JP3012568U - 魚釣用リールの逆転防止装置 - Google Patents
魚釣用リールの逆転防止装置Info
- Publication number
- JP3012568U JP3012568U JP1994016552U JP1655294U JP3012568U JP 3012568 U JP3012568 U JP 3012568U JP 1994016552 U JP1994016552 U JP 1994016552U JP 1655294 U JP1655294 U JP 1655294U JP 3012568 U JP3012568 U JP 3012568U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reverse rotation
- way clutch
- outer ring
- handle shaft
- reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 魚釣用リールのハンドル軸をころがり式一方
向クラッチによって逆回転を防止する場合において、逆
転時における一方向クラッチの外輪のガタの発生を防止
してその特性である逆転遊度の少ない機能を低下させる
ことなくハンドル軸の逆転を阻止して魚に対するフッキ
ング操作を容易にする。 【構成】 スプール４を連動回動させるハンドル軸６と
リール本体１との間にころがり式一方向クラッチ８を介
在させてハンドル軸６の逆転を防止するようにした逆転
防止装置において、前記ころがり式一方向クラッチ８の
外輪９の外周面と該外輪９が嵌合するリール本体１の内
周面との間に夫々径方向に係止する係止部材１０を設け
てハンドル軸６の逆転を防止する。
向クラッチによって逆回転を防止する場合において、逆
転時における一方向クラッチの外輪のガタの発生を防止
してその特性である逆転遊度の少ない機能を低下させる
ことなくハンドル軸の逆転を阻止して魚に対するフッキ
ング操作を容易にする。 【構成】 スプール４を連動回動させるハンドル軸６と
リール本体１との間にころがり式一方向クラッチ８を介
在させてハンドル軸６の逆転を防止するようにした逆転
防止装置において、前記ころがり式一方向クラッチ８の
外輪９の外周面と該外輪９が嵌合するリール本体１の内
周面との間に夫々径方向に係止する係止部材１０を設け
てハンドル軸６の逆転を防止する。
Description
【０００１】
本考案は魚釣用リールの逆転防止装置の改良に関するものである。
【０００２】
スプール軸を連動回動せしめるハンドル軸とリール本体との間にころがり式一 方向クラッチを設けてハンドル軸の釣糸放出方向の回転を阻止する魚釣用リール の逆転防止装置において、前記ころがり式一方向クラッチの外輪をリール本体に 回り止め嵌合する手段としては、実開平４ー９４９７０号公報に見られるように 外輪の外周断面形状を非円形に形成してリール本体に形成した同形の非円形部に 回り止め嵌合する方式と、実開平６ー５４６７号公報に見られるように外輪の一 側端面部に形成した係止部を外側板のリール本体の開口部に嵌着した回り止め係 合部に係合させる方式が知られている。
【０００３】
しかしながら、前者は外輪及びリール本体の嵌合部の加工手段が面倒であると 共に両者間に形成される間隙によって外輪の回転方向にガタが発生し易く、折角 の特性である逆転遊度の少ないころがり式一方向クラッチの逆転防止機能を充分 に発揮できず、その性能低下は魚に対するフッキング操作を確実に行うことがで きない欠陥がある。
【０００４】 また後者は、ハンドル軸の逆転時の衝撃負荷が回り止め係合部端面に集中的に 作用して係合部の強度が低下して変形したり、摩耗したりして長期使用している 間に回転方向のガタが大きくなり、前記と同様にハンドル軸の逆転時の遊度が大 きくなって確実なフッキング操作ができなくなると共に外側板の開口部に嵌着し た回り止め係合部が他物との衝撃や落下衝撃により回り止め機能を低下させる等 の問題点がある。本考案はこれらの問題点を改善して、ころがり式一方向クラッ チをリール本体に充分な強度を保持して支持し、逆転遊度の少ないころがり式一 方向クラッチの特性を低下させることがない魚釣用リールの逆転防止装置を提供 することを目的とするものである。
【０００５】
本考案は前記目的を達成するために、スプールを連動回動せしめるハンドル軸 とリール本体との間にころがり式一方向クラッチを介装せしめてハンドル軸の逆 転を阻止するよにうした魚釣用リールにおいて、前記ころがり式一方向クラッチ の外輪外周面と該外輪が嵌合するリール本体の内周面との間に夫々を径方向に係 止する係止部材を設けたことを特徴とするものである。
【０００６】 前記係止部は、径方向の杆状に形成するか、軸方向に楔状に形成したり、更に はころがり式一方向クラッチが嵌合するリール本体の開口部に嵌着した環状嵌合 部材と外輪との間に設けることができる。
【０００７】
本考案においてはころがり式一方向クラッチの外輪外周とこれが嵌合するリー ル本体とは夫々を径方向に係止する係止部材によって回り止め係止されることに より、スプールの逆転時の衝撃に対して一方向クラッチを充分な強度でかつガタ を生ずることなくリール本体の開口部に保持してハンドル軸の逆転を阻止し、逆 転遊度が少なくして魚に対するフッキング操作を確実に行うことができる。
【０００８】
本考案の実施例を図面について説明すると、両軸受型リールのリール本体１の リール側板２・３間にはスプール４を固着したスプール軸５が支持され、該スプ ール軸５はハンドル軸６と公知の駆動歯車、ピニオン等の連動機構７で連動して 回動するように構成されていると共に前記ハンドル軸６にはリール側板２の嵌合 部２′に支持されたころがり式一方向クラッチ８が設けられ、ハンドル軸６が釣 糸捲取り方向に対して逆回転しないように形成されている。しかして前記一方向 クラッチ８の外輪９の外周面とリール側板２の嵌合部２′の内周面との間には夫 々を径方向に係止する杆状の係止部材１０が設けられ、外輪９を回り止め係止し ている。なお図中１１はころがり式一方向クラッチ８のころがり部材、１２はそ の保持部材、１３はハンドル軸６に回り止め嵌合された内輪である。
【０００９】 本考案の実施例は上記のように構成されているので、スプール４が釣糸の繰り 出しで逆転した場合のころがり部材１１の外輪９に作用する衝撃負荷は、リール 側板２の嵌合部２′に係止部材１０で回り止め支持され、ころがり式一方向クラ ッチの特性である逆転遊度の少ない逆転防止作用によってハンドル軸６の逆回転 を防止するものである。なお外輪９の外周面の断面形状を円形に形成してリール 側板２の内周面を断面円形に形成した嵌合部２′に嵌合してもよい。
【００１０】 図３及び図４に示す実施例は、外輪９の外周面の断面及びこれが嵌合するリー ル側板２の嵌合部２′の内周面を夫々円形に形成すると共に係止部材１０を軸方 向に楔状に形成して略外輪９の全長に亘り設けて外輪９とリール本体１のリール 側板２とを夫々径方向に係止したものであり、ころがり式一方向クラッチ８の支 持部における製作加工を簡易化してコストを低減できると共にハンドル軸６に対 する一方クラッチ８の同芯精度も向上でき、逆転防止性能を一層向上することが できる。
【００１１】 また図５及び図６に示す実施例は、リール側板２の一方向クラッチ８の嵌合部 ２′の開口端に内外側縁１４′・１４″を有する環状嵌合部材１４をリール本体 １の開口端縁を内外側縁１４′・１４″で挟持するように嵌着してピン１５で固 定すると共にその内側縁１４′に外輪９を回り止め係止する径方向の係止部１０ ′を設け、また外側縁１４″にリール側板２を回り止め係止する径方向の係止部 １０″を設け、リール本体１の開口部嵌着部材として外部からの海水、塵埃の一 方向クラッチ内への侵入を防止しながら一方向クラッチの外輪９を充分な強度を もって確実に係止保持するようにしたものである。
【００１２】
【考案の効果】 本考案はリール本体の嵌合部に支持されたころがり式一方向クラッチの外輪外 周面とリール本体の嵌合部の内周面に夫々を径方向に係止する係止部材を設けて 回り止め支持したことにより、ころがり式一方向クラッチを逆転時の衝撃負荷に 対してもリール本体の嵌合部にガタなく確実に支持すると共に充分な強度保持し 、ころがり式一方向クラッチの特性である逆転遊度の少ない逆転防止装置の機能 低下を防止することができる。
【００１３】 またリール本体の嵌合部及び外輪の外周面断面形状を円形に形成することによ り、組込構成の簡易化によりコストを低減できると共にハンドル軸に対する一方 向クラッチの同芯精度も向上でき、逆転防止性能を一層向上することができる。
【００１４】 更に係止部材をリール本体の嵌合部に嵌着した環状嵌合部材と外輪外周面との 間に設けるときは、一方向クラッチへの海水、その他の侵入を防止しながら外輪 をリール本体にガタを発生することなく強固確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一部切欠正面図。
【図２】図１Ａ−Ａ線断面図。
【図３】本考案の第２実施例の要部の縦断正面図。
【図４】図３Ｂ−Ｂ線断面図。
【図５】本考案の第３実施例の要部の縦断正面図。
【図６】図５Ｃ−Ｃ線断面図。
１ リール本体 ２・３ リール側板 ４ スプール ５ スプール軸 ６ ハンドル軸 ８ ころがり式一方向クラッチ ９ 外輪 １０ 係止部材 １０′ 係止部 １０″ 係止部 １４ 環状嵌合部材 １４′ 内側縁 １４″ 外側縁
Claims (4)
- 【請求項１】 スプールを連動回動せしめるハンドル軸
とリール本体との間にころがり式一方向クラッチを介装
せしめてハンドル軸の逆転を阻止するよにうした魚釣用
リールにおいて、前記ころがり式一方向クラッチの外輪
外周面と該外輪が嵌合するリール本体の内周面との間に
夫々を径方向に係止する係止部材を設けたことを特徴と
する魚釣用リールの逆転防止装置。 - 【請求項２】 外輪外周断面を円形に形成した請求項１
記載の魚釣用リールの逆転防止装置。 - 【請求項３】 係止部材を軸方向に楔状に形成した請求
項２記載の魚釣用リールの逆転防止装置。 - 【請求項４】 スプールを連動回動せしめるハンドル軸
とリール本体との間にころがり式一方向クラッチを介装
せしめてハンドル軸の逆転を阻止するよにうした魚釣用
リールにおいて、前記ころがり式一方向クラッチの外輪
外周面と一方向クラッチが嵌合するリール本体の開口部
に嵌着した環状嵌合部材との間に夫々を径方向に係止す
る係止部材を設けた魚釣用リールの逆転防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994016552U JP3012568U (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994016552U JP3012568U (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3012568U true JP3012568U (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=43148261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994016552U Expired - Lifetime JP3012568U (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 魚釣用リールの逆転防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3012568U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010124728A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP1994016552U patent/JP3012568U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010124728A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2544753Y2 (ja) | 魚釣用リールの逆転防止装置 | |
| US5221057A (en) | Spinning reel with one-way clutch mechanism | |
| TW201826925A (zh) | 雙軸承捲線器 | |
| JP3012568U (ja) | 魚釣用リールの逆転防止装置 | |
| JP2604666Y2 (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
| JPH0646300Y2 (ja) | 釣用リールにおけるスプール軸の調心装置 | |
| US20200375165A1 (en) | Fishing reel | |
| JP3012344U (ja) | 魚釣用リールの逆転防止装置 | |
| JP5204631B2 (ja) | 魚釣用リール | |
| JP3869195B2 (ja) | 魚釣用リール | |
| JP3012428U (ja) | 魚釣用リ−ル | |
| TWI835591B (zh) | 釣魚用紡車式捲線器 | |
| JP2577771Y2 (ja) | 魚釣用スピニングリールの逆転防止装置 | |
| JP3013783U (ja) | 魚釣用リールの逆転防止装置 | |
| JPH0718288Y2 (ja) | スピニングリール | |
| JP2741680B2 (ja) | 魚釣用リールの逆転防止装置 | |
| JP3006444U (ja) | 逆転防止装置 | |
| JP3013784U (ja) | 魚釣用リールの逆転防止装置 | |
| JP2994151B2 (ja) | 逆転防止装置 | |
| JP3425255B2 (ja) | 魚釣用リール | |
| JPH08336348A (ja) | 魚釣用リールの逆転防止装置 | |
| KR100472710B1 (ko) | 낚시용 릴의 역회전 방지장치 | |
| JPH0735562Y2 (ja) | 魚釣用リール | |
| JP2509976Y2 (ja) | 魚釣用リ−ルの逆転防止装置 | |
| JP2954462B2 (ja) | 逆転防止装置 |