JP3012784U - パチンコ玉計数器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッター部材と共にベース板を取替える必
要のないパチンコ玉計数器の取付装置をうることを目的
とする。 【構成】 ベース板の左右にアーチ形係合突起を設け、
パチンコ玉計数器に設けた固定突片をベース板の一方の
係合突起に係合せしめ、他方の可動突片をベース板の他
方の係合突起に係合せしめてパチンコ玉計数器をベース
板に取付けることのできるパチンコ玉計数器である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本案は、賞球補給通路と賞球貯溜用タンクとの間に装置されるベース板に装着 されるパチンコ玉計数器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来賞球補給通路と賞球貯溜用タンクとの間に装置されたベース板に装着され るパチンコ玉計数器の取付装置としては、実公平４ー４３２６１号公報に記載さ れている。

【０００３】

【考案が解決すようとする課題】

以上のような従来のものは、パチンコ玉計数器の左右側面に設けられた固定突 子をベース板の左右に設けられた固定突起と可動自在の金具のそれぞれに係合す るようになっている。 ところが、ベース板にはパチンコ玉計数器の玉落下通路を開放した不作用位置と 玉落下通路を閉鎖した作用位置との間を往復回動可能に設けられたシャッター部 材が装置されており、ベース板に設けられた可動自在の金具が破損するとシャッ ター部材と共にベース板を取替えなかればならないという欠点がある。そこで、 本案は、シャッター部材と共にベース板を取替える必要のないパチンコ玉計数器 をうることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本案は以上のような目的を達成するために次のようなパチンコ玉計数器の取付 装置を提供するものである。 すなわち、賞球補給通路と賞球貯溜用タンクとの間に装置されたベース板に装 着されるパチンコ玉計数器であって、ベース板に一定の距離をおいて左右にアー チ形係合突起を設け、これに装着されるパチンコ玉計数器の一側方には前記一方 の係合突起に係合する固定突片を設け、反対側の他側方には他方の係合突起に係 合する進退自在な可動突片を有するパチンコ玉計数器及び、賞球補給通路と賞球 貯溜用タンクとの間に装置されたベース板に装着されるパチンコ玉計数器であっ て、パチンコ玉計数器の玉落下通路を開放した不作用位置と、玉落下通路を閉鎖 した作用位置との間を往復回動可能に設けられたシヤッター部材を備えたベース 板に一定の距離をおいて左右にアーチ形係合突起を設け、これに装着されるパチ ンコ玉計数器の一側方には前記一方の係合突起に係合する固定突片を設け、反対 側の他側方には他方の係合突起に係合する進退自在な可動突片を有するパチンコ 玉計数器である。

【０００５】

【作用】

ベース板の一方のアーチ形突起にパチンコ玉計数器の一側方の進退自在な可動 突片を係合した後で他側方のパチンコ玉計数器における固定突片をベース板の他 方のアーチ形突起に係合することによりパチンコ玉計数器をベース板に装着でき る。

【０００６】

【実施例】

以下図面に示す実施例について説明する。 本案は、賞球補給通路と賞球貯溜用タンクとの間に装置されたベース板に装着さ れるパチンコ玉計数器であって、具体的に図１１に基づいて説明すると、１はパ チンコゲーム機、２はパチンコゲーム機の背面上部に設けられた賞球貯溜用タン クでこの賞球貯溜用タンク２内には、パチンコ玉が空になったら、オンされるタ ンクスイッチ３が設けられている。４はパチンコ玉供給源からのパチンコが流通 する賞球補給通路、５はパチンコゲーム機を支持するための支持枠Ａにベース板 ６を介して装着されたパチンコ玉計数器である。 そして、パチンコ玉計数器の玉落下通路の上端が賞球補給通路４に対してコイル バネからなる可撓管７を介して連通されていると共に玉落下通路の下端が賞球貯 溜用タンク２に対し上方から臨むように配置されている。

【０００７】 本案は以上のようなパチンコ玉計数器の改良に関するものである。 パチンコ玉計数器５は、図７に示すようにケース本体１２に玉落下通路８内に 臨む歯９ａを有し、その玉落下通路８中を落下するパチンコが一定個数通過する 毎に１回転されるスプロケット状の回転体９、回転体９の逆転防止ストッパー１ ０賞球貯溜用タンク２が空になつたときに回転体９の回転を許容してパチンコ玉 の落下を開始させると共に回転体が所定回数回転されたときにその回転体の回転 を阻止してパチンコ玉の通過を停止させる機構２５及び回転体９に付設された永 久磁石１３が１回転する毎に１個の計数パルスを発生するリードリレー１１を設 けてある。

【０００８】 本案は以上のようなパチンコ玉計数器５のケース本体１２の左側面に固定突片 １４を右側面に進退自在な可動突片１５を設けたものである。 可動突片１５はスプリング１６によって常時突出状態に維持されている。 可動突片１５には、後述するベース板６のアーチ形係合突起の側面に係止するス トッパー１５ａがある。

【０００９】 以上のような固定突片１４と可動突片１５が係合するアーチ形係合突起１７、 １８がベース板６に形成されている。図示のものでは、係合突起１７、１８の前 後は打ち抜かれて穴１７ａ、１７ａ、１８ａ、１８ａを形成している。 ベース板６の上部には可撓管７が取付られる取付管１９を固定する締め付け金具 ２０がある。また、パチンコ玉計数器５のケース本体１２に設けられた玉落下通 路８を開閉するシャッター部材２１がある。シャッター部材２１は支軸２２に回 動可能に支持されており、このシャッター部材２１は長尺状の鉄板を曲げ加工し て形成され、その上部にシャッター板２１ａを下部にＬ字状をなす押圧板２１ｂ が形成されている。そして、このシャッター部材２１はシャッター板２１ａによ りパチンコ玉計数器５の玉落下通路８の上部を閉鎖した作用位置と、シャッター 板２１ａを玉通路８の上部から退避させてこれを開放した不作用位置との間で往 復回動されるものであり、パチンコゲーム機１が通常の位置にある状態では、そ の押圧板２１ｂがパチンコゲーム機１の背面上部により押圧されて不作用位置に 保持されるようになっている。そして、シャッター板２１ａを作用位置方向へ付 勢するバネ２３がある。

【００１０】 さて、ベース板６は、その取付孔２４を利用して支持枠Ａに取り付けられてい るもので、パチンコ玉計数器５をこれに取り付けるには、ベース板６のアーチ形 係合突起１８に可動突片１５をそのスプリング１６に抗してそのストッパー１５ ａが係合突起１８に接当するまで差し込み、その差し込んだ状態でパチンコ玉計 数器５の固定突片１４をベース板６のアーチ形係合突起１７に差し込んでパチン コ玉計数器５を手放せばスプリング１６によってその係合状態を維持する。 本案は、以上の如くベース板６に設けた係合突起１７、１８はベース板６本体 と一体的に構成されており、パチンコ玉計数器５の可動突片１５を利用してパチ ンコ玉計数器５をベース板６に取り付けるものであるから、不良箇所が発生した パチンコ玉計数器５を交換することが容易であり、パチンコ玉計数器を交換して もベース板にシャッター部材が取付けられたままで、パチンコ玉計数器のみを交 換できる。 したがって、従来のもののようにベース板の可動金具が破損したときシャッタ ー部材のついたベース板全体の交換が必要なものに比べてベース板には破損箇所 がないから、シャッター板のついたベース板を交換するというような事態を避け ることができて経費節減を計ることができる。 また、計数器の可動突片が破損しても計数器のみ交換すればよいので計数器を デスポザブルな計数器として有効に取り扱うことができる。 なお、可動突片は実施例に限定されるものではなく本案の精神の範囲内におい て任意に設計変更しうるものである。

【００１１】

【考案の効果】

本案のものによれば、可動突片をパチンコ玉計数器本体側に設けるものであっ てベース板側に設けるものでないので、可動突片が破損すれば、不良箇所が発生 したパチンコ玉計数器を取り替える場合と同様に取り替えることができ、ベース 板に取り付けたシャッター部材をも交換する必要がないのでシャッター部材を無 駄にすることなく経費が節減できるデスポザブルな計数器とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】パチンコ玉計数器をベース板に取り付けた状態
を示す正面図

【図２】同上の平面図

【図３】同上の下面図

【図４】同上の右側面図

【図５】同上の左側面図

【図６】パチンコ玉計数器のないベース板の正面図

【図７】パチンコ玉計数器の内面図

【図８】パチンコ玉計数器の平面図

【図９】同上の正面図

【図１０】同上の右側面図

【図１１】パチンコ玉計数器の使用状態説明図

【符号の説明】

１ パチンコゲーム機 ２ 賞球貯溜用タンク ４ 賞球補給通路 ５ パチンコ玉計数器 ６ ベース板 ７ 可撓管 ８ 玉落下通路 ９ 回転体 11 リードリレー 12 ケース本体 13 永久磁石 14 固定突片 15 可動突片 16 スプリング 17 アーチ形係合突起 18 アーチ形係合突起 19 取付管 20 締め付け管 21 シャッター 22 支軸 23 バネ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 賞球補給通路と賞球貯溜用タンクとの間
   に装置されたベース板に装着されるパチンコ玉計数器で
   あって、ベース板に一定の距離をおいて左右にアーチ形
   係合突起を設け、これに装着されるパチンコ玉計数器の
   一側方には前記一方の係合突起に係合する固定突片を設
   け、反対側の他側方には他方の係合突起に係合する進退
   自在な可動突片を有するパチンコ玉計数器。
2. 【請求項２】 賞球補給通路と賞球貯溜用タンクとの間
   に装置されたベース板に装着されるパチンコ玉計数器で
   あって、パチンコ玉計数器の玉落下通路を開放した不作
   用位置と、玉落下通路を閉鎖した作用位置との間を往復
   回動可能に設けられたシヤッター部材を備えたベース板
   に一定の距離をおいて左右にアーチ形係合突起を設け、
   これに装着されるパチンコ玉計数器の一側方には前記一
   方の係合突起に係合する固定突片を設け、反対側の他側
   方には他方の係合突起に係合する進退自在な可動突片を
   有するパチンコ玉計数器。