JP3008090U - 食品用包装容器 - Google Patents
食品用包装容器Info
- Publication number
- JP3008090U JP3008090U JP1994007834U JP783494U JP3008090U JP 3008090 U JP3008090 U JP 3008090U JP 1994007834 U JP1994007834 U JP 1994007834U JP 783494 U JP783494 U JP 783494U JP 3008090 U JP3008090 U JP 3008090U
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- JP
- Japan
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- bulging portion
- lid
- container
- packaging container
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発酵性食品の包装容器を提供する。
【構成】 発酵性食品を収容する容器本体2は蓋体3と
からなる包装容器1において、蓋体3に外方向への膨出
部4を形成し、この膨出部4に小孔5を貫通して形成し
てある。
からなる包装容器1において、蓋体3に外方向への膨出
部4を形成し、この膨出部4に小孔5を貫通して形成し
てある。
Description
【0001】
本考案は食品用包装容器に関し、特に、キムチや味噌等の発酵性を有する食品 の包装容器に関するものである。
【0002】
キムチや味噌等は、生きた食品と言われ、ガラスやプラスチック等の容器に収 容され、商品として展示、販売されている状態でも常に発酵している。 例えば、キムチは、動物タンパク質と唐辛子が発酵することで自然(天然)ア ミノ酸の美味みができ、その時にガスが発生する。従って、容器を完全密封して おくとその内部に発生した発酵性ガスが充満し、これが膨張して容器が破裂する 危険性がある。
【0003】
このような危険性を回避するために、従来の容器では容器本体と蓋体間に小さ な隙間を設けたり、あるいは蓋体に1mm以下のきわめて小さな孔を貫通して形 成し、容器本体内に発生したガスを自然に排出するような手段が採られている。
【0004】 しかし、キムチのように野菜以外に野菜から滲み出た液を一緒に入れている場 合には、容器本体と蓋体間の隙間からは液が漏れ出る恐れがあった。 また、蓋体の平面部にガス抜き用の小孔を形成した場合、液が蓋体内の平面部 に付着した時、毛細管現象により液が小孔から吸引され、外部にしみ出るもので あった。
【0005】 このように漏れ出たり、しみ出た液は、商品として販売する際、容器全体を包 装するフイルム内に溜まって商品価値をなくすものであった。 また、フイルムを剥がした後には冷蔵庫に保管されるが、液が容器の外面を汚 したり、他の食品に付着し、キムチの匂いが回りに移るものであった。
【0006】 本考案は、上記するように発酵性食品と液とを収容した容器の問題点に鑑み、 蓋体に形成した小孔から液が外部にしみ出ない包装容器を提供することを目的と するものである。
【0007】
上記の目的を達成するために本考案は、発酵性食品を収容する容器本体2と蓋 体3とからなる包装容器1において、蓋体3に外方向への膨出部4を形成し、こ の膨出部4に小孔5を貫通して形成したものである。
【0008】
以下、図面に従って本考案の一実施例を詳細に説明する。 図1、図2は本考案包装容器の一例を示すものであり、この包装容器1は、上 面を開口した方形箱形容器本体2と、開口部を覆うことのできる蓋体3とからな っているものであり、この容器本体1は従来使用されている容器を使用すること ができる。本考案においては、蓋体3の平面部に外方向への膨出部4を形成し、 この膨出部4の中央に小孔5を貫通して形成したことを特徴としている。 半円形状や円錐形状等の形状を有する膨出部4に形成した小孔5の径は、1m mあるいはそれ以下の大きさである。
【0009】 本考案は上記の構成であり、容器本体2内に、例えば、キムチのような発酵性 食品(図示せず)を入れ、蓋体3で密閉しておけば、容器本体2内には野菜から 液が自然に滲み出て容器本体2内に食品とともに収容されることになる。
【0010】 発酵性食品は、容器本体2内で常に発酵状態となり、ガスが発生するが、この ガスは膨出部4の小孔5を通して外部に排出されるため、容器本体2が膨張ガス で破裂することはない。
【0011】 また、小孔5は膨出部4の中央に形成してあるので、仮に、液が蓋体3の平面 部に付着してもこの膨出部4内に入ることがなく、液は小孔5から外部に流出す ることはない。仮に、液が膨出部4内に入り込んでも、斜面にそって流下するの で溜まることはなく、液が毛細管現象で小孔5から外部に流出することはない。
【0012】 上記の説明において容器本体2は、方形箱形の場合について説明したが、これ に限定されるものではなく、円筒状あるいは丸瓶状のものであってもよく、また 、包装容器1の素材としてはガラスやプラスチックが使用できる。 容器本体2に対して蓋体3は、単に、嵌め込み式に被せるようにしてあるが、 容器本体2が円筒状や丸瓶状の場合には、図3に示すように、容器本体2に対し て蓋体3をネジ込み式6にして蓋体3を密閉可能としてもよい。 また、図3に示すように、容器本体2は、いわゆる上げ底状態としておけば、 容器本体2の底面には空間7が形成されるので、包装容器1を陳列のために、あ るいは保管のために上下に積み重ねても下側の容器本体1の膨出部4が邪魔にな ることはない。
【0013】
以上に説明した本考案によれば、容器本体2を密閉可能な蓋体3の平面部には 、外方向への膨出部4を形成し、この膨出部4には小孔5を貫通して形成したこ とにより、液を有する発酵性食品を収容した時、発生したガスは小孔5から排出 可能であり、包装容器1が破裂することはない。 また、液が蓋体3の平面部に付着しても、液は膨出部5内に入ることがなく、 あるいは溜まることがないので、毛細管現象によって液が小孔5から流出するこ とはなくなるものである。
【図1】本考案包装容器の一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案包装容器の一実施例を示す中央縦断面図
である。
である。
【図3】本考案包装容器の他の例を示す中央縦断面図で
ある。
ある。
1 包装容器 2 容器本体 3 蓋体 4 膨出部 5 小孔 6 ネジ込み 7 空間
Claims (3)
- 【請求項1】 発酵性食品を収容する容器本体2と蓋体
3とからなる包装容器1において、蓋体3に外方向への
膨出部4を形成し、この膨出部4に小孔5を貫通して形
成して成ることを特徴とする食品用包装容器。 - 【請求項2】 膨出部4は半円形状であることを特徴と
する請求項1に記載する食品用包装容器。 - 【請求項3】 膨出部4は円錐形状であることを特徴と
する請求項1に記載する食品用包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007834U JP3008090U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 食品用包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007834U JP3008090U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 食品用包装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3008090U true JP3008090U (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=43143928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007834U Expired - Lifetime JP3008090U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 食品用包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008090U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016216091A (ja) * | 2015-05-20 | 2016-12-22 | 株式会社カナオカ | 氷用包装容器 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP1994007834U patent/JP3008090U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016216091A (ja) * | 2015-05-20 | 2016-12-22 | 株式会社カナオカ | 氷用包装容器 |
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