JP3008263B2 - 椅子の背杆カバー装置 - Google Patents
椅子の背杆カバー装置Info
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Description
持する背杆をカバーにより覆う背杆カバー装置に関す
る。
開平6-5553号公報に記載のものが挙げられる。この公報
記載の装置は、背凭れを支持する背杆の後面だけをカバ
ーにより覆うものである。
では、背凭れの前面にカバーがないため、座部と背凭れ
との間から背杆が直接見えるため、見栄えが悪いという
問題点があった。
決するため、座部と背凭れとの間から背杆が直接見える
ことをなくして、見栄えの良好な椅子とし、かつ、カバ
ーを、工具を使うことなく簡単に、しかも確実に取り付
けることができるようにした椅子の背杆カバー装置を提
供することを目的とする。
題は、次のようにして解決される。 (1) 座部の後部から起立する背杆の上部に背凭れを取
り付けた椅子の背杆カバー装置であって、前記座部と背
凭れとの間における背杆の前後に背杆前面カバーと背杆
後面カバーとを配設し、背杆後面カバーの内部の左右に
突設した互いに離間する複数の突片の少なくともいくつ
かの前端に係合部を形成し、これら係合部に対向する係
止爪を背杆前面カバーに突設して、前記係合部と前記係
止爪とを係合させることにより、前記背杆前面カバーと
前記背杆後面カバーとを互いに結合する。
いくつかの前端に形成した係合部を、前向きに開口する
係合部とし、この係合部に背杆前面カバーに突設した係
止爪を係合させる。
杆前面カバーと背杆後面カバーとのいずれか一方の側縁
に、他方を向きかつ上下に連続するリブを形成し、他方
の側縁の少なくとも一部には、前記リブと嵌合する溝部
を形成する。
て、背クッションの中央下端から下方に突出する突出部
を設け、この突出部を背杆前面カバーの上端前面に当接
させる。
た椅子を分解して示し、図2〜図8は、この実施例の詳
細を示す。
ー(1)付きの脚(2)の中心に立設した支柱(3)の上端に
支基メカニズム部(4)を固定し、支基メカニズム部(4)
の上に、座裏カバー(5)及び座クッション(6)からなる
座部を取り付け、支基メカニズム部(4)の後部には、背
杆(7)を枢着し、背杆(7)の上部に、これを挟んで背裏
カバー(8)及び背クッション(9)からなる背凭れを取り
付けてなるものである。なお、符号(10)は肘掛け、符号
(11)は背凭れ上下調節ねじを示す。
っており、ここに、楕円形のパイプ材からなる背杆(7)
の上端が収容されている。この下端(8a)と背杆(7)との
後面を、合成樹脂材料製の背杆後面カバー(12)が覆うよ
うに、この背杆後面カバー(12)が背杆(7)に係止されて
いる。背杆(7)の前面を覆うのが、合成樹脂材料製の背
杆前面カバー(13)である。背杆(7)を覆うこのカバー構
造が、本発明の背杆カバー装置である。
る背杆前面カバー(13)の側面図であり、図3は、背杆後
面カバー(12)の側面図である。図4〜図8は、背杆後面
カバー(12)を背杆(7)に取り付け、この背杆後面カバー
(12)に背杆前面カバー(13)を結合させた状態における、
それぞれ図2及び図3のIV−IV線、V−V線、VI−VI線、
VII−VII線、VIII−VIII線に沿う断面を示す。
なる背杆(7)の下端には、支基メカニズム部(4)への枢
着部材(7a)が一体に溶接されており、背杆後面カバー(1
2)の下端は、水平方向前方に延び、その前端部に近い位
置では、図4に示すように内側の左右に一体に形成され
た突片(14)により、枢着部材(7a)ごと背杆(7)の左右を
当接させて収容している。
は、背杆後面カバー(12)の内部の左右に同様に一体に形
成された突片(15)により、枢着部材(7a)ごと背杆(7)の
左右を当接させて収容する。この突片(15)の上端部に
は、上向き(前向き)に開口する係合部(16)が形成され
ており、この係合部(16)が、背杆前面カバー(13)の背面
に突設した対応する係止爪(17)に係合して、背杆前面カ
バー(13)を背杆後面カバー(12)に結合している。
は、図4について説明した1番目の位置と同様に、背杆
後面カバー(12)の内部に一体に形成した左右の突片(18)
により、枢着部材(7a)ごと背杆(7)の左右を当接させて
収容している。
は、背杆後面カバー(12)の内部の左右に同様に一体に形
成された突片(19)により、枢着部材(7a)ごと背杆(7)の
左右を当接させて収容する。この突片(19)の上端部に
は、上向き(前向き)に開口する係合部(20)が形成され
ており、この係合部(20)が、背杆前面カバー(13)の背面
に突設した対応する係止爪(21)に係合して、背杆前面カ
バー(13)を背杆後面カバー(12)に結合している。
に立ち上がって延びる部分では、背杆後面カバー(12)の
内側の左右に突片(22)が形成されており、この位置では
枢着部材(7a)が終わっているので、突片(22)は、背杆
(7)に直接当接して、これを収容している。この左右の
突片(22)の前端には、収容部(23)が前向きに開口してお
り、ここに背杆前面カバー(13)の背面に突設させた係止
爪(24)が係合して、背杆前面カバー(13)を背杆後面カバ
ー(12)に結合している。
(12)の内面には、その上下方向に離間して係止爪(25)(2
6)が前向きに突設されており、これらの係止爪(25)(26)
が、図1に示す背杆(7)の係合孔(27)(28)に係合して、
背杆後面カバー(12)を背杆(7)に係止している。
バー(13)の左右両側縁には、リブ(29)が形成されてお
り、このリブ(29)が、背杆後面カバー(12)の左右両側縁
に少なくとも部分的に形成した溝部(30)に嵌合してい
る。
バー(13)を取り付ける際の見当となる十字形の突起(係
合手段)で、背杆(7)の丸孔状の係合孔(32)(図1)に
嵌合している。
ー(12)を背裏カバー(8)の下端(8a)及び背杆(7)を背面
から覆うようにして、その前面側に突設する係止爪(25)
(26)を、背杆(7)の対応する係止孔(27)(28)に挿入し
て、この背杆後面カバー(12)を背杆(7)に係止する。
(13)を、その背面に突設した目安である十字形の突起(3
1)を背杆(7)に穿設された係合孔(32)に嵌合させること
により、背杆(7)及びこれに取り付けられた背杆後面カ
バー(12)に対する位置を設定位置とし、このように定ま
った位置において、背杆前面カバー(13)を強く押し込む
と、背杆前面カバー(13)の背面に突設された係止爪(17)
(21)(24)が、それぞれ背杆後面カバー(12)の対応する係
合部(16)(20)(23)に係合して係止される。この際、背杆
前面カバー(13)の上端前面は、背クッション(9)の中央
下端から下方に突出する突出部(9a)の後面に当接するよ
うにする。このとき、背杆前面カバー(13)の両側縁のリ
ブ(29)は、背杆後面カバー(12)の溝部(30)に嵌合して、
背杆(7)の全周を囲むカバーが完成する。なお、背杆前
面カバー(13)を先に背杆(7)に取付け、その後に背杆後
面カバー(12)を取付けてもよい。
ら背杆が直接見えることがなくなり、見栄えの良好な椅
子が得られ、しかも、背杆後面カバー及び背杆前面カバ
ー同士を結合させるので、背杆や両カバーに加工上の誤
差があっても、両カバー間に隙間が生じない。
後面カバーに背杆前面カバーを簡単に、かつ確実に取り
付けることができる。
バーと背杆後面カバーとのいずれか一方の側縁に、他方
を向きかつ上下に連続するリブを形成し、他方の側縁の
少なくとも一部には、前記リブと嵌合する溝部を形成す
ると、左右のずれがない両カバーの確実な取り付けがで
きる。
ンの中央下端から下方に突出する突出部を設け、この突
出部を背杆前面カバーの上端前面に当接させると、背杆
前面カバーが背杆側に押しつけられ、両者が確実に密着
する。
ある。
面カバーに背杆前面カバーを組み付けた状態における、
図3のIV−IV線に沿う断面図である。
である。
である。
図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 座部の後部から起立する背杆の上部に背
凭れを取り付けた椅子の背杆カバー装置であって、 前記座部と背凭れとの間における背杆の前後に背杆前面
カバーと背杆後面カバーとを配設し、背杆後面カバーの
内部の左右に突設した互いに離間する複数の突片の少な
くともいくつかの前端に係合部を形成し、これら係合部
に対向する係止爪を背杆前面カバーに突設して、前記係
合部と前記係止爪とを係合させることにより、前記背杆
前面カバーと前記背杆後面カバーとを互いに結合したこ
とを特徴とする椅子の背杆カバー装置。 - 【請求項2】 左右の突片のいくつかの前端に形成した
係合部を、前向きに開口する係合部とし、この係合部に
背杆前面カバーに突設した係止爪を係合させた請求項1
記載の椅子の背杆カバー装置。 - 【請求項3】 背杆前面カバーと背杆後面カバーとのい
ずれか一方の側縁に、他方を向きかつ上下に連続するリ
ブを形成し、他方の側縁の少なくとも一部には、前記リ
ブと嵌合する溝部を形成したことを特徴とする請求項1
または2に記載の椅子の背杆カバー装置。 - 【請求項4】 背クッションの中央下端から下方に突出
する突出部を設け、この突出部を背杆前面カバーの上端
前面に当接させたことを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載の椅子の背杆カバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8196551A JP3008263B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 椅子の背杆カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8196551A JP3008263B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 椅子の背杆カバー装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11164141A Division JP3023792B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 椅子の背杆カバ―装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033301A JPH1033301A (ja) | 1998-02-10 |
JP3008263B2 true JP3008263B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=16359625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8196551A Expired - Fee Related JP3008263B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 椅子の背杆カバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3008263B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010004946A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Okamura Corp | 椅子 |
Families Citing this family (4)
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KR100802147B1 (ko) | 2007-01-08 | 2008-02-11 | 주식회사 리바트 | 의자 |
JP2010099223A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Kokuyo Co Ltd | 椅子 |
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-
1996
- 1996-07-25 JP JP8196551A patent/JP3008263B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010004946A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Okamura Corp | 椅子 |
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JPH1033301A (ja) | 1998-02-10 |
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