JP3003520U - 隠し表示付き合成樹脂製キャップ - Google Patents

隠し表示付き合成樹脂製キャップ

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JP3003520U
JP3003520U JP1994004509U JP450994U JP3003520U JP 3003520 U JP3003520 U JP 3003520U JP 1994004509 U JP1994004509 U JP 1994004509U JP 450994 U JP450994 U JP 450994U JP 3003520 U JP3003520 U JP 3003520U
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liner
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cap
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JP1994004509U
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雅治 今井
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PRECISION SHIBAZAKI CO., LTD.
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PRECISION SHIBAZAKI CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライナーに隠し表示を施した合成樹脂製キャ
ップにおいてライナーが透明ないし半透明であっても、
キャップ本体からライナーの表示部の領域を剥してその
表示を明瞭に判別することのできるキャップの提供を目
的としている。 【構成】 ライナー5に表示部16を設けるとともに、
該表示部とそれ以外の部分である非表示部との光沢を変
えたことを特徴とする隠し表示付き合成樹脂製キャップ
1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、懸賞用などに使用される隠し表示機能を有する合成樹脂製キャップ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のキャップとしては、特公平4−31948号公報に記載された キャップや実開平3−90856号公報に記載されたキャップが提案されている 。前者の特公平4−31948号公報に記載されたキャップは、合成樹脂製のキ ャップ本体の天板部内面に表示突起又は凹部が形成され、キャップ本体の内面に 設けられたライナーにその表示が転写され、それによって懸賞等の表示を行うよ うにしている。
【0003】 また、実開平3−90856号公報に記載の隠し表示付きキャップは、キャッ プ本体の天板部内面に配設された合成樹脂製ライナーの、天板部に対して反対側 の面に、凹形または凸形によって表示を形成してなるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来のキャップには次のような問題があった。 前記従来のキャップのうち、実開平3−90856号公報に記載のものは、例 えばキャップ本体を白色とし、ライナー材を薄く着色した透明ないし半透明とし て構成した場合、キャップ本体にライナー材が密着している状態では表示の判別 は容易で見やすいが、キャップ本体からライナー材の表示部を引き剥した場合に は、ライナー材に凹形又は凸形の表示がなされていても、ライナー材が薄く着色 された透明ないし半透明であるために、引剥したライナー材の表示は見え難く、 判別が困難である。
【0005】 また、特公平4−31948号公報に記載されたキャップは、キャップ本体に ライナーが設けられている時には表示が見えず、ライナーを剥した時に表示が判 別できるので、懸賞用として好ましい面もあるが、この場合においてもライナー 材が薄く着色された透明ないし半透明であると、引剥したライナー材の表示が見 え難く、判別が困難である。 要するに、従来のこの種のキャップにおける表示は、ライナー材に突起又は凹 部からなる表示を設けたに過ぎず、ライナーが透明ないし半透明である場合には 引き剥し部分の表示の判別が困難であった。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ライナーに隠し表示を施した合成 樹脂製キャップにおいてライナーが透明ないし半透明であっても、キャップ本体 からライナーの表示部の領域を剥してその表示を明瞭に判別することのできるキ ャップの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1の態様は、天板部とその周縁から垂下する筒部を有するキャップ 本体と、該天板部内面に配設された合成樹脂製の透明ないし半透明のライナーと を具備する合成樹脂製キャップにおいて、前記ライナーに表示部を設けるととも に、該表示部とそれ以外の部分である非表示部との光沢を変えた隠し表示付き合 成樹脂製キャップである。 好適な実施態様では、ライナーの表示部が梨地に仕上げられ、非表示部が平滑 に仕上げられるか、或いはライナーの表示部が平滑に仕上げられ、非表示部が梨 地に仕上げられる。
【0008】 本考案の第2の態様は、ライナーの天板部側の面に、突起と凹部のいずれか一 方又は両方からなる表示部を設けるとともに、該表示部とそれ以外の部分である 非表示部との光沢を変えてなり、且つ該表示部が形成されている領域は天板部内 面と該ライナーとが非接着ないし半接着状態であることを特徴とする隠し表示付 き合成樹脂製キャップである。 好適な実施態様では、ライナーの表示部が梨地に仕上げられ、非表示部が平滑 に仕上げられるか、或いはライナーの表示部が平滑に仕上げられ、非表示部が梨 地に仕上げられる。
【0009】 本考案の第3の態様は、ライナーの天板部と反対側の面に、突起と凹部のいず れか一方又は両方からなる表示部を設けるとともに、該表示部とそれ以外の部分 である非表示部との光沢を変えてなることを特徴とする隠し表示付き合成樹脂製 キャップである。 好適な実施態様では、ライナーの表示部が梨地に仕上げられ、非表示部が平滑 に仕上げられるか、或いはライナーの表示部が平滑に仕上げられ、非表示部が梨 地に仕上げられる。
【0010】
【作用】
本考案の隠し表示付き合成樹脂製キャップは、ライナーに表示部を設けるとと もに、該表示部とそれ以外の部分である非表示部との光沢を変えたものなので、 ライナーの表示部が肉眼で容易に識別でき、ライナーが透明ないし半透明であっ ても、キャップ本体からライナーの表示部の領域を剥してその表示を明瞭に判別 することができる。
【0011】
【実施例】
図1ないし図3は本考案の第1実施例を示すものであり、図中符号1は隠し表 示付きキャップ(以下、キャップという)である。このキャップ1は、天板部2 とその周縁から垂下した筒部3とからなるキャップ本体4と、天板部2内面に配 設されたライナー5とを備えて構成されている。このキャップ本体4はポリプロ ピレンなどの合成樹脂材料からなっており、またライナー5はそれよりも弾力性 のある合成樹脂材料からなっている。なお、一般にキャップ本体4は白色が主で あり、ライナー5は無色か或いは薄く着色された透明ないし半透明のものが主に 用いられている。
【0012】 キャップ本体4の筒部3内壁にはネジ部6が形成され、また筒部3の下部は、 細い多数のブリッジ7を残してスコア8によってキャップ本体4から区画された ピルファープルーフリング部9(以下、PPリング部という)が形成されている 。このPPリング部9の内周壁面には、このキャップ1を容器口部にネジ嵌合し た際にその容器口部のネジ部下方に設けられた係合突起に係合する複数のウイン グ10とビード11とが設けられている。
【0013】 ライナー5には、図2に示すように、このライナー5を中央の剥し部12とそ の周囲の固定部13とに区画するとともに、ライナー5の中心に設けられたつま み部14にかけて延びる弱化線15が形成されている。そして、ライナー5の剥 し部12には、天板部2内面と接する面側に、突起と凹部の一方又は両方からな るとともに、梨地で仕上げられた文字(図2及び図3では「当り」の文字)から なる表示部16が形成されている。この表示部16以外の面である非表示部17 は平滑(光沢仕上げや鏡面仕上げを含む)に仕上げられている。ここで言う梨地 とは、ライナーの表面に微細な凹凸模様を与えることにより、表面の乱反射性を 高めて艶を消した地肌のことである。
【0014】 図3は、図2に示すライナー5のつまみ部14を引張り、弱化線15に沿って 剥し部12を引き剥し、その表示部16のある側を示すものであり、表示部16 と非表示部17との光沢が異るために、例えライナー5が透明ないし半透明の材 料であっても、表示部16の文字は見えやすく、明瞭に判別が可能である。
【0015】 なお、この表示部16を形成する方法は特に限定されることなく、例えばキャ ップ本体の天板部内面に形成すべき表示部に対応する凹凸を形成してライナー5 に転写する方法、天板部内面とライナー5との間に表示フィルムを介在させる方 法、あるいは表示部16をライナー5の外面側に形成する場合には、ライナー形 成用の金型に表示部16に対応する表示を設けておく方法など種々の方法が適用 可能である。
【0016】 図4及び図5は本考案の第2実施例を示すものであり、このキャップ20は先 の第1実施例によるキャップ1とほぼ同様の構成要素を備えて構成されており、 同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。 この実施例によるキャップ20は、ライナー5の剥し部21を略扇形として形 成したことを特徴としている。すなわち、この実施例では、弱化線22をつまみ 部14から周縁にかけて扇状に設け、その内側の剥し部21の天板部2内面と接 する面側に、突起と凹部の一方又は両方からなるとともに、梨地で仕上げられた 文字(図4及び図5では「当り」の文字)からなる表示部23が形成されている 。この表示部23以外の面である非表示部24は平滑に仕上げられている。
【0017】 この実施例によるキャップ20は、ライナー5の剥し部21に設けた表示部2 3と、それ以外の部分である非表示部24との光沢が異るように構成したことに より、先の実施例のキャップ1と同様に、例えライナー5が透明ないし半透明の 材料であっても表示部23の文字が見えやすくなり、明瞭な判別が可能となる、 などの効果が得られる。
【0018】 図6及び図7は本考案の第3実施例を示す図である。この実施例のキャップ3 0は、前記第2実施例のキャップ20とほぼ同様の構成要素を備えており、同一 の構成要素には同一符号を付してある。 先の第2実施例のキャップ20は、表示部23を梨地で仕上げられた文字とし たが、この実施例のキャップ30は、表示部31を梨地で仕上げられた数字(図 6及び図7では「3.5」の数字)としたものである。この実施例のキャップ3 0は、前記第2実施例と同様の効果が得られる。
【0019】 なお、上記各実施例においては、ライナーの天板部内面と接する面側に、突起 と凹部の一方又は両方からなる表示部を形成したが、本考案はこれに限定される ことなく、ライナーの天板部内面と接する面の反対側の面、すなわちライナーの 外面側に、突起と凹部の一方又は両方からなる表示部を設けて構成しても良い。 また、上記各実施例では、表示部を梨地に仕上げ、非表示部を平滑に仕上げた 構成としたが、その逆に表示部を平滑とし、非表示部を梨地に仕上げて構成して も良い。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の隠し表示付き合成樹脂製キャップは、ライナー に表示部を設けるとともに、該表示部とそれ以外の部分である非表示部との光沢 を変えたものなので、ライナーの表示部が肉眼で容易に識別でき、ライナーが透 明ないし半透明であっても、キャップ本体からライナーの表示部の領域を剥して その表示を明瞭に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の第1実施例を示すキャップの一
部断面視した正面図である。
【図2】図2は同じキャップの底面図である。
【図3】図3は図2に示すキャップの剥し部を剥した状
態を示す図である。
【図4】図4は本考案の第2実施例を示すキャップの底
面図である。
【図5】図5は図4に示すキャップの剥し部を剥した状
態を示す図である。
【図6】図6は本考案の第3実施例を示すキャップの底
面図である。
【図7】図7は図6に示すキャップの剥し部を剥した状
態を示す図である。
【符号の説明】
1,20,30……キャップ、2……天板部、3……筒
部、4……キャップ本体、5……ライナー、6……ネジ
部、7……ブリッジ、8……スコア、9……PPリング
部、10……ウイング、11……ビード、12……剥し
部、13……固定部、14……つまみ部、15……弱化
線、16……表示部、17……非表示部。

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板部とその周縁から垂下する筒部を有
    するキャップ本体と、該天板部内面に配設された合成樹
    脂製の透明ないし半透明のライナーとを具備する合成樹
    脂製キャップにおいて、前記ライナーに表示部を設ける
    とともに、該表示部とそれ以外の部分である非表示部と
    の光沢を変えてなることを特徴とする隠し表示付き合成
    樹脂製キャップ。
  2. 【請求項2】 ライナーの表示部が梨地に仕上げられ、
    非表示部が平滑に仕上げられたことを特徴とする請求項
    1記載の隠し表示付き合成樹脂製キャップ。
  3. 【請求項3】 ライナーの表示部が平滑に仕上げられ、
    非表示部が梨地に仕上げられたことを特徴とする請求項
    1記載の隠し表示付き合成樹脂製キャップ。
  4. 【請求項4】 天板部とその周縁から垂下する筒部を有
    するキャップ本体と、該天板部内面に配設された合成樹
    脂製の透明ないし半透明のライナーとを具備する合成樹
    脂製キャップにおいて、前記ライナーの天板部側の面
    に、突起と凹部のいずれか一方又は両方からなる表示部
    を設けるとともに、該表示部とそれ以外の部分である非
    表示部との光沢を変えてなり、且つ該表示部が形成され
    ている領域は天板部内面と該ライナーとが非接着ないし
    半接着状態であることを特徴とする隠し表示付き合成樹
    脂製キャップ。
  5. 【請求項5】 ライナーの表示部が梨地に仕上げられ、
    非表示部が平滑に仕上げられたことを特徴とする請求項
    4記載の隠し表示付き合成樹脂製キャップ。
  6. 【請求項6】 ライナーの表示部が平滑に仕上げられ、
    非表示部が梨地に仕上げられたことを特徴とする請求項
    4記載の隠し表示付き合成樹脂製キャップ。
  7. 【請求項7】 天板部とその周縁から垂下する筒部を有
    するキャップ本体と、該天板部内面に配設された合成樹
    脂製の透明ないし半透明のライナーとを具備する合成樹
    脂製キャップにおいて、前記ライナーの天板部と反対側
    の面に、突起と凹部のいずれか一方又は両方からなる表
    示部を設けるとともに、該表示部とそれ以外の部分であ
    る非表示部との光沢を変えてなることを特徴とする隠し
    表示付き合成樹脂製キャップ。
  8. 【請求項8】 ライナーの表示部が梨地に仕上げられ、
    非表示部が平滑に仕上げられたことを特徴とする請求項
    7記載の隠し表示付き合成樹脂製キャップ。
  9. 【請求項9】 ライナーの表示部が平滑に仕上げられ、
    非表示部が梨地に仕上げられたことを特徴とする請求項
    7記載の隠し表示付き合成樹脂製キャップ。
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