JP3016098U - いちご苗ポット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 いちご栽培で、経費と労力に大きな割合を占
める苗ポットの土入れ、運搬、苗抑え、冷蔵、移植の各
作業を合理化する為の苗ポットの改良である。 【構成】 発泡スチロール製等の軽い板に開けた多数の
孔に、硬質プラスチック製のポットの底の棒を突きさし
て、ポット群と板を一体に取り扱い、土入れ、運搬、冷
蔵、移植を行い、ポットの側壁の孔に蔓を差し込んで苗
抑えを確実にし、畑にポットの底の棒を突きさして、ポ
ットの安定をはかる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はいちごの苗とりの為、親株から伸びた蔓の先の新株を土の入ったポッ トに受けて発根させ、蔓を切って苗とりをする為の苗ポットに関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

従来は直径１２センチ深さ１０センチ前後の軟質プラスチックのポットに土を 入れて新株の蔓をＵ字金具等で土に抑えつけて発根させた後蔓を切り苗とりして 冷蔵室に入れ、苗に冬を経験させた後、畑に植え付けて開花結実させる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次ぎの欠点がある。 （イ）ポットに入れる土の量が多く経費が嵩む。 （ロ）土を入れたポットが重く、畑と冷蔵室の間の移動が重労働である。 （ハ）ポットがかさ張り、冷蔵室のスペースを多くとる。 （ニ）新株を土に抑えるＵ字金具が必要且つＵ字金具が抜けて新株が浮き発根し ない場合がある。 （ホ）新株をうけるポットを置く畑は耕して平でなく、ポットが安定しにくい。 考案は以上の欠点を解消する為に成されたものである。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

新株の発根に必要最小限の量の土を入れる直径３センチ前後深さ１０センチ前 後の細長い硬質プラスチック製のポットの上縁の補強リブに接して５ミリ前後の 孔を開け、この孔に接し蔓が楽に通れる幅にリブを切断して切りこみ、蔓を孔に 入れ、新株が土から浮きあがるのを防ぐ。ポットの底の先の尖った棒を土に突き 刺して不整な畑でもポットを安定させる。ポットへの土入れ、土を入れたポット を畑へ、苗とりしたポットを冷蔵室へ、冷蔵後のポットを畑への運搬には発泡ス チロール製の板に開けた多数の孔にポットの底の棒を差し込んで一度に多数のポ ット群を板と一体に取り扱う。

【０００５】

【作用】

ポットの土入れ、運搬、冷蔵はポット群を一体に扱う事が出来、土の量も少な く軽く、冷蔵のスペースも小さく、新株の抑えはＵ字金具等不用で確実である。

【０００６】

【考案の効果】

（１）ポットに入れる土の量が少なく、軽く経済的である。 （２）土入れはポット群を一体に出来るので効率的である。 （３）運搬はポット群を一体で行い、軽くて楽である。 （４）冷蔵はポット群を一体で行い、スペースも少ない。 （５）新株の抑えはＵ字金具等不用で確実である。 （６）ポットは硬質プラスチック製で丈夫で何回も使え、経済的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１は苗ポット、２は孔、３は切れ目、４は棒、５は補強
リブである。

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【手続補正書】

【提出日】平成７年３月１３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 硬質プラスチック製の細長いポットの上
   縁に近い側壁に孔を設け、この孔に接して上縁迄切れ目
   を入れる。
2. 【請求項２】 ポットの底に一体に成型された先端の尖
   った細い棒を持ついちご苗ポット。