JP3004419U - 発泡合成樹脂製容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は発泡合成樹脂製容器に関するもので、
この種の容器は密封することが第１の目的であるため
に、開蓋するための構成が疎かになっていたものであ
る。本考案は、これを解決するために開発したもので、
成形の容易な且つ開蓋が簡単にでき、更に、従来の容器
の目的は十分に果たす製品を提供することを目的とした
ものである。 【構成】容器本体２と蓋体３とが無理嵌め状態で嵌合し
ている容器１の容器本体２の四隅の上面に切欠き部４・
・を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は発泡合成樹脂製容器、特に密封性を重視されている容器に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来において、無理嵌めをしている発泡合成樹脂製容器において、これを開蓋 する場合、なかなか困難な場合が多く、無理に開けようとすると、破損の恐れが あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

以上のように、この種の容器は密封することが第１の目的であるために、開蓋 するための構成が疎かになっていたものである。

【０００４】 本考案は、これを解決するために開発したもので、簡単な構成で、製作の容易 な且つ又、成形方法も従来と何ら変更なく製作できる製品を提供することを目的 としたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

次に本考案について説明する。 容器本体と蓋体とが無理嵌め状態で嵌合している容器の容器本体の四隅の上面 に切欠き部を設けたものである。

【０００６】

【作用】

本考案は前述のように、成形方法は従来通りの成形方法でできるものであり、 且つ、開蓋は容器本体に設けた切欠き部に指を入れて持ち上げれば、容易に蓋を 開けることができるものであり、更に、密封性は従来通り良好な容器である。

【０００７】

【実施例】

次に本考案の実施例について説明する。

【０００８】 容器本体２と蓋体３とが無理嵌め状態で嵌合している容器１の容器本体２の四 隅の上面に切欠き部４・・を設けたものである。

【０００９】 図１は本考案の一実施例を示す斜視図であるが、容器本体２の四隅の上面に三 角形状の切欠き部４・・を設けたものである。

【００１０】 この切欠き部４・・の形状は図３に示すように種々の形状が考えられるもので あり、又、蓋体３の四隅の下面に切欠き部を設けても使用ができるが、強度的な 観点から見て好ましくなく、好ましくは容器本体２側に設けることであり、指先 が入り得る切欠き部４であれば、図１に示すような形状が製作上からいっても好 ましい形状である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上のように、成形方法は従来通りの成形方法で出来るものであり、 且つ、開蓋は容器本体に設けた切欠き部に指を入れて持ち上げれば、容易に蓋を 開けることができるものであり、更に、密封性は従来通り良好な容器を提供出来 るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案の第１の実施例を示す斜視図。

【図２】図２は本考案の容器本体と蓋体との嵌合を示す
断面図。

【図３】図３は本考案の切欠き部の種々の実施例を示す
断面図で、（Ａ）第２の実施例を示し、（Ｂ）は第３の
実施例を、（Ｃ）は第４の実施例を示す。

【符号の説明】

１・・・容器 ２・・・容器本体 ３・・・蓋体 ４・・・切欠き部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】容器本体と蓋体とが無理嵌め状態で嵌合し
   ている容器の容器本体の四隅の上面に切欠き部を設けた
   ことを特徴とする発泡合成樹脂製容器。