JP3015540U - 簡易加湿器 - Google Patents

簡易加湿器

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JP3015540U
JP3015540U JP1995002564U JP256495U JP3015540U JP 3015540 U JP3015540 U JP 3015540U JP 1995002564 U JP1995002564 U JP 1995002564U JP 256495 U JP256495 U JP 256495U JP 3015540 U JP3015540 U JP 3015540U
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water
outer cloth
humidifier
simple humidifier
waterproof
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JP1995002564U
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Inventor
勇 宮
Original Assignee
アイ・シー電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で、加湿効率が良く、頻繁に給水する必
要のない簡易加湿器を提供する。 【構成】 防水透湿素材でなる外布の中に高吸水性ポリ
マ部材を収納し、外布の一部に給水口と透明窓を設けた
簡易加湿器。外布の縫い目部分には防水テープを設け、
溶融接着にて目止めを行った。高吸水性ポリマが多量の
水を吸収するため給水の手間が少なくてすみ、防水透湿
素材の外布を用いているため、加湿器全体から水が蒸発
するため、加湿効率が良くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加湿器に関するものであり、特に、室内あるいは車内への加湿を容 易に行うことができる簡易加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
加湿器は、従来より超音波式のものが一般に普及している。このような加湿器 は水道水を容器の中に給水し、この水道水を超音波で霧状にして強制的に室内に 噴霧する構成である。
【0003】 このような従来の加湿器では、水道水中に含まれるα−カルシウム、マグネシ ウムが室内に拡散して、家具等の表面にα−カルシウム等の白い微粉が付着して 家具等を汚してしまう。従って、これらの微粉を常に拭き取らなくてはならず、 掃除に手間がかかるといる不具合があった。
【0004】 また、従来の加湿器は噴霧装置や加熱装置などを設けなければならず、小型、 軽量化に限界があった。したがって、車内あるいは小さな部屋を加湿するには不 向きである。特に、車内では走行中は振動が大きいため、加湿器が横転する恐れ があり、従来の加湿器をおくことができなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような不具合を解決すべく、本願出願人は、実開平5−19830号にお いて、小型、かつ簡易な加湿器を考案している。実開平5−19830号に記載 された加湿器は、側壁に注水口を有する受皿と、この受皿に収納したスポンジ状 の吸水体と、この吸水体を被覆すると共に容体の開口部を覆う防水透湿素材とか らなり、受皿に注水した水を吸水体に給水させて、防水透湿素材を介して蒸発さ せて室内あるいは車内を加湿するように構成したものである。
【0006】 しかしながら、この簡易加湿器はポリウレタン製のスポンジと受皿内に注水す るように構成されており、その吸水量が少ないため、頻繁に水を追加する必要が ある。また、プラスチック等でできた受皿を用いているため、防水透湿材で覆っ た容器の上半分のみからしか水が蒸発せず、加湿効率が悪いという問題がある。 更に、受皿を用いているため、全体のデザインの自由度が小さいという問題もあ る。
【0007】 本考案は、これらの問題を解決して、吸水量、加湿効率共に大きく、自在にデ ザインすることができる簡易加湿器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の簡易加湿器は、防水透湿素材でなり、一 部に給水口を有する外布と、この外布の中に収容した高吸水性ポリマ部材とを具 えるものである。また、前記外布の縫い目部分に防水テープを設け、溶融接着に て目止めを行って外布を防水構造にした。
【0009】 更に、本考案の加湿器の好適な実施例では、前記外布の一部に透明の窓を設け て、内部の高吸水性ポリマの給水状態を確認できるように構成している。尚、前 記高吸水性ポリマには、ポリアクリル酸ソーダを用いることが特に好ましい。
【0010】
【作用】
防水透湿素材とは、フッ素樹脂のひとつであるポリテトラフロロエチレン樹脂 に特殊加工技術を施したものであり、多孔質構造(小さな孔が無数にあいた構造 )を有する。多孔質の孔の直径が水滴の約20、000分の1、水蒸気分子の約 700倍という大きさであるため、水は透さずに水蒸気だけを透過することがで きる素材である。また、高吸水性ポリマ部材は、自らの体積の数百倍から100 0倍もの水を吸収することができる部材であり、外部が乾燥すると吸収した水を 徐々に放出するが、圧力を加えても水を放出しないという特徴を有する。
【0011】 上述したとおり、本考案の簡易加湿器は、高吸水性ポリマ部材を防水透湿素材 の外布で被覆して構成されている。外布の一部に設けた給水口から水を注ぎ入れ てポリマ部材に十分に水を吸収させておき、外部の乾燥に応じた水の放出により 室内あるいは車内を加湿する。外布は、防水透湿素材でできているため、水漏れ を起こすことなく、高吸水性ポリマから放出される水蒸気を外部に透過させる。 なお、外布2のシーム(縫い目)部分は、防水テープを熱と圧力で溶融接着して 完全に目止めをして、防水構造とする。外布の一部に透明窓を設けることによっ て、内部のポリマの吸水状態が一目でわかり、給水が必要か否かを知ることがで きる。また、高吸水性ポリマとしては、ポリアクリル酸ソーダを用いることが好 ましい。吸水量が多く、架橋されているため、外から押しても水がでてこないか らである。
【0012】 このような加湿器を室内または車内の乾燥しやすい場所や、ヒータの熱の当たる 場所に吊り下げておくことにより、室内または車内の湿度が低いとポリマ部材に 吸収されている水が自然に蒸発し、防水透湿素材の外布を通って外部へ蒸発して 、室内または車内を加湿することができる。高吸水性ポリマ全体が防水透湿素材 で覆われているため、加湿器全体から水が放出され、加湿効率が良好になる。
【0013】 更に、高吸水性ポリマは、粉状、粒状あるいは繊維状の部材であるため、外布 のカッティングに応じてその形状を自在に変えることができる。従って、加湿器 の外観、大きさ、形状を自在に変えることができる。すなわち、受皿を必要とし ないため、設計の自由度が増し、例えば、動物や植物などを形どって容易に凹凸 の多い形状にすることができる。できるだけ凹凸の多い形状にすることによって 、水蒸気が透過する表面積が大きくなり、加湿効率を一層高めることができる。
【0014】
【実施例】
図1は、本考案の簡易加湿器の好適な実施例を示す図である。加湿器1は、防 水透湿素材2ぬいぐるみの外布をつくり、例えばガーゼなどの目の粗い布で作っ た中袋3の中にポリアクリル酸ソーダ(高吸水性ポリマ)4を入れてぬいぐるみ の外布の中に詰める。外布2の一部にファスナーで開閉できる給水口5を設けて 、ここから水を注入してポリマ4に多量の水を吸収させる。また、ぬいぐるみの 一部に透明窓6を設けておき、中のポリマの吸水状態を外部から確認できるよう にしておく。この窓6は、例えばぬいぐるみの耳の部分で覆うなどして、通常の 状態では外から見えないようにしておくのが好ましい。
【0015】 この状態で加湿器1を室内であれば日の当たる窓際や、ストーブのそばなどの 乾燥しやすい場所、車内であれば窓際に吊るして加湿器として使う。ルームイン テリアとしても機能することはもちろんである。特に揺れが生じる車内では、横 転しても加湿器内部の水が漏れる事がないため、好適に利用することができる。
【0016】 なお、外布2のシーム(縫い目)部分は、防水テープを熱と圧力で溶融接着し て完全に目止めをして、防水構造とする。
【0017】 上述した実施例では、内部に収納する高吸水性ポリマにポリアクリル酸ソーダ を用いたが、デンプン系、セルロース系、あるいはポリアクリル塩酸系、ポリビ ニルアルコール系、ポリアクリルアミド系等の合成高分子系のものを好適に使用 することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明したとおり、本考案の簡易加湿器は、外布の一部に設けた給水 口から水を注入して内部の高吸水性ポリマに吸収させ、ポリマと外布に使用した 防水性透湿材の性質を利用して加湿器として機能させている。ポリマが多量の水 吸収するため、何度も給水する手間が省けるとともに、外側全体を防水性透湿材 の布で構成しているため、全体から水分が透過して行き、加湿効率の改善を図る ことができる。更に、形状のデザインの自由度が大きく、動植物を形どったぬい ぐるみにするなどして加湿器の表面積を大きく取って、一層加湿効率を高めるこ とができる。構造が簡単であるため、小型化、軽量化することができ、車内や小 さな部屋で好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の簡易加湿器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 加湿器 2 外布 3 中袋 4 ポリマ 5 給水口 6 透明窓

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水透湿素材でなり、一部に給水口を有
    する外布と、この外布の中に収容した高吸水性ポリマ部
    材とを具える簡易加湿器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の簡易加湿器において、
    前記外布の縫い目部分に防水テープを設け、溶融接着に
    て目止めを行ったことを特徴とする簡易加湿器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の簡易加湿器において、
    前記外布の一部に透明の窓を設けたことを特徴とする簡
    易加湿器。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の簡易加湿器において、
    前記外布の一部に透明の窓を設けたことを特徴とする簡
    易加湿器。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の簡易加湿器において、
    前記高吸水性ポリマがポリアクリル酸ソーダであること
    を特徴とする簡易加湿器。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の簡易加湿器において、
    前記高吸水性ポリマがポリアクリル酸ソーダであること
    を特徴とする簡易加湿器。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の簡易加湿器において、
    前記高吸水性ポリマがポリアクリル酸ソーダであること
    を特徴とする簡易加湿器。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の簡易加湿器において、
    前記高吸水性ポリマがポリアクリル酸ソーダであること
    を特徴とする簡易加湿器。
JP1995002564U 1995-03-07 1995-03-07 簡易加湿器 Expired - Lifetime JP3015540U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200471859Y1 (ko) * 2012-05-30 2014-03-19 (주)금양 가교된 폴리아크릴레이트염을 이용한 가습기
JP2017160421A (ja) * 2016-03-02 2017-09-14 三洋化成工業株式会社 湿気供給材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200471859Y1 (ko) * 2012-05-30 2014-03-19 (주)금양 가교된 폴리아크릴레이트염을 이용한 가습기
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