JP3005903B2 - テレビジョンチューナの入力同調回路 - Google Patents

テレビジョンチューナの入力同調回路

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JP3005903B2 JP1299618A JP29961889A JP3005903B2 JP 3005903 B2 JP3005903 B2 JP 3005903B2 JP 1299618 A JP1299618 A JP 1299618A JP 29961889 A JP29961889 A JP 29961889A JP 3005903 B2 JP3005903 B2 JP 3005903B2
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正教 鈴木
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哲也 尾崎
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テレビジョンチューナの入力同調回路に関
するものである。
(従来の技術) 近年、テレビ,家庭用VTRは、大型画面化,ハイバン
ド化等により高画質化が進み、また、都市型ケーブルテ
レビによるテレビジョンのチャンネル数が増大してい
る。このためテレビジョンチューナは、より高い妨害排
除能力が求められている。
従来、この種のテレビジョンチューナは、第5図に示
すような構成であった。第5図において、1は入力結合
用インダクタンス素子、2は同調用インダクタンス素
子、3は同調用バラクタダイオード、4はテレビジョン
チューナアンテナ入力端子、5はRF増幅回路である。
以上のように構成された従来のテレビジョンチューナ
の入力同調回路について、以下との動作を説明する。
アンテナ等から出力されたテレビジョンRF信号は、第
5図に示すテレビジョンチューナアンテナ入力端子4に
入力された後、入力結合用インダクタンス素子1の一端
に入力される。入力結合用インダクタンス素子1の他端
より出力されるRF信号は、同調用インダクタンス素子2
と同調用バラクタダイオード3とにより構成される同調
回路に入力され、受信チャンネルの信号が選択され、次
段のRF増幅回路5により増幅される。その後に、受信チ
ャンネル用周波数の局部発振との混合により中間周波数
に変換されテレビジョンチューナより出力される。
この動作において、入力結合用インダクタンス素子1
は、インピーダンスの低いテレビジョンチューナアンテ
ナ入力端子4と、同調用インダクタンス素子2および同
調用バラクタダイオード3により構成されるインピーダ
ンスの高い同調回路との接続を行なうインピーダンスマ
ッチングの働きを持っている。
(発明が解決しようとする課題) このような従来の構成では、テレビジョンチューナの
入力回路における妨害排除能力は、入力同調回路の選択
度特性による決定される。このため、妨害排除能力を向
上させるためには、入力同調回路のQを上げる以外には
なく、伝達損失を増大させることなくQを上げるために
は、同調用バラクタダイオード3の抵抗分低減等の限度
のあるものであり困難となっていた。このため、このよ
うな従来の構成により入力同調回路では、妨害排除能力
を向上させることが困難であるという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するもので、受信
チャンネル周波数帯域より高い周波数帯域において、よ
り高い妨害排除能力を持つテレビジョンチューナ入力同
調回路を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために本発明のテレビジョンチュ
ーナの入力同調回路は、テレビジョン信号が入力される
インピーダンスの低い入力端子と、この入力端子に一端
が接続された1個の入力結合用インダクタンス素子と、
この入力結合用インダクタンス素子の他端とアースとの
間に直接接続されるとともに、同調用インダクタンス素
子と同調用バラクタダイオードが並列接続された前記入
力端子よりインピーダンスの高い同調回路と、この同調
回路の出力が入力インピーダンスの高い高周波増幅回路
に接続される出力端子とから構成される入力同調回路に
おいて、 前記入力結合用インダクタンス素子によって前記入力
端子のインピーダンスを前記同調回路のインピーダンス
に整合させるとともに、前記入力結合用インダクタンス
素子と並列にコンデンサを接続し、前記入力結合用イン
ダクタンス素子と前記コンデンサとの並列接続によって
形成される***振回路の***振点を前記入力端子に入力
されるテレビジョン信号より高い周波数に設定したもの
である。
(作 用) この構成により、1個の入力結合用インダクタンス素
子と並列に入力結合用コンデンサを接続することにより
***振回路を形成し、この***振回路の***振点を受信
チャンネルより高い周波数帯域に設定しているので、高
域の選択度特性を向上させることができる。よって、受
信チャンネルより高い周波数帯域において、より高い妨
害排除能力を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本発明の一実施例によるテレビジョンチュ
ーナの入力同調回路であり、第1図において、1は入力
結合用インダクタンス素子、2は同調用インダクタンス
素子、3は同調用バラクタダイオード、4はテレビジョ
ンチューナアンテナ入力端子、5はRF増幅回路、6は入
力結合用コンデンサである。
以上のように構成されたテレビジョンチューナの入力
同調回路について以下その動作を説明する。
アンテナ等より出力されたテレビジョンのRF信号は、
テレビジョンチューナアンテナ入力端子4に入力された
後、入力結合用インダクタンス素子1と入力結合用コン
デンサ6とにより構成される***振回路の一端に入力さ
れる。この***振回路の他端より出力されたRF信号は、
同調用インダクタンス素子2と同調用バラクタダイオー
ド3とにより構成される同調回路に入力され、受信チャ
ンネルのRF信号が選択され、次段のRF増幅回路により増
幅される。その後、受信チャンネル用周波数の局部発振
との混合により中間周波数に変換されテレビジョンチュ
ーナより出力される。
次に、入力結合用インダクタンス素子1と入力結合用
コンデンサ6とにより構成される***振回路の動作を第
3図を参照しながら更に詳しく説明する。
第3図は、入力結合用インダクタンス素子1のみの場
合における両端のインピーダンス特性、および入力結合
用インダクタンス素子1と入力結合用コンデンサ6とに
より構成された場合における***振回路両端のインピー
ダンス特性を示す図である。第3図において、8は入力
結合用インダクタンス素子1のみの場合における両端の
インピーダンス特性、9は入力結合用インダクタンス素
子1と入力結合用コンデンサ6とにより構成された場合
における***振回路両端のインピーダンス特性、10はこ
の***振回路の共振周波数、11は受信チャンネル周波数
帯域である。
まず、受信チャンネル周波数帯域およびそれ以下の周
波数帯域においての動作を説明する。この***振回路の
共振周波数10が受信チャンネル周波数帯域11より高い周
波数に設定されるため、この***振回路両端のインピー
ダンス特性は、第3図の9に示すごとくインダクタンス
成分となる。ここで入力結合用インダクタンス素子1の
みの場合における両端のインピーダンス特性8と比較す
るとほぼ同等のインダクタンス成分であることがわか
る。このため入力結合インダクタンス素子1のみで構成
される第5図の従来例とほぼ同等のインピーダンス特性
となり、受信チャンネル周波数帯域およびそれ以下の周
波数帯域においては、従来例とほぼ同等のインピーダン
スマッチングの動作を得られることがわかる。
次に、受信チャンネル周波数帯域より高い周波数帯域
においての動作を説明する。第3図に示すようにこの反
共振回路の両端のインピーダンス特性9は、共振周波数
10の近辺においてインピーダンスが増大する。この***
振は、テレビジョンチューナアンテナ入力端子4と同調
用インダクタンス素子2と同調用バラクタダイオードと
の間に直列に接続されるため共振周波数10の近辺におけ
るテレビジョンRF信号の通過を阻止するように動作す
る。このため、受信チャンネル周波数帯域より高い周波
数帯域の選択度特性が向上し、より高い妨害排除能力を
得ることができる。
つまり、入力結合用インダクタンス素子1と入力結合
用コンデンサ6により構成される***振回路は、受信チ
ャンネル周波数帯域以下においては従来例とほぼ同等の
動作を行ない、受信チャンネル周波数帯域より高い周波
数帯域においてはRF信号の通過を阻止する動作を行なう
ものである。
第2図に他の実施例を示す。第2図において、テレビ
ジョンチューナアンテナ入力端子4と入力結合用インダ
クタンス素子1および入力結合用コンデンサ6との間に
ハイパスフィルタ等の入力フィルタ回路7を付加し、ま
た、RF増幅回路5の増幅素子としてMOS型FETを使用した
点が前記の実施例とは異なる。第4図に、第2図の実施
例のテレビジョンチューナ入力同調回路による選択度特
性を示す。11は受信チャンネル周波数帯域、12は従来回
路による選択度特性、13は第2図の実施例による選択度
特性である。第2図の実施例による選択度特性13は、従
来回路による選択度特性12と比較し、受信チャンネル周
波数帯域より高い周波数帯域において優れており、より
高い妨害排除能力が得られることがわかる。
以上のように本実施例によれば、入力結合用インダク
タンス素子1に入力結合用コンデンサ6を並列に接続す
ることにより、受信チャンネル周波数帯域より高い周波
数帯域において、より高い妨害排除能力を得るテレビジ
ョンチューナの入力同調回路を実現することができる。
また、実施例の1つとして第1図,第2図の入力結合
用インダクタンス素子1にフェライト素子の線材を巻き
付けたインダクタンス素子あるいはフェライトを積層し
たチップインダクタンス素子等を使用し、これらの自己
***振に利用することにより入力結合用コンデンサ6を
接続することなく、等価的に本発明と同等とし、同等の
動作を得ることができる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、1個の入力結合用イン
ダクタンス素子でインピーダンスの低い入力端子とイン
ピーダンスの高い同調回路とのインピーダンス整合を行
うことができる。
また、この入力結合用インダクタンス素子と並列にコ
ンデンサを接続することにより、前記入力結合用インダ
クタンス素子をインピーダンス整合と***振回路とに共
用化することができる。そしてこの***振回路の***振
点を受信チャンネルより高い周波数帯域に設定している
ので、高域の選択度特性を向上させる事ができる。よっ
て、受信チャンネルより高い周波数帯域において、より
高い妨害排除能力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるテレビジョンチューナ
の入力同調回路を示す図、第2図は本発明の他の実施例
によるテレビジョンチューナ入力同調回路を示す図、第
3図はインダクタンス素子両端のインピーダンス特性お
よびインダクタンス素子とコンデンサによる***振回路
の両端のインピーダンス特性を示す図、第4図は第2図
の実施例および従来例の選択度特性を示す図、第5図は
従来例によるテレビジョンチューナの入力同調回路を示
す図である。 1……入力結合用インダクタンス素子、2……同調用イ
ンダクタンス素子、3……同調用バラクタダイオード、
4……テレビジョンチューナアンテナ入力端子、5……
RF増幅回路、6……入力結合用コンデンサ、7……入力
フィルタ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩瀬 彰男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−162430(JP,A) 特開 平1−238321(JP,A) 特開 昭61−48224(JP,A) 特開 昭64−47010(JP,A) 実開 昭52−13716(JP,U) 実開 昭48−71716(JP,U) 実公 昭48−42481(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 3/00 - 5/32 H04B 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号が入力されるインピーダ
    ンスの低い入力端子と、この入力端子に一端が接続され
    た1個の入力結合用インダクタンス素子と、この入力結
    合用インダクタンス素子の他端とアースとの間に直接接
    続されるとともに、同調用インダクタンス素子と同調用
    バラクタダイオードが並列接続された前記入力端子より
    インピーダンスの高い同調回路と、この同調回路の出力
    が入力インピーダンスの高い高周波増幅回路に接続され
    る出力端子とから構成される入力同調回路において、 前記入力結合用インダクタンス素子によって前記入力端
    子のインピーダンスを前記同調回路のインピーダンスに
    整合させるとともに、前記入力結合用インダクタンス素
    子と並列にコンデンサを接続し、前記入力結合用インダ
    クタンス素子と前記コンデンサとの並列接続によって形
    成される***振回路の***振点を前記入力端子に入力さ
    れるテレビジョン信号より高い周波数に設定したことを
    特徴とするテレビジョンチューナの入力同調回路。
  2. 【請求項2】入力端子と***振回路との間にバイパスフ
    ィルタが挿入されたことを特徴とする請求項(1)記載
    のテレビジョンチューナの入力同調回路。
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