JP3016411B2 - ガンドリル - Google Patents
ガンドリルInfo
- Publication number
- JP3016411B2 JP3016411B2 JP6115282A JP11528294A JP3016411B2 JP 3016411 B2 JP3016411 B2 JP 3016411B2 JP 6115282 A JP6115282 A JP 6115282A JP 11528294 A JP11528294 A JP 11528294A JP 3016411 B2 JP3016411 B2 JP 3016411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- gun drill
- diameter
- center line
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling Tools (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガンドリルに関し、特
にガンドリル特有の傘状の切粉を小さくすることのでき
るガンドリルに関する。
にガンドリル特有の傘状の切粉を小さくすることのでき
るガンドリルに関する。
【0002】
【従来の技術】ワークを切削加工するガンドリルは、従
来より図4に示すような構造となっており、図中100
はガンドリル、101は、ガンドリル100の刃先、L
はガンドリル100の中心線、Dはガンドリル100の
径を示している。
来より図4に示すような構造となっており、図中100
はガンドリル、101は、ガンドリル100の刃先、L
はガンドリル100の中心線、Dはガンドリル100の
径を示している。
【0003】そして、このようなガンドリル100で
は、先端のA側、B側のうち、A側に刃が形成されてお
り、又、一般的に刃先101は中心線Lから偏位して形
成されており、その偏位量αは一般的にD/4で表され
る。
は、先端のA側、B側のうち、A側に刃が形成されてお
り、又、一般的に刃先101は中心線Lから偏位して形
成されており、その偏位量αは一般的にD/4で表され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ガンドリルでワークの切削加工を行った場合、前述のよ
うに刃先101が中心線Lから偏位しているので、ワー
ク加工中に図4のCの部分から傘状の切粉が発生し、こ
の切粉が、ワークの他の加工孔等に入りこんでしまうこ
とがある。このように他の加工孔に切粉が入りこむと、
その除去作業行わなければならず、この作業は容易なも
のではないので、できるだけ切粉を小さくすることので
きるガンドリルが望まれていた。
ガンドリルでワークの切削加工を行った場合、前述のよ
うに刃先101が中心線Lから偏位しているので、ワー
ク加工中に図4のCの部分から傘状の切粉が発生し、こ
の切粉が、ワークの他の加工孔等に入りこんでしまうこ
とがある。このように他の加工孔に切粉が入りこむと、
その除去作業行わなければならず、この作業は容易なも
のではないので、できるだけ切粉を小さくすることので
きるガンドリルが望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、請求項1では、ガンドリル3の刃先を、ガン
ドリル3の中心線Lから偏位させたガンドリル3におい
て、前記ガンドリル3の刃を、軸方向先端に設けられ、
該ガンドリル3の中心線とその中心線が一致する小径な
第2の刃4と、該小径な第2の刃4の軸方向後方に設け
た大径の第1の刃3とで構成し、前記第2の小径な刃4
の刃先4aをガンドリル4の中心線Lに対して該第2の
刃4の径dのd/4偏位させたことを特徴とする。
本発明は、請求項1では、ガンドリル3の刃先を、ガン
ドリル3の中心線Lから偏位させたガンドリル3におい
て、前記ガンドリル3の刃を、軸方向先端に設けられ、
該ガンドリル3の中心線とその中心線が一致する小径な
第2の刃4と、該小径な第2の刃4の軸方向後方に設け
た大径の第1の刃3とで構成し、前記第2の小径な刃4
の刃先4aをガンドリル4の中心線Lに対して該第2の
刃4の径dのd/4偏位させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】ガンドリル3の先端に小径なる第2の刃4を設
け、この第2の刃4の刃先4aをガンドリル3の中心線
Lに対して第2の刃の径dのd/4だけ偏位させること
で、第2の刃4の刃先4aからガンドリル3の中心線L
までの偏位量が小さくなり、切粉を可及的に小さくする
ことができる。
け、この第2の刃4の刃先4aをガンドリル3の中心線
Lに対して第2の刃の径dのd/4だけ偏位させること
で、第2の刃4の刃先4aからガンドリル3の中心線L
までの偏位量が小さくなり、切粉を可及的に小さくする
ことができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は、ワークWの平面図、図2は図
1の2−2線断面図を示し、本実施例では、このワーク
Wは自動車のオートマチック装置のバルブボディであ
る。このワークWには図2に示すようにバルブ孔1が形
成されており、又、このバルブ孔1と直交する方向に複
数のオイル孔2…が形成されている。
づいて説明する。図1は、ワークWの平面図、図2は図
1の2−2線断面図を示し、本実施例では、このワーク
Wは自動車のオートマチック装置のバルブボディであ
る。このワークWには図2に示すようにバルブ孔1が形
成されており、又、このバルブ孔1と直交する方向に複
数のオイル孔2…が形成されている。
【0008】図3は、本発明に係るガンドリルの側面図
を示し、このガンドリル3は、前記ワークWのバルブ孔
1を形成するためのものである。この図に示すようにガ
ンドリル3の先端には、小径の第2の刃4を一体に形成
し、この第2の刃4の径dは、前記ガンドリル3の径D
よりも小さく設定する。斯かるガンドリル3の先端側の
E、Fのうち、E側の軸方向後方部分に第1の刃3aを
形成し、同様に前記した第2の刃4を軸方向の先端部に
形成する。
を示し、このガンドリル3は、前記ワークWのバルブ孔
1を形成するためのものである。この図に示すようにガ
ンドリル3の先端には、小径の第2の刃4を一体に形成
し、この第2の刃4の径dは、前記ガンドリル3の径D
よりも小さく設定する。斯かるガンドリル3の先端側の
E、Fのうち、E側の軸方向後方部分に第1の刃3aを
形成し、同様に前記した第2の刃4を軸方向の先端部に
形成する。
【0009】前記第2の刃4の中心線は、前記ガンドリ
ル3の中心線Lと一致しており、又、第2の刃4の刃先
4aは、ガンドリル3の中心線Lから偏位している。こ
の偏位量は、第2の刃4の径dの4分の1、即ち、d/
4である。このように第2の刃4は小径なので、従来よ
り行われているように刃先4aをd/4偏位させても、
刃先4aは、中心線Lにからの偏位量は小さくなる。こ
れは、図4で示した従来例と比較しても明らかである。
ル3の中心線Lと一致しており、又、第2の刃4の刃先
4aは、ガンドリル3の中心線Lから偏位している。こ
の偏位量は、第2の刃4の径dの4分の1、即ち、d/
4である。このように第2の刃4は小径なので、従来よ
り行われているように刃先4aをd/4偏位させても、
刃先4aは、中心線Lにからの偏位量は小さくなる。こ
れは、図4で示した従来例と比較しても明らかである。
【0010】以上のようなガンドリルでワークWにバル
ブ孔1を形成する際には、図3のGの部分で傘状の切粉
が発生する。ところで、ガンドリル3の先端に小径の第
2の刃4を形成し、この刃4の刃先4aが前述のように
中心線Lに対して偏位量が小さいので、従来に比べて切
粉の発生部分Gが小さくなり、即ち、図4のCに比べて
Gの部分が小さくなり、これにより、傘状の切粉の大き
さを大幅に小さくすることが可能になる。
ブ孔1を形成する際には、図3のGの部分で傘状の切粉
が発生する。ところで、ガンドリル3の先端に小径の第
2の刃4を形成し、この刃4の刃先4aが前述のように
中心線Lに対して偏位量が小さいので、従来に比べて切
粉の発生部分Gが小さくなり、即ち、図4のCに比べて
Gの部分が小さくなり、これにより、傘状の切粉の大き
さを大幅に小さくすることが可能になる。
【0011】従って、バルブ孔1を形成する際に切粉が
オイル孔2に入りこむのを可及的に防ぐことが可能にな
り、品質の向上を図ることができる。
オイル孔2に入りこむのを可及的に防ぐことが可能にな
り、品質の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、請求
項1は、ガンドリル3の刃先を、ガンドリル3の中心線
Lから偏位させたガンドリル3において、前記ガンドリ
ル3の刃を、軸方向先端に設けられ、該ガンドリル3の
中心線とその中心線が一致する小径な第2の刃4と、該
小径な第2の刃4の軸方向後方に設けた大径の第1の刃
3とで構成し、前記第2の小径な刃4の刃先4aをガン
ドリル4の中心線Lに対して該第2の刃4の径dのd/
4偏位させた。 請求項1では、第2の刃4の中心線は、
ガンドリル3の中心線Lと一致しており、第2の刃4の
刃先4aは、ガンドリル3の中心線Lから第2の刃4の
径dのd/4偏位している。従って、この偏位量は、第
2の刃4の径dのd/4であり、小径の第2の刃4は小
径であり、刃先4aをd/4偏位させても、刃先4aの
ガンドリル3の中心線Lからの偏位量は小さくなる。 従
って、ガンドリル3でワークにバルブ孔を形成する際に
は、傘状の切粉が発生するが、本発明では、ガンドリル
3の先端に小径の第2の刃4を形成し、この刃4の刃先
4aが前述のように中心線Lに対してd/4と偏位量が
小さいので、従来に比べて切粉の発生部分が小さくな
り、即ち、これにより、傘状の切粉の大きさを大幅に小
さくすることが可能になる。 従って、バルブ孔を形成す
る際に切粉がオイル孔に入りこむのを可及的に防ぐこと
が可能になり、バルブ孔成形時における品質の向上を図
ることができる。
項1は、ガンドリル3の刃先を、ガンドリル3の中心線
Lから偏位させたガンドリル3において、前記ガンドリ
ル3の刃を、軸方向先端に設けられ、該ガンドリル3の
中心線とその中心線が一致する小径な第2の刃4と、該
小径な第2の刃4の軸方向後方に設けた大径の第1の刃
3とで構成し、前記第2の小径な刃4の刃先4aをガン
ドリル4の中心線Lに対して該第2の刃4の径dのd/
4偏位させた。 請求項1では、第2の刃4の中心線は、
ガンドリル3の中心線Lと一致しており、第2の刃4の
刃先4aは、ガンドリル3の中心線Lから第2の刃4の
径dのd/4偏位している。従って、この偏位量は、第
2の刃4の径dのd/4であり、小径の第2の刃4は小
径であり、刃先4aをd/4偏位させても、刃先4aの
ガンドリル3の中心線Lからの偏位量は小さくなる。 従
って、ガンドリル3でワークにバルブ孔を形成する際に
は、傘状の切粉が発生するが、本発明では、ガンドリル
3の先端に小径の第2の刃4を形成し、この刃4の刃先
4aが前述のように中心線Lに対してd/4と偏位量が
小さいので、従来に比べて切粉の発生部分が小さくな
り、即ち、これにより、傘状の切粉の大きさを大幅に小
さくすることが可能になる。 従って、バルブ孔を形成す
る際に切粉がオイル孔に入りこむのを可及的に防ぐこと
が可能になり、バルブ孔成形時における品質の向上を図
ることができる。
【図1】ワークの平面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明のガンドリルの側面図
【図4】従来のガンドリルの側面図
3…ガンドリル3a…第1の刃 4…第2の刃 4a…刃先 L…中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−102010(JP,U) 実開 昭58−93416(JP,U) 実開 昭60−61111(JP,U) 実公 平1−35772(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 51/06 B23B 51/00
Claims (1)
- 【請求項1】 ガンドリル3の刃先を、ガンドリル3の
中心線Lから偏位させたガンドリル3において、 前記ガンドリル3の刃を、軸方向先端に設けられ、該ガ
ンドリル3の中心線とその中心線が一致する小径な第2
の刃4と、該小径な第2の刃4の軸方向後方に設けた大
径の第1の刃3とで構成し、 前記第2の小径な刃4の刃先4aをガンドリル4の中心
線Lに対して該第2の刃4の径dのd/4偏位させた、 ことを特徴とするガンドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6115282A JP3016411B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガンドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6115282A JP3016411B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガンドリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314230A JPH07314230A (ja) | 1995-12-05 |
JP3016411B2 true JP3016411B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=14658807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6115282A Expired - Lifetime JP3016411B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガンドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016411B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007024184A1 (de) * | 2007-05-24 | 2008-11-27 | Kennametal Inc. | Bohrer sowie Verfahren zum Bohren |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP6115282A patent/JP3016411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07314230A (ja) | 1995-12-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991208 |