JP3013183B2 - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りラジアルタイヤInfo
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- JP3013183B2 JP3013183B2 JP2038422A JP3842290A JP3013183B2 JP 3013183 B2 JP3013183 B2 JP 3013183B2 JP 2038422 A JP2038422 A JP 2038422A JP 3842290 A JP3842290 A JP 3842290A JP 3013183 B2 JP3013183 B2 JP 3013183B2
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- Japan
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- bead core
- tire
- bead
- auxiliary
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は重荷重用空気入りラジアルタイヤに関する。
更に詳しくは、バス、トラック向け重荷重用チューブレ
スタイヤとリムフランジとの嵌合性を低下させることな
く、ビード部の耐久性を改善した重荷重用空気入りラジ
アルタイヤに関する。
更に詳しくは、バス、トラック向け重荷重用チューブレ
スタイヤとリムフランジとの嵌合性を低下させることな
く、ビード部の耐久性を改善した重荷重用空気入りラジ
アルタイヤに関する。
従来、重荷重用空気入りラジアルタイヤ、特に、バ
ス、トラック向け重荷重用チューブレスタイヤにおいて
は、タイヤとリムフランジの嵌合性を向上させるため、
２つのビードコアのうちの一方のビードコアでビードヒ
ール側に偏心させると共に、他の一方のビードコアでビ
ードトー側に偏心させることが行われている。
ス、トラック向け重荷重用チューブレスタイヤにおいて
は、タイヤとリムフランジの嵌合性を向上させるため、
２つのビードコアのうちの一方のビードコアでビードヒ
ール側に偏心させると共に、他の一方のビードコアでビ
ードトー側に偏心させることが行われている。
しかも、ビードヒール側のビードコアとビードトー側
のビードコアの周りにそれぞれスチールコードからなる
カーカス層の端部をタイヤの内側から外側に折り返すよ
うに巻き上げることによって２つのビードコアが実質的
に独立しており、２つのビードコアが別々に動き易い。
したがって、高荷重の繰り返し荷重を受けると、２つの
ビードコアに別々に巻き掛けられている２つのカーカス
層の接点が応力集中によって摩滅し、やがて切断に至る
ことになる。
のビードコアの周りにそれぞれスチールコードからなる
カーカス層の端部をタイヤの内側から外側に折り返すよ
うに巻き上げることによって２つのビードコアが実質的
に独立しており、２つのビードコアが別々に動き易い。
したがって、高荷重の繰り返し荷重を受けると、２つの
ビードコアに別々に巻き掛けられている２つのカーカス
層の接点が応力集中によって摩滅し、やがて切断に至る
ことになる。
本発明は、かかる従来の問題に鑑みてなされたもので
あり、重荷重用空気入りラジアルタイヤ、特に、バス、
トラック向け重荷重用チューブレスタイヤとリムフラン
ジの嵌合性を低下させることなく、２つのビードコアの
動きを拘束することによってビード部の耐久性の向上を
図った重荷重用空気入りタイヤを提供することを目的と
するものである。
あり、重荷重用空気入りラジアルタイヤ、特に、バス、
トラック向け重荷重用チューブレスタイヤとリムフラン
ジの嵌合性を低下させることなく、２つのビードコアの
動きを拘束することによってビード部の耐久性の向上を
図った重荷重用空気入りタイヤを提供することを目的と
するものである。
すなわち、本発明の重荷重用空気入りラジアルタイヤ
は、環状の主ビードコアをビードヒール側に配置すると
共に、主ビードコアの内径より内径の小なる環状の補助
ビードコアをビードトー側に配置し、かつ、前記主ビー
ドコアの周りにスチールコードからなるカーカス層の端
部をタイヤの内側から外側に折り返すように巻き上げた
重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記補助ビ
ードコアと前記カーカス層の周りに、スチールコードか
らなる第１補強層を前記カーカス層のタイヤ内側面から
前記補助ビードコアの内周を経て前記カーカス層のタイ
ヤ外側面に折り返し、前記主ビードコアと補助ビードコ
アとを一体化するように巻き上げ、かつ、少なくともタ
イヤの外側に面しているカーカス層と第１補強層の間に
有機繊維コードからなる第２補強層を介在させたことを
特徴とする。
は、環状の主ビードコアをビードヒール側に配置すると
共に、主ビードコアの内径より内径の小なる環状の補助
ビードコアをビードトー側に配置し、かつ、前記主ビー
ドコアの周りにスチールコードからなるカーカス層の端
部をタイヤの内側から外側に折り返すように巻き上げた
重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記補助ビ
ードコアと前記カーカス層の周りに、スチールコードか
らなる第１補強層を前記カーカス層のタイヤ内側面から
前記補助ビードコアの内周を経て前記カーカス層のタイ
ヤ外側面に折り返し、前記主ビードコアと補助ビードコ
アとを一体化するように巻き上げ、かつ、少なくともタ
イヤの外側に面しているカーカス層と第１補強層の間に
有機繊維コードからなる第２補強層を介在させたことを
特徴とする。
主ビードコア及び補助ビードコアは複数本のスチール
ワイヤの集合体からなり、その断面は最低六角以上の多
角形か、又は円形であることが望ましい。
ワイヤの集合体からなり、その断面は最低六角以上の多
角形か、又は円形であることが望ましい。
有機繊維としては、一般に、補強用として用いられる
繊維がいずれも使用可能である。ナイロン、ポリエステ
ルなどの熱可塑性合成繊維が好ましい繊維として挙げる
ことができる。
繊維がいずれも使用可能である。ナイロン、ポリエステ
ルなどの熱可塑性合成繊維が好ましい繊維として挙げる
ことができる。
以下、図面により本発明の一実施例について説明す
る。
る。
第１図において、１は、重荷重用空気入りラジアルタ
イヤであり、この実施例では、断面多角形（六角形）の
主ビードコア２と断面円形の補助ビードコア３の２つの
環状のビードコアを有している。しかも、主ビードコア
２をビードヒール４側に偏心させると共に、補助ビード
コア３をビードトー５側に偏心させることによりタイヤ
１と図示しないリムフランジとの嵌合性が低下しないよ
うになっている。
イヤであり、この実施例では、断面多角形（六角形）の
主ビードコア２と断面円形の補助ビードコア３の２つの
環状のビードコアを有している。しかも、主ビードコア
２をビードヒール４側に偏心させると共に、補助ビード
コア３をビードトー５側に偏心させることによりタイヤ
１と図示しないリムフランジとの嵌合性が低下しないよ
うになっている。
すなわち、ビード底部６の幅をＷとしたとき、主ビー
ドコア２の断面の中心（断面積の重心）O1は、ビード底
部６に平行に引いた線分AB（ビード底部の幅を表す）上
の垂直投影点O1′が前記線分ABの外端ｂからW/3の範囲
内にあるように配置され、また、補助ビードコア３の断
面の中心（断面積の重心）O2は、前記線分AB上の垂直投
影点O2′が前記線分ABの内端ａからW/3の範囲内にある
ように配置されている。
ドコア２の断面の中心（断面積の重心）O1は、ビード底
部６に平行に引いた線分AB（ビード底部の幅を表す）上
の垂直投影点O1′が前記線分ABの外端ｂからW/3の範囲
内にあるように配置され、また、補助ビードコア３の断
面の中心（断面積の重心）O2は、前記線分AB上の垂直投
影点O2′が前記線分ABの内端ａからW/3の範囲内にある
ように配置されている。
また、断面円形の補助ビードコア３の内径D2は、断面
六角形の主ビードコア２の最内径D1より、若干、小であ
り、（１）式を満たすようになっている。すなわち、 D1＞D2＞0.98D1 ……（１） D1≦D2になると、補助ビードコア３がビード底部６か
ら遠ざかることによりタイヤ１とリムフランジとの嵌合
性が悪化する。また、D2≦0.98D1になると、補助ビード
コア３がビード底部６に近接することによりビードトー
５側のゴム層が薄くなり、ビード底部６が破損し易くな
る。
六角形の主ビードコア２の最内径D1より、若干、小であ
り、（１）式を満たすようになっている。すなわち、 D1＞D2＞0.98D1 ……（１） D1≦D2になると、補助ビードコア３がビード底部６か
ら遠ざかることによりタイヤ１とリムフランジとの嵌合
性が悪化する。また、D2≦0.98D1になると、補助ビード
コア３がビード底部６に近接することによりビードトー
５側のゴム層が薄くなり、ビード底部６が破損し易くな
る。
また、補助ビードコアの外径D3は、断面六角形の主ビ
ードコア２の最も内側の角部７の径D4より小となってい
る。すなわち、 D4＞D3 ……（２） D4≦D3になると、補助ビードコア３がビード底部６か
ら遠ざかることによりタイヤ１とリムフランジとの嵌合
性が悪化する。
ードコア２の最も内側の角部７の径D4より小となってい
る。すなわち、 D4＞D3 ……（２） D4≦D3になると、補助ビードコア３がビード底部６か
ら遠ざかることによりタイヤ１とリムフランジとの嵌合
性が悪化する。
前記主ビードコア２の周りには、スチールコードから
なるカーカス層９の端部をタイヤ１の内側から外側11に
折り返すように巻き上げている。さらに、補助ビードコ
ア３とカーカス層９の周りには、スチールコードからな
る第１補強層12を、カーカス層９のタイヤ内側面から補
助ビードコア３の内周を経てカーカス層９のタイヤ外側
面に折り返し、主ビードコア２と補助ビードコア３とを
一体化するように巻き上げることにより、主ビードコア
２と補助ビードコア３とを実質的に一体化させるように
なっている。
なるカーカス層９の端部をタイヤ１の内側から外側11に
折り返すように巻き上げている。さらに、補助ビードコ
ア３とカーカス層９の周りには、スチールコードからな
る第１補強層12を、カーカス層９のタイヤ内側面から補
助ビードコア３の内周を経てカーカス層９のタイヤ外側
面に折り返し、主ビードコア２と補助ビードコア３とを
一体化するように巻き上げることにより、主ビードコア
２と補助ビードコア３とを実質的に一体化させるように
なっている。
さらに、少なくともタイヤ１の外側11に面しているカ
ーカス層９と第１補強層12の間に有機繊維コードからな
る第２補強層13を介在させ、少なくともタイヤの外側に
面しているカーカス層９と第１補強層12との摩滅を防ぐ
ようになっている。
ーカス層９と第１補強層12の間に有機繊維コードからな
る第２補強層13を介在させ、少なくともタイヤの外側に
面しているカーカス層９と第１補強層12との摩滅を防ぐ
ようになっている。
第２補強層13の上端ｃは、カーカス層９の巻き上げ端
部９′の上端ｂ、及び第１補強層12の巻き上げ端部12′
の上端ａより高く、その下端ｄは、前記a,b端より低位
置に位置させてある。
部９′の上端ｂ、及び第１補強層12の巻き上げ端部12′
の上端ａより高く、その下端ｄは、前記a,b端より低位
置に位置させてある。
上記のように形成されたタイヤ１は、主ビードコア２
と補助ビードコア３が実質的に一体化し、主ビードコア
２と補助ビードコア３の動きが拘束されるので、重荷重
の繰り返し荷重が作用しても、主ビードコア２とカーカ
ス層９間、補助ビードコア３と第１補強層12間、及びカ
ーカス層９と第１補強層12間の摩滅が低減され、タイヤ
の耐久性が非常に向上するようになる。
と補助ビードコア３が実質的に一体化し、主ビードコア
２と補助ビードコア３の動きが拘束されるので、重荷重
の繰り返し荷重が作用しても、主ビードコア２とカーカ
ス層９間、補助ビードコア３と第１補強層12間、及びカ
ーカス層９と第１補強層12間の摩滅が低減され、タイヤ
の耐久性が非常に向上するようになる。
上記のように、本発明の重荷重用空気入りラジアルタ
イヤは、主ビードコアの周りに巻きつけられたカーカス
層と補助ビードコアとの周りにスチールコードからなる
第１補強層をカーカス層のタイヤ内側面から補助ビード
コアの内周を経てカーカス層の外側面に折り返し、主ビ
ードコアと補助ビードコアとを一体化するように巻き上
げ、かつ、少なくともタイヤの外側に面しているカーカ
ス層と第１補強層の間に有機繊維コードからなる第２補
強層を介在させたことにより主ビードコアと補助ビード
コアが実質的に一体化し、主ビードコアと補助ビードコ
アの動きが拘束されるので、タイヤとリムフランジとの
嵌合性を低下させることなく、ビード部の耐久性が非常
に向上するようになった。
イヤは、主ビードコアの周りに巻きつけられたカーカス
層と補助ビードコアとの周りにスチールコードからなる
第１補強層をカーカス層のタイヤ内側面から補助ビード
コアの内周を経てカーカス層の外側面に折り返し、主ビ
ードコアと補助ビードコアとを一体化するように巻き上
げ、かつ、少なくともタイヤの外側に面しているカーカ
ス層と第１補強層の間に有機繊維コードからなる第２補
強層を介在させたことにより主ビードコアと補助ビード
コアが実質的に一体化し、主ビードコアと補助ビードコ
アの動きが拘束されるので、タイヤとリムフランジとの
嵌合性を低下させることなく、ビード部の耐久性が非常
に向上するようになった。
第１図は本発明にかかる重荷重用空気入りラジアルタイ
ヤの要部断面図拡大図である。 １……重荷重用空気入りラジアルタイヤ、２……主ビー
ドコア、３……補助ビードコア、４……ビードヒール、
５……ビードトー、９……カーカス層、10……内側、11
……外側、12……第１補強層、13……第２補強層。
ヤの要部断面図拡大図である。 １……重荷重用空気入りラジアルタイヤ、２……主ビー
ドコア、３……補助ビードコア、４……ビードヒール、
５……ビードトー、９……カーカス層、10……内側、11
……外側、12……第１補強層、13……第２補強層。
Claims (1)
- 【請求項１】環状の主ビードコアをビードヒール側に配
置すると共に、主ビードコアの内径より内径の小なる環
状の補助ビードコアをビードトー側に配置し、かつ、前
記主ビードコアの周りにスチールコードからなるカーカ
ス層の端部をタイヤの内側から外側に折り返すように巻
き上げた重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、前
記補助ビードコアと前記カーカス層の周りに、スチール
コードからなる第１補強層を前記カーカス層のタイヤ内
側面から前記補助ビードコアの内周を経て前記カーカス
層のタイヤ外側面に折り返し、前記主ビードコアと補助
ビードコアとを一体化するように巻き上げ、かつ、少な
くともタイヤの外側に面しているカーカス層と第１補強
層の間に有機繊維コードからなる第２補強層を介在させ
た重荷重用空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2038422A JP3013183B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2038422A JP3013183B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03243404A JPH03243404A (ja) | 1991-10-30 |
| JP3013183B2 true JP3013183B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=12524880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2038422A Expired - Fee Related JP3013183B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3013183B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09207526A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-08-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
| FR2763894A1 (fr) * | 1997-05-30 | 1998-12-04 | Michelin & Cie | Enveloppe de pneumatiques dont chaque bourrelet comporte deux tringles |
| JP4382177B2 (ja) * | 1998-09-01 | 2009-12-09 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りラジアルタイヤ |
| JP4614780B2 (ja) * | 2005-01-24 | 2011-01-19 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP2038422A patent/JP3013183B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03243404A (ja) | 1991-10-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |