることができ、ただ、バッ クギヤRに入らないように構成されている。また、第3実施例の変形例でも、連 結部22と当接部21との間に、傾斜状部23が形成され、バックギヤRに入っ た状態から、操作ハンドルAを上昇させるだけで、ニュートラルNに復帰させる ように構成されることになる。いわゆる自動復帰機構である。
【0038】 また、図22の(A)乃至(C)は、前記第3実施例のさらに別の変形であり 、連結部22と当接部21との間は、アングル状に屈曲形成され、バックギヤR に入った状態から、操作ハンドルAを上昇させることはできず、即ち、いわゆる 自動復帰ができない機構である。この場合は、バックギヤRに入れた後には、変 速レバー20を操作してニュートラルNに復帰させた後に、操作ハンドルAを上 昇させるものであり、他の構成は、前記第3実施例の構成と同一であり、その説 明は省略する。
【0039】 また、第4実施例は、図23に示すように、ストッパーCを操作ハンドルAの ハンドル軸部8又はハンドル基部9aに設ける場合である。即ち、ストッパーC の連結部22の上端が操作ハンドルAのハンドル軸部8又はハンドル基部9aの 側面に固着され、前記連結部22から下方にアングル状に屈曲した後に当接部2 1が形成され、操作ハンドルAの勾配角度が高いときの傾斜角度となるように、 位置決めピン13を孔部H2 ,H3 ,H4 に係合させた場合にのみ〔図23(B )参照〕、変速レバー20が前記当接部21に当接してバックギアR位置に入ら ない構造となっている。このため、操作ハンドルAの勾配角度を低くする傾斜角 度となるように、位置決めピン13を孔部H1 に係合させた場合には〔図23( C)参照〕、変速レバー20が前記当接部21に当接せずバックギアR位置に入 るような構成となっている。他の構成要素は第2実施例の場合と同一であり、説 明を省略する。この場合にも、傾斜状部23を設ければ、いわゆる自動復帰構成 が可能であり、他の作用は第2実施例と同一である。
【0040】 また、第5実施例としては、図24(A)及び(B)に示すように、前記固定 側突出部18の端にクラウン歯車状となった菊座19が設けられ、この歯車の歯 相互間の円ピッチの角度毎に操作ハンドルAの勾配角度を締付螺子杆を介して調 節可能に設けられている。この場合には、変速レバー20及びストッパーCは、 図22に示すような水平面上を移動して変速させるような構成であるが、これに 限定されることなく、図14に示すような回転にて変速させる構成とすることも ある。この第5実施例では、歯車の歯相互間の円ピッチの角度毎に、操作ハンド ルAの昇降角度が調節可能であるため、円ピッチを少なくすればする程微調節が 可能であるが、実際には、数段の調節可能とすることが好ましい。
【0041】
【考案の効果】
請求項1の考案においては、耕耘機において操作ハンドルAの昇降角度を複数 段階に調節可能とし、該操作ハンドルAの昇降角度を少なくしたときのみ、スト ッパーCの解除にてバック走行に入るようにしてなる耕耘機におけるバック走行 装置としたことにより、まず第1に耕耘機のバック走行(後退走行)の安全度を 極めて高めることができるし、第2にバック走行時における作業員の心配等を略 排除でき、安心して耕耘作業ができるし、第3に作業上の危険を前もって略排除 することができ、さらに、通常運転では、複数段階に昇降角度を簡単に換えられ ることで、作業能率を高めることができる等の種々の効果を奏する。
【0042】 上記効果を詳述すると、通常、耕耘機がバック走行するときには、耕耘機の中 間位置に設けられている駆動輪6又は耕耘部5箇所を中心にして反力Q(図10 参照)が発生することになる。これは耕地の場合にかなり大きく、この反力Qに て耕耘機の前側が下側になり、操作ハンドルA側が上昇する方向に耕耘機が反転 して、いわゆる耕耘機が前方につんのめるような状態となるため、瞬間的に操作 ハンドルAの握手部8aは極めて高い位置になり、作業員は咄嗟の判断でその握 手部を握り続けようとするために、作業員は両手を高く上げて丁度背伸び状態を 強いられることとなり、耕耘機の操作が困難となり、後進する耕耘機にひかれそ うになり極めて危険な状態となる。
【0043】 このように、危険をあらかじめ排除することがこの考案によって実現されるも のである。即ち、操作ハンドルAを下降させたとき、即ち、操作ハンドルAの傾 斜角度を少なくした場合等にのみ、変速レバー20をバックギアRに入れること ができるものであり、そのために耕耘機が後進するときには必ず操作ハンドルA が低位置にあり、上述したように耕耘機がバック走行するときに反力Qが生じて 、耕耘機が駆動輪6又は耕耘部5箇所を中心に回転しても、操作ハンドルAの握 手部8aはそれほど高い位置になることがなく、作業員の安全性を高めることが できる。これにより、耕耘機のバック走行時における作業員の事故に対する不安 等を略排除でき、より安心して耕耘作業ができる。また作業上の危険を前もって 略排除することが可能である。このように、バック走行時には、操作ハンドルA の握手部8aが高い位置ではないので、作業員は背伸びした状態を強いられるこ となく、極めて安定した低い状態を維持することができ、耕耘機を常にコントロ ールし易く、バック走行時における作業員の危険を未然に防止し、作業員の安全 性を極めて高めることができる最大の利点がある。
【0044】 次に、請求項2の考案では、請求項1において、前記ストッパーCは当接部2 1を有し、且つ前記ストッパーCは変速レバー20の適宜の箇所に設け、且つ前 記当接部21は、前記操作ハンドルAの昇降角度が大きい場合にのみに当接して なる耕耘機におけるバック走行装置としたことにより、構造を簡単なものとし、 操作の確認を容易に行うことができる。即ち、ストッパーCは変速レバー20と ともに作動し、そのストッパーCが操作ハンドルAの昇降角度が大きい場合にの み当接するものとしていることで、その作動状態が簡単に目視できることで、操 作の安全性を高めることができる。
【0045】 また、請求項3の考案では、請求項1において、前記ストッパーCは当接部2 1を有し、且つ該ストッパーCは操作ハンドルA側に固着し、前記操作ハンドル Aの昇降角度が大きい場合にのみ前記変速レバー20を前記ストッパーCの当接 部21に当接してなる耕耘機におけるバック走行装置としたことにより、変速レ バー20をバックギアRに入れるときに、その操作ハンドルAの構成は何ら変形 させることなく構成することができ、且つその構造を極めて簡単なものとするこ とができる。
【0046】 次に、請求項4の考案では、請求項1において、前記ストッパーCは当接部2 1を有し、且つ該ストッパーCは変速レバー20の適宜の箇所に設け、前記スト ッパーCの当接部21の下方箇所より下向きに傾斜する傾斜状部23を形成し、 該傾斜状部23と前記ストッパーCの連結部22とを連続形成してなる耕耘機に おけるバック走行装置としたことにより、バック走行中に操作ハンドルAの昇降 角度の少ない場合から大きい場合に移動させると、ストッパーCには傾斜状部2 3が形成されており、操作ハンドルAがその傾斜状部23を略抵抗なく押し上げ 、それによって変速レバー20がともに移動し、変速レバー20がニュートラル Nの位置にするように設定することで、耕耘機は暴走することなく、作業員の安 全性を高めることができる。
【0047】 次に、請求項5では、請求項1において、操作ハンドルAは二本のハンドル軸 部8,8にて構成し、該両ハンドル軸部8,8の基部側より握手部側に向かって 略ハ字状をなして拡がり、前記変速レバー20の操作範囲は両ハンドル軸部8, 8間内に収めてなる耕耘機におけるバック走行装置としたことにより、変速レバ ー20は操作ハンドルAの両ハンドル軸部8,8間内にて前進,後進等の操作が 可能となり、これによって、特に変速レバー20が操作ハンドルAの両ハンドル 軸部8,8よりはみ出すことがなくなる。それゆえに、耕耘機を使用するときに 変速レバー20が他の物にひっかかったりすることがなく、安全性を高めること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の第1実施例の要部平面図 (B)は(A)のN−N矢視断面図
【図2】本考案の第1実施例においてストッパー付き変
速レバーにてニュートラル状態した作用図
【図3】本考案の第1実施例においてストッパー付き変
速レバーにてバックギヤ状態した作用図
【図4】本考案の第1実施例の変形例を装備した耕耘機
の平面図
【図5】本考案の第1実施例の変形例の変速機構部関連
の一部断面とした要部平面図
【図6】本考案の第1実施例の変形例の要部斜視図
【図7】本考案の第1実施例の変形例の要部斜視図
【図8】(A)は本考案の第1実施例の変形例において
ストッパー付き変速レバーにてバックギヤ状態した作用
図 (B)は(A)の作用状態における変速機構部箇所の一
部断面とした平面図
【図9】(A)は本考案の第1実施例の変形例において
ストッパー付き変速レバーにてニュートラル状態した作
用図 (B)は(A)の作用状態における変速機構部箇所の一
部断面とした平面図
【図10】本考案の第2実施例を装備した耕耘機の側面
【図11】本考案の第2実施例の要部斜視図
【図12】本考案の第2実施例の要部平面図
【図13】図12のP−P矢視断面図
【図14】(A)は本考案の第2実施例においてストッ
パー付き変速レバーにてニュートラル状態した作用図 (B)は本考案の第2実施例においてストッパー付き変
速レバーにてバックギヤ状態した作用図
【図15】本考案の第2実施例の角度調整ベース箇所の
斜視図
【図16】(A)は本考案の第2実施例に備えるストッ
パー付き変速レバーの斜視図 (B)は本考案の第2実施例に備えるストッパー付き変
速レバーの要部斜視図
【図17】(A)は本考案の第2実施例の変形例の要部
平面図 (B)は(A)のハンドル基部枠箇所の断面図
【図18】図17(A)の側面図
【図19】本考案の第3実施例の要部平面図
【図20】本考案の第3実施例を装備した耕耘機の側面
【図21】(A)は本考案の第3実施例の変形例のバッ
クギヤに入らない状態の作用図 (B)は本考案の第3実施例の変形例のバックギヤに入
らないが、前進ギヤに入れた状態の作用図(C)は本考
案の第3実施例の変形例のバックギヤに入った状態の作
用図
【図22】(A)は本考案の第3実施例の別の変形例の
要部斜視図 (B)は(A)のバックギヤに入らない状態の作用図 (C)はバックギヤに入った状態の作用図
【図23】(A)は本考案の第4実施例の要部斜視図 (B)は(A)のバックギヤに入らない状態の作用図 (C)はバックギヤに入った状態の作用図
【図24】(A)は本考案の第5実施例の要部平面図 (B)はブーム部の要部斜視図
【図25】従来技術の作用状態を示す側面図
【符号の説明】
A…操作ハンドル 8…ハンドル軸部 8a…握手部 C…ストッパー 20…変速レバー 21…当接部 22…連結部 23…傾斜状部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘機において操作ハンドルの昇降角度
    を複数段階に調節可能とし、該操作ハンドルの昇降角度
    を少なくしたときのみ、ストッパーの解除にてバック走
    行に入るようにしてなることを特徴とする耕耘機におけ
    るバック走行装置。
  2. 【請求項2】 耕耘機において操作ハンドルの昇降角度
    を複数段階に調節可能とし、該操作ハンドルの昇降角度
    を少なくしたときのみ、ストッパーの解除にてバック走
    行に入るようにし、前記ストッパーは当接部を有し、且
    つ該ストッパーは変速レバーの適宜の箇所に設け、且つ
    前記当接部は、前記操作ハンドルの昇降角度が大きい場
    合にのみ当接してなることを特徴とする耕耘機における
    バック走行装置。
  3. 【請求項3】 耕耘機において操作ハンドルの昇降角度
    を複数段階に調節可能とし、該操作ハンドルの昇降角度
    を少なくしたときのみ、ストッパーの解除にてバック走
    行に入るようにし、前記ストッパーは当接部を有し、且
    つ該ストッパーは操作ハンドル側に固着し、前記操作ハ
    ンドルの昇降角度が大きい場合にのみ前記変速レバーを
    前記ストッパーの当接部に当接してなることを特徴とし
    た耕耘機におけるバック走行装置。
  4. 【請求項4】 耕耘機において操作ハンドルの昇降角度
    を複数段階に調節可能とし、該操作ハンドルの昇降角度
    を少なくしたときのみ、ストッパーの解除にてバック走
    行に入るようにし、前記ストッパーは当接部を有し、且
    つ該ストッパーは変速レバーの適宜の箇所に設け、前記
    ストッパーの当接部の下方箇所より下向きに傾斜する傾
    斜状部を形成し、該傾斜状部と前記ストッパーの連結部
    とを連続形成してなることを特徴とした耕耘機における
    バック走行装置。
  5. 【請求項5】 耕耘機において操作ハンドルの昇降角度
    を複数段階に調節可能とし、該操作ハンドルの昇降角度
    を少なくしたときのみ、ストッパーの解除にてバック走
    行に入るようにし、前記操作ハンドルは二本のハンドル
    軸部にて構成し、該両ハンドル軸部の基部側より握手部
    側に向かって略ハ字状をなして拡がり、前記変速レバー
    の操作範囲は両ハンドル軸部間内に収めてなることを特
    徴とした耕耘機におけるバック走行装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017012073A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 関東農機株式会社 歩行型作業機のハンドル

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