JP3009113U - 吸塵ノズル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸塵が困難な場所で吸塵を行う。 【構成】 斜に切断した先端開口部であり、かつ、内側
にブラシを並設した吸塵ノズル装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案による利用分野は塵埃の発生する分野であり非常に多岐に渡る。特に、 糸を加工する繊維機械の分野では糸屑が多量に発生するたの重要である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の吸塵装置はその吸塵部分の形状を塵埃の多様な付着場所、付着状態に対 応し、密封状態を保つことが出来る様に構成を定形化することが困難であるため 殆んど利用されることはなく、単に空中に浮遊する塵埃を一定位置で吸引するエ アークリーナーとしての用途にのみ使用される程度である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は多様な形状を有する付着場所や付着状態にある塵埃を効率よく吸引す ることが出来る様にすることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

あらかじめ、吸塵ノズルの先端部に設けられたブラシを塵埃が付着した面上に 押しあてつつ移動させることにより付着面より塵埃を剥離させ吸塵する。

【０００５】

【作 用】

塵埃の付着場所が大きな凹凸面である場合や壁面間の空隙内にはさまった状態 の塵埃の場合、または、液体で漏れている場合は従来のものでは殆んど吸塵は不 可能である。本考案においてはあらかじめ吸塵ノズルの先端部に設けられブラシ により塵埃を固着面より剥離させ吸塵する。

【０００６】

【実施例】

図１は凹凸面上に塵埃が固着している場合を示す。１は本考案による吸塵ノズ ルであり、先端開口部２はＡＢＣＤの長方形となっている。従って、特に長辺Ａ ＤおよびＢＣ部を直線的な長い部分および平面的な広い部分に付着する塵埃の吸 塵作業について使用することにより能率的に行うことが出来る。 また、三面でかこまれた隅に付着する塵埃については先端開口部２の短い辺Ａ Ｂを中心に尖った形状となっているため、先端開口部２のＡＢ部を塵埃の付着し た隅に押し当て、容易に吸塵することが出来る。 尚、本考案の実施例として、吸塵ノズル１の先端開口部２がく形の場合を説明 したのであるが、吸塵ノズル１が円形の場合で、その先端開口部２がだ円である 場合についても同様である。 ３はブラシであり、吸塵ノズル１の先端開口部２の内側に多数の毛および繊維 を固定したものである。ブラシ３は固着している塵埃をあらかじめ剥離させ、先 端開口部２より容易に吸塵出来る様にする。 ４は吸引装置の先端部であり、本考案による吸塵ノズル装置を取付け、かつ吸 引力を伝達する部分である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案による吸塵ノズル装置によれば、従来では吸塵が困難な凹凸面に固着し た塵埃を容易に、かつ能率的に除去することが出来る。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による吸塵ノズル装置の平面図である。

【図２】本考案による吸塵ノズル装直の左側面図であ
る。

【符号の説明】

１． 吸塵ノズル ２． 先端開口部 ３． ブラシ ４． 吸引装置の先端部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 吸塵ノズルの先端開口部は斜に切断した形状とし、か
   つ、毛および繊維よりなるブラシを該先端開口部の内側
   に並設してなる吸塵ノズル装置。