JP3013916U - 家屋の基礎構造 - Google Patents

家屋の基礎構造

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JP3013916U
JP3013916U JP1995000688U JP68895U JP3013916U JP 3013916 U JP3013916 U JP 3013916U JP 1995000688 U JP1995000688 U JP 1995000688U JP 68895 U JP68895 U JP 68895U JP 3013916 U JP3013916 U JP 3013916U
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metal frame
house
basic structure
shear pin
integrally fixed
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JP1995000688U
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征四郎 吉原
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征四郎 吉原
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 耐震性のある家屋の基礎構造を提供する。ま
た地震による破壊を最小限にとどめ、復旧を容易にする
家屋の基礎構造を提供する。 【構成】 基礎部１の上部に一体的に固定した下金枠２
の上面と家屋部３の下部に一体的に固定した上金枠４の
下面とを合わせてシアーピンボルト５により両者を結合
すること、そして上下金枠のいずれかには上金枠４の水
平方向移動距離を制限するストッパ６を四方に構成する
こと、そしてシアーピンボルトの合計のせん断強さＴは
上金枠とこれより上部の構造物の合計重量をＷ、上下金
枠の間の摩擦係数をＭとするとき、１．０Ｗないし２．
０ＷからＷとＭの積を減じた値に選定することを特徴と
する家屋の基礎構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は耐震構造家屋の基礎構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の家屋は基礎に強固に固定されていたため、地震により基礎と一体的に振 動し、大地震により破壊や倒壊されることが多かった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は耐震性のある家屋の基礎構造を提供することを目的とする。また地震 による破壊や倒壊を最小限にとどめ、復旧を容易にする家屋の基礎構造を提供す ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は次のように構成する。すなはち、基礎部１の上部に一体的に固定した 下金枠２の上面と家屋部３の下部に一体的に固定した上金枠４の下面とを合わせ てシアーピンボルト５により両者を結合すること、そして上下金枠のいずれかに は上金枠４の水平方向移動距離を制限するストッパ６を四方に構成すること、そ してシアーピンボルトの合計のせん断強さＴは上金枠とこれより上部の構造物の 合計重量をＷ、上下金枠の間の摩擦係数をＭとするとき、１．０Ｗないし２．０ ＷからＷとＭの積を減じた値に選定することを特徴とする家屋の基礎構造。
【０００５】 基礎部１は従来の鉄筋コンクリートで良く、その上部にはＨ形鋼等のフランジ 面を上下にした下金枠２を一体的に固定するのが良い。家屋部３の下部にも同様 にＨ形鋼等を一体的に固定し、上金枠４の下面と下金枠の上面を合わせてシアー ピンボルト５により両者を結合する。そしてシアーピンボルトの合計のせん断強 さＴは上金枠とこれより上部の構造物の合計重量をＷ、上下金枠の間の摩擦係数 をＭとするとき、１．０Ｗないし２．０ＷからＷとＭの積を減じた値に選定する のが良い。シアーピンボルトの合計のせん断強さＴを１．０Ｗに選ぶとき、シア ーピンボルトは地震の強さが重力加速度のほぼ１．０倍まで耐え、それ以上では 破壊する。またシアーピンボルトの合計のせん断強さＴを２．０Ｗに選ぶとき、 シアーピンボルトは地震の強さが重力加速度のほぼ２．０倍まで耐え、それ以上 の地震ではシアーピンボルトは破壊して家屋は基礎部分から切り放される。Ｔの 値は既存の家屋の耐震強度から１．０Ｗないし２．０Ｗの範囲に選ぶのが適当で ある。このとき、上下金枠のいずれかにあるストッパ６によって上金枠４の水平 方向移動距離は制限され、家屋部分が基礎部から落下するのが防止される。
【０００６】
【作用１】 シアーピンボルトの合計のせん断強さＴを１．０Ｗないし２．０Ｗの範囲に選 定することによって、家屋に被害が発生しない比較的小さな地震ではシアーピン ボルト５は破損せず、家屋の被害が大きくなる大地震ではシアーピンボルト５が 破損して、家屋は基礎部から切り放されて家屋の破損が防止できる。
【０００７】
【作用２】 シアーピンボルト５が破損して、家屋は基礎部から切り放されても、家屋部は ストッパ６によって水平方向の移動距離が制限され、基礎部からの落下が防止で き、復旧作業が容易である。
【０００８】
【実施例】
図１及び図２に示すように、基礎部１の上部に一体的に固定したＨ形鋼製下金 枠２の上フランジ面と家屋部３の下部に一体的に固定したＨ形鋼製上金枠４の下 フランジ面とを合わせてシアーピンボルト５により両者を結合する。そして下金 枠には上金枠４の水平方向移動距離を制限するストッパ６を四方及び金枠内部に 構成する。そしてシアーピンボルトの合計のせん断強さＴは上金枠とこれより上 部の構造物の合計重量をＷ、上下金枠の間の摩擦係数をＭとするとき、１．０Ｗ ないし２．０ＷからＷとＭの積を減じた値に選定する家屋の基礎構造。
【０００９】
【考案の効果】
本考案を以上のように構成することによって耐震性のある家屋の基礎構造を提 供することができる。また地震による破壊や倒壊を最小限にとどめ、復旧を容易 にする家屋の基礎構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の基礎部及び金枠接合部以下の平面概念
図である。
【図２】本考案の側面概念図である。
【符号の説明】
１ 基礎部 ２ 下金枠 ３ 家屋部 ４ 上金枠 ５ シアーピンボルト ６ ストッパ ７ 金枠とストッパの間の空間 ８ 上金枠と下金枠の接触面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 基礎部１の上部に一体的に固定した下金
    枠２の上面と家屋部３の下部に一体的に固定した上金枠
    ４の下面とを合わせてシアーピンボルト５により両者を
    結合すること、そして上下金枠のいずれかには上金枠４
    の水平方向移動距離を制限するストッパ６を四方に構成
    すること、そしてシアーピンボルトの合計のせん断強さ
    Ｔは上金枠とこれより上部の構造物の合計重量をＷ、上
    下金枠の間の摩擦係数をＭとするとき、１．０Ｗないし
    ２．０ＷからＷとＭの積を減じた値に選定することを特
    徴とする家屋の基礎構造。
JP1995000688U 1995-01-23 1995-01-23 家屋の基礎構造 Expired - Lifetime JP3013916U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063211U (ja) * 1992-06-23 1994-01-18 竹内工業株式会社 口紅等の収納容器
US5519523A (en) 1991-11-08 1996-05-21 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display device with residual retardation compensated for in liquid crystal layer
JPH10246029A (ja) * 1997-01-06 1998-09-14 Jiro Kitamura 免震装置、滑り支承また免震構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH063211U (ja) * 1992-06-23 1994-01-18 竹内工業株式会社 口紅等の収納容器
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