JP3008588B2 - スライド式前面部を有する装置 - Google Patents

スライド式前面部を有する装置

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JP3008588B2
JP3008588B2 JP3219914A JP21991491A JP3008588B2 JP 3008588 B2 JP3008588 B2 JP 3008588B2 JP 3219914 A JP3219914 A JP 3219914A JP 21991491 A JP21991491 A JP 21991491A JP 3008588 B2 JP3008588 B2 JP 3008588B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作スイッチ、表示装
置などが具備されたスライド式前面部を有する装置、特
にラジオ受信機、カセットデッキを一体化した車載用音
響装置等に適した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車載用音響装置などにおいて操
作スイッチ、表示装置等が具備されたスライド式前面部
材を使用した装置が提案されている。これら従来の装置
は、操作スイッチ、表示装置などを具備した前面部材を
装置本体の前面にスライド可能に支持し、装置本体内に
モータ及びこのモータの回転駆動力により摺動動作を行
う駆動機構を設け、上記駆動機構で上記前面部材を駆動
してこの前面部材をスライドさせるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、モータの回転駆動力によってスライドされる
前面部材に指等が引っ掛かり前面部材がスライドできな
くなった場合の異常検出を、モータに流れる電流の増大
として検出するものであり、異常検出手段の構成が複雑
になる問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決し、異
常検出手段の構成が簡単であり、かつ前面部材の角度微
調整が容易に行える等操作性に優れたスライド式前面部
を有する装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明は、スライド可能な前面部材
と、この前面部材に連結された摺動部材と、モータの回
転駆動力が伝達されるスリップ機構と、このスリップ機
構を介して上記モータの回転駆動力を上記摺動部材に伝
達し上記摺動部材を摺動させる駆動機構と、上記摺動部
材の摺動途中における上記駆動機構の回転の有無を判定
する回転有無判定手段と、上記回転有無判定手段により
上記駆動機構が回転停止と判定された際に上記モータを
停止又は上記モータを逆回転させる制御手段を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0006】また本発明の第2の発明は、少なくとも操
作スイッチまたは表示装置が具備されたスライド可能な
前面部材と、モータの駆動力により上記前面部材をスラ
イド駆動する駆動手段と、上記モータの回転・停止を制
御する制御手段と、開閉制御スイッチと、上記開閉制御
スイッチの操作時間を判定する判定手段と、上記判定手
段の判定結果に応じて上記モータを短時間又は長時間回
転させて上記前面部材のスライド動作を制御することを
特徴とするものである。
【0007】また本発明の第3の発明は、少なくとも操
作スイッチまたは表示装置が具備されたスライド可能な
前面部材と、この前面部材に連結された摺動部材と、モ
ータの回転駆動力を上記摺動部材に伝達し上記摺動部材
を摺動させる駆動機構と、上記摺動部材に形成された突
片と、上記突片により駆動されてオン、オフし上記摺動
部材の摺動位置を検出するスイッチと、開閉制御スイッ
チ操作時の上記スイッチのオン、オフ状態に応じ上記モ
ータの回転方向を制御する制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明は上記のような構成であり、本発明の第
1の発明では、前面部材の駆動途中で前面部材に何らか
の障害物が当たり前面部材のスライド動作が阻止された
場合、回転有無判定手段で回転停止が判定され、この判
定結果に基づき制御手段によってモータを停止したり、
モータを逆回転させることができるため安全である。
【0009】また、本発明の第2の発明では、前面部材
を開閉動作させるための開閉制御スイッチの操作時間が
判定手段で判定され、この判定結果に応じてモータへの
通電時間を変えることができるため、同一の開閉制御ス
イッチの操作によって前面部材の角度微調整、及び前面
部材の開閉動作を行うことができる。
【0010】また、本発明の第3の発明では、前面部材
を駆動する摺動板の摺動位置をスイッチで検出し、開閉
制御スイッチ操作時の上記スイッチの状態に応じてモー
タの回転方向を決定するため、1つの開閉制御スイッチ
の操作で前面部材の開成動作、閉成動作を行うことがで
きるものである。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図1、図2
とともに説明する。なお、本実施例は、ラジオ受信機と
カセットデッキとを一体化した車載用の音響装置の例で
ある。図1、図2において、1は金属板を箱型に加工し
てなる筐体であり、この筐体1の側面には装置本体を自
動車の車室内の所定個所に取付けるために必要なネジ穴
2が形成されている。3は筐体1の下面開口部を覆う底
面板、4は筐体1の上面開口部を覆う蓋板である。上記
筐体1内にはラジオ受信回路、デッキ制御回路等の回路
及びカセットデッキ等の機構が収納されている。5は筐
体1の前面にスライド可能に支持された前面部材であ
り、この前面部材5の前面左右には図1に示すように各
種の操作スイッチ6,7が設けられている。7aは上記
前面部材5の開閉を行うための開閉制御スイッチであ
る。8は前面部材5の前面中央に形成された凹部であ
り、この凹部8には液晶表示装置9が収納されている。
上記前面部材5の両側面にはピン10が形成され、また
筐体1の前面部の左右の突出部1a,1bの内壁部には
上記ピン10をガイドする円弧状の溝が形成されてい
る。15Aは上記筐体1内の底面板3に摺動可能に支持
された摺動板15の先端部であり、摺動板15の先端部
15Aは上記前面部材5の下方部にボルト12により結
合されている。筐体1内に設けられた駆動機構が動作し
上記摺動板15が前方に移動すると、この摺動板15の
先端部15Aに連結された前面部材5の下方部が前方に
押される。このため前面部材5の上方左右に形成された
ピン10は突出部1a,1bの溝にガイドされ図2に2
点鎖線で示すようにスライドし傾斜した状態になり、前
面部材5で閉成されていたカセット挿入口13が開き、
カセットが挿入できる状態となる。上記駆動機構により
摺動板15が筐体1内に引き込まれた場合は、傾斜して
いた前面部材5はスライドして直立状態になり、カセッ
ト挿入口13が前面部材5で閉成されるものである。
【0012】次に上記前面部材5を駆動する駆動機構に
ついて図3〜図6とともに説明する。図3〜図6におい
て、3は筐体1の下面開口部を覆う底面板であり、この
底面板3の左右の折曲側面にはローラ14が回転自在に
支持されている。15は摺動板であり、この摺動板15
の左右の折曲側面には、上記ローラ14が挿入される長
孔16が形成されている。上記摺動板15は上記ローラ
14に案内されて摺動するものである。17はコ字状に
折曲げられた機構基板であり、この機構基板17は底面
板3にネジで固定されている。18は機構基板17に固
定されたモータであり、このモータ18は正転、逆転可
能である。19はモータ18の回転軸に取付けられたウ
ォーム歯車、20は機構基板17に取付けられた固定軸
であり、この固定軸20にヘリカル歯車21、歯車22
が回転可能に支持されている。上記ヘリカル歯車21は
上記ウォーム歯車19に常時歯合している。23は上記
ヘリカル歯車21と歯車22との間に介在されたフェル
ト、24はヘリカル歯車21を歯車22に押圧するバネ
であり、上記ヘリカル歯車21と歯車22との間にはフ
ェルト23が介在されたスリップ機構が構成される。2
5は機構基板17に取付けられた固定軸、26は固定軸
25に回転可能に支持された歯車であり、この歯車26
には上記歯車22と歯合する径大の歯車部26Aと径小
の歯車部26Bとが一体に形成されている。27は摺動
板15に固定されたラックであり、このラック27は上
記歯車26の径小の歯車26Bに歯合している。上記モ
ータ18の回転駆動力は、ウォーム歯車19→ヘリカル
歯車21→フェルト23→歯車22→径大の歯車部26
A→径小の歯車部26B→ラック27と伝達される結
果、摺動板15が前方又は後方に移動するものである。
28は径大の歯車26Aの上面に貼付けられた反射板で
あり、この反射板28には所定角度毎に黒模様が印刷さ
れている。機構基板17に固定されるプリント基板(図
示せず)には図8に示すように発光素子35と受光素子
36とが設けられ、発光素子35から放射された光は反
射板28で反射され受光素子36で受光される。反射板
28には所定角度毎に黒模様が印刷されているため、歯
車26が回転している場合には、受光素子36から所定
周期のパルスが出力される。一方歯車26の回転が停止
すると、受光素子36からパルスが出力されなくなる。
29は底面板3に回転自在に支持されたローラであり、
このローラ29は摺動板15に形成された長孔30に挿
入されている。摺動板15はこのローラ29に案内され
て摺動する。27A,27Bはラック27に一体に形成
された突片、31は機構基板17に取付けられたプリン
ト基板、32A,32B,32Cはプリント基板31に
取付けられたスイッチであり、これらのスイッチ32A
〜32Cの駆動片はラック27に一体に形成された上記
突片27A,27Bによって駆動されてオン、オフす
る。 図1において、前面部材5に設けられた開閉制御
スイッチ7aを操作するとモータ18に電流が供給され
モータ18が回転する。モータ18の回転駆動力がウォ
ーム歯車19→ヘリカル歯車21→フェルト23→歯車
22→径大の歯車部26A→径小の歯車部26B→ラッ
ク27に伝達され、摺動板15が前進する。摺動板15
が所定位置まで前進すると、ラック27に形成された突
片27Bによりスイッチ32Cがオンしモータ18への
電流供給が停止する。摺動板15の先端部15Aは前面
部材5の下端部にボルト12で連結されているため、摺
動板15の前進に伴って前面部材5は直立状態から傾斜
し始める(図2の2点鎖線で示す状態)。このため、前
面部材5で閉成されていたカセット挿入口13が開き、
カセットの挿入・取り出しが可能となる。カセットの挿
入または取り出し操作が終了した後に操作スイッチ7a
を操作するとモータ18へ電流が供給され、モータ18
は逆回転する。このモータ18の回転駆動力によって摺
動板15が後退し、前面部材5が傾斜状態から直立状態
に移行する。摺動板15が所定位置まで後退すると、ラ
ック27に形成された突片27Aによるスイッチ32A
の駆動が解除されスイッチ32Aがオフとなり、モータ
18の回転は停止し、前面部材5は直立状態になり、カ
セット挿入口13はこの前面部材5で閉成されるもので
ある。なお、図3におけるP点は摺動板15が最も後退
した場合の摺動板15の先端位置を示し、またQ点は摺
動板15が最も前進した場合の摺動板15の先端位置を
示している。
【0013】図2に2点鎖線で示すように前面部材5が
傾斜している状態で前面部材5に衝撃力加わると、この
衝撃力が摺動板15に加わり、さらにラック27→径小
の歯車部26B→径大の歯車部26A→歯車22に伝達
される。歯車22とヘリカル歯車24との間にはスリッ
プ機構が構成されているため、歯車22はスリップしな
がら回転する。このように歯車伝達機構にスリップ機構
が構成されているため、図2に2点鎖線で示す状態で前
面部材5に衝撃力が加わると、摺動板15は後退するた
め安全である。
【0014】図7はラック27に形成された突片27
A、27Bとスイッチ32A,32B,32Cとの関係
を示している。図8はモータ18の制御を行うモータ制
御回路を示している。図8において、28は前記反射板
であり、この反射板28の表面には所定角度毎に黒模様
が印刷されている。35は発光素子、36は発光素子3
5から出て反射板28で反射された光を受光する受光素
子であり、この受光素子36の出力は波形整形回路37
で波形整形され回転検出回路38に入力される。39は
マイクロコンピュータ等からなる制御回路であり、この
制御回路39は回転検出回路38の出力に基づいて回転
有無判定、及び開閉制御スイッチ7aのキー入力、スイ
ッチ32A,32B,32Cの状態を判定し、モータド
ライバー40に制御信号M、Mを出力する。モータ
ドライバー40は制御信号M、M に基づいてモータ
18を正転、逆転、停止させる。表1は制御信号M
とモータ18の動作との関係を示している。上記回
転検出回路38は制御回路39から出力されるサンプリ
ングパルスの出力タイミングでの波形整形回路37の出
力の”H”,”L”を検出するものであり、制御回路3
9は回転検出回路38の出力より、波形整形回路37か
ら所定の周期のパルスが出力されているか否かを判定
し、反射板28の回転の有無を判定する。
【0015】
【表1】
【0016】図9〜図12は図8に示すモータ制御回路
の動作フローでを示している。図9〜図12において、
S1は開閉制御スイッチ7aのオンを検出するステッ
プ、S2はタイマーIの計時を開始するステップ、S
3,S4,S5,S6,S7,S8はスイッチ32A,
32B,32Cのオン、オフを判定するステップ、S9
は開閉制御スイッチ7aが所定時間以上(例えば0.5
秒以上)オンされたか否かを判定するステップ、S10
〜S16は制御回路39よりモータドライバー40に制
御信号M=”H”、M=”L”、M=”H”、M
=”L”を出力するステップ、S17〜S19はS2
で計時を開始したタイマーIが所定時間(例えば3秒以
上)計時したか否かを判定するステップ、S20はタイ
マーIIの計時を開始するステップ、S21〜S23は波
形整形回路38の出力が所定周期のレベル変化が所定回
数連続して発生しなかったか否か、すなわち反射板28
の回転が停止したか否かを判定するステップ、S24〜
S26はスイッチ32A,32B,32Cのオン、オフ
状態を判定するステップ、S27,S28はタイマーII
Iの計時を開始するステップ、S29,S30はタイマ
ーIIIが所定時間(例えば20ミリ秒)経過したか否か
を判定するステップ、S31はS20で計時を開始した
タイマーIIが所定時間(例えば40ミリ秒)経過したか
否かを判定するステップ、S32はタイマーI,IIIをク
リアするステップ、ステップS33はタイマーI、IIを
クリアするステップ、S34はタイマーI,II,IIIをク
リアするステップである。
【0017】次に上記モータ制御回路の動作について説
明する。今前面部材5が直立状態でカセット挿入口を閉
成している状態にあるとする。この場合図7に示すよう
にラック27に形成された突片27A,27Bは最も後
退した状態であり、スイッチ32A,32B,32Cは
すべてオフ状態(”H”)にある。この状態でS1で開
閉制御スイッチ7aのオンが検出されると、S2でタイ
マーIの計時を開始する。この段階ではモータ18が回
転していないため、スイッチ32A,32B,32Cは
すべてオフ(”H”)であり、ステップS3、S6、S
7の判定は”No”であり、ステップS9に進む。S9で
は開閉制御スイッチ7aのオン時間が0.5秒以上か否
か判定される。S9で”No”と判定されると、S13で
モータドライバー40に制御信号M=”H”を出力す
るため、モータ18に電流が供給されモータ18は正転
する。このモータ18の回転に伴いラック27が前進を
開始し前面部材5は直立状態から傾斜し始める。次にS
20でタイマーIIの計時を開始し、S19でタイマーI
の計時が3秒以上か否かが判定される。ここで”No”と
判定されると、S23に進み反射板28の回転の有無が
判定されるが、前面部材5の前進を阻止する障害物がな
く前面部材5が正常に前進している場合にはS23で”
No”と判定され、S26に進みスイッチ32B(SW
3)がオフ(”H”)か判定される。ラック27が前進
しているが突片27Bによってスイッチ32Bが駆動さ
れていな場合にはステップS26で”Yes”と判定さ
れ、ステップS31に進みタイマーIIの40ミリ秒経過
したか判定され”No”と判定されると、ステップS19
に戻る。S20で計時が開始されてから40ミリ秒経過
するまではS19→S23→S26→S31を繰り返
し、S31で40ミリ秒経過したと判定されると、S1
6で制御信号Mを”L”にする。このためモータ18
への電流供給が停止し、モータ18は回転を停止する。
次にS33でタイマーI、IIをクリアして終了となる。
このようにS9で開閉制御スイッチ7aが短時間オンさ
れた場合にはモータ18に短時間(40ミリ秒)のみ通
電されるため、前面部材5はわずかに傾斜状態になる。
なお、ステップ26でラック27が所定位置まで前進し
突片27Bでスイッチ32Bが駆動されてオンすると、
ステップS22に進み前面部材5を一気に開成する処理
に移行する。
【0018】一方、S9で開閉制御スイッチ7aが所定
時間以上オンされたと判定されると、S12に進み、制
御信号M=”H”をモータドライバー40に出力する
ため、モータ18が回転を開始しラック27が前進し、
前面部材5が傾斜し始める。次にS18でタイマーIの
計時が3秒経過したか否かが判定され、”No”と判定さ
れると、S22で反射板28の回転が停止しているか否
か判定される。S22で正常に回転していると判定され
た場合(S22で”No”と判定された場合)ステップS
25でラック27が最も前進した位置に達し、スイッチ
32Cがオンしたか否かが判定される。S25で”No”
と判定されるとS18→S22→S25を繰り返えす。
モータ18の回転に伴いラック27が前進を続け、ラッ
ク27が最も前に前進すると突条27Bによってスイッ
チ32Cがオンし、S25で”Yes”と判定され、S1
5で制御信号M=”L”をモータドライバー40に出
力する。このためモータ18への通電が遮断されモータ
18の回転が停止し、前面部材5が最も傾斜した状態と
なる。次にステップS34でタイマーI、II、IIIをクリ
アして終了する。このようにS9で開閉制御スイッチ7
aが長くオンされた場合には、直立状態にある前面部材
5を一気に開成(オープン)するものである。このよう
に本実施例によれば、開閉制御スイッチ7aの操作時間
の長短に応じて、前面部材5をわずかに開成して前面部
材5の傾斜角度を微調整したり、前面部材5を一気にオ
ープンすることができるものである。なお前面部材5の
傾斜角度の微調整はスイッチ32Bがオンするまでの期
間のみ可能である。すなわちラック27が前進してスイ
ッチ32A,32Bがともにオン状態となると、ステッ
プS9を経由せずS13→S20→S19→S23→S
26→S31→S16→S33の傾斜角度微調整処理を
実行せず、S12→S18→S22→S25→S28→
S30→S15→S34の完全開成動作処理を実行する
ものである。 次に開成した状態にある前面部材5を閉
成する動作について説明する。前面部材5が完全に閉成
状態にある場合には、スイッチ32A,32B,32C
はすべてオン(”L”)であり、この状態で開閉制御ス
イッチ7aを操作すると、S1→S2→S3→S4→S
5→S6と進み、S6で制御信号M=”H”をモータ
ドライバー40に出力する。このためモータ18は逆転
を開始し、ラック27は後退を開始する。次にS17で
タイマーIが所定時間(3秒)計時したか否か判定さ
れ、”No”と判定されるとS21で反射板28の回転停
止か否かが判定される。前面部材5の閉成動作の途中で
前面部材5が障害物に引っ掛かり前面部材5の閉成動作
が阻止されると、ラック27の後退が阻止されるため反
射板28の回転が停止し、S21において”Yes”と判
定され、S11に進み制御信号M=”L”を出力する
ため、モータ18の逆転動作が停止し、さらにS12で
制御信号M =”H”を出力するためモータ18は正転
を開始し前面部材5を開成させる。S21で反射板28
が正常に回転していると判定されると、S24でラック
27が最も後退してスイッチ32Aがオフになったか否
かが判定される。ラック27の後退動作が続き前面部材
5が直立状態になって完全に閉成状態になると、スイッ
チ32Aはオフとなり、S27に進みタイマーIIIの計
時を開始し、S29でタイマーIIIの計時時間が所定時
間(20ミリ秒)経過したと判定されると、ステップS
14で制御信号M=”L”を出力しモータ18の逆転
動作を停止する。このように前面部材5が開成(オープ
ン)状態にある場合に開閉制御スイッチ7aを操作する
ことにより、前面部材5を閉成(クローズ)にすること
ができるものである。
【0019】なお上記実施例において、タイマーIで所
定時間(3秒)計時している理由は、何らかの故障で開
閉制御スイッチ7aを操作してから所定時間経過しても
所定の動作が終了せずモータ18が回転し続けるのを防
止するためであり、またタイマーIIIで所定時間(20
ミリ秒)計時している理由は、前面部材5が閉成状態、
開成状態になったことをスイッチ32A、32Cで検出
した後も所定時間モータ18を回転させることにより、
前面部材5の閉成、開成を確実にするためである。
【0020】以上のように上記実施例では、 (a).前面部材5の動作中に何らかの障害で前面部材5の
動作が阻止された場合(ステップS21,S22、S2
3)、自動的にモータ18の回転を停止させたり(ステ
ップS22→S15、又はステップS23→S16)、
モータ18を逆方向に回転させる(ステップS21→S
11→S12)ことができるものであり、特に指が前面
部材5とカセット挿入口13との間に挟まれたような場
合などに安全である。 (b).開閉制御スイッチ7aの操作時間に応じて前面部材
5を一気に開成したり、前面部材5の角度微調整を行う
ことができる。 (c).開閉制御スイッチ7aの短時間操作を繰り返すこと
により、前面部材5の液晶表示装置を見易い角度に設定
できる。 (d).1つの開閉制御スイッチ7aのみで、前面部材5の
開・閉動作、角度微調整動作を行うことができる。
【0021】なお、上記実施例は、各種操作スイッチと
液晶表示装置を設けた前面部材5を使用した例である
が、操作スイッチのみが具備された前面部材、又は表示
装置のみが具備された前面部材を使用する装置でも本発
明を適用することができるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成であり、本
発明の第1の発明によれば、前面部材のスライド動作途
中において指等が引っ掛かかり、前面部材のスライド動
作が停止した場合等には、駆動源となるモータを自動的
に停止したり、またはモータの回転を自動的に逆回転す
ることができ、安全性に優れる。また本発明の第2の発
明によれば、開閉制御スイッチの操作時間に応じ前面部
材の駆動動作を変えることができ、前面部材の角度微調
整動作又は前面部材の連続した開閉動作を行うことがで
きる。また本発明の第3の発明によれば、前面部材の現
在位置をスイッチで検出するため、このスイッチの状態
を判定することにより、1つの開閉制御スイッチの操作
で前面部材の閉成動作及び開成動作を行うことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるスライド式前面
部を有する装置の正面図
【図2】同実施例の側面図
【図3】同実施例の駆動機構の上面図
【図4】図3のA−A断面図
【図5】図3のB−B断面図
【図6】同実施例の駆動機構の背面図
【図7】同実施例のラックの突片とスイッチの関係を示
す図
【図8】同実施例のモータ制御回路のブロック図
【図9】同実施例のモータ制御回路の一部のフローチャ
ート
【図10】同実施例のモータ制御回路の一部のフローチ
ャート
【図11】同実施例のモータ制御回路の一部のフローチ
ャート
【図12】同実施例のモータ制御回路の一部のフルーチ
ャート
【符号の説明】
5 前面部材 7a 開閉制御スイッチ 9 液晶表示装置 15 摺動板 17 機構基板 18 モータ 27 ラック 28 反射板 32A,32B,32C スイッチ 35 発光素子 36 受光素子 37 波形整形回路 38 回転検出回路 39 制御回路 40 モータードライバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 雄一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 石川 治 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 小林 弘弥 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 茂呂 国宏 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−90849(JP,A) 特開 平1−302797(JP,A) 特開 平4−141879(JP,A) 実開 昭47−10825(JP,U) 実開 昭62−111743(JP,U) 実開 平1−174788(JP,U) 実公 昭46−25826(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 33/00 - 33/08 H02H 7/06 - 7/097 H05K 5/00 - 5/06 H05K 7/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド可能な前面部材と、この前面部
    材に連結された摺動部材と、モータの回転駆動力が伝達
    されるスリップ機構と、このスリップ機構を介して上記
    モータの回転駆動力を上記摺動部材に伝達し上記摺動部
    材を摺動させる駆動機構と、上記摺動部材の摺動途中に
    おける上記駆動機構の動作の有無を判定する動作有無判
    定手段と、上記動作有無判定手段により上記駆動機構が
    動作停止と判定された際に上記モータを停止又は上記モ
    ータを逆回転させる制御手段を備えてなるスライド式前
    面部を有する装置。
  2. 【請求項2】 所定角度毎に黒模様が設けられ上記駆動
    機構によって回転される反射板と、上記反射板に光を照
    射する発光素子と、上記反射板で反射された光を検出す
    る受光素子と、上記受光素子の出力のレベル変化の有無
    により上記駆動機構の動作の有無を判定するレベル判定
    手段とで上記動作有無判定手段を構成してなる請求項1
    記載のスライド式前面部を有する装置。
  3. 【請求項3】 開閉制御スイッチと、上記開閉制御スイ
    ッチの操作時間を判定する時間判定手段とを備え、上記
    時間判定手段の判定結果に応じて上記モータを短時間又
    は長時間回転させて上記前面部材のスライド動作を制御
    することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスラ
    イド式前面部を有する装置。
  4. 【請求項4】上記摺動部材に形成された突片と、上記突
    片により駆動されてオン、オフし上記摺動部材の摺動位
    置を検出するスイッチと、開閉制御スイッチ操作時の上
    記スイッチのオン、オフ状態に応じ上記モータの回転方
    向を制御する制御手段とを備えてなる請求項1乃至請求
    項3記載のスライド式前面部を有する装置。
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