JP3003095B1 - フロー制御方法 - Google Patents

フロー制御方法

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JP3003095B1 JP30071298A JP30071298A JP3003095B1 JP 3003095 B1 JP3003095 B1 JP 3003095B1 JP 30071298 A JP30071298 A JP 30071298A JP 30071298 A JP30071298 A JP 30071298A JP 3003095 B1 JP3003095 B1 JP 3003095B1
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Abstract

【要約】 【課題】 パケットの紛失/廃棄の原因に応じてフロー
制御することにより、不要なcwnd削減を回避し、適
切なスループットを得る。 【解決手段】 送信エンドノード1において、輻輳発生
が確認された場合は(ステップ15:YES)、通信網
で発生した輻輳によるパケット紛失であると判断して輻
輳ウィンドウ値を削減し(ステップ33)、輻輳確認手
段により輻輳発生が確認されず(ステップ15:N
O)、重複Ack検出手段により重複Ack受信が確認
された場合は(ステップ22:YES)、通信網5で発
生した回線誤りによるパケット紛失であると判断して、
輻輳ウィンドウ値を削減することなく、紛失したデータ
パケットを再送する(ステップ23)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロー制御方法に
関し、特に通信プロトコル処理を実行するノードにおけ
るプロトコルレイヤ4(OSI参照モデル/トランスポ
ート層)のフロー制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、プロトコルレイヤ4で広く使用さ
れているTCP(代表例:Reno−TCP)のデータ
のフロー制御方法は、有線系回線を対象として発展して
きており、パケット紛失事象の原因は輻輳によるものと
して扱っている。したがって、フロー制御ではウィンド
ウ方式を用いて、パケット紛失事象の検出を契機として
送信量を削減するが、この送信量を制御するため、相手
ノードの受信能力を示す受信告知ウィンドウ(以下、a
dwndという)の他に、ネットワークの転送能力を推
定した輻輳ウィンドウ(以下、cwndという)が用い
られる。
【0003】実際の送信量は、min(adwnd,c
wnd)の範囲で送信する。但し、min(x,y)は
xおよびyのうちのいずれか小さい方の値を採ることを
示している。パケット紛失事象を検出すると、cwnd
を削減する。送信量の調整のためのフロー制御は、cw
ndを中心として実現されており、前記のパラメータの
他にスロースタート閾値(ssthresh)が設けら
れている。
【0004】フロー制御では、これらのパラメータに基
づいてデータパケットの送信が行われるが、フロー制御
には、スロースタートフェーズと輻輳回避フェーズと呼
ばれる2つのフェーズがあり、制御の方法が異なる。以
下、図4を参照して、従来のフロー制御方法について説
明する。なお、パケット識別を含め各パラメータの単位
はTCPの実装ではバイト数としているが、以下では説
明を容易にするためパケット数で表現する。
【0005】まず、送信エンドノードは、受信エンドノ
ードとの間でコネクション設定した後、ssthres
h=adwnd,cwnd=1に初期設定する(ステッ
プ51)。そして、スロースタートフェーズに入り、m
in(cwnd,adwnd)の範囲、この場合はcw
ndが採用され、1個のデータパケット(以下、DTパ
ケットという)の送信を行い、受信エンドノードからそ
のDTパケット受信に応じて返送される確認応答パケッ
ト(以下、Ackパケットという)の受信を待つ(ステ
ップ52)。
【0006】ここで、DTパケット送信から所定期間内
にAckパケットを受信した場合は(ステップ52:A
ckパケット受信)、このAckパケットが後述の重複
Ackではなく(ステップ61:NO)、cwnd<s
sthreshであることから(ステップ65:YE
S)、cwndを+1し(ステップ66)、ステップ5
2に戻る。
【0007】これにより、次にはcwnd=2であるこ
とから2つのDTパケットを送信し、以降、Ackパケ
ットを受信するごとに、次の送信可能量であるcwnd
は、閾値ssthreshになるまで、+1ずつ増加す
る。cwndがssthreshに達した場合は(ステ
ップ65:NO)、輻輳回避フェーズに入り、Ackパ
ケット受信ごとにcwndを1/cwndだけ増加させ
る(ステップ67)。したがって、スロースタートフェ
ーズと比較すると、パケット送信量は遥かに緩やかなレ
ベルで増加する。
【0008】パケット紛失事象の検出には、送達確認タ
イムアウトによる方法と、送達確認タイムアウトを待つ
ことなく早期に検出して回復するFast Retra
nsmit方法が併用されている。送達確認タイムアウ
トでは、ステップ52において、DTパケット送信から
所定期間経過した場合(ステップ52:送信タイムアウ
ト確認)、タイムアウトの対象となったDTパケットを
再送し(ステップ53)、ssthreshをmin
(cwnd,adwnd)とするとともに、新cwnd
=1パケットとして(ステップ54)、ステップ52に
戻る。
【0009】一方、Fast Retransmit方
法は、重複Ackによる紛失検出とも呼ばれている。ま
ず、ステップ52でAckパケットを受信した場合(ス
テップ52:Ackパケット受信)、それが同一データ
パケットに対するAckパケットすなわち重複Ackで
あれば(ステップ61:YES)、それを所定個数(予
め設定しておく定数であるが、通常は3個)重複して受
信したかどうか判断する(ステップ62)。
【0010】そして、所定個数重複して受信した場合は
(ステップ62:YES)、受信確認シーケンス番号の
次のパケットが紛失しているとみなして、輻輳回避フェ
ーズに入る。この場合、その紛失パケットを再送し(ス
テップ63)、新cwndをmin(旧cwnd,ad
wnd)/2とするとともに、ssthresh=新c
wndとして(ステップ64)、ステップ52に戻る。
【0011】なお、受信エンドノードでは、DTパケッ
トの抜けを検出した場合、その抜けパケットを受信する
まで、それ以降の受信DTパケットごとに同一の受信確
認シーケンス番号を有するAckを返送する。以上説明
した図4の処理フローについては、例えば、参考文献:
W.R.Stevens著、TCP Illustrated Vol.1 の Chapter21,
Addison Wesley,1994などに記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】移動通信(無線系)は
今後益々発展すると予想されるが、無線系回線では有線
系に比較して回線品質が悪い。したがって、前述した従
来のTCPのフロー制御方法によれば、回線品質の原因
によるパケット紛失/廃棄でもcwndが削減されるた
め、不適切にスループットが低下してしまうという問題
が生じる。
【0013】ここで、輻輳が原因でなく回線誤りによる
パケット紛失/廃棄ならば、本来、そのパケットを再送
するだけでよく、cwndの削減は不要である。したが
って、パケット紛失/廃棄の原因に応じたフロー制御を
行うことが重要である。本発明はこのような課題を解決
するためのものであり、パケットの紛失/廃棄の原因に
応じてフロー制御することにより、不要なcwnd削減
を回避し、適切なスループットが得られるフロー制御方
法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるフロー制御方法は、送信エンド
ノードに、送信エンドノードと受信エンドノードとを接
続する通信網で発生した輻輳を確認する輻輳確認手段
と、データパケットに応じて受信エンドノードから返送
される確認応答用のAckパケットのうち、同一データ
パケットに対するAckパケットを所定数連続して受信
する重複Ack受信が確認された場合にパケット紛失事
象を検出する重複Ack検出手段とを設け、送信エンド
ノードにより、Ackパケットを受信した時点で、輻輳
確認手段により輻輳発生が確認された場合は、通信網で
の輻輳によりパケットが紛失したと判断して、輻輳ウィ
ンドウ値を削減し、Ackパケットを受信した時点で、
輻輳確認手段により輻輳発生が確認されずに、重複Ac
k検出手段により重複Ack受信が確認された場合は、
通信網で発生した回線誤りによるパケット紛失であると
判断して、輻輳ウィンドウ値を削減することなく、紛失
したデータパケットを再送するようにしたものである。
したがって、通信網で発生した輻輳が確認されていない
場合は、重複Ackが検出されパケット紛失事象となっ
た場合でも、データパケット送信量が削減されず、通信
網で発生した輻輳が確認された場合にのみ、データパケ
ット送信量が削減される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態であるフロ
ー制御方法を示すフローチャート、図2は本発明が適用
されるデータ通信システムの一例を示すブロック図であ
る。図2において、送信エンドノード1と受信エンドノ
ード2は、複数の中継ノード3,4(例えば、ルータな
ど)からなる通信網5を介して接続されており、通信網
5に所定のコネクションを設定し、そのコネクションを
介してパケットによりデータ通信を行う。
【0016】送信エンドノード1および受信エンドノー
ド2において、アプリケーション処理部11は、上位の
アプリケーションを実行する処理部である。また、レイ
ヤ4処理部12は、コネクションの設定解放、フロー制
御などに基づいたパケットによるデータ送受信の処理
部、下位レイヤ処理部13は、電気的整合性を提供する
レイヤ1の処理、フレーム組立/分解などを行うレイヤ
2の処理、およびルーティングなどを行うレイヤ3の処
理を行う処理部である。
【0017】レイヤ4処理部12で実行されるプロトコ
ルレイヤ4のフロー制御は、前述したようにウィンドウ
方式であり、プロトコルレイヤ4(TCP)のパラメー
タとして、受信告知ウインドウ(adwnd)、輻輳ウ
インドウ(cwnd)、スロースタート閾値(ssth
resh)、Fast Retransmit手法によ
る重複Ack数(デホルト=3)がある。
【0018】また、以下では、通信網5における輻輳発
生を送信エンドノードで確認する方法として、通信網5
を構成する各中継ノード3,4が輻輳状態にあることを
エンドノードに明示的に通知するECN(Explicit Con
gestion Notification)制御を用いた場合について説明
するが、通信網5での輻輳発生の確認方法についてはこ
れに限定されるものではなく、他の方法、例えば所定の
制御パケットを用いて送信エンドノード1に通知するよ
うにしてもよい。
【0019】ECN制御は、中継ノードにおいて、実際
のパケット廃棄前から込み合ってきたら(すなわち、送
信バッファの使用量が所定値を越えたら)パケットヘッ
ダにECN表示をonにしてエンドノードヘ積極的に通
知するものである。すなわち、図3に示すように、中継
ノード3においてDTパケットを中継時に、送信バッフ
ァの使用量が所定の閾値を越えた場合は、パケットヘッ
ダのECN表示をonに設定してDTパケットを中継す
る。
【0020】受信エンドノード2では、このECN表示
の値をAckパケットヘッダにコピーして返送する。送
信エンドノード1では、AckパケットのECN表示が
onであることから中継ノード3が輻棒状態にあると判
断できる。
【0021】以上説明したECNの概要については、例
えば、参考文献:S.floyd,"TCP andExplicit Congestio
n Notification",ACM Compuler Communication Review,
Vol.24,No.5,0ct.1994,pp.1O-23などに記載されてい
る。なお、このECN技術の現状は、中継ノードでのE
CN表示の設定と、送信エンドノード1でECN表示o
nのパケットを受信したら、パケット紛失検出時と同様
な送信量の削減を行う、といった概念的なレベルにとど
まっており、これを本発明のようにcwndの削減を回
避する判断に用いる点については開示されていない。
【0022】ECN機能は中継ノード3,4が設定する
ものであるため、その表示はレイヤ3(IP)のヘッダ
に設けられ、エンドノードでは、IP処理モジュールか
らTCP処理モジュールヘその情報が引き継がれる。ま
ず、送信エンドノードでは、受信エンドノードとの間の
コネクション設定時に、ssthresh=adwn
d,cwnd=1,hi_seq=送信シーケンス番号
の初期値として初期設定する(ステップ11)。
【0023】なお、hi_scqの意味は、次の通りで
ある。cwndの削減を行った時点で送信済みである
が、その応答が未受信確認のDTパケットに対して返送
されたAckパケットがECN=onの場合、さらにc
wndを削減すると不必要な過削減となってしまう。し
たがって、これを防止するため、本発明では、cwnd
の削減を行った時の次送信シーケンス番号snd_ne
xtをhI_seqへ記憶しておく。
【0024】そして、スロースタートフェーズに入り、
min(cwnd,adwnd)の範囲、この場合はc
wndが採用され、1個のデータパケット(以下、DT
パケットという)の送信を行い、受信エンドノードから
そのDTパケット受信に応じて返送される確認応答パケ
ット(以下、Ackパケットという)の受信を待つ(ス
テップ12)。
【0025】なお、送信エンドノード1から送信される
DTパケットには、一連の送信シーケンス番号が付与さ
れている。これに対して、受信エンドノード2では、受
信したDTパケットの送信シーケンス番号を読み取って
DTパケットの抜けを確認し、その時点で受信側で送達
確認されているDTパケットのうち、最も大きな送信シ
ーケンス番号を受信確認シーケンス番号としてAckパ
ケットに格納して返送する。
【0026】これにより、DTパケットの抜けが発生し
た場合、そのDTパケットが受信確認されるまで、その
後続のDTパケットに対するAckパケットに、受信エ
ンドノード2において連続して受信確認された最後のD
Tパケットの送信シーケンス番号が繰り返し格納される
ものとなる。したがって、送信エンドノード1でAck
パケットの受信確認シーケンス番号として、同一受信確
認シーケンス番号が重複して所定回数確認された場合、
すなわち重複Ackである場合は、受信確認シーケンス
番号の次のパケットが紛失していると判断できる(重複
Ack確認手段)。
【0027】ステップ12において、DTパケット送信
後から所定時間内にAckパケットを受信した場合は
(ステップ12:Ackパケット受信)、ECN表示を
調べる(ステップ15/輻輳確認手段)。ここで、EC
N=offならば(ステップ15:NO)、重複Ack
か否か判断し(ステップ21/重複Ack確認手段)、
それが重複Ackであり(ステップ21:YES)、か
つその数が3になっていれば(ステップ22:YES/
重複Ack確認手段)、パケット紛失が発生したとみな
して再送し(ステップ23)、ステップ12へ戻る。
【0028】これにより、重複Ackが確認されてパケ
ット紛失が発生したとみなされる場合でも、その原因と
して通信網5における輻輳発生が確認されていない場合
は、単なる回線誤りであると判断されてcwndは削減
されなくなり、不要なcwnd削減を回避できるととも
に、適切なスループットが得られる。また、ステップ2
1において、受信Ackパケットが重複Ackであるが
(ステップ21:YES)であるが、その数が3に達し
ていなければ(ステップ22:NO)、ステップ12へ
戻って次のAckを待つ。
【0029】また、ステップ21において、受信Ack
パケットが重複Ackでない場合は(ステップ21:N
O)、cwndと閾値ssthreshの大小関係を比
較し(ステップ24)、cwnd<ssthreshな
らば(ステップ24:YES)、cwndを+1し(ス
テップ25)、cwnd≧ssthreshならば(ス
テップ24:NO)、cwndを1/cwndだけ増加
させ(ステップ26)。それぞれステップ12へ戻る。
【0030】一方、ステップ15において、受信Ack
パケットのECNがonの場合は(ステップ15:YE
S)、いずれかの中継ノードで輻輳が発生してバッファ
過負荷であると判断する。この場合、まず、受信したA
ckパケットの受信確認シーケンス番号Ackscqを
チェックする(ステップ31)。
【0031】ここで、Ackseq>hi_seqの場
合は(ステップ31:YES)、直前にcwndを削減
した時点以降に新たに送信した未受信確認のDTパケッ
トの紛失事象であると判断して、その時の次送信シーケ
ンス番号snd_nextをhi_seqへ記憶すると
ともに(ステップ32)、フロー制御パラメータを、s
sthresh=min(cwnd,adwnd)/
2,cwnd=1に変更し、送信量を削減する(ステッ
プ33)。
【0032】また、Ackseq≦hi_seqの場合
は(ステップ31:NO)、直前にcwndを削減した
時点と同一DTパケットの紛失事象であると判断して、
cwndの削減は行わない。これにより、cwndに対
する不必要な削減を回避でき、ネットワーク資源の有効
利用が可能となるとともに、適切なスループットを維持
できる。
【0033】続いて、受信Ackパケットが重複Ack
か否か判断し(ステップ34/重複Ack確認手段)、
重複Ackであり(ステップ34:YES)、かつその
数が3になっていれば(ステップ35:YES/重複A
ck確認手段)、パケット紛失が発生したとみなして紛
失したDTパケットを再送し(ステップ36)。ステッ
プ12へ戻る。
【0034】また、ステップ34において、受信Ack
パケットが重複Ackではない場合(ステップ34:N
O)、およびステップ35において重複Ack数が3に
達していない場合は(ステップ35:NO)、ステップ
12に戻って次のAckを待つ。
【0035】なお、ステップ12において、DTパケッ
ト送信後から所定期間内にAckパケットが受信されず
送達確認タイムアウトが発生した場合は(ステップ1
2:送信タイムアウト確認)、パケット紛失が発生した
と判断してその紛失パケットを再送するとともに(ステ
ップ13)、フロー制御パラメータを、ssthres
h=min(cwnd,adwnd)/2,cwnd=
1に変更して送信量を削減し(ステップ14)、ステッ
プ12に戻る。
【0036】これにより、重複Ackが確認されてパケ
ット紛失が発生したとみなされる場合に、その原因とし
て通信網5における輻輳発生が確認されている場合は、
単なる回線誤りではなく、通信網5での輻輳によりDT
パケットが紛失したと判断されてcwndが削減され、
通信網5の輻輳状態が緩和される方向に制御されるもの
となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、パケッ
ト紛失の原因(輻輳または回線誤り)に応じてデータパ
ケットの送信量を制御するようにしたので、ネットワー
ク資源を有効に利用でき、また適切なスループットが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるフロー制御方法
を示すフローチャートである。
【図2】 本発明のフロー制御方法が適用されるデータ
通信システムの一例を示すブロック図である。
【図3】 ECN制御例を示す説明図である。
【図4】 従来のフロー制御方法を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…送信エンドノード、2…受信エンドノード、3,4
…中継ノード、5…通信網、11…アプリケーション処
理部、12…レイヤ4処理部、13…下位レイヤ処理
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 信学技報CQ98−16 情処研報第98巻第33号,78−10 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/08 H04L 12/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介して接続された送受信エンド
    ノード間で、レイヤ4プロトコルとして、受信エンドノ
    ードの受信能力を示す受信告知ウィンドウ(adwn
    d)と、ネットワークの転送能力を推定した輻輳ウィン
    ドウ値(cwnd)とのいずれか小さい値で示されるパ
    ケット数の範囲内で、送信エンドノードから受信エンド
    ノードに対してデータパケットを送信する場合のフロー
    制御方法において、 送信エンドノードに、 送信エンドノードと受信エンドノードとを接続する通信
    網で発生した輻輳を確認する輻輳確認手段と、 データパケットに応じて受信エンドノードから返送され
    る確認応答用のAckパケットのうち、同一データパケ
    ットに対するAckパケットを所定数連続して受信する
    重複Ack受信が確認された場合にパケット紛失事象を
    検出する重複Ack検出手段とを設け、 送信エンドノードは、 Ackパケットを受信した時点で、輻輳確認手段により
    輻輳発生が確認された場合は、通信網での輻輳によりパ
    ケットが紛失したと判断して、輻輳ウィンドウ値を削減
    し、 Ackパケットを受信した時点で、輻輳確認手段により
    輻輳発生が確認されずに、重複Ack検出手段により重
    複Ack受信が確認された場合は、通信網で発生した回
    線誤りによるパケット紛失であると判断して、輻輳ウィ
    ンドウ値を削減することなく、紛失したデータパケット
    を再送することを特徴とするフロー制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフロー制御方法におい
    て、 通信網を構成する中継ノードのうち、送信エンドノード
    側からのデータパケットを受信エンドノード側へ転送す
    る中継ノードは、それぞれデータパケットを送信する出
    方路が輻輳状態となった場合に、その出方路に送信する
    データパケット内に輻輳発生を示す輻輳表示情報を設定
    し、 受信エンドノードは、受信したデータパケットの輻輳表
    示情報をそのデータパケットのAckパケットに設定し
    て返送し、 送信エンドノードの輻輳確認手段は、Ackパケットに
    設定されている表示情報が輻輳発生を示す場合に、通信
    網での輻輳発生を確認することを特徴とするフロー制御
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフロー制御方法におい
    て、 送信エンドノードは、 Ackパケットを受信した時点で、輻輳確認手段により
    輻輳発生が確認された場合、そのAckパケットが、最
    後に輻輳ウィンドウ値を削減した時点以降に送信した未
    受信確認のデータパケットに対するものか否か判断し、
    削減時点以降に送信した未受信確認のデータパケットに
    対するAckパケットの場合にのみ、輻輳ウィンドウ値
    を削減することを特徴とするフロー制御方法。
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