JP3008287B1 - 廃水処理装置 - Google Patents

廃水処理装置

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JP3008287B1
JP3008287B1 JP10379999A JP10379999A JP3008287B1 JP 3008287 B1 JP3008287 B1 JP 3008287B1 JP 10379999 A JP10379999 A JP 10379999A JP 10379999 A JP10379999 A JP 10379999A JP 3008287 B1 JP3008287 B1 JP 3008287B1
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正志 石黒
勝一 北里
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正志 石黒
勝一 北里
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  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 汚水処理中の油脂分を微生物菌類を使用し、
経済的且つ効率良く分解処理できるものとした廃水処理
装置の提供。 【解決手段】 汚水流入槽本体内に仕切壁を立設し、複
数の室に区画すると共に、各室は槽底で相互に連通する
状態となさしめ、且つ区画された室の少なくとも1つに
は漏斗状をなし、且つ底面部に透孔を穿設した曝気箱を
槽底の一定高さ上方位置で槽内壁面との間に一定の間隙
があるように取付けしめ、これにより槽本体の槽底部か
ら廃水処理液の油脂分が上記間隙内を通って曝気箱内へ
流入するようなさしめるほか、曝気箱内には油脂類の分
解処理微生物や菌類等の繁殖するものとなした構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油脂分を含んだ汚水
の流入する廃水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飲食店などの厨房から排水される汚水中
には高濃度の油脂分を含有するものとなっているが、こ
れが処理装置として使用されるグリーストラップは槽内
へ経時的に油脂分を浮遊させ、これを定期的に上方から
蓋を持上げて浮遊する油脂分を容器へ汲み取ることが行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の定時的に上方か
ら蓋を持ち上げ、槽内の浮遊油脂分を汲み取ることは大
変面倒であり、忘れたりすると公害問題となるのであ
り、これに対し後者の微生物処理は手間のかからないも
のとなっているが、過剰な汚水流入などによっては微生
物が流失したりして適正な繁殖が阻害され、効率の良い
浄化作用の得られるものとなっていないのが現状であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は後者の微生物を
使用した装置の改良に係るものであって、その特徴とす
るところは、汚水流入槽本体内に仕切壁を立設して区画
された室を形成し、室には漏斗状をなし、且つ底面部に
透孔を穿設した曝気箱を槽底の一定高さ上方位置で槽内
壁面との間に一定の間隙があるように取付けしめ、これ
により槽本体の槽底部から廃水処理液の油脂分が上記間
隙内を通って曝気箱内へ流入するようなさしめるほか、
曝気箱内には油脂類の分解処理微生物や菌類等の繁殖す
るものとなした構成を特徴とする。このさい、複数の仕
切壁の使用で複数の室に区画して各室を前述同様の構成
で曝気箱を設けたり、また槽底側から浮上して曝気箱内
へ流入する油脂分の効率的な促進を図るために、油脂分
の流入する上記間隙下方に上向きの空気吹出管を配設し
たり、また上記曝気箱の箱底と槽底間に椀体を上向きに
配設して曝気箱及び椀体の槽底からの高さ位置が適宜変
えられるようにしたり、また曝気槽には攪拌機や空気吹
出管を配設したりする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明装置の縦断正面図、
図2は蓋板を取除いた平面図である。1は廃水処理装置
の槽本体、2は該槽内の対向する壁面間へ立設状態に取
付けしめた仕切壁であって、該仕切壁2により槽本体内
を複数の室(図示例ではA,B,C,D)に区画してな
る。このさい、室A,B,C,Dの各室は各仕切壁下端
が槽底との間で一定の隙間Hがあることにより相互に連
通する状態となされている。kは堰板である。
【0006】3は汚水流入管、4は該管の下方へ配設し
た夾雑物や荒ゴミなどの阻集籠である。5は室B及びC
に配設した曝気箱であって、図1及び図2に見られる通
り四角錐の漏斗状をなし、且つ底面部には透孔6が穿設
してある。四隅に設けた鍔片であって、各鍔片に対し垂
直な高さ方向へ適当長さのネジボルト8をナット9を使
用して止着させてなる。
【0007】10は仕切壁2,2上を跨ぐように取付け
てなる架橋板であって、上記ネジボルト8の上端を該架
橋板10に対し同じくナット9を使用して止着すること
により、曝気箱5を槽底上の適宜必要な一定高さに吊下
げ状に取付けるようになすのであり、このさい曝気箱の
上周縁と槽本体の壁面及び仕切壁との間には一定の間隙
Wが形成されるものとなされている。
【0008】11はエアーポンプであって、これの運転
によるエアーはパイプによって室B,Cの槽底中央箇所
11aや上記間隙Wの下方箇所11bへ導いて噴出させ
るようになしてあり、これにより槽底から浮上する油脂
分の上昇を促進させるようになし、上記間隙Wから油脂
分が効率良く曝気箱内へ流入するように補助作用を行わ
しめるのである。
【0009】12は曝気箱5の中央部内へ設けてある攪
拌機であって、上記により曝気箱5内へ流入する油脂分
を適時攪拌するようになすのであり、このさい曝気槽内
には油脂分の分解微生物や菌類を定期的に投入させる。
【0010】13は曝気箱の箱底と槽底間に配設してな
る椀体であって、図示例では箱底外からネジ棒14を垂
設状態に取付け、これを介して椀体をナット15止めす
るものとなし、且つ両者間の間隙sがナット15の止着
位置で変えられるようになっている。
【0011】上記実施例に於ける図面では上記構成の曝
気箱を槽本体内の室Cにも設けて、同様の作用が行われ
るようなすのであり、このように複数の室を設けて曝気
槽を幾つか設けたりすることは設置面積の大きさに応じ
て適宜に設計され、効果的な油脂分の分解処理が行われ
る上で著効を奏するものとなる。なお、16は排出用ト
ラップ管である。
【0012】本発明に係る上記構成の曝気箱5は少なく
とも1箇を必要とするものであり、且つ容積は任意の大
きさに設計することができるが、通常100l〜1to
n程度のものとなされる。なお、油脂分の分解微生物と
してはバクテリア、酵母菌などであり、且つ好適な繁殖
を可能とするために組紐類が配設されるものとなしても
良い。
【0013】次に作用について説明すると、汚水流入管
3から流入した汚水は室Aの阻集籠4により夾雑物や荒
ゴミなどが除かれ、仕切壁2の下を潜って室Bに到り、
汚水中に含まれる油脂分17が上方へ向って浮上して行
くものとなるのであり、図示例の如く区画した室Cに於
いても同様の状態となる。
【0014】而して、油脂分17は曝気箱5の底裏部を
這うように上昇し、槽内壁面や仕切壁面との間隙Wを通
過して曝気箱5の上部周縁からオーバーフローして箱内
へ流入する。このさい、槽底上の一定高さ位置に配設し
た空気噴出管11a,11bなどから少量の外気が噴出
されるようにすることにより、上記油脂分17の浮上が
効率良く行われるものとなるのである。
【0015】斯くして、間隙Wを通って曝気箱5内へ送
り込まれる油脂分は該箱内で繁殖する微生物菌類によっ
て分解処理されるものとなる。ところで、曝気箱5内で
は攪拌機12を適宜作動させることにより沈降油脂分の
攪拌が行われるものとなって、効率良く分解処理が進行
するものとなる。
【0016】このさい、攪拌される油脂分17の一部は
透孔6を通って箱底から流出するが、椀体13と衝突し
て間隙s内を上昇することにより曝気箱5内へ戻る循環
流を形成させ、槽内を浮遊中の油脂分に対する分解微生
物による影響の補助作用が行われるようになすのであ
る。
【0017】なお、上記した攪拌機12に代えて曝気箱
5内へ空気噴出管や循環ポンプ手段を配設し、同様の作
用効果が得られるようにすることができる。また、これ
らを併用使用することも差支えない。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の通り構成するものであっ
て、曝気箱を特殊な構造で槽内へ配置することにより、
効率良く油脂分を曝気箱内へ取込み、且つ微生物菌類に
よる分解処理の行われるものとなるのであり、設備費や
運転コストの低減化に寄与するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の縦断面図である。
【図2】同上の蓋を取除いた平面図である。
【符号の説明】
1 槽本体 2 仕切壁 3 汚水流入管 4 阻集籠 5 曝気箱 8 ネジボルト 10 架橋板 11 空気噴出管 12 攪拌機 13 椀体 16 排出用トラップ管 17 油脂分
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−230288(JP,A) 実開 平4−74600(JP,U) 登録実用新案3054901(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/00 - 3/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水流入槽本体内に仕切壁を立設して区
    画された室を形成し、室には漏斗状をなし、且つ底面部
    に透孔を穿設した曝気箱を槽底の一定高さ上方位置で槽
    内壁面との間に一定の間隙があるように取付けしめ、こ
    れにより槽本体の槽底部から廃水処理液の油脂分が上記
    間隙内を通って曝気箱内へ流入するようなさしめるほ
    か、曝気箱内には油脂類の分解処理微生物や菌類等の繁
    殖するものとなした構成を特徴とする廃水処理装置。
  2. 【請求項2】 汚水流入槽本体内に仕切壁を立設し、複
    数の室に区画すると共に、各室は槽底で相互に連通する
    状態となさしめ、且つ区画された室の少なくとも1つに
    は漏斗状をなし、且つ底面部に透孔を穿設した曝気箱を
    槽底の一定高さ上方位置で槽内壁面との間に一定の間隙
    があるように取付けしめ、これにより槽本体の槽底部か
    ら廃水処理液の油脂分が上記間隙内を通って曝気箱内へ
    流入するようなさしめるほか、曝気箱内には油脂類の分
    解処理微生物や菌類等の繁殖するものとなした構成を特
    徴とする廃水処理装置。
  3. 【請求項3】 槽本体内壁面や仕切壁面と曝気箱の周縁
    間に形成した一定の間隙下方に上向きの空気吹出管を配
    設したことを特徴とする請求項1又は2記載の廃水処理
    装置。
  4. 【請求項4】 曝気箱の箱底と槽底間に椀体を上向きに
    配設し、曝気箱及び椀体の槽底からの高さ位置が、適宜
    変えられるように取付けてあることを特徴とした請求項
    1,2又は3記載の廃水処理装置。
  5. 【請求項5】 曝気箱内に攪拌機及び又は空気吹出管を
    配設したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の廃水処理装置。
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