JP3012261U - 無線電話機及びそのフリーハンドスピーカの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線電話機を手で把持してその送話器を口元
に位置させたり、受話器を耳に押し当てたりすることな
く通話を可能にし、かつ両手を自動車の操作に使用でき
る。 【構成】 取付ベース１とクランプ部材５により被取付
部である車体ドアーＤの内側部分を両面から挟持し、取
付ねじ３を締め付けることにより取付ベース１とクラン
プ部材５を結合して支持装置を車体ドアーＤに固定す
る。そして支持アーム４の一端を取付ベース１に枢着
し、その他端に無線電話機ホルダー７を連結部材を介し
て枢着することにより、無線電話機６を運転手の通話に
好適な位置にセットできるようにするとともに、無線電
話機６の向きを操作に好適な姿勢に調節する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、無線電話機及びそのフリーハンドスピーカの支持装置に係り、さら に詳しくは、自動車内で無線電話機を使用する時、無線電話機及びそのフリーハ ンドスピーカを手で保持することなく通話を行うことができる無線電話機及びそ のフリーハンドスピーカの支持装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、社会・経済活動の複雑化、効率化、高度情報化にともなって、移動通信 サービスが益々盛んになり、事実、無線呼び出し、自動車電話、携帯電話などが 出現してきている。特に携帯電話機は、場所、時間を限定することなく個人の移 動場所から自由に通話できるという利便性の観点から大衆化の時代を迎える移動 通信として期待されている。

【０００３】 従来、このような携帯用の無線電話機を走行する自動車内で使用する場合は、 一方の手で自動車のハンドルを操作しながら他方の手で無線電話機を把持して、 内蔵の送話器を口元に位置させ、受話器を耳に押し当てて通話を行うようにして いた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述のような無線電話機の通話時は片手運転となるため、自動 車の安全運転が損なわれ、緊急時のハンドル操作などに支障を来す恐れがあるほ か、通話時間が長くなって、その通話内容に運転者の意識が集中すると、自動車 操縦への集中力が散漫になり、また、自動車の操縦に運転者の意識を集中させる と通話内容の聞き取りが曖昧にになるという問題があった。

【０００５】 本考案は、上記の事情に鑑みなされたもので、その目的とするとろは、無線電 話機にその受話音をピックアップして拡声するハンドフリースピーカを組み合わ せることにより、無線電話機を手で把持してその送話器を口元に位置させたり、 受話器を耳に押し当てたりすることなく通話を可能にし、かつ両手を自動車の操 作に使用できるようにした無線電話機及びそのフリーハンドスピーカの支持装置 を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために請求項１の考案は、取付ベースと、前記取付ベース に相対向して配置され、該取付ベースを車室内の被取付部に固定するクランプ部 材と、前記取付ベースとクランプ部材間の感覚を前記被取付部の厚さに応じて調 節できるように前記取付ベースとクランプ部材間を結合する結合機構と、前記取 付ベースに一端が回動可能に枢着された支持アームと、前記支持アームの他端に 該支持アームの回動方向と直角な方向に揺動可能に枢着された無線電話機ホルダ ーとを備え、前記クランプ部材の前面にはフリーハンドスピーカを取り付け、前 記クランプ部材の裏面にはフリーハンドスピーカ等用の電池収納用ケースを取り 付け、前記無線電話機ホルダーには無線電話機の送話器からの音声をピックアッ プして前記フリーハンドスピーカに出力するピックアップ素子を設けたものであ る。

【０００７】 請求項２の考案は、前記取付ベースを、車体ドアーの窓ガラスが開閉可能に収 納される収納部の窓ガラスとの隙間に差し込まれる垂直片と、この垂直片の上端 縁から前記クランプ部材側へ直角に伸びる水平片とから構成したものである。

【０００８】 請求項３の考案は、前記無線電話機ホルダーに連結部材を取り付け、この連結 部材に前記支持アームの他端と枢着したものである。

【０００９】 請求項４の考案は、前記支持アームの取付ベースとの枢支部に前記取付ベース に対する支持アームの回動位置を安定化するクリックストップ機構を設けたもの である。

【００１０】 請求項５の考案は、前記支持アームの無線電話機ホルダーとの枢支部に前記支 持アームに対する無線電話機ホルダーの揺動位置を安定化するクリックストップ 機構を設けたものである。

【００１１】 請求項６の考案は、前記取付ベースに前記支持アームを枢支する支持プレート を前後方向に位置調節可能に取り付け、この支持プレートに支持アームの一端を 枢着したものである。

【００１２】

【作用】

上記構成の本考案においては、取付ベースとクランプ部材により被取付部を両 面から挟持し、結合機構により取付ベースとクランプ部材を結合することで支持 装置を被取付部に固定することができる。そして支持アームの一端を取付ベース に枢着し、その他端に無線電話機ホルダーを枢着することにより、無線電話機を 運転手の通話に好適な位置にセットできるとともに、無線電話機の向きを操作に 好適な姿勢に調節できる。 これにより、無線電話機を手で把持してその送話器を口元に位置させたり、受 話器を耳に押し当てたりすることなく通話を可能にし、かつ両手を自動車の操作 に使用できるから、運転の安全性を向上できる。

【００１３】 また、本考案においては、支持アームと取付ベースとの枢支部にクリックスト ップ機構を設けることにより、通話時の運転手に対する無線電話機の位置を安定 に維持できるとともに、支持アームと無線電話機ホルダーとの枢支部にクリック ストップ機構を設けることにより、電話機操作時の無線電話機の向きを安定に維 持できる。

【００１４】 また、本考案においては、支持アームを枢支する支持プレートを取付ベースに 前後方向に位置調節可能に取り付けることにより、運転手と車体ドアー間の空間 の大きさに合わせて、無線電話機及びそのホルダーの位置を最も良好な状態に調 節できる。

【００１５】 また、本考案においては、無線電話機ホルダーを連結部材を介して支持アーム の他端に枢着することにより、既存の無線電話機ホルダーを利用できる。

【００１６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は、本考案による無線電話機及びそのフリーハンドスピーカ支持装置の第 １の実施例を示す全体の斜視図、図２はその分解斜視図である。 この図１及び図２において、支持装置は自動車の運転席に隣接する車室ドアー Ｄの窓部分（図６参照）に装着される取付ベース１、無線電話機６の支持アーム ４、クランプ部材５、無線電話機ホルダー７、支持アーム４と無線電話機ホルダ ー７を連結する連結部材８等を備える。

【００１７】 取付ベース１は、車室ドアーＤの窓ガラスＧ（図６参照）が収容される窓ガラ スＧとの隙間に差し込まれる左右方向に長い垂直片１１と、この垂直片１１の上 端縁に直角に折り曲げた形に連接する水平片１２を有し、この水平片１２の左右 方向の中間部分には、その左右方向と直角な方向に伸びる長穴１２１を有する取 付片１２５が形成され、さらに左端には斜め前方に突出する舌状の支持アーム支 持片１２２が形成されている。また、この支持片１２２には、支持アーム４を枢 支するピン孔１２３が形成され、されに支持片１２２の先端縁には切欠き１２４ が形成されている。

【００１８】 クランプ部材５は、取付ベース１の垂直片１１との協働作用により支持装置を 車体ドアーＤに取り付けるためのもので、板材により逆Ｌ字状に成形され、その 水平片５１は取付ベース１の取付片１２５の下面に重ね合わされ、長穴１２１に 上方から差し込まれる取付ねじ３を水平片５１のねじ穴５１１に螺合し締め付け ることにより、クランプ部材５を取付ベース１に分離可能に固定できる構成にな っている。また、このクランプ部材５の垂直片５２の前面にはフリーハンドスピ ーカ７３が固定され、その裏面には電池ケース７４が固定される。

【００１９】 電池ケース７４は、フリーハンドスピーカ７３の駆動用電圧を供給するのに必 要な複数本の乾電池を収容する電池カートリッジ７４１と、この電池カートリッ ジ７４１が分離可能に装着される受け部７４３と、受け部７４３を含む電池カー トリッジ７４１の外周囲を覆うカバー７４２とから構成され、この電池ケース７ ４とフリーハンドスピーカ７３は、受け部７４３側からクランプ部材５の垂直片 ５２を貫通する取付ねじ５３をフリーハンドスピーカ７３の裏面に形成したねじ 穴（図示せず）に螺合して締め付けることにより、クランプ部材５に固定される 。

【００２０】 無線電話機支持アーム４は、１本の所定長さのパイプから成形されるもので、 その一端部には、スリット状の切込み４３が支持アーム４の軸線方向に形成され 、さらに該切込み４３と直交する方向にピン孔４１が形成されている。この切込 み４３は取付ベース１の支持片１２２に係合され、この支持片１２２のピン孔４ １に支持アームピン孔１２３とを一致させた状態で枢支ピンＡを差し込むことに より、支持アーム４を支持片１２２に揺動可能に支持する。

【００２１】 また、支持アーム４の他端部には、スリット状の切込み４４が上記切込み４３ と直角な向きに形成され、さらに、この切込み４４と直交する方向にピン孔４２ が形成されている。この切込み４４には、連結部材８の一端に設けた支持片８１ が係合され、この支持片８１に形成したピン孔８１１と支持アーム４のピン孔４ ２とを一致させた状態で枢支ピンＢを差し込むことにより、支持アーム４に連結 部材８を含む無線電話機ホルダー７を揺動可能に支持する。

【００２２】 一方、無線電話機支持アーム４の両端部内には、図４及び図５に示すように、 略円錐状の係合子４６、４７がそれぞれ支持アーム４の軸線方向に移動可能に設 けられており、この各係合子４６、４７は支持アーム４内に挿着したコイルばね ４５により、それぞれの支持片１２２の周縁及び支持片８１の周縁に常時押圧す る方向に付勢されている。従って、支持アーム４がその枢支ピンＡを中心に取付 ベース１と略直角になる位置まで旋回されると、係合子４６が支持片１２２の切 欠き１２４に係合し、その位置に保持される。

【００２３】 また、連結部材８の支持片８１の先端側周縁には、図５に示すように、支持ア ーム４に対する連結部材８の旋回角度（無線電話機６の通話者に対する向き）を 複数段階にクリックストップさせるための凹凸８２が形成されており、この凹凸 ８２には他端側の係合子４７が係合される。

【００２４】 無線電話機ホルダー７は、垂直な基板７５と、この基板７５の前面の左右両側 に突設した一対の挟持片７６と、この各挟持片７６の内側面に貼着したクッショ ン層７７及び、基板７５の前面下端に設けた電話受け片７８とから構成され、基 板７５の背面には連結部材８が取付ねじ８２によって固着されている。また、基 板７５には支持杆７９を介して自在屈曲アーム７２の一端が結合され、この自在 屈曲アーム７２の他端にはピックアップアーム７１の一端が旋回可能に連結され ており、このピックアップアーム７１の先端には、無線電話機６の受話器６１か らの音声をピックアップするピックアップ素子７１１が取り付けられている。ま た、ピックアップ素子７１１のリード線７１２はフリーハンドスピーカ７３に接 続されている。６２はフリーハンドスピーカ７３の送話器である。

【００２５】 次に、上記のように構成された本実施例の支持装置の使用例について説明する 。 支持装置を車体ドアーＤに取り付ける場合は、支持装置を略々図１に示す状態 に組み立て、かつフリーハンドスピーカ７３及び電池ケース７４をクランプ部材 ５に取付た状態で、図６に示すように、取付ベース１の垂直片１１を、車体ドア ーＤに窓ガラスＧを開閉可能に収容する収容部Ｅの窓ガラスＧとの隙間Ｆに上端 側から差し込む。次いで、図６の実線に示す状態にあるクランプ部材５を、電池 ケース７４の裏面が車体ドアーＤの内側面に押圧される２点鎖線に示す位置まで 移動した後、取付ねじ３を締め付けることにより、支持装置を車体ドアーＤに固 定する。

【００２６】 なお、支持装置を車体ドアーＤに取り付けた状態で窓ガラスＧを開閉するとき 、窓ガラスＧに擦り傷が発生するのを防止するために、垂直片１１の表面は樹脂 膜によりコーテングされている。また、支持装置を車体ドアーＤから取り外すと きは、取付ねじ３を緩めた後、クランプ部材５を図６の実線の位置に移動するこ とにより行われる。

【００２７】 支持装置が車体ドアーＤに取り付けられた後、ホルダー７の挟持片７６間に無 線電話機６を図１に示す姿勢で挿入すれば、無線電話機６は安定に保持される。 かかる状態で無線電話機６を運転手が操作し易い方向に向ける場合は、枢支ピン Ｂを支点にして図３の矢印方向に回動させる。この時、連結部材８の支持片８１ に形成した凹凸８２に、図５に示すように、支持アーム４の係合子４７が係合し ているため、ホルダー７の回動操作にクリックストップがかかり、これにより、 運転手に対して調節した無線電話機６の向きを安定に保持できる。 従って、無線電話機６のダイヤルボタンを操作する場合、従来のように、自動 車のハンドルを持つ手で無線電話機６を把持する必要がなくなり、運転の安全性 を確保できる。

【００２８】 また、実際の通話に際しては、図７に示すように、自在屈曲アーム７２を屈曲 させ、かつピックアップアーム７１を旋回させることにより、ピックアップ素子 ７１１を無線電話機６の受話器６１に対向接触させる。この状態で、無線電話機 ６及びホルダー７を支持アーム４ごと、その枢支ピンＡを支点にして図７の矢印 方向に係合子４６が支持片１２２の切欠き１２４に係合する位置まで回動する。 これにより、無線電話機６は運転手に対して図７に示す姿勢に保持される。従っ て、運転者の発する音声は送話器６２によりピックアップされ、そして受話器６ ２から出力される音声はピックアップ素子７１１によりピックアップされ、フリ ーハンドスピーカ７３から拡声されて出力される。

【００２９】 これにより、無線電話機６を手で把持することなく通話することができるとと もに、両手でハンドルを操作できるから、通話中であっても運転の安全性をより 向上できる。 また、無線電話機ホルダー７を連結部材８を介して支持アーム４の他端に枢着 することにより、既存の無線電話機ホルダーを利用することができるできる。

【００３０】 通話が終了した後は、上述と逆の順序で操作することにより、無線電話機６を 図７の２点鎖線に示す位置に戻すことができる。

【００３１】 次に、図８により本考案の第２の実施例について説明する。 図８において、図２と同一の部分には同一符号を付してその構成説明を省略し 、図２と異なる部分を重点に述べる。 図８から明らかなように、図２と異なる点は、支持アーム４を回動可能に支持 するための支持プレート９を取付ベース１と別部材で構成したところにある。こ のために第２の実施例においては、取付ベース１の水平片１２の左端部に、その 左右方向と直角な方向に伸びる長穴１２６を有する取付片１２７を設け、この取 付片１２７の下面に支持プレート９の基部を重ね合わせ、長穴１２６に上方から 差し込まれる取付ねじ１０を支持プレート９のねじ穴９１に螺合し締め付けるこ とにより、支持プレート９を取付ベース１に分離可能に固定する。

【００３２】 また、支持プレート９の先端部は斜め前方に向け折り曲げられ、この折り曲げ 部には枢支ピンＡが挿通される支持アーム枢支用のピン孔９２が形成されている とともに、先端縁には支持アーム４の係合子４６がクリック係合する切欠き９３ が形成されている。

【００３３】 このような第２の実施例においては、上述した第１の実施例と同様な作用効果 が得られるほか、支持プレート９を取付ベース１と別部材で構成し、この支持プ レート９を取付ねじ１０により取付片１２７に、その長孔１２７の長手方向に位 置調整可能に取り付け得る構造にすることにより、運転手と車体ドアー間の空間 の大きさに合わせて、無線電話機６及びそのホルダー７の位置を最も良好な状態 に調節できるという効果がある。

【００３４】 なお、本考案は、上記実施例に示す構成のものに限定されず、請求項に記載し た範囲を逸脱しない限り、種々の変更、変形が可能である。

【００３５】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によれば、取付ベースとクランプ部材により被取付 部を両面から挟持し、結合機構により取付ベースとクランプ部材を結合すること で支持装置を被取付部に固定し、そして支持アームの一端を取付ベースに枢着し 、その他端に無線電話機ホルダーを枢着する構成にしたから、無線電話機を運転 手の通話に好適な位置にセットできるとともに、無線電話機の向きを操作に好適 な姿勢に調節できる。これにより、無線電話機を手で把持してその送話器を口元 に位置させたり、受話器を耳に押し当てたりすることなく通話がを可能になり、 かつ両手を自動車の操作に使用できるから、運転の安全性を向上できる。

【００３６】 また、本考案によれば、支持アームと取付ベースとの枢支部にクリックストッ プ機構を設けることにより、通話時の運転手に対する無線電話機の位置を安定に 維持できるとともに、支持アームと無線電話機ホルダーとの枢支部にクリックス トップ機構を設けることにより、電話機操作時の無線電話機の向きを安定に維持 できる。

【００３７】 さらに、本考案によれば、支持アームを枢支する支持プレートを取付ベースに 前後方向に位置調節可能に取り付けることにより、運転手と車体ドアー間の空間 の大きさに合わせて、無線電話機及びそのホルダーの位置を最も良好な状態に調 節できる。

【００３８】 また、本考案によれば、無線電話機ホルダーを連結部材を介して支持アームの 他端に枢着することにより、既存の無線電話機ホルダーを利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による無線電話機及びそのフリーハンド
スピーカ支持装置の第１の実施例を示す全体の斜視図で
ある。

【図２】本実施例における支持装置の分解斜視図であ
る。

【図３】本実施例における支持装置の平面図である。

【図４】図３のＸ部分の拡大断面図である。

【図５】図３のＹ部分の拡大断面図である。

【図６】本実施例における支持装置の車体ドアーへの取
り付け状態を示す側面図である。

【図７】本実施例における支持装置の使用状態を示す説
明図である。

【図８】本考案の第２の実施例を示す支持装置の分解斜
視図である。

【符号の説明】

１ 取付ベース １１ 垂直片 １２ 水平片 ３ 取付ねじ ４ 支持アーム ４６、４７ 係合子 ４５ コイルばね ５ クランプ部材 ６ 無線電話機 ６１ 送話器 ６２ 受話器 ７ 無線電話機ホルダー ７３ フリーハンドスピーカ ７４ 電池ケース ７１１ ピックアップ素子 ８ 連結部材 ９ 支持プレート

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 取付ベースと、前記取付ベースに相対向
   して配置され、該取付ベースを車室内の被取付部に固定
   するクランプ部材と、前記取付ベースとクランプ部材間
   の感覚を前記被取付部の厚さに応じて調節できるように
   前記取付ベースとクランプ部材間を結合する結合機構
   と、前記取付ベースに一端が回動可能に枢着された支持
   アームと、前記支持アームの他端に該支持アームの回動
   方向と直角な方向に揺動可能に枢着された無線電話機ホ
   ルダーとを備え、前記クランプ部材の前面にはフリーハ
   ンドスピーカを取り付け、前記クランプ部材の裏面には
   フリーハンドスピーカ等用の電池収納用ケースを取り付
   け、前記無線電話機ホルダーには無線電話機の送話器か
   らの音声をピックアップして前記フリーハンドスピーカ
   に出力するピックアップ素子を設けたことを特徴とする
   無線電話機及びそのフリーハンドスピーカの支持装置。
2. 【請求項２】 前記取付ベースは、車体ドアーの窓ガラ
   スが開閉可能に収納される収納部の窓ガラスとの隙間に
   差し込まれる垂直片と、この垂直片の上端縁から前記ク
   ランプ部材側へ直角に伸びる水平片とから構成される請
   求項１記載の無線電話機及びそのフリーハンドスピーカ
   の支持装置。
3. 【請求項３】 前記無線電話機ホルダーに連結部材を取
   り付け、この連結部材に前記支持アームの他端と枢着し
   たことを特徴とする請求項１または２記載の無線電話機
   及びそのフリーハンドスピーカの支持装置。
4. 【請求項４】 前記支持アームと取付ベースとの枢支部
   に前記取付ベースに対する支持アームの回動位置を安定
   化するクリックストップ機構を設けたことを特徴とする
   請求項１、２または３記載の無線電話機及びそのフリー
   ハンドスピーカの支持装置。
5. 【請求項５】 前記支持アームと無線電話機ホルダーと
   の枢支部に前記支持アームに対する無線電話機ホルダー
   の揺動位置を安定化するクリックストップ機構を設けた
   ことを特徴とする請求項１、２または３記載の無線電話
   機及びそのフリーハンドスピーカの支持装置。
6. 【請求項６】 前記取付ベースに前記支持アームを枢支
   する支持プレートを前後方向に位置調節可能に取り付
   け、この支持プレートに支持アームの一端を枢着したこ
   とを特徴とする請求項１、２、３、４または５記載の無
   線電話機及びそのフリーハンドスピーカの支持装置。