JP3016135B2 - 舗装用れんが - Google Patents
舗装用れんがInfo
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- JP3016135B2 JP3016135B2 JP9168168A JP16816897A JP3016135B2 JP 3016135 B2 JP3016135 B2 JP 3016135B2 JP 9168168 A JP9168168 A JP 9168168A JP 16816897 A JP16816897 A JP 16816897A JP 3016135 B2 JP3016135 B2 JP 3016135B2
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- Japan
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- waste
- water
- brick
- permeable
- permeability
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- Road Paving Structures (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は道路構造物、たとえ
ば車道，歩道，公園等の舗装に適した透水性で耐摩耗性
や強度特性等を発揮することができる舗装用れんがに関
するものである。
ば車道，歩道，公園等の舗装に適した透水性で耐摩耗性
や強度特性等を発揮することができる舗装用れんがに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、雨水を地中に還元することによっ
て下水道や都市河川に流入する雨水を低減し、下水処理
場の負担を軽減したり、河川の氾濫を防止したりするこ
とが重要な課題となっている。また雨水を地中に還元す
ることによって地下水の枯渇を防ぎ、地盤沈下を防止し
たり、都市部における植栽を促進したりすることも重要
なことである。さらに降雨時の跳ね返りが少なく、水た
まりのできにくい歩行感に優れた歩道も要求されてい
る。透水性ブロックおよび透水性れんがは、このような
要求を満たすのに好適な材料として注目されている。
て下水道や都市河川に流入する雨水を低減し、下水処理
場の負担を軽減したり、河川の氾濫を防止したりするこ
とが重要な課題となっている。また雨水を地中に還元す
ることによって地下水の枯渇を防ぎ、地盤沈下を防止し
たり、都市部における植栽を促進したりすることも重要
なことである。さらに降雨時の跳ね返りが少なく、水た
まりのできにくい歩行感に優れた歩道も要求されてい
る。透水性ブロックおよび透水性れんがは、このような
要求を満たすのに好適な材料として注目されている。
【０００３】このような透水性ブロックとしては、たと
えば骨材をセメントで結合させ、ある程度の空隙を有す
るブロック、いわゆる透水性インターロッキングがあ
り、各社より商品化されている。しかしながらセメント
の結合力には限界があり、透水性を高める代わりに強度
が低くなったり、逆に強度の低下を防ぐためセメントバ
インダー量を増やしたり、骨材粒度を小さくしたりして
いるが透水性が充分でない、あるいは透水性の経時劣化
が激しいなどの問題がある。また透水性れんがにおいて
もれんが本体の表面に透水性を持たせるため表面に多く
の空隙を有しており、この空隙にホコリ、砂等が詰まり
透水性が損なわれ、透水性の経時劣化が激しく、汚れの
付着しやすさ、洗浄回数のしにくさ、および強度特性の
低さ、耐摩耗性の小さいこと等各種の問題が指摘されて
いる。
えば骨材をセメントで結合させ、ある程度の空隙を有す
るブロック、いわゆる透水性インターロッキングがあ
り、各社より商品化されている。しかしながらセメント
の結合力には限界があり、透水性を高める代わりに強度
が低くなったり、逆に強度の低下を防ぐためセメントバ
インダー量を増やしたり、骨材粒度を小さくしたりして
いるが透水性が充分でない、あるいは透水性の経時劣化
が激しいなどの問題がある。また透水性れんがにおいて
もれんが本体の表面に透水性を持たせるため表面に多く
の空隙を有しており、この空隙にホコリ、砂等が詰まり
透水性が損なわれ、透水性の経時劣化が激しく、汚れの
付着しやすさ、洗浄回数のしにくさ、および強度特性の
低さ、耐摩耗性の小さいこと等各種の問題が指摘されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の透水
性インターロッキングおよび透水性れんがの上述した問
題点を解決し、透水性や強度に優れているばかりでな
く、耐摩耗性にも強く、特に車道，歩道，公園その他の
広場を舗装するのに好適な透水性の舗装用れんがを提供
するにある。
性インターロッキングおよび透水性れんがの上述した問
題点を解決し、透水性や強度に優れているばかりでな
く、耐摩耗性にも強く、特に車道，歩道，公園その他の
広場を舗装するのに好適な透水性の舗装用れんがを提供
するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものである。すなわち、本発明の
舗装用れんがはれんが本体の表面に無機質の産業廃棄物
をリサイクル原料として有効活用し、微粉部を使用し
て、厚み１−３０ｍｍを吸水率１−１０％の不透水性材
質部とし、下部には骨材として使用し透水機能を有し、
透水係数１．０×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅｃ
の範囲である透水性材質部の二層構造の１体物としたこ
とを特徴とする。
決するためになされたものである。すなわち、本発明の
舗装用れんがはれんが本体の表面に無機質の産業廃棄物
をリサイクル原料として有効活用し、微粉部を使用し
て、厚み１−３０ｍｍを吸水率１−１０％の不透水性材
質部とし、下部には骨材として使用し透水機能を有し、
透水係数１．０×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅｃ
の範囲である透水性材質部の二層構造の１体物としたこ
とを特徴とする。
【０００６】本発明に使用する無機質の産業廃棄物であ
るリサイクル原料としては、タイル屑，陶磁器屑，天然
石屑，ガラス屑，都市ゴミ溶融スラグ，下水汚泥溶融ス
ラグ，石炭灰，珪砂および廃粘土等の１種あるいは２種
以上を使用することができる。
るリサイクル原料としては、タイル屑，陶磁器屑，天然
石屑，ガラス屑，都市ゴミ溶融スラグ，下水汚泥溶融ス
ラグ，石炭灰，珪砂および廃粘土等の１種あるいは２種
以上を使用することができる。
【０００７】また本発明の舗装用れんがには無機質の産
業廃棄物のリサイクル原料を１−９０重量％使用するこ
とができる。
業廃棄物のリサイクル原料を１−９０重量％使用するこ
とができる。
【０００８】本発明による舗装用れんがは、れんが本体
の表面の厚み１−３０ｍｍを吸水率１−１０％の不透水
性材質部とし、下部を透水機能を有する透水係数１．０
×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅｃの透水性材質部
とした二層構造の１体物としたことにより、舗装用れん
が表面が緻密で気孔が少ないため、ホコリ、砂等がれん
が本体に入らず、また下部を透水性にしたことにより、
雨水等は本発明の舗装用れんがの下部の透水性材質部
が、特に透水係数１．０×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ
／ｓｅｃと大きいため、れんがの目地を介してスムーズ
に地中に透水させることができ、経時劣化も起こさなく
なる。また強度特性も向上し、表面の耐摩耗性も大巾に
向上した。自然環境に配慮すると共に歩行時の安全性を
確保することができる。れんが本体の表面の厚み１〜３
０ｍｍが吸水率１％以下では、表面は滑り易くなり、歩
行者にとっても危険な状態となり、また１０％以上では
高吸水率となり表面が保水性となり転倒の原因となるコ
ケの発生がみられるようになる。したがって舗装用れん
がの表面の吸水率は１−１０％が望ましい。
の表面の厚み１−３０ｍｍを吸水率１−１０％の不透水
性材質部とし、下部を透水機能を有する透水係数１．０
×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅｃの透水性材質部
とした二層構造の１体物としたことにより、舗装用れん
が表面が緻密で気孔が少ないため、ホコリ、砂等がれん
が本体に入らず、また下部を透水性にしたことにより、
雨水等は本発明の舗装用れんがの下部の透水性材質部
が、特に透水係数１．０×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ
／ｓｅｃと大きいため、れんがの目地を介してスムーズ
に地中に透水させることができ、経時劣化も起こさなく
なる。また強度特性も向上し、表面の耐摩耗性も大巾に
向上した。自然環境に配慮すると共に歩行時の安全性を
確保することができる。れんが本体の表面の厚み１〜３
０ｍｍが吸水率１％以下では、表面は滑り易くなり、歩
行者にとっても危険な状態となり、また１０％以上では
高吸水率となり表面が保水性となり転倒の原因となるコ
ケの発生がみられるようになる。したがって舗装用れん
がの表面の吸水率は１−１０％が望ましい。
【０００９】本発明による舗装用れんがの下部透水性材
質には骨材に無機質の産業廃棄物であるタイル屑，陶磁
器屑，天然石屑，ガラス屑，都市ゴミ溶融スラグ，下水
道溶融スラグ，石炭灰，珪砂等の低吸水率のリサイクル
原料を使用し、骨材の保水性を少なくし透水係数１．０
×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅｃとしたため、舗
装用れんがの目地部を介して、水はけ能力を高くしてい
る。
質には骨材に無機質の産業廃棄物であるタイル屑，陶磁
器屑，天然石屑，ガラス屑，都市ゴミ溶融スラグ，下水
道溶融スラグ，石炭灰，珪砂等の低吸水率のリサイクル
原料を使用し、骨材の保水性を少なくし透水係数１．０
×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅｃとしたため、舗
装用れんがの目地部を介して、水はけ能力を高くしてい
る。
【００１０】透水係数１．０×１０~2ｃｍ／ｓｅｃ以下
では水はけが良くなく、水溜まりが生じる。したがって
透水係数は１．０×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅ
ｃが望ましい。
では水はけが良くなく、水溜まりが生じる。したがって
透水係数は１．０×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅ
ｃが望ましい。
【００１１】本発明による舗装用れんがには無機質の産
業廃棄物としてのリサイクル原料は１−９０重量％使用
することができる。本発明を実施例により説明する。
業廃棄物としてのリサイクル原料は１−９０重量％使用
することができる。本発明を実施例により説明する。
【００１２】
【実施例】図１に示す１９０×９８×６０ｍｍの形状を
した舗装用れんがのれんが本体の表面の不透水性材質部
１を厚み２０ｍｍとし表１の配合Ａを用い、透水性材質
部２を表１の配合Ｂを用いて、共に水を添加して混練
後、型枠に配合Ａの材質を所定の厚みになる様投入し、
さらにその上に透水性材質の配合Ｂを投入、フリクショ
ンプレスにより二層構造の１体物を成形した。乾燥後１
２００℃で焼成して、本発明品の二層構造の１体物の舗
装用れんがを作成した。特性値を表１に示す。比較例と
して透水性インターロッキングの特性値を表１に示す。
した舗装用れんがのれんが本体の表面の不透水性材質部
１を厚み２０ｍｍとし表１の配合Ａを用い、透水性材質
部２を表１の配合Ｂを用いて、共に水を添加して混練
後、型枠に配合Ａの材質を所定の厚みになる様投入し、
さらにその上に透水性材質の配合Ｂを投入、フリクショ
ンプレスにより二層構造の１体物を成形した。乾燥後１
２００℃で焼成して、本発明品の二層構造の１体物の舗
装用れんがを作成した。特性値を表１に示す。比較例と
して透水性インターロッキングの特性値を表１に示す。
【表１】
【００１３】
【発明の効果】本発明による無機質の産業廃棄物をリサ
イクル原料として有効活用し、微粉部を使用してれんが
本体の表面の厚み１−３０ｍｍを不透水性材質部とし、
下部には骨材として使用して透水性材質部とした二層構
造の１体物の舗装用れんがを公園の歩道に敷設して使用
した結果、水はけが良く表面に水膜、水溜まりがなくな
り、表面は緻密な低吸水性のため滑り難く安全で耐摩耗
性のある自然環境に配慮した歩行時の安全性が確保でき
る効果の大きな透水性の舗装用れんがである。
イクル原料として有効活用し、微粉部を使用してれんが
本体の表面の厚み１−３０ｍｍを不透水性材質部とし、
下部には骨材として使用して透水性材質部とした二層構
造の１体物の舗装用れんがを公園の歩道に敷設して使用
した結果、水はけが良く表面に水膜、水溜まりがなくな
り、表面は緻密な低吸水性のため滑り難く安全で耐摩耗
性のある自然環境に配慮した歩行時の安全性が確保でき
る効果の大きな透水性の舗装用れんがである。
【図１】本発明による舗装用れんがの概念斜視図であ
る。
る。
１ 不透水性材質部 ２ 透水性材質部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E01C 5/04
Claims (3)
- 【請求項１】 無機質の産業廃棄物をリサイクル原料と
して有効活用し、微粉部を使用してれんが本体の表面厚
み１〜３０ｍｍを吸水率１−１０％の不透水性材質部と
し、下部に骨材として使用し透水機能を有し、透水係数
１．０×１０~2−２．０×１０~1ｃｍ／ｓｅｃの範囲で
ある透水性材質部とした二層構造の１体物としたことを
特徴とする舗装用れんが。 - 【請求項２】 無機物の産業廃棄物がタイル屑，陶磁器
屑，天然石屑，ガラス屑，都市ゴミ溶融スラグ，下水汚
泥溶融スラグ，石炭灰，珪砂，および廃粘土等の１種ま
たは２種以上であることを特徴とする請求項１記載の舗
装用れんが。 - 【請求項３】 無機質の産業廃棄物としてのリサイクル
原料が１−９０重量％含有することを特徴とする請求項
２記載の舗装用れんが。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9168168A JP3016135B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 舗装用れんが |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9168168A JP3016135B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 舗装用れんが |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10338904A JPH10338904A (ja) | 1998-12-22 |
| JP3016135B2 true JP3016135B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=15863070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9168168A Expired - Lifetime JP3016135B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 舗装用れんが |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3016135B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109354447A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-02-19 | 合肥仁创铸造材料有限公司 | 一种由陶粒砂制备的透水砖及其制备方法 |
| CN109516768A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-03-26 | 四川锐源能环科技有限公司 | 一种烧结式透水砖的生产方法 |
| CN109626902A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-04-16 | 吉林大学 | 一种抗冻环保透水砖及其制备方法 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100431887B1 (ko) * | 2001-06-27 | 2004-05-17 | 김진국 | 이중 고무 보도블럭 |
| CN107663824A (zh) * | 2016-07-27 | 2018-02-06 | 仁创生态环保科技股份有限公司 | 分体式透水砖 |
| CN107663823A (zh) * | 2016-07-27 | 2018-02-06 | 仁创生态环保科技股份有限公司 | 分体式透水砖 |
| CN107663820A (zh) * | 2016-07-27 | 2018-02-06 | 仁创生态环保科技股份有限公司 | 分体式透水砖 |
| CN106702842A (zh) * | 2017-01-03 | 2017-05-24 | 鹰牌陶瓷实业（河源）有限公司 | 一种不脱层的免烧透水砖及其制备方法 |
| CN107759147A (zh) * | 2017-09-07 | 2018-03-06 | 霍邱县红顺生态建材科技有限责任公司 | 一种透水砖的制备方法 |
| CN109704683B (zh) * | 2019-02-20 | 2021-04-02 | 重庆亲禾生态环境科技有限公司 | 芝麻色系透水砖面层耐磨材料及其制备方法以及透水砖及其制备方法 |
| CN110041052A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-07-23 | 张华艳 | 一种快速渗水的透水砖及其制造方法 |
| CN110820462B (zh) * | 2019-11-28 | 2021-08-03 | 上海筱启新能源科技有限公司 | 一种海绵城市用多功能地砖 |
| CN110981396B (zh) * | 2019-12-26 | 2021-12-14 | 江苏未名环保科技有限公司 | 一种蛇纹石尾矿、建筑垃圾制备的透水砖及其制备方法 |
| CN111072378B (zh) * | 2019-12-31 | 2022-04-08 | 西安建筑科技大学 | 一种表面负载纳米二氧化钛的缓堵型风积沙透水砖及其制备方法 |
| CN111485466B (zh) * | 2020-04-29 | 2021-09-21 | 浙江省建材集团浙西建筑产业化有限公司 | 一种高品质pc构件结构及其成型方法 |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP9168168A patent/JP3016135B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109516768A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-03-26 | 四川锐源能环科技有限公司 | 一种烧结式透水砖的生产方法 |
| CN109354447A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-02-19 | 合肥仁创铸造材料有限公司 | 一种由陶粒砂制备的透水砖及其制备方法 |
| CN109626902A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-04-16 | 吉林大学 | 一种抗冻环保透水砖及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10338904A (ja) | 1998-12-22 |
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