JP3008320U - マッサージ用具 - Google Patents

マッサージ用具

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JP3008320U
JP3008320U JP1994005081U JP508194U JP3008320U JP 3008320 U JP3008320 U JP 3008320U JP 1994005081 U JP1994005081 U JP 1994005081U JP 508194 U JP508194 U JP 508194U JP 3008320 U JP3008320 U JP 3008320U
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JP1994005081U
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健 中嶋
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中嶋産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 球冠部先端に「ばり」がなく皮膚に対するマ
ッサージに適したピンを有するマッサージ用具(ブラシ
または櫛)を提供する。 【構成】 割り型15,16およびスライドコア1が略
同時に型開きされ成形品としてピンユニット7が押し出
される。キャビティに充満した成形原料の一部は、ピン
ユニット7の金型分割線18,19上に「ばり」6a、
6bとなってはみ出す。しかし、三面金型構成により、
「ばり」6a、6bが従来のように球冠11の頭頂部
(図中左方)まで形成されることはなく球冠11の頭頂
部が滑らかな状態で均一に仕上がっているので、頭皮を
傷つけることがなく効果的なマッサージが行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はマッサージ用具、特に、ブラシまたは櫛のピン先(毛先)で皮膚を 押圧するマッサージ用具に関し、より詳しくは、金型による樹脂成形部材である 梳きピンからなりピンの先端が皮膚を押圧するために略球冠状に形成された球冠 部を有するマッサージ用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ピンの先端が略球冠状に形成され整髪あるいは調髪に使用されるとともに頭皮 のマッサージが可能なマッサージ用具としてブラシまたは櫛が一般に使用されて いる。これらのマッサージ用具は、通常、射出成形等による樹脂成形品であり複 数のピンが所定の間隔で配設された梳きピンを有している。ピンの先端が略球冠 状に形成されているので、先端まで略同径の軸部を有する従来のピンに比較する と、ピン先端の押圧面が大きくなり頭皮のマッサージに適した形状となっている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらピンの先端が略球冠状に形成されたブラシまたは櫛は通常、梳きピンが 二面からなる割型で成形され金型分割線(パーティングライン)が、図8の二点 鎖線で示すように、ピン30の軸線方向に沿ってピン30の先端まで形成される 。このため、球冠31先端部の金型分割線32上に形成されたナイフ状の「ばり 」が、整髪あるいは頭皮のマッサージの際に、頭皮を傷つけるという問題がある 。このばりは、工業的に除去することが非常に困難である。 また、先端まで略同径の軸部を有する従来のピン先を溶融樹脂に浸漬しこのピ ン先に球冠を形成する方法がある。この場合、球冠が不均一に形成されたり球冠 がピン先から離脱したりするので、頭皮に対するマッサージに適さないものとな る。
【0004】 この考案の目的は、球冠部先端に「ばり」がなく皮膚のマッサージに適したピ ンを有するマッサージ用具(ブラシまたは櫛)を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のマッサージ用具は、把手と、把手に固定または把手と一体に成形さ れ複数のピンが配列されてなる、金型による樹脂成形部材である梳きピンからな り、このピンの先端が皮膚を押圧するために略球冠状に形成された球冠部を有す るマッサージ用具である。 梳きピンの金型分割線は、ピンの軸線と略直交する球冠部の表面に成形されて いる。
【0006】 この考案のマッサージ用具は、生体表面の皮膚部分を押圧するブラシまたは櫛 形態のマッサージ用具を指し、人体のみならずペット等の動物を含めた生体表面 、すなわち、顔面、頭部、胴部、脚部におよぶ全身についてのマッサージ用具を 指す。この考案のマッサージ用具における梳きピンの球冠部は、球、回転楕円体 あるいは、回転放物体からなる球冠で構成されてもよい。
【0007】
【作用】
この考案のマッサージ用具では、梳きピンの金型分割線がピンの軸線と略直交 する球冠部の表面に成形されているので、金型分割線上に形成されるナイフ状の 「ばり」が、従来の二面からなる割型で形成された梳きピンのピンのように、球 冠部の頭頂まで形成されることがない。このため、球冠部の頭頂が滑らかに形成 され皮膚を傷つけることがない。
【0008】
【実施例】
図1および図2は、この考案の一実施例による頭部のマッサージと整髪が可能 なブラシを示す。 ブラシ1は、ABS樹脂製の把手2と、ナイロン製の梳きピン3とから構成さ れている。把手2は、くびれ部4を経てブラシ基部5に連続している。ブラシ基 部5の一主面には、梳きピン3を嵌入するための図示しない凹部が形成されてい る。この凹部に梳きピン3が、嵌合により固定されている。
【0009】 梳きピン3は、複数のピン6が配列された梳きピンとしてのピンユニット7と 、ピンユニット7をブラシ基部5に固定するための固定片8から構成されている 。固定片8は、各ピン6を貫通する貫通孔8aを表面に有しており、平面形状が 楕円の板状成形部材で表面中心部が外方に突出している。貫通孔8aには、ピン ユニット7の各ピン6が挿通されている。
【0010】 ピンユニット7は、図3およびその側面を拡大した図4で示すように、ピン6 が台座9上に略等間隔で一列に配設されて一体に成形され、把手2とブラシ基部 5とを結ぶ軸線方向に沿って複数が略平行に配列されている。固定片8の裏面に は、台座9の長手方向側面を把持し固定するための図示しない溝が形成されてい る。
【0011】 ピン6は、軸10と球冠部としての球冠11から構成されている。軸10は、 一端の大径部12が台座9に連続し他端の小径部13が球冠11に連続している 。軸10は長さが15.5mmであり3〜30mmの範囲が好ましい。球冠11 の最大胴径は3mmであり1.5〜10mmの範囲が好ましい。また、台座9の 長さは約95mmであり2〜120mmの範囲が好ましい。ピン6の間隔(軸心 間)は6mmであり1.5〜20mmの範囲が好ましい。ピン6の表面には、後 述する金型の分割線上に発生した微小な「ばり」6a、6bが形成されている。
【0012】 「ばり」6aは、ピン6の軸線方向に沿って球冠11の最大胴径部まで直線状 に延びて形成され、軸線と対称位置に2本が形成されている。「ばり」6bは、 ピン6の軸線と略直交する球冠11の最大胴径部に沿って環状に形成されている 。 なお、ピンユニット7を成形する樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレ ン、ABS、AS、ポリアセタール等が使用できる。
【0013】 このブラシ1のピンユニット7の製造方法について図5により説明する。まず 、成形原料となるナイロンのぺレットを図示しない射出成形機に通し、型締めさ れた金型14のキャビティに図中矢印方向から射出する。金型14は、上下に開 く割り型15,16と、割り型15,16の可動方向に対して略直角に開くスラ イドコア17とから主に構成されている(図5において型締め機構、押出機構等 は省略する)。
【0014】 保圧および冷却後、割り型15,16およびスライドコア1が略同時に型開き され成形品としてピンユニット7が押し出される。キャビティに充満した成形原 料の一部は、ピンユニット7の金型分割線18,19上に上記した「ばり」6a 、6bとなってはみ出す。しかし、スライドコア17が割り型15,16に組み 合わされた三面金型構成により、「ばり」が従来のように球冠11の頭頂部(図 中左方)まで形成されることはない。
【0015】 このようなピンユニット7が装着されたブラシ1を用いて、整髪あるいは頭皮 のマッサージを行う際には、球冠11の頭頂部が滑らかな状態で均一に仕上がっ ているので、頭皮を傷つけることがなく効果的なマッサージが行える。また、球 冠11の「ばり」6bは、ピンユニット7の使用時におけるピン6の移動方向( 毛髪を梳く方向)に沿って形成されるので、毛髪を傷めることが少なくなる。 上記実施例では、人体の頭部を対象とするマッサージ用具としてのブラシにつ いて述べたが、頭部用のみならずボディ用あるいはフェース用のブラシも同様の 構成が可能である。
【0016】 〔他の実施例〕 (a)前記実施例では、複数のピンユニット7を平行に配列してブラシ1を構成 したが、図6に示すように、1列のピンユニット7のみからなるABS樹脂製の 櫛20を構成してもよい。この場合も球冠11の頭頂部が滑らかな状態で均一に 仕上がっているので、頭皮を傷つけることがなく効果的なマッサージが行える。 (b)前記実施例では、球冠11を有するピン6のみからなるピンユニット7に よりブラシ1あるいは櫛20を構成したが、図7に示すように、球冠11を有す るピン6と、球冠11がなく高さの低いピン21とが交互に配置されてなるピン ユニット22によりブラシあるいは櫛を構成してもよい。この場合、頭皮が傷つ きやすい乳児等に対しマッサージと整髪を効果的におこなうことができる。
【0017】
【考案の効果】
この考案のマッサージ用具(ブラシまたは櫛)によれば、梳きピンの金型分割 線がピンの軸線と略直交する球冠部の表面に成形されているので、従来の二面か らなる割型で梳きピンが成形されたブラシまたは櫛のように金型分割線がピンの 軸線方向に沿ってピンの先端まで延びていない。このため、ナイフ状の「ばり」 が球冠部の頭頂に発生することがなくブラシまたは櫛の使用時において皮膚を傷 つけることがない。また、ピンの製造工程において従来のように「ばり」の発生 状態を常時監視する必要がなく、生産効率も高い。また、先端部に球冠がないピ ンを溶融樹脂に浸漬しこのピン先に球冠を形成する方法のように、球冠が不均一 に形成されたり球冠がピン先から離脱したりすることがない。 したがって、球冠先端部に「ばり」が発生することがなく、皮膚に対するマッ サージに適したピンを有するマッサージ用具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるブラシの正面図であ
る。
【図2】図1のブラシの平面図である。
【図3】図1のブラシを構成するピンユニットの平面図
である。
【図4】図3のピンユニットの拡大側面図である。
【図5】図3のピンユニットを成形する金型の断面図で
ある。
【図6】この考案の他の実施例による櫛の正面図であ
る。
【図7】この考案の他の実施例によるピンユニットの正
面図である。
【図8】従来のブラシまたは櫛のピンにおける「ばり」
の発生位置をしめす、図4に相当する図である。
【符号の説明】
1 ブラシ(マッサージ用具) 2 把手 3 梳きピン 6 ピン 6a、6b ばり 7 ピンユニット 10 軸 11 球冠 18、19 金型分割線 22 ピンユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 マッサージ用具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把手と、把手に固定または把手と一体に
    成形され複数のピンが配列されてなる、金型による樹脂
    成形部材である梳きピンからなり、このピンの先端が皮
    膚を押圧するために略球冠状に形成された球冠部を有す
    る、ブラシまたは櫛形態のマッサージ用具において、 梳きピンの金型分割線が、ピンの軸線と略直交する球冠
    部の表面に成形されたことを特徴とするマッサージ用
    具。
JP1994005081U 1994-05-12 1994-05-12 マッサージ用具 Expired - Lifetime JP3008320U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000166945A (ja) * 1998-12-04 2000-06-20 Sanshu Precision:Kk 歯間清掃具及びその製造方法
JP2011505211A (ja) * 2007-12-06 2011-02-24 ブラウン ゲーエムベーハー ヘアブラシ、毛、及びこれらを製造するための方法
JP2011506004A (ja) * 2007-12-29 2011-03-03 ブラウン ゲーエムベーハー ヘアブラシ

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