JP3008165B2 - 自動車のリヤドア用ランチャンネル - Google Patents

自動車のリヤドア用ランチャンネル

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JP3008165B2
JP3008165B2 JP7276817A JP27681795A JP3008165B2 JP 3008165 B2 JP3008165 B2 JP 3008165B2 JP 7276817 A JP7276817 A JP 7276817A JP 27681795 A JP27681795 A JP 27681795A JP 3008165 B2 JP3008165 B2 JP 3008165B2
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JP
Japan
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vehicle
sash
run channel
roof
hollow seal
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JP7276817A
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JPH0995143A (ja
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隆史 山下
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は自動車のリヤドア
用ランチャンネルの室内への水漏れ防止を簡略化するも
のである。
【0002】
【従来の技術】 図中に二等辺三角形の頂角から下した
中線の一方を塗潰した記号を使用しているが、これは塗
潰し側が型成形部を表わし、非塗潰し側が押出成形部を
表わしている。図1乃至図5に示すように、従来リヤド
ア1のルーフサッシュ2に直角にセンターサッシュ3を
接続するに当って、センターサッシュ3に垂直辺を溶接
した逆L字状のブラケット3cの水平辺を水平なルーフ
サッシュ2の下面に重ね合わせ、両者に開けた共通のビ
ス孔にビス8をねじ込んで固定している。
【0003】ルーフサッシュ2の構造について説明する
と、水平部分2aの車内側の端には、下部車外側の面に
リテーナー2eを設けた鉛直基底部分2bを結合してあ
り、車外側の端には下向きの鈎状部分2dを形成してあ
る。なお、鉛直基底部分2bの車内側には上面にリテー
ナー2fを形成した略長方形の突部分2cを結合してあ
る。
【0004】センターサッシュ3の構造について説明す
ると、左右方向の基柱部分3aの車内側及び車外側の各
前後にそれぞれ脚部分3bを結合して、断面略H字状に
形成してあり、前記ブラケット3cの鉛直辺は基柱部分
3aの上部前面に溶接してある。
【0005】ルーフサッシュ2に嵌着するランチャンネ
ル4は、リテーナー2eに取付けるルーフ側基底部4a
の上端部車外側の面に一体に、上昇したドアガラス7上
端が弾接する断面略長方形状の中空シール部4bを結合
すると共に、ルーフ側基底部4aの車外側の面の下端に
一体にドアガラス7の内面と弾接するシールリップ4c
を結合したものである。
【0006】ルーフサッシュ2の上部において鈎状部分
2dから水平部分2aを経て、鉛直基底部分2bの上部
に至る部分に嵌着するサブシール5は、断面略宀(うか
んむり)字状に形成してあり、車外側部分は、ランチャ
ンネル4の中空シール部4bの車外側部分と面一にした
状態に、上下に当接させあり、上面にはサブリップ5a
を突設してある。なお、センターサッシュ3に嵌着する
グラスラン6は、断面コの字状のセンター側基底部6a
の開口端にドアガラス7の内外面とそれぞれ弾接するリ
ップ6bを突設してある。
【0007】ランチャンネル4の型成形部Kのビス8周
辺部分について説明すると、中空シール部4b上面に
は、ねじ込んだビス8の先端が当って大きく変形する
(下方にたわむ)のを避けるため、ビス8が当る部分の
前後に幅約5mmの広いスリット4dを設けてある。
【0008】そのため、ランチャンネル4の型成形部K
の中空シール部4bのスリット4dを設けた部分は、剛
性が低下し、サブシール5の車外側部分下面に対する押
圧力が低下し、サブシール5との境界に生じた隙間Qか
ら大量の水が漏れ込み、スリット4dを通って、中空シ
ール部4bに入り、溢れて、ランチャンネル4とルーフ
サッシュ2の鉛直基底部分2bとの間を潜って室内へ侵
入する。水の侵入路を符号Sで示す。それを抑止するた
め、ランチャンネル4とルーフサッシュ2の鉛直基底部
分2bとが当接する部分の上方空間にエプトシーラー9
を詰込む必要があると言う問題点がある。
【0009】また、ランチャンネル4の型成形部Kの中
空シール部4bにスリット4dを設けて、剛性が低下し
た部分は、閉じたドアガラス7の上端で押圧された場
合、図5に示す如く車外側下部分Cが車内側に引張られ
て、内側に落込み、外観が損われると共に、ドアガラス
7が噛み込み易くなる言う問題点もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、上記従来のランチャンネル4のビス8周辺は、剛
性が低下し、中空シール部4bとサブシール5との境界
に隙間Qを生じ易く、そこから大量の水が漏れ込み、室
内へ侵入すること、さらにドアガラス7の上端で押圧さ
れて、中空シール部4bの車外側下部分が車内側に引張
られて、内側に落込み、外観が損われるだけでなく、ド
アガラス7が噛み込み易くなることであって、本発明は
上記課題を解決した、室内への水漏れのない、ドアガラ
ス7を閉じた時の外観にも優れたランチャンネルを提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明は、リヤドア1
のセンターサッシュ3に垂直辺を溶接した逆L字状のブ
ラケット3cの水平辺をルーフサッシュ2の下面に重ね
合わせ、ビス8により接続し、ルーフサッシュ2の上部
に被着したサブシール5の車外側の下端と、ルーフサッ
シュ2に取付けたランチャンネル4の上部車外側の面に
一体に結合した中空シール部4bの車外側上面とを弾接
させると共に、前記中空シール部4bの上面中央にビス
8の先端により押圧される箇所の前後方向に1mm程度
の幅のスリット4eを設けたものである。それによっ
て、中空シール部4bの剛性が増大し、中空シール部4
bの車外側部分のサブシール5下面への押圧力が増大
し、両者の境界の隙間からの漏水量が激減すると共に、
スリット4eから中空シール部4b内に少量の水が侵入
したとしても、中空シール部4b内を水路としてセンタ
ーサッシュ3とそれに取付けたグラスラン5外面(取付
面)との間を通ってリヤドア1内を水が流れるため、室
内への水の侵入はない。
【0012】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態について、
図1及び図2、図6及び図7により説明すると、1はリ
ヤドア、2はルーフサッシュであって、次のように構成
される。2aはその水平部分であって、車外側の端には
下向きの鈎状部分2dを結合してある。2bは鉛直基底
部分であって、その上端車外側に水平部分2aを結合し
てある。2cは基底部分2bの下部車内側の面に突設し
た長方形状の突部分、2e,2fはそれぞれ基底部分2
bの下部車外側の面及び突部分2cの上面に形成したリ
テーナーである。
【0013】3はルーフサッシュ2に垂直に取付けたセ
ンターサッシュであって、次のように構成される。3a
は左右方向に平行な基柱部分、3bはその基柱部分3a
の車内側、車外側、前後にそれぞれ結合した脚部分であ
って、全体として断面略H字状に形成してある。3cは
L字状ブラケットであって、その鉛直辺は基柱部分3a
の上部前面に溶接してある。さらに、ルーフサッシュ2
とセンターサッシュ3とは、前者の水平部分2aの下面
に、後者に溶接したL字状のブラケット3cの水平辺の
上面を重ね合わせ、両者に開けた共通のビス孔にビス8
をねじ込み、接続してある。
【0014】ルーフサッシュ2に嵌着するランチャンネ
ル4について説明すると、4aはルーフ側基底部であっ
て、ルーフサッシュ2の車外側の面に形成したリテーナ
ー2eに取付けてある。4bは上昇したドアガラス7の
上端を受け入れ、弾接し、車内外をシールする断面略長
方形状の中空シール部であって、ルーフ側基底部4aの
上端部車外側の面に一体に結合してある。4cはルーフ
側基底部4aの車外側の面の下端に突設したシールリッ
プで、ドアガラス7の内面と弾接するものである。な
お、コーナー部には型成形部Kを接続している。また、
4eはその型成形部Kの中空シール部4bの上面中央に
入れた1mm程度の幅のスリットで、ビス8の先端によ
り押圧される箇所の前後方向に設けられている。
【0015】5はサブシールであって、断面略宀(うか
んむり)字状に形成し、ルーフサッシュ2の上部、鈎状
部分2dから水平部分2aを経て、鉛直基底部分2bの
上部に至る部分に被着してあり、車外側部分は、ランチ
ャンネル4の中空シール部4bの車外側部分と面一にし
た状態に上下に当接させてあり、上面にはサブリップ5
aを突設してある。6はセンターサッシュ3に嵌着した
略コの字状グラスランであって、上端はランチャンネル
4の型成形部Kに接続されていて、センター側基底部6
a開口端にドアガラス7の内外両面と弾接するリップ6
b,6bを突設したものである。
【0016】
【発明の効果】 スリット4の幅を1mm程度に小さく
してあるが、ねじ込まれたビス8の押圧を逃すのに十分
であり、しかも、スリット4eの幅を1mm程度に小さ
くしたため、中空シール部4bの剛性が増大し、中空シ
ール部4bの車外側部分のサブシール5下面への押圧力
が増大し、両者の境界Tからの漏水量が激減する。しか
も、スリット4eから中空シール部4b内に少量の水が
侵入したとしても、中空シール部4b内を水路としてセ
ンターサッシュ3とそれに取付けたグラスラン5外面
(取付面)との間を通ってリヤドア1内を水が流下する
ため、室内への水の侵入はない。さらに、中空シール部
4bの下面が、上昇したドアガラス7の上端で押圧され
ても、剛性が増したため、その車外側下部分Cが車内側
に引張られて、内側に落込むこともなく、外観が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車両の部分側面図である。
【図2】 ランチャネル、サブシールの取付構造を示す
図1のA部斜視図である。
【図3】 従来例を示す図2のB−B断面図である。
【図4】 図3のランチャンネルのスリットの形状を示
す斜視図である。
【図5】 従来例の、ドアガラスを閉じたときのランチ
ャンネルの中空シール部の車外側端部の落込みCを示す
図2のB−B断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態例を示す図2のB−B断
面図である。
【図7】 図6のランチャンネルのスリットの形状を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤドア 2 ルーフサッシュ 2a 水平部分 2b 基底部分 2c 突部分 2d 鈎状部分 2e リテーナー 2f リテーナー 3 センターサッシュ 3a 基柱部分 3b 脚部分 3c ブラケット 4 ランチャンネル 4a ルーフ側基底部 4b 中空シール部 4c シールリップ 4d スリット 4e スリット 5 サブシール 5a サブリップ 6 グラスラン 6a センター側基底部 6b リップ 7 ドアガラス 8 ビス 9 エプトシーラー C 車外側下部分 K 型成形部 Q 隙間 S 水の侵入路 T 境界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60J 10/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤドア(1)のセンターサッシュ
    (3)に垂直辺を溶接した逆L字状のブラケット(3
    c)の水平辺をルーフサッシュ(2)の下面に重ねビス
    (8)により接続し、ルーフサッシュ(2)の上部に被
    着したサブシール(5)の車外側の下端と、ルーフサッ
    シュ(2)に取付けたランチャンネル(4)の上部の中
    空シール部(4b)の車外側上面とを弾接させると共
    に、前記中空シール部(4b)の上面中央にビス(8)
    の先端により押圧される箇所の前後方向に1mm程度の
    のスリット(4e)を設けたことを特徴とする自動車
    のリヤドア用ランチャンネル。
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CN103587389A (zh) * 2013-11-26 2014-02-19 重庆长安汽车股份有限公司 一种车门窗框与车门内板的搭接结构
JP6491038B2 (ja) * 2015-05-19 2019-03-27 西川ゴム工業株式会社 車両用シール材

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