JP3011516U - ハードディスクドライブのアクチュエータ取付構造 - Google Patents

ハードディスクドライブのアクチュエータ取付構造

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JP3011516U
JP3011516U JP1994014505U JP1450594U JP3011516U JP 3011516 U JP3011516 U JP 3011516U JP 1994014505 U JP1994014505 U JP 1994014505U JP 1450594 U JP1450594 U JP 1450594U JP 3011516 U JP3011516 U JP 3011516U
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actuator
bearing
mounting structure
shaft
hard disk
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JP1994014505U
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洞求 沈
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Samsung Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハードディスクドライブにおいて、アクチュ
エータの回動動作における慣性を小さくしてヘッド移動
に要する時間をより減少させ得るアクチュエータの取付
構造を提供する。 【構成】 従来では、ピボット軸に組み付けた軸受にハ
ウジングを被せ、そしてアクチュエータに設けたハウジ
ング孔にハウジングを嵌入してアクチュエータを軸支し
ていた。従って、ハウジングやハウジング孔によるアク
チュエータ大型化により慣性が大きくなっていた。本考
案では、内壁面に帯状の凸部75を有した軸支孔71を
アクチュエータ70に形成し、そして凸部75を挟んで
軸支孔71に軸受73、74を挿入するようにして軸受
3、74に対しアクチュエータ70を直接的に取り付け
る。アクチュエータを直接的に軸受に装着することが可
能なため、アクチュエータの全体的な慣性が小さくな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はハードディスクドライブに関し、特に、ハードディスクドライブにお けるアクチュエータの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等の補助記憶装置として使用されるハードディスクドライブは、 一般的に図4に示す構成をもっている。すなわち、ハードディスク60を回転駆 動するスピンドルモータ50と、磁気ヘッド61を取り付けたアクチュエータ7 0と、を備えている。アクチュエータ70は、ピボット軸72に回動可能に軸支 され、そして、先端部にヘッド61を装着したヘッドジンバル63を、後端部に ボイスコイルモータ66を取り付けてある。それにより、ボイスコイルモータ6 6の起電力でアクチュエータ70が駆動されて、ヘッド61によりハードディス ク60に対するデータの記録/読出が行われる。
【0003】 アクチュエータ70は、ボイスコイルモータ66を駆動源としてピボット軸7 2を軸に回動し、ディスク60に対するヘッド61の正確な位置決めという役割 を担っている。このとき、ヘッド61がディスク60の記憶領域から外れること のないように、ストッパ30と当接するリブ26をアクチュエータ70の後端部 に設けている。すなわち、アクチュエータ70後端部のボイスコイル23を取り 付けたモールディング部25からリブ26を後方へ突設し、本体40に設けたス トッパ30に当接させてアクチュエータ70の駆動範囲を決定するようになって いる。このストッパ30には、高速運動してきたアクチュエータ70の当接に際 して発生する衝撃を緩衝するために、緩衝部材31が取り付けられる。したがっ て、アクチュエータ70は、ヘッド61をディスク60の外側へ向けて移動させ る際には、リブ26がストッパ30と当接することによりそれ以上の移動が制限 される。反対に、ヘッド61をディスク60の内側へ向けて移動させる際、すな わち、電源が遮断されたり、記憶/読出作業が終了したりしてヘッド61をパー キングゾーンに移動させる際には、リブ26が本体40のストッパ30とは反対 側に設けた磁石35と当接することにより、それ以上の移動が制限され、その位 置に保持されるようになっているものである。このようなアクチュエータ70は 次のようにして取り付けられている。
【0004】 図5に、従来のハードディスクドライブにおけるピボット軸72に取り付けら れたアクチュエータ70の断面図を示す。尚、以下の説明における『上』『下』 は、本体40を下、アクチュエータ70を上にしたときの上下関係を示すものと する。
【0005】 本体40に固定されたピボット軸72に下側軸受73を取り付け、その上から 、内壁面中央部に帯状の凸部76を形成したステンレス製のハウジング77を凸 部76の下側面と軸受73を当接させるようにして被せ、さらに、上側軸受74 を凸部76の上側面に当接するまで挿入して、ピボット軸72に軸受とハウジン グを組み付ける。そして、アクチュエータ70に設けたハウジング孔70aにハ ウジング77を嵌入することでアクチュエータ70を固定し、ピボット軸72を 軸にして軸受74、73によりアクチュエータ70が回動可能に軸支される。
【0006】 このように、アクチュエータ70を回動可能にピボット軸72に軸支するため にステンレス製のハウジング77を必須的に使用することになっているため、回 転運動における慣性が大きくなる要因になっている。また、ハウジング77を使 用しているためにアクチュエータ70のハウジング孔70aのサイズを大きくせ ざるをえず、したがってアクチュエータ70の全体的サイズが大型化してしまう のでアクチュエータ全体の慣性も大きくなる。つまり、記録/読出を行う際のヘ ッド移動に伴う慣性が大きく、ヘッド移動に要する時間に影響している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案の目的は、アクチュエータの回動動作における慣性を小さくし てヘッド移動に要する時間をより減少させ得るアクチュエータの取付構造を提供 することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本考案では、アクチュエータを直接的にピボ ット軸に組み付けた軸受に装着することを可能として、それにより全体的な慣性 が小さくなるようにする。
【0009】 すなわち、ピボット軸に組み付けた2つの軸受を介してアクチュエータを回動 可能に軸支するようになったアクチュエータ取付構造について、内壁面に帯状の 凸部を有した軸支孔をアクチュエータに形成し、そして凸部を挟んで軸支孔に軸 受を挿入するようにして軸受に対しアクチュエータを直接的に取り付けることを 特徴とする。あるいは、円筒形の支持リングを間に挟んで軸受をピボット軸に組 み付けると共に、アクチュエータに軸受とほぼ同径の軸支孔を設けて軸受に対し アクチュエータを直接的に取り付けることを特徴とする。さらにこの支持リング を用いる場合について、軸受の対向面部に凹条部を形成すると共に、これら凹条 部に挿入される凸条部を支持リングの対応面部に形成することを特徴とする。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。尚、以 下の説明における『上』『下』は、ハードディスクドライブの本体を下、アクチ ュエータを上にしたときの上下関係を示すものとする。また、本実施例のハード ディスクドライブの全体的構成は、図4と同様のものである。
【0011】 図1に、本考案によるアクチュエータの取付構造の第1実施例を、図5相当の 断面図で示す。この例のアクチュエータ70は、軸受73、74の外径とほぼ同 じ内径とされた軸支孔71を有しており、該軸支孔71の内壁面中央部に帯状の 凸部75が設けられている。したがってその取付構造は、ピボット軸72に取り 付けた下側軸受73の上からアクチュエータ70を、軸受73と凸部75の下側 面とが当接するようにして被せ、そして、凸部75の上側面と当接するまで上側 軸受74を挿入して組み付けたものとなる。すなわち、凸部75を挟んで軸受7 3、74を軸支孔71に挿入した構造である。取り付けられたアクチュエータ7 0は、軸受73、74によりピボット軸72に対し回動可能となる。
【0012】 このように、直接的にアクチュエータ70を軸受73、74に取り付けること を可能としたので、ハウジングを廃止できて慣性が減少し、また、その分、軸支 孔71のサイズを小さくできるのでアクチュエータ70全体の慣性も減少する。 したがって、ヘッド60の移動に要す時間を減少させることが可能となる。
【0013】 図2に、第2実施例を図1相当の断面図で示す。この例の取付構造は、ピボッ ト軸72に組み付けられる下側軸受73及び上側軸受74の間に円筒形の支持リ ング78を介在させたものとなっている。この場合、アクチュエータ70は軸受 73、74の外側面部に固定される。すなわち、本体40に固定されたピボット 軸72に下側軸受73を組み付けてから、その上に支持リング78を設置し、さ らに上側軸受74をピボット軸72に組み付ける。そして、軸受73、74とほ ぼ同径とされたアクチュエータ70の軸支孔71に軸受73、74を嵌挿して軸 受73、74の外側面部にアクチュエータ70を固定し、ピボット軸72を軸に 軸受73、74により回動可能なようにされている。
【0014】 この第2実施例によっても第1実施例と同様の慣性抑制を達成でき、したがっ て、ヘッド60の移動に要す時間を減少させることが可能となる。加えて、玉軸 受とされた軸受73、74の外輪間に介在させた支持リング78が、軸受73、 74の間隔を設定するばかりでなく、軸受73、74の間に予め予圧(preload )を提供するようにも働いて、ストッパ30等による衝撃や振動に対して軸受7 3、74の変位を抑制する役割をもつ。すなわち、特にこの例のアクチュエータ を支持するような玉軸受においては、動作に際してボール、内輪、外輪の間に適 切な接触状態を形成するため、組付時に荷重に対する予圧を加えておいた方がよ く、それにより軸受の最大強度を得られ、よりスムーズな回動動作を得られると いう利点がある。
【0015】 図3に、第3実施例を図1相当の断面図で示す。この第3実施例の取付構造は 、第2実施例の変形例である。すなわち、支持リング78の上側面と下側面の内 側よりにそれぞれ凸条部79、80を形成し、さらに、下側軸受73の上側面部 に凸条部80を受け入れる凹条部73aを、上側軸受74の下側面部に凸条部7 9を受け入れる凹条部74aをそれぞれ形成した構造である。このように、玉軸 受を用いた軸受73、74の外輪内側に設けた凹条部73a、74aと支持リン グ78の凸条部80とを係合させることでガタつきを抑制でき、支持リング78 の機能をより高めることが可能となり、更に一層スムーズな回動動作を得られる ようになる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案の取付構造によれば、ピボット軸に組み付けた軸受に対し 直接的にアクチュエータを固定することができるので、回動動作に際してアクチ ュエータの全体的慣性を小さくすることが可能となり、したがって、ヘッドの移 動に要する時間を減少させられる。その結果、ハードディスクドライブの動作速 度が向上し、コンピュータやワープロ等のハードウエアの動作速度向上に大きく 寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるアクチュエータ取付構造の第1実
施例を示す要部断面図。
【図2】本考案によるアクチュエータ取付構造の第2実
施例を示す要部断面図。
【図3】本考案によるアクチュエータ取付構造の第3実
施例を示す要部断面図。
【図4】ハードディスクドライブの概略構成図。
【図5】従来におけるアクチュエータ取付構造を示す要
部断面図。
【符号の説明】
70 アクチュエータ 71 軸支孔 72 ピボット軸 73、74 軸受 73a、74a 凹条部 78 支持リング 79、80 凸条部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピボット軸に組み付けた2つの軸受を介
    してアクチュエータを回動可能に軸支するようになった
    ハードディスクドライブのアクチュエータ取付構造にお
    いて、 内壁面に帯状の凸部を有した軸支孔をアクチュエータに
    形成し、そして凸部を挟んで軸支孔に軸受を挿入するよ
    うにして軸受に対しアクチュエータを直接的に取り付け
    るようにしたことを特徴とするアクチュエータ取付構
    造。
  2. 【請求項2】 ピボット軸に組み付けた2つの軸受を介
    してアクチュエータを回動可能に軸支するようになった
    ハードディスクドライブのアクチュエータ取付構造にお
    いて、 円筒形の支持リングを間に挟んで軸受をピボット軸に組
    み付けると共に、アクチュエータに軸受とほぼ同径の軸
    支孔を設けて軸受に対しアクチュエータを直接的に取り
    付けるようにしたことを特徴とするアクチュエータ取付
    構造。
  3. 【請求項3】 軸受の対向面部に凹条部を形成すると共
    に、これら凹条部に挿入される凸条部を支持リングの対
    応面部に形成するようにした請求項2記載のアクチュエ
    ータ取付構造。
JP1994014505U 1993-11-27 1994-11-24 ハードディスクドライブのアクチュエータ取付構造 Expired - Lifetime JP3011516U (ja)

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KR9325328 1993-11-27
KR1993U25328 1993-11-27

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Publication Number Publication Date
JP3011516U true JP3011516U (ja) 1995-05-30

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ID=43147245

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994014505U Expired - Lifetime JP3011516U (ja) 1993-11-27 1994-11-24 ハードディスクドライブのアクチュエータ取付構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158229A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 日本精工株式会社 ピボット軸受ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158229A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 日本精工株式会社 ピボット軸受ユニット

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