JP3003104U - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP3003104U
JP3003104U JP1994005288U JP528894U JP3003104U JP 3003104 U JP3003104 U JP 3003104U JP 1994005288 U JP1994005288 U JP 1994005288U JP 528894 U JP528894 U JP 528894U JP 3003104 U JP3003104 U JP 3003104U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
upper limit
limit temperature
cooking
set upper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994005288U
Other languages
English (en)
Inventor
克巳 伊藤
Original Assignee
パロマ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パロマ工業株式会社 filed Critical パロマ工業株式会社
Priority to JP1994005288U priority Critical patent/JP3003104U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3003104U publication Critical patent/JP3003104U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】テーブルコンロ等の加熱調理器において、天ぷ
ら火災等を引き起こす過熱を防止し、高温調理と低温調
理とを繁雑に行なう際の使用勝手を向上すると共に、温
度検出部等重要部を異常過熱から保護する。 【構成】燃焼コントローラ7は、バーナ本体4に設けた
バーナヘッド3の中央部のサーミスタ2が調理鍋1に当
接されて検出する鍋底温度を、高温調理か低温調理かに
よって上限温度切替部10で選択された上限温度を基に
して監視し、上限温度以上か否かによって燃焼停止か継
続かの制御をし、低温の上限温度では上限温度を越える
とブザー9を鳴動して過熱を報知すると共に、高温の上
限温度に変更を促し、高温の上限温度では発光ダイオー
ド8を点灯して報知し、高温の上限温度の選択から一定
時間経過後に低温の上限温度へ自動復帰し、復帰する前
にはブザー9を鳴動して高温の上限温度を継続するか否
かの再選択を促す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テーブルコンロ等の加熱調理器に関し、詳しくは調理物の鍋底温度 を検出し、所定温度以上となることを防ぐための過熱防止機能を有する加熱調理 器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、調理物の鍋底温度をサーミスタによって検出し、その検出温度が所 定温度以上であるには、天ぷら火災等を防止するために燃焼を停止したり、ある いは調理物の焦げ付きを防止するために火力を弱めて温度調節をする加熱調理器 が知られている。 例えば、テーブルコンロでは、バーナに温度検出するサーミスタを設け、この サーミスタにより、調理鍋の鍋底温度を検出し、検出温度が設定上限温度以上か 否かをコントローラで判定し、その判定結果から、ガス通路の開閉を制御する。 また、調理物に応じて上限温度の選択切替えができるものもある。
【0003】 図4に従来の加熱調理器の検出温度範囲を示す。 図中にあるSTの特性は、点火直後のサーミスタの検出温度の推移を示してい る。また、斜線部は加熱調理器の燃焼を継続できる低温の上限温度H0℃での許 容温度範囲を表している。また、点線部は高温の上限温度H1℃を表している。 つまり、過熱が予想される温度限界として低温の上限温度H0℃を250℃に設 定してあるが、高温調理を行ないたい場合には高温の上限温度H1℃を選択切替 えすることができる。この選択されている上限温度を検出温度STが越えた場合 に燃焼を停止する。
【0004】 天ぷら火災等を引起こす過熱を防止するためには、低温の上限温度H0℃を2 50℃程度に設定することが望ましい。他方、調理温度については、調理物に応 じて様々な温度で調理が行なわれる。 例えば、野菜炒め等の水分の多い炒めもの、煮物、湯沸し、天ぷら等は、25 0℃以下の温度で調理(以下、低温調理と呼ぶ)をすれば、焦げつき、空焚き、 天ぷら油の発火等を防止する上で都合が良い。 また逆に、250℃以上の高温度(以下、高温調理と呼ぶ)が必要な調理物も ある。 例えば、ウインナー炒め等の含水量の少ない炒めもの、または焼き魚および焼 肉等の焼き網を使用する調理物等では、250℃以上の高温が必要なため、設定 温度を250℃にしておいたのでは調理途中で消火し、不便なものとなってしま う。 かといって、250℃以上の高温調理を可能にするために、天ぷら火災等を防 止する目的の上限温度を、一律に、むやみに高く設定することもできない。
【0005】 よって、高温調理の必要な調理物の場合には、上限温度の切り替えができるよ うにしている。例えば、低温の上限温度選択ボタンには「煮もの・油もの」の表 示をし、高温の上限温度選択ボタンには「焼きもの」の表示をして、調理物に応 じて上限温度の選択を、使用者によってでも容易にできるようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の加熱調理器においては、上限温度の切り替えが使用勝手 上の不都合を生じる場合があった。 例えば、点火直後から低温の上限温度H0℃に設定されている状態で高温調理 (例えばウインナー等の炒めもの)を行なうと、検出温度STが上限温度H0℃ にまで達して燃焼停止してしまうことになり、燃焼停止後に改めて点火をやり直 し、高温の上限温度H1℃に設定した後に高温調理を行なう必要があった。
【0007】 また、使用者が調理物に応じた上限温度を適正に選択しない場合には、本来の 目的である過熱防止を調理物に応じて的確に行なうことができない問題があった 。 例えば、使用者が高温の上限温度選択ボタン「焼きもの」を押して上限温度を 高温側に切り替え後(H0℃→H1℃)、そのまま、天ぷら調理に移った場合に は「煮もの・油もの」の低温の上限温度選択ボタンを再度押さない限り、天ぷら 火災を防止することができない。 また、実際の調理においては、高温度の調理と低温度の調理とを交互に調理す ることが繁雑にあり、低温の上限温度H0℃に戻すことを忘れる場合もあった。 また、高温調理から低温調理に移る度に、低温の上限温度H0℃に戻す操作その ものが煩わしいこととなっていた。 更に、高温調理の直後にすぐさま低温の上限温度H0℃を選択すると、検出温 度STがまだ低下しないまま上限温度だけが低温の上限温度H0℃となってしま い、直ちに過熱と判断して燃焼停止となり、使用勝手上の不都合が生じた。
【0008】 あるいは、こうした使用勝手上の不都合を解消するために、上限温度を切り替 える方式を採用せずに、上限温度による過熱制御を選択的に解除する方式も提案 されている。例えば、特公平5−81804号公報に開示されている加熱調理器 では、高温調理の場合に、所定の操作指令によって一定時間だけ過熱制御を解除 している。しかし、過熱制御を一定時間にしろ解除することは、過熱によって無 制限レベルまで温度上昇しても燃焼停止とならないことになり、サーミスタ等の 温度検出部も過熱状態から保護できなくなる懸念があった。つまり、温度検出部 が壊れたまま使用すると本来の過熱防止を果たせないことになってしまう。 従って、本考案の加熱調理器は上記課題を解決し、過熱防止と使用勝手の向上 との両立を図ると共に、温度検出部を高温度から保護することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案の加熱調理器は、 調理物の加熱温度を検出する温度検出手段と、 上記温度検出部で検出された検出温度STが設定上限温度H0℃以上であるか 否かを監視する上限温度監視手段と、 上記検出温度STが上記設定上限温度H0℃以上と判断された場合には、加熱 を停止または加熱量を減少する加熱制御手段とを備えた加熱調理器において、 所定の操作指令によって、上記設定上限温度H0℃を上記設定上限温度H0℃ より高い設定上限温度H1℃へ一時的に切り替える上限温度切替手段を備えたこ とを要旨とする。
【0010】 また、第2の考案は、上記第1の考案の加熱調理器において、 上記設定上限温度H0℃が上記設定上限温度H1℃へ切り替わっていることを 報知する報知手段を備えたことを要旨とする。
【0011】 また、第3の考案は、上記第1の考案の加熱調理器において、 上記設定上限温度H1℃が上記設定上限温度H0℃への復帰前に復帰を予告す る予告手段と、 上記予告中に、上記所定の操作指令を受けた場合には、上記設定上限温度H1 ℃が上記設定上限温度H0℃への復帰を延期して上記設定上限温度H1℃に基づ く監視期間を延長する延長手段とを備えたことを要旨とする。
【0012】 また、第4の考案は、上記第1の考案の加熱調理器において、 上記検出温度STが上記設定上限温度H0℃に基づく監視状態で上記上限温度 H0℃以上となった場合に、過熱を報知する過熱報知手段と、 上記過熱が一定時間以上継続しない期間は上記加熱制御手段による制御を禁止 する加熱制御禁止手段とを備えたことを要旨とする。
【0013】
【作用】
上記構成を有する第1の考案の加熱調理器は、所定の操作指令によって、上限 温度切替手段が設定上限温度H0℃を設定上限温度H0℃より高い設定上限温度 H1℃へ一時的に切り替える。 つまり、調理の際に高温の上限温度を選択すると、設定上限温度は高温の上限 温度H1℃に設定され、選択時から一定時間経過して、低温の上限温度H0℃に 自動的に戻る。 よって、低温調理の場合に高温の上限温度H1℃から低温の上限温度H0℃に 戻す操作が不要となり、低温の上限温度H0℃に戻し忘れた場合でも、高温の上 限温度H1℃から低温の上限温度H0℃へ自動復帰する。 また、低温の上限温度H0℃へ自動復帰すると共に、高温の上限温度H1℃で あっても上限温度H1℃以上か否かの監視によって、温度検出部を高温の上限温 度H1℃以上の過熱から保護する。
【0014】 また、第2の考案の加熱調理器は、設定上限温度H0℃が設定上限温度H1℃ へ切り替わっていることを報知手段が報知する。 よって、高温の上限温度H1℃のまま誤って低温調理を行なった場合に、高温 の上限温度H1℃であることを使用者に報知する。
【0015】 また、第3の考案の加熱調理器は、設定上限温度H1℃が設定上限温度H0℃ への復帰前に予告手段が復帰を予告し、予告中に、所定の操作指令を受けた場合 には、延長手段が設定上限温度H1℃から設定上限温度H0℃への復帰を延期し て設定上限温度H1℃に基づく監視期間を延長する。 よって、どうしても高温調理を更に連続して行ないたい場合には、高温の上限 温度H1℃から低温の上限温度H0℃へ自動復帰前に予告されるので、再度、高 温の上限温度H1℃を選択すれば、高温の上限温度H1℃の監視期間の延長をし 、高温調理を継続する。
【0016】 また、第4の考案の加熱調理器は、検出温度STが設定上限温度H0℃に基づ く監視状態で上限温度H0℃以上となった場合に、過熱報知手段が過熱を報知し 、過熱が一定時間以上継続しない期間は、加熱制御禁止手段が加熱制御を禁止す る。 よって、高温度の調理と低温度の調理とを繁雑に行なう場合に、誤って低温の 上限温度H0℃のまま高温調理に移っても、上限温度H0℃以上になれば報知に よって知らされ、改めて高温の上限温度H1℃を選択すれば消火しない。 また、高温調理の直後に、検出温度STが低下しないまま低温の上限温度H0 ℃となっても、低温の上限温度H0℃を検出して直ちに燃焼停止せず、まず報知 されるので、不意に消火してしまうことがなく使用勝手上の不都合が起きない。
【0017】
【実施例】
以上説明した本考案の構成・作用を一層明らかにするために、以下本考案の加 熱調理器の好適な実施例について説明する。 図1は一実施例としての加熱調理器の概略構成図である。 バーナ本体4に設けられるバーナヘッド3の中央部に温度検出するサーミスタ 2を設ける。サーミスタ2は、図示しないバネにより上方へ付勢して設けられ、 バーナ本体上に載せられた調理鍋1の鍋底に当接されて鍋底温度を検出する。ま た、サーミスタ2と電気的に接続され、この電気信号を受ける燃焼コントローラ 7が備えられる。燃焼コントローラ7には設定上限温度以上か否かを判定する上 限温度監視部7aと、その判定結果から、燃焼を制御する燃焼制御部7bと、上 限温度情報を使用者に知らせる報知駆動部7cが設けられる。報知駆動部7cに は発光ダイオード8、ブザー9が接続され、それらを点灯、駆動させる駆動信号 が出力される。また、燃焼制御部7bには流路を開閉する主電磁弁5および元電 磁弁6が接続され、流路を開閉する制御信号が出力される。
【0018】 また、調理物に応じて上限温度の切り替え設定する上限温度切替部10が設け てある。例えば、高温調理が必要な場合に、上限温度切替部10の高温の上限温 度選択ボタン10bを押すことによって上限温度の設定を切り替える(H0℃→ H1℃)。また、上限温度切替部10を操作しない場合には低温の上限温度H0 ℃が優先的に設定される。また、高温の上限温度H1℃から低温の上限温度H0 ℃に戻したい場合には低温の上限温度選択ボタン10aを押すと上限温度の設定 は切り替わる(H1℃→H0℃)。
【0019】 図2は実施例としての燃焼コントローラ7の処理を示すフローチャートを表し 、図3は検出温度範囲を表す。 図3に示すSTの特性は、点火直後のサーミスタ2の検出温度の推移を示し、 高温調理から低温調理を行なった場合を示している。また、斜線部は加熱調理器 の燃焼を継続できる許容温度範囲を示し、高温調理をするために上限温度の切り 替え操作を行なった後、さらに高温調理を続けるために上限温度を継続させた場 合の一例を表している。 この上限温度の切替処理について図2のフローチャートに基づいて説明する。 点火操作をすると、燃焼コントローラ7はステップ1において燃焼制御を開始 し、ステップ2において低温の上限温度H0℃の設定をする。低温の上限温度H 0℃は、天ぷら火災等を引き起こす過熱を防止するために設定されており、低温 調理に適した上限温度である。この条件を満たす低温の上限温度H0℃としては 250℃が好ましい。 次に、上限温度切替部10の高温の上限温度選択ボタン10bが押されていな ければ(ステップ3;NO)、サーミスタ2による検出温度STが上限温度H0 ℃以下か否かについて、監視を開始する(ステップ11)。 高温調理を行なう際には、サーミスタ2による検出温度STが低温の上限温度 H0℃を越えてしまう場合がある(図3のa秒〜b秒間)。検出温度STがH0 ℃以上になると、ステップ12においてタイマのカウントを開始し、ブザー9を T2秒間にわたって鳴動し、過熱となったことを報知する。また、ブザー9の鳴 動は、低温の上限温度H0℃のまま高温調理を行なっている場合の使用者へ高温 の上限温度H1℃への切り替えを促す。ブザー9の鳴動中に、高温の上限温度H 1℃への切り替え操作が無かった場合には、過熱と判定して燃焼を停止する(ス テップ15)。尚、消火と同時にタイマー、ブザー等駆動中の処理は全て停止し 解除される。
【0020】 一方、ステップ12にてブザー9の鳴動中に高温の上限温度選択ボタン10b が押された場合には(図3のb秒時)、上限温度の切替設定が行なわれたと判断 して、ブザー9を停止する(ステップ13→ステップ19)。 次に、ステップ4に移行して上限温度をH0℃からH1℃に切り替え(ステッ プ4)、同時に、高温の上限温度H1℃に切り替わったことを発光ダイオードの ランプ8を点灯することによって使用者に知らせる。高温の上限温度H1℃は、 高温調理のできる上限温度として、かつ、加熱調理器の構成部品(特に温度検出 部)を保護可能な上限温度として、好ましくは350℃に設定する。 続いて、ステップ5において検出温度STが上限温度H1℃以下か否かについ て、監視を開始する。上限温度を切り替えてからT1秒間経過すると(ステップ 6)(図3のc秒時)、ブザー9を駆動する(ステップ7)。つまり、選択し切 り替えられた高温の上限温度H1℃が低温の上限温度H0℃へ間もなく戻ること を、ブザー9により使用者に知らせる。このブザー9の報知により使用者が高温 調理を継続したいと思った場合には、改めて高温の上限温度H1℃を選択するこ とによって(ステップ9)(図3のd秒時)、ブザー9は停止され、高温の上限 温度H1℃のタイマはリセットされて時間のカウントを最初から行ない(ステッ プ10→ステップ5)、高温調理を継続する。
【0021】 高温調理を終えて低温調理に移っている場合では、ステップ7におけるブザー 9の鳴動にかかわらずそのままにしておくと、上限温度を切り替えてからT0秒 (ステップ16)経過後、ステップ17にて上限温度がH1℃→H0℃へと戻り 、ブザー9、ランプ8の報知を停止する(図3のf秒時)。 続いて、ステップ18にて検出温度STがH0℃未満であれば、ステップ3に 再び戻って燃焼が継続され、逆に、検出温度STがH0℃以上であれば、過熱と 判定して、燃焼を停止する(ステップ15)。 尚、好ましくは高温の上限温度H1℃に切り替わっている所定時間T0秒は6 00秒とし、高温の上限温度H1℃に切り替えてから復帰予告を開始するまでの 所定時間T1秒は595秒として、ブザー9の鳴動時間を5秒に設定する。
【0022】 以上、本考案の実施例について説明したが、本考案はこうした実施例に何等限 定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様 で実施し得ることは勿論である。 例えば、実施例中の燃焼コントローラ7において、温度検出部からの情報を判 断処理する上限温度監視部7aは、マイクロコンピュータを主要部として構成さ れるが、ディスクリート回路で構成されていても良い。 また、加熱調理器は調理物の加熱温度を火力の自動調節により所定の温度範囲 内に保持する温度調節機能を備えたもので構成しても良い。例えば、上限温度を 検出した場合の制御は、燃焼を停止することだけに限定されず、加熱温度を一定 温度に保つために間欠的に点火・消火をする制御を行なっても良く、あるいは、 燃焼炎を更に弱火にする制御を行なっても良い。 また、本実施例の加熱調理器は、燃焼コントローラ7によって、ガス通路に設 けた主電磁弁5および元電磁弁6の開閉を制御する例として挙げているが、手動 によってマグネット安全弁を開弁し、設定上限温度以上が検出された場合にはマ グネット安全弁への通電を停止し閉弁するとしても良い。
【0023】 また、報知手段は、視覚または聴覚へ伝達できるものであれば、ブザー、チャ イム、発光ダイオード、液晶表示等と様々な伝達手段でも良い。 また、上限温度をH1℃に切り替えてからT1秒経過すると、ブザー9を鳴動 することによって、間もなく所定の低温の上限温度H0℃に戻ることを知らせる として説明したが、サーミスタ2による検出温度STが既にH0℃以下になって いる場合には上限温度H0℃を検出して消火することはないので、ブザー9の鳴 動は無くしても良い。 また、T1秒経過からT0秒経過までの間にブザー9を鳴動して上限温度の切 り替えを促すが、切替設定は、T1秒経過からT0秒経過までの間に関わらず、 高温の上限温度選択ボタン10bを押せば上限温度は切り替わる構成としても良 い。
【0024】 また、図2のフローチャートにおいて、ステップ18の処理を行なわずにステ ップ17から一気にステップ3へ戻る構成としても良い。即ち、低温の上限温度 H0℃の場合にたとえH0℃以上を検出した場合でもT2秒経過後までは消火せ ず、再び高温の上限温度H1℃を選択することによって継続する機会を設けても 良い。 また、T2秒経過までにサーミスタ2による検出温度STが低温の上限温度H 0℃以下になっていれば、新たに高温の上限温度H1℃を選択しなくても、ブザ ー9を停止して、燃焼を継続しても良い。
【0025】 また、上限温度の切替設定は、点火後のみ行なうことに限定されず、点火前に も、予め、切替設定を行なう構成としても良い。 また、上限温度を選択して切り替える高温の上限温度H1℃の数は、2段階以 上の数段階の上限温度から選択して切り替えても良く、あるいは、無段階にして 温度値そのものを指定する温度制御としても良い。
【0026】
【考案の効果】
以上、詳述したように、第1の考案の加熱調理器によれば、高温の上限温度H 1℃の設定のまま低温調理を行なっても、天ぷら火災を防止する低温の上限温度 H0℃に自動復帰するので安全である。また、高温の上限温度H1℃から低温の 上限温度H0℃に戻す操作の煩わしさから解消する。また、高温の上限温度H1 ℃で高温調理を行なっている場合であっても温度監視が行なわれるため、加熱調 理器の構成部品(特に温度検出部)を異常過熱から保護する。 また、第2の考案の加熱調理器によれば、高温の上限温度H1℃のまま誤って 低温調理を行なった場合に、高温の上限温度H1℃であることを使用者に報知す る。よって、天ぷら火災を防止する低温の上限温度H0℃にすべきことを知らせ るので安全である。 更に、第3の考案の加熱調理器によれば、高温調理を連続的に行ないたい場合 に、高温の上限温度H1℃の再選択によって高温の上限温度H1℃を継続する。 よって、長時間の高温調理でも不意に消火してしまうという使用勝手上の不都合 は起きない。 また、第4の加熱調理器によれば、高温調理と低温調理とを繁雑に行ない低温 の上限温度H0℃を越えてしまった場合にも、高温の上限温度H1℃への変更を 促すので、不意に消火してしまうという使用勝手上の不都合は起きない。 よって、本考案の加熱調理器によれば、天ぷら火災等を引き起こす過熱を防止 し、高温調理・低温調理の繁雑な調理であろうと使用勝手上の不都合を生じない と共に、加熱調理器の重要部(特に温度検出部)を異常過熱から保護する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての加熱調理器の概略構成図であ
る。
【図2】本考案の実施例に係るフローチャートである。
【図3】本考案の実施例に係る温度範囲と時間との関係
を示すグラフである。
【図4】従来の加熱調理器に係る温度範囲と時間との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
2 サーミスタ 7 燃焼コントローラ 8 ランプ 9 ブザー 10 上限温度切替部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物の加熱温度を検出する温度検出手
    段と、 上記温度検出部で検出された検出温度STが設定上限温
    度H0℃以上であるか否かを監視する上限温度監視手段
    と、 上記検出温度STが上記設定上限温度H0℃以上と判断
    された場合には、加熱を停止または加熱量を減少する加
    熱制御手段とを備えた加熱調理器において、 所定の操作指令によって、上記設定上限温度H0℃を上
    記設定上限温度H0℃より高い設定上限温度H1℃へ一
    時的に切り替える上限温度切替手段を備えたことを特徴
    とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 上記設定上限温度H0℃が上記設定上限
    温度H1℃へ切り替わっていることを報知する報知手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 上記設定上限温度H1℃が上記設定上限
    温度H0℃への復帰前に復帰を予告する予告手段と、 上記予告中に、上記所定の操作指令を受けた場合には、
    上記設定上限温度H1℃が上記設定上限温度H0℃への
    復帰を延期して上記設定上限温度H1℃に基づく監視期
    間を延長する延長手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の過熱調理器。
  4. 【請求項4】 上記検出温度STが上記設定上限温度H
    0℃に基づく監視状態で上記上限温度H0℃以上となっ
    た場合に、過熱を報知する過熱報知手段と、 上記過熱が一定時間以上継続しない期間は上記加熱制御
    手段による制御を禁止する加熱制御禁止手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
JP1994005288U 1994-04-14 1994-04-14 加熱調理器 Expired - Lifetime JP3003104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994005288U JP3003104U (ja) 1994-04-14 1994-04-14 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994005288U JP3003104U (ja) 1994-04-14 1994-04-14 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3003104U true JP3003104U (ja) 1994-10-18

Family

ID=43139059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994005288U Expired - Lifetime JP3003104U (ja) 1994-04-14 1994-04-14 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3003104U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04295207A (ja) * 1991-03-26 1992-10-20 Matsushita Electric Works Ltd 分電盤
JP2019113290A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 東邦瓦斯株式会社 ガスコンロ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04295207A (ja) * 1991-03-26 1992-10-20 Matsushita Electric Works Ltd 分電盤
JP2019113290A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 東邦瓦斯株式会社 ガスコンロ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3003104U (ja) 加熱調理器
JPH10332151A (ja) ガスこんろ
KR940008514B1 (ko) 곤로의 제어장치
JP2979654B2 (ja) 調理器
JP3698363B2 (ja) 加熱調理器
US20030159592A1 (en) Table mountable fryer
JP4382971B2 (ja) 加熱調理器
KR940000171B1 (ko) 곤로의 제어장치
JP3382102B2 (ja) 燃焼装置
JP4375795B2 (ja) コンロ
JP3133086B2 (ja) ガスこんろの自動消火装置
JP3016967B2 (ja) 調理器用自動消火装置
JP3171937B2 (ja) 調理器用自動消火装置
JP2013234807A (ja) コンロ
JP3717727B2 (ja) 焼物調理器
JP3931726B2 (ja) 加熱調理器
JPH11201456A (ja) ガスコンロ
JP2687982B2 (ja) 温度センサを有する調理器
JPH049523A (ja) こんろの制御装置
KR940006704Y1 (ko) 조리기 제어장치
JPH05272759A (ja) 加熱調理器
JPH01291018A (ja) 加熱調理制御装置
JPH0462316A (ja) こんろの制御装置
JPH0735900B2 (ja) 温度センサ付加熱調理器
JPH06327570A (ja) グリル