JP3002935U - ガラスモールドプレス - Google Patents

ガラスモールドプレス

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JP3002935U
JP3002935U JP1994003632U JP363294U JP3002935U JP 3002935 U JP3002935 U JP 3002935U JP 1994003632 U JP1994003632 U JP 1994003632U JP 363294 U JP363294 U JP 363294U JP 3002935 U JP3002935 U JP 3002935U
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fixed
core
glass
press
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昌久 稲田
一彦 直井
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズの元となるガラス材料の昇温に要する
時間を短縮することができるガラスモールドプレスを提
供すること。 【構成】 ガラスモールド用の上型と下型の一方を固定
型とし、他方を固定型に対して接離する可動型としたガ
ラスモールドプレスにおいて、固定型支持部材(11
0)の外周に摺動可能に設けた筒状部材(116)と;
可動型支持部材(120)の外周に設けた、上記筒状部
材が嵌合可能な係合部(120b)と;この筒状部材を
摺動させるアクチュエータ(118)と;を備え、上記
筒状部材は、可動型を固定型に対して接近させる成形状
態において、上記アクチュエータの作動により可動型側
に摺動されて上記係合部に嵌合し、該固定型と可動型の
間に、外気に対して閉じられた小室を形成するガラスモ
ールドプレス。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上型と下型を用いたプレスによって非球面レンズを成形するガラス モールドプレスに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
ガラスモールドプレスは、非球面ガラスレンズの成形に広く用いられている。 このガラスモールドプレスでは、上型と下型のそれぞれに設けられたコアの間に レンズの元となるガラス材料を挟み、コアをヒータによって昇温することでガラ ス材料を軟化させ、可動の上型(または下型)を固定された下型(または上型) に対して所定の位置まで徐々に接近させて軟化したガラス材料をプレスすること によりレンズを成形する。このプレス終了後、上型と下型のそれぞれのコアを冷 却し、この冷却作業終了後に上型と下型を離間させてレンズを取り出す。
【0003】 この従来のガラスモールドプレスでは、プレス作業時、コアを昇温し始めてか らガラス材料が軟化する温度に達するまでに掛る時間が比較的長く、この時間が 短縮されればプレス作業の効率化を図ることが可能であったが、特にこの時間を 短縮することができるガラスモールドプレスは存在しなかった。このため、ガラ ス材料の昇温に要する時間を短縮することができるガラスモールドプレスの出現 が要望されていた。
【0004】 また、コアはヒータによって高温(500℃〜600℃以上)に熱せられるた め、コア及び該コア周辺に設けられた金属材料からなる部材が酸化し易い。しか しながら、従来のガラスモールドプレスでは、この不具合に対処する得策は存在 しなかった。
【0005】
【考案の目的】
本考案は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、レンズの元となる ガラス材料の昇温に要する時間を短縮することができるガラスモールドプレスを 提供することを目的とする。
【0006】 また本考案は、コア及び該コア周辺に設けられた金属材料からなる部材の酸化 を防止することができるガラスモールドプレスを提供することを目的とする。
【0007】
【考案の概要】
本考案は、ガラスモールド用の上型と下型の一方を固定型とし、他方を固定型 に対して接離する可動型としたガラスモールドプレスにおいて、固定型支持部材 の外周に摺動可能に設けた筒状部材と;可動型支持部材の外周に設けた、上記筒 状部材が嵌合可能な係合部と;この筒状部材を摺動させるアクチュエータと;を 備え、上記筒状部材は、可動型を固定型に対して接近させる成形状態において、 上記アクチュエータの作動により可動型側に摺動されて上記係合部に嵌合し、該 固定型と可動型の間に、外気に対して閉じられた小室を形成することを特徴とし ている。
【0008】 また本考案のガラスモールドプレスは、さらに、ガラスモールドプレス内の空 間に不活性ガスを充満させるためのガス供給手段が設けられていることを特徴と している。
【0009】
【実施例】
以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。図1は、本考案を適用したガラ スモールドプレス10の縦断面図であり、図2は、同プレス10の平面図である 。このガラスモールドプレス10は、基台11の上部略中央に固定されたプレス 加工部100、このプレス加工部100に隣接させて基台11上に固定されたレ ンズ昇降部200、及びこのレンズ昇降部200の近傍に位置させて基台11上 に固定されたレンズ搬出入部300を有している。
【0010】 プレス加工部100は、レンズ搬出入部300により搬入された、レンズとし て成形されるガラス材料(以下「ワークピース」と称す)を、上コア12及び下 コア13を有する上型(可動型)U及び下型(固定型)Dを用いたプレス加工に よりレンズとして成形するものである。レンズ昇降部200は、ガラスモールド プレス10の外部から供給されるワークピースを該プレス10の内部に送り込む 動作、及び成形後のワークピース(成形レンズ)を該プレス10の内部から外部 に取り出す動作を行なう。レンズ搬出入部300は、レンズ昇降部200により プレス10内部に送り込まれて所定位置に位置されたワークピースを、プレス加 工部100内に搬入する動作、及び成形レンズをプレス加工部100から搬出し て前記の所定位置に戻す動作を行なう。
【0011】 以下、プレス加工部100、レンズ昇降部200、及びレンズ搬出入部300 に関して詳述する。先ず、プレス加工部100に関して説明する。このプレス加 工部100は、基台11と平行に設けられた支持基板150を有し、上型Uが、 係合ブロック部140を介して該支持基板150から吊下げられている。また基 台11上には、下型Dが、上記上型Uと対向するように設けられている。該上型 Uと下型Dを含む空間Aは、基台11に固定されたケーシング部材101によっ て囲われて、ガラスモールドプレス10の外部空間から隔離されている。
【0012】 上型Uは、摺動部材135に固定された、略円筒形状の上コア支持部材(可動 型支持部材)120を有している。この上コア支持部材120は、下部に形成さ れた開口120aから突出する上コア12と、この開口120aと上コア12と の間に介在されたストッパ121と、一端部を上コア12に当て付けた熱伝導芯 122と、この熱伝導芯122を加熱するためのヒータ123とを収納している 。上型Uはさらに、係合ブロック部140に固定された被動加圧部材130と、 被動加圧部材130に支持されケーシング部材101に対して昇降可能な摺動部 材135とを有している。
【0013】 他方、下型Dは、ケーシング部材101の底部101aに固定された略円筒形 状の下コア支持部材(固定型支持部材)110を有している。この下コア支持部 材110は、上部に形成された開口110aから突出して上コア12と対向する 下コア13と、この開口110aと下コア13との間に介在されたストッパ11 1と、上端を下コア13に当て付けた熱伝導芯112と、この熱伝導芯112を 加熱するためのヒータ113とを収納している。上記ストッパ111は、上コア 12の周囲に設けられた対応するストッパ121に当接可能であり、これらスト ッパ111、121によって、上コア12の下コア13に対する最接近位置が規 定されている。
【0014】 上記熱伝導芯122と112は、セラミックや金属材料等の伝熱材からなる。 電熱線からなる上記ヒータ123と113は、それぞれ上コア12と下コア13 を昇温し、プレス10の使用時には、常時上コア12及び下コア13の温度が任 意の設定温度になるように制御する。
【0015】 熱伝導芯112の中心部には、温度センサ114が設けられている。この温度 センサ114は、その上端のセンサ部分が下コア13内部に達しており、下コア 13の温度を検知する。このセンサ114は、温調器(図示せず)に接続されて いる。この温調器は、サイリスタ(図示せず)に接続されていて、ヒータ113 を制御している。また熱伝導芯112は、下コア13の下端から上端に連通する 複数の連通路115を有している。この複数の連通路115には下端側から窒素 ガス(不活性ガス)が供給され、上端から流出する窒素ガスが下コア13の上方 に送られる構造とされている。この窒素ガスの供給により下コア13の冷却を可 能としている。図中、窒素ガスの供給源は図示されていない。
【0016】 熱伝導芯122の中心部には、温度センサ124が設けられている。この温度 センサ124は、その下端のセンサ部分が上コア12内部に達しており、上コア 12の温度を検知する。このセンサ124も、センサ114と同様に、温調器( 図示せず)に接続されている。この温調器は、サイリスタ(図示せず)に接続さ れていて、ヒータ123を制御している。また熱伝導芯122は、該コア部の上 端から下端に連通する複数の連通路125が設けられている。この複数の連通路 125には上端側から窒素ガスが供給され、下端から流出する窒素ガスが上コア 12の下方へ送られる構造とされている。この窒素ガスの供給により上コア12 の冷却を可能としている。図中、窒素ガスの供給源は図示されていない。
【0017】 下コア支持部材110の外周には、下コア支持部材110の周面にその内周面 を当接させかつ縦方向(図の上下方向)に摺動可能とされた筒状部材116が設 けられている。この筒状部材116は、連結アーム117を介して空気圧シリン ダ(アクチュエータ)118に連結されており、この空気圧シリンダ118の駆 動により昇降される。上コア12が下コア13に対して所定量以上接近した状態 において、空気圧シリンダ118により筒状部材116が上昇されると(図4の 二点鎖線B)、筒状部材116の上部及び下部が、上コア12を支持する上コア 支持部材120の外周下部(係合部)120b及び下コア支持部材110の外周 上部110bにそれぞれ嵌合した状態となり、上コア12と下コア13の間の一 定空間が筒状部材116によって囲繞される。すなわち、筒状部材116で囲繞 した、上コア12と下コア13の間の一定空間が、該空間外の空間Aに対して閉 じられた小室として形成される。
【0018】 また、ケーシング部材101内には、底部101aから上方に向けて突出させ た温度センサ119が設けられている。この温度センサ119は、空間A内の温 度を検知するためのものである。
【0019】 図8に示すように、ケーシング部材101の上方に位置する上記被動加圧部材 130は、複数のガイドシャフト131及びこのガイドシャフト131を摺動可 能に支持する支持マウント部132を有する直進ガイド機構133によって、縦 方向に移動可能に支持されている。支持マウント部132には、鉛直方向に延び るガイド孔132aが形成され、このガイド孔132内に、上部を被動加圧部材 130に固定したガイドシャフト131が摺動可能に挿入されている。また被動 加圧部材130には、測定子134aを下方に延ばした状態のダイヤルゲージ1 34が固定されている。この測定子134aは、支持マウント部132に固定し たプレート129の上端に当接している。よってダイヤルゲージ134により、 被動加圧部材130の支持マウント部132に対する縦方向での位置、即ち上型 Uの下型Dに対する縦方向での位置を確認することができる。
【0020】 上記摺動部材135は、連結ボルト130a等を介して被動加圧部材130の 下部に連結されている。この摺動部材135は、略筒状に構成され、その周縁部 から鉛直下方に延びる壁部136を一体に備えている。ケーシング部材101の 上部には開口137が形成されており、この開口137の縁部137aに対して 上記壁部136の外周面136aが縦方向に摺動可能な状態で、壁部136が開 口137に嵌入している。縁部137aの内周に形成された環状凹部138には 、環状パッキン139が、周方向に亘って嵌め込まれている。この環状パッキン 139は、壁部136に摺接することにより、縁部137aと壁部136の間の 隙間をシールする。
【0021】 被動加圧部材130の上面中央部には、上述の係合ブロック部140が固定さ れている。この係合ブロック部140は、図4と図10に示すように、被動加圧 部材130の上面に載置された被圧プレート141と下部プレート143と上部 プレート145とを有し、該下部プレート143と上部プレート145は、複数 のボルト142によって被動加圧部材130に固定されている。上部プレート1 45及び下部プレート143には、縦方向で同一箇所に、孔145a、143a が形成されている。この係合ブロック部140は、上下動する移動軸164の下 端部と係合する。この係合ブロック部140と移動軸164との係合関係は後に 詳述する。
【0022】 被動加圧部材130の上方には、基台11と平行に位置された支持基板150 が設けられている。この支持基板150は、基台11上に固定された一対の脚板 151によって支持されている。一対の脚板151のそれぞれの上端は、支持基 板150に適宜固定されている。
【0023】 図9に示すように、支持基板150の略中央部には、開口155が形成されて いる。この開口155周辺の支持基板150上には、この開口155を取り囲む ように、上方に向かって延びる円筒部材156が固定されている。この円筒部材 156の内部には、回動部材158が備わっている。この回動部材158は、該 回動部材158と円筒部材156の間に設けられた上下一対の転がり軸受157 によって、支持基板150と直交する縦方向に延びる軸を中心に回動自在にかつ 縦方向には移動不能に設けられている。
【0024】 回動部材158は、その下端部を開口155から下方に突出させた状態で設け られており、この下端部に、回動部材158の回動中心とその中心を一致させた 状態で、大歯車160が固定されている。この大歯車160は、支持基板150 上に固定されたサーボモータ161の回転軸161aに固定された小歯車162 と噛合している。したがって、回動部材158は、サーボモータ161の作動に より、小歯車162及び大歯車160を介して回動する。
【0025】 回動部材158には、その回動中心と同心にかつ該回動中心に沿って雌ねじ1 63が形成されている。この雌ねじ163には、中空状の移動軸164の外周面 に形成された雄ねじ165が螺合している。この移動軸164は、その下端部を 大歯車160下方まで延ばし、上端部を回動部材158上方まで延ばしている。 移動軸164の上端部には、該軸のラジアル方向に延びる一対の規制軸166、 167が固定して設けられている。
【0026】 規制軸166、167は、円筒部材156に形成された対応する案内溝168 、169にそれぞれ摺動可能に係合している。これら案内溝168、169は、 規制軸166、167の径より若干大きい溝幅を有し、移動軸164と平行に縦 方向に延びている。よって、案内溝168、169に係合する規制軸166、1 67によって移動軸164の回動が規制されているため、回動部材158が回転 すると、雌ねじ163及び雄ねじ165により移動軸164が縦方向に移動する 。これら雌ねじ163及び雄ねじ165が送りねじとして形成されており、雌ね じ163、雄ねじ165、規制軸166、167、及び案内溝168、169に よって送りねじ機構を構成している。規制軸167の先端には、円筒部材156 から外方に向かって延びる突起170が設けられている。
【0027】 円筒部材156には、該円筒部材156外側の案内溝169と対向する位置に 、支持プレート171が固定して設けられている。この支持プレート171には 、上から順に、上限検知センサ172、原点検知センサ173、下限検知センサ 174が固定して設けられている。これら上限、原点、及び下限検知センサ17 2、173、及び174は、フォトセンサからなり、突起170がこれらセンサ の検知部に達することで、移動軸164の上下移動に係る上限と下限、及びこれ ら上限と下限の間の所定の原点を検知する。上限検知センサ172及び下限検知 センサ174は、サーボモータ161のオーバーラン防止センサとして、また原 点検知センサ173は、サーボモータ161の原点復帰用センサとして用いられ る。これら上限、原点、及び下限検知センサ172、173、174の縦方向で の位置は、それぞれ厳密に定められている。
【0028】 円筒部材156は、その上端に固定された支持プレート175を有している。 この支持プレート175上には、空気圧シリンダ176が固定して設けられてい る。この空気圧シリンダ176は、空気圧により該シリンダ内部から外部に向け て進出可能なピストンロッド177を有しており、このピストンロッド177は 、支持プレート175に形成された孔175aを通って鉛直下方に円筒部材15 6内部に向かって延びている。ピストンロッド177の先端部(下端部)は、空 気圧シリンダ176の作動により該シリンダ176から下方に向かって繰り出さ れたとき、空気圧シリンダ176とで流体圧機構を構成するロッド180の上端 部を押圧する。移動軸164は、該軸中心に形成された長孔164a内部に摺動 可能に挿通された上記ロッド180を有している。このロッド180は、移動軸 164より幾分長く、その上端部180aは、ピストンロッド177の下端部に 当接可能とされている。
【0029】 図10及び図11に拡大して示すように、係合ブロック部140には、上部プ レート145及び下部プレート143の間に、リング部材182を収容する収容 室183がリング部材182の形状に対応させて形成されている。この収容室1 83は、リング部材182の外形より若干大きく、特に収容室183の縦方向で の長さは、リング部材182より所定量長く設定されている。ロッド180の下 端部180bは、移動軸164内部から延出して被圧プレート141の上面に当 接可能とされている(図11)。
【0030】 移動軸164は、その下端部に形成された雄ねじ部181を有している。ロッ ド180を軸心に有する該移動軸164は、その下端部を、係合ブロック部14 0の孔145a、143aに挿通させている。この移動軸164の雄ねじ部18 1に対し、該移動軸164よりも大径であるリング部材182が螺合されて、該 リング部材182が移動軸164の下端部に強固に固定されることにより、移動 軸164の下端部は、係合ブロック部140に抜け止め支持される。
【0031】 以上の構成によって、サーボモータ161を所定の回転方向に回転するように 起動させると、小歯車162、大歯車160、回動部材158、及び雌ねじ16 3と雄ねじ165からなる送りねじ機構を介して移動軸164が下方に移動し、 これに伴って被動加圧部材130が下方に移動する。また、サーボモータ161 を逆転させると、移動軸164が上方に移動し、これに伴って被動加圧部材13 0が上方に移動する。移動軸164の縦方向での停止位置は、原点検知センサ1 73の検知位置を基準としてサーボモータ161を制御する制御回路(図示せず )により任意に設定可能とされている。任意に設定される移動軸164の停止位 置のデータは、上記制御回路に備わった記憶手段(メモリ)に記憶され、この記 録されたデータを基にサーボモータ161が制御される。
【0032】 移動軸164が任意に設定した位置まで移動した後、空気圧シリンダ176を 作動させることでピストンロッド177の先端部でロッド180の上端部180 aを押圧することができる。これによって、ロッド180の下端部180bを被 圧プレート141に押し付けることができる。この構成により、空気圧シリンダ 176を作動させると、上型Uの自重Gに空気圧シリンダ176による更なる荷 重Lを加えた総荷重(G+L)をストッパ121を介してストッパ111に対し て加えることができる。空気圧シリンダ176による荷重Lは、該空気圧シリン ダ176に供給する空気量を変化させることで可変である。そのため、上記総荷 重(G+L)は、任意に設定することができる。例えば、上型Uの自重Gを約1 8kg、総重量(G+L)を約60kgに設定することができる。
【0033】 次に、レンズ昇降部200に関して説明する。このレンズ昇降部200は、円 筒部材216、この円筒部材216内に摺動可能に嵌められたピストンロッド2 15、このピストンロッド215の下端部に接続された空気圧シリンダ219、 及び、これら円筒部材216、ピストンロッド215、空気圧シリンダ219等 全体を昇降させる空気圧シリンダ203を有する昇降機構209を一対有してい る。この一対の昇降機構209は、図2に示すガラスモールドプレス10の中心 線Xを境として対称に設けられている。図1、図3、図5及び図12の各図では 、搬入側(図2での下側)の昇降機構209のみが表れている。搬入側の昇降機 構209は、ワークピースWをガラスモールドプレス10内部に搬入するために 用いられ、搬出側(図2での上側)の昇降機構209は、成形後のワークピース W(成形レンズ)をガラスモールドプレス10外部に搬出するために用いられる 。
【0034】 図3に示すように、ケーシング部材101の一側には、開口102が形成され ており、この開口102に隣接させて、横長箱体部201が固定して設けられて いる。この横長箱体部201は、図2に示す中心線Xを境として対称な形状とさ れ、その内部空間Cを開口102に連通させている。また横長箱体部201は、 その横方向での長さ方向を基台11と平行に位置され、該横長箱体部201の下 面に固定された支持ブロック204を介して基台11に固定されている。
【0035】 横長箱体部201は、該箱体部201の下壁205に、図3の紙面に垂直な方 向(図2の上下方向)に一対、図2に示す中心線Xを境に対称に開口210(図 12)が形成されている。また横長箱体部201の上壁206には、図12に示 すように、縦方向で開口210と対向する位置に一対、開口210より若干大径 の開口211が形成されている。これら開口210及び211には、空気圧シリ ンダ203により円筒部材216が昇降するときに、円筒部材216の上端部に 固定された心出し円筒部212が進退する。この心出し円筒部212の内径は、 ワークピースWの直径より僅かに大きく形成されている。円筒部材216の上端 部にはフランジ部216cが固定されており、このフランジ部216cに対して 心出し円筒部212の下端部に形成されたフランジ部214が固定されている。 これらフランジ部214と216cは同一径とされており、この径は、開口21 0の径よりも若干小さく設定されている。ピストンロッド215の上端部には、 ピストンロッド215と同径のレンズ支持円柱部213が固定されており、この レンズ支持円柱部213は、心出し円筒部212内に摺動可能に嵌まっている。 レンズ支持円柱部213の上端部には、ワークピースWまたは成形後のワークピ ースW(成形レンズ)を載せる凹部213aが形成されている。
【0036】 内部にピストンロッド215を摺動可能に支持する円筒部材216は、横長箱 体部201の下壁205下面に対して固定して設けられた支持ブロック217に よって縦方向に摺動可能に支持されている。円筒部材216の下端部には、ブロ ック216aが固定されており、このブロック216aに対して固定されたL字 金具216bを介して、空気圧シリンダ219がブロック216aに固定されて いる。空気圧シリンダ219は、円筒部材216に対してピストンロッド215 を軸方向に移動させるためのもので、円筒部材216に対するピストンロッド2 15の移動上限位置は、ピストンロッド215の下端部に設けられた調節部21 9aにより調節することができる。空気圧シリンダ219が作動されていない状 態、即ちピストンロッド215が円筒部材216に対して最下方に位置されてい る状態では、凹部213aは、心出し円筒部212の上端から若干下方に位置さ れる。この状態において、凹部213aにワークピースWを載せると、心出し円 筒部212の内径がワークピースWの直径より僅かに大きいためにワークピース Wが心出し円筒部212内部に落ち込み、これによってワークピースWが凹部2 13a上においてレンズ支持円柱部213に対して心出しされる。
【0037】 図3及び図5に示すように、支持ブロック217には、ガイドシャフト202 が円筒部材216と平行な状態で固定されている。ブロック216aには孔21 6dが形成されている。この孔216dには、ガイドシャフト202が、孔21 6dのガイドシャフト202に対する摺動を許容するように嵌められている。こ れにより、ブロック216aは、ガイドシャフト202によって縦方向に移動可 能に案内支持されている。
【0038】 ガイドシャフト202は基台11内部まで延びており、下端部202aは、板 材208を介して空気圧シリンダ203の上部に固定されている。板材208に 固定された空気圧シリンダ203は、ブロック216a及び該ブロック216a に固定された部材を昇降させることができる。
【0039】 図12に示すように、横長箱体部201の上壁206上面には、一対の開口2 11に跨って板状のシール材218が載置されている。このシール材218には 、開口211と同心に形成された、開口211より小径かつ心出し円筒部212 の上部円筒部分外径より若干大径である開口218aが、一対の開口211のそ れぞれに対応させて一対形成されている。空気圧シリンダ203によって心出し 円筒部212を最も上昇させたときには、図12の二点鎖線で示す状態、即ち心 出し円筒部212上部が開口218aから上方に突出しかつフランジ部214の 上面がシール材218の下面に対して面接触した状態となる。この状態では、シ ール材218とフランジ部214の作用によって内部空間Cとシール材218よ り上方の大気とが遮断される。
【0040】 シール材218の上面には、一対の開口218aに覆い被さる状態で、移動箱 体220が位置されている。この移動箱体220は、側壁221及び上壁222 を有しており、これら側壁221と上壁222に囲まれた空間Eの下方は開放さ れている。側壁221には、その下端部に沿って溝221aが形成されており、 この溝221aには、環状パッキン223が嵌め込まれている。
【0041】 移動箱体220には、上壁222から鉛直上方に向かって延びる、一対のガイ ドシャフト225が固定して設けられている。これらガイドシャフト225は、 図2の中心線Xを境に対称に設けられており、支持基板150上に固定して設け られたガイドプレート226のガイド部227によって、縦方向に移動自在に支 持されている。よって、移動箱体220は、一対のガイドシャフト225とガイ ド部227によりガイドされた状態で、上壁206から離れて上方に移動可能と されている。
【0042】 ガイドプレート226上には、上方に向かって延びる空気圧シリンダ233が 固定されている。この空気圧シリンダ233は、縦方向に上下動するピストンロ ッド234を有している。このピストンロッド234の下端部は、移動箱体22 0の上壁222に固定されている。したがって、空気圧シリンダ233を作動さ せることにより移動箱体220を昇降させることができる。
【0043】 移動箱体220は、搬入側の凹部213a上に置かれたワークピースWに予備 加熱するためのコイルヒータ231aを有している(図6、12)。このコイル ヒータ231aは、側壁221に固定されており、そのヒータ部(図示せず)は 空間E内における搬入側の凹部213a上方に位置されている。また、空間E内 における搬入側の凹部213aの上方には温度センサ230が設けられており、 この温度センサ230を用いてコイルヒータ231aの温度が制御されている。 また、移動箱体220には、空間Eと連通する供給孔231及び排出孔232が それぞれ一対形成されている。移動箱体220がシート材218上に位置された 状態(図12に示す状態)において、供給孔231から空間E内部に窒素ガスが 供給され、排出孔232から空間E内部の空気が外部に排出されて、空間E内部 が窒素ガスで充満される。供給孔231から窒素ガスを供給する装置及び排出孔 232から空間E内部の空気を排出させる装置は何れも図示していない。
【0044】 次に、レンズ搬出入部300に関して説明する。レンズ搬出入部300は、図 2、図5及び図7に示すように、基台11上に固定して設けられた互いに同一構 造を有する一対のレンズ搬出入装置301を有している。図2の下側のレンズ搬 出入装置301は、ワークピースWをプレス加工部100に搬入するために用い られ、同図の上側のレンズ搬出入装置301は、成形後のワークピースW(成形 レンズ)をプレス加工部100から搬出するために用いられる。
【0045】 各レンズ搬出入装置301は、水平方向に延びるアーム302を有している。 一対のアーム302は、下コア13の中心と開口218aの中心を通る直線V1 及びV2 (図2)に沿ってそれぞれが配置され、かつ把持ハンド303が設けら れたアーム302の一端部302aを、横長箱体部201の側部に設けられた一 対の挿通孔207の対応する挿通孔207を介して空間C内部に位置させている 。このため、一対のレンズ搬出入装置301は、該装置上方から視ると、中心線 Xを境として対称にV字形に配置されていることがわかる。挿通孔207の内周 面には、環状溝207aが形成されており、この環状溝207aに嵌め込まれた 環状パッキン207bがアーム302の外周面に当接している。これにより、挿 通孔207とアーム302の隙間は、気密状態にシールされている。
【0046】 アーム302は、一端部302aにワークピースWを把持可能な把持ハンド3 03を有し、他端部302bはリニアブロック304に固定されている。このリ ニアブロック304は、中継リニアブロック305に固定して設けられたロッド レスシリンダ306によりアーム302の長手方向に移動可能とされている。中 継リニアブロック305は、基台11上に載置された固定ブロック307に固定 して設けられたロッドレスシリンダ308によりアーム302の長手方向に移動 可能とされている。よって、アーム302は、リニアブロック304及び中継リ ニアブロック305の移動によってアーム302の長手方向に沿って移動可能と されている。
【0047】 固定ブロック307(図2、図5)に対する中継リニアブロック305の移動 により、アーム302がその最後退位置から、把持ハンド303がその把持部中 心をレンズ支持円柱部213の軸線上と一致させる位置(把持位置)まで移動さ れる。他方、中継リニアブロック305に対するリニアブロック304の移動に より、アーム302が上記把持位置から、把持ハンド303の把持部が下型コア 13上に位置する位置まで移動される。
【0048】 各リニアブロック304には、アーム302の他端部302aに対向させた位 置に上下一対のコンパクトシリンダ310が固定して設けられている。これらコ ンパクトシリンダ310はエアコンプレッサ(図示せず)に接続されており、該 エアコンプレッサからの空気がアーム302の内部を通り、該空気の流出入量の 変化により把持ハンドル303が適宜操作される。
【0049】 以上の構成を有する本考案のガラスモールドプレス10は、以下のように作動 する。先ず、連通路115及び125を介して空間A及びC内部に窒素ガスを充 満させる(第1ステップ)。次に、空気圧シリンダ203によって搬入側の円筒 部材216を上昇させ、該円筒部材216上の心出し円筒部212を図12に実 線で示す初期位置から二点鎖線で示す上限位置まで移動させる(第2ステップ) 。続いて、空気圧シリンダ233により移動箱体220を上方に持ち上げてシー ル材218から離間させた状態を保持する(第3ステップ)。その後、凹部21 3a上に、作業者の手または自動供給装置等を用いてワークピースWを載せる( 第4ステップ)。この際、ワークピースWがレンズ支持円柱部213に対して心 出しされる。
【0050】 このワークピースWを凹部213a上に載せた後、保持していた移動箱体22 0を下降させてシール材218上に再び載せる(第5ステップ)。この状態にて 、コイルヒータ231aに通電して凹部213a上のワークピースWに加熱し、 同時に供給孔231から空間E内部に窒素ガスを供給し、排出孔232から空間 E内部の空気を外部に排出して空間E内部に窒素ガスを充満させる(第6ステッ プ)。
【0051】 このワークピースWの予備加熱作業後、搬入側の円筒部材216を降下させ、 心出し円筒部212を再び図12に実線で示す初期位置まで戻し、その後、空気 圧シリンダ219によってピストンロッド215を上昇させ、レンズ支持円柱部 213を図12に一点鎖線で示す位置(待機位置)に位置させる(第7ステップ )。レンズ支持円柱部213がこの待機位置にあるときにのみ、凹部213a上 に載せられたワークピースWを把持ハンド303が把持することができ、また把 持しているワークピースWを凹部213a上に置くことが可能である。
【0052】 次に、搬入側のアーム302を実線で示す初期位置から図1の左方に向かって 移動させ、把持ハンド303によって待機位置にあるワークピースWを把持させ る(第8ステップ)。この把持後、上昇させていたレンズ支持円柱部213を降 下させて図12に実線で示す初期位置に戻す(第9ステップ)。レンズ支持円柱 部213がこの初期位置にあるときには、アーム302が心出し円筒部212上 を横切って移動しても、レンズ支持円柱部213がアーム302に干渉すること はない。
【0053】 次に、このアーム302をケーシング部材101の空間A内部へ移動させ、把 持しているワークピースWを下コア13上で放して該下コア13上に位置させる (第10ステップ)。その後、アーム302を空間Aから退避させて実線で示す 初期位置に戻す(第11ステップ)。
【0054】 その後、サーボモータ161を作動させて被動加圧部材130を所定量降下さ せ、さらに空気圧シリンダ118を作動させて筒状部材116を上方に移動させ て上コア12及び下コア13の間に閉じられた小室を形成し、同時に、ヒータ1 13、123の温度を上述した保温温度よりも更に上昇させ、上コア12と下コ ア13を共にワークピースWが軟化する所定温度(プレス温度)まで昇温させる (第12ステップ)。この昇温完了と同時に再度サーボモータ161を作動させ て被動加圧部材130を下限まで降ろして上コア12と下コア13によりワーク ピースWをプレスする(第13ステップ)。
【0055】 ワークピースWのプレス完了後、該ワークピースWを冷却するために、ヒータ 113、123の温度を降下させて上コア12と下コア13を上述したプレス温 度より低い所定温度(離型温度)まで冷却し、さらに空気圧シリンダ118を作 動させて筒状部材116を下方に移動させて上コア12及び下コア13の間の一 定空間を開放する(第14ステップ)。また、この冷却工程に入ると同時に空気 圧シリンダ176を作動させてロッド180の下端部180bで被圧プレート1 41を押圧し、ストッパ111即ち下型Dに対して上述した総荷重(G+L)を 加え、冷却が完了するまで空気圧シリンダ176を作動させ続ける(第15ステ ップ)。
【0056】 この冷却完了後、サーボモータ161を作動させて移動軸164を上昇させ、 該移動軸164が所定の停止位置に達した時点で移動軸164の上昇を停止させ る(第16ステップ)。この移動軸164の停止位置は、下コア13から上コア 12を、把持ハンド303が成形後のワークピースWを把持できる程度離間させ る位置に設定されている。この停止位置により、プレス成形後、ワークピースW が上コア12に付着した状態となった場合でも把持ハンド303により該ワーク ピースWを確実し把持することができる。その後、搬出側のアーム302を実線 で示した初期位置から図1の左方に向かって空間A内に移動させ、把持ハンド3 03によって下コア13上に位置する上記成形後のワークピースWを把持させる (第17ステップ)。
【0057】 続いて、搬出側のアーム302を移動させて把持ハンド303を空間A内から 退避させ、把持ハンド303により把持している成形後のワークピースWを搬出 側の凹部213a上に位置させた状態とし、同時にサーボモータ161を作動さ せて移動軸164を所定の位置まで上昇させて被動加圧部材130を持ち上げる (第18ステップ)。
【0058】 続いて、把持している成形後のワークピースWを該心出し円筒部212上の凹 部213a上に載せるべく把持ハンド303を開放させる(第19ステップ)。 その後、搬出側のアーム302を初期位置まで後退させ、そして成形後のワーク ピースWを載せた心出し円筒部212を二点鎖線で示す上限位置まで上昇させる (第20ステップ)。この上昇後、移動箱体220をシール材218上から持ち 上げ、成形後のワークピースWすなわち成形レンズを凹部213a上から作業者 の手または自動供給装置等を用いて取り出だす(第21ステップ)。
【0059】 複数のワークピースWのプレスを行う場合、上記第1から第21ステップの工 程の効率化を図るため、第11ステップの後に引き続き、第1ステップから第9 ステップまでの工程を第12ステップ以降の工程と同時進行させ、第20ステッ プが終了した直後から第10ステップに移る工程としてもよい。
【0060】 上記実施例のガラスモールドプレス10には、作業効率を高めるためにレンズ 搬出入装置301が2基備わっているが、1基のみ設ける構成でも本願考案の目 的を達成できることは言うまでもない。
【0061】 また、上型の自重G及び空気圧シリンダ176による圧力の具体的な数値は、 上記実施例に限定されるものではない。
【0062】 以上のように、本考案を適用したガラスモールドプレス10によれば、ワーク ピースWをプレスする際、上コア12と下コア13の間の一定空間が筒状部材1 16によって囲繞され、すなわち上記一定空間が、該空間外の空間Aに対して閉 じられた小室として形成されるため、上コア12及び下コア13へ伝わるヒータ 123及び113による熱が上記一定空間内に留まりやすい。したがって、ヒー タ123及び113により上コア12及び下コア13を昇温し始めてからワーク ピースWが軟化する温度に達するまでに掛る時間が短縮される。
【0063】 さらに、空間A及びC内部に窒素ガスを充満させているので、ヒータ123及 び113の熱によって上コア12、下コア13及びこれらコア周辺に設けられた 金属材料からなる部材の酸化を促進することはない。
【0064】
【考案の効果】
以上のように、本考案を適用したガラスモールドプレスによると、筒状部材が 、可動型を固定型に対して接近させる成形状態において、アクチュエータの作動 により可動型側に摺動されて筒状部材の係合部に嵌合し、固定型と可動型の間に 、外気に対して閉じられた小室を形成するので、レンズの元となるガラス材料の 昇温に要する時間を短縮することができる。さらに、ガラスモールドプレス内の 空間に不活性ガスを充満させるためのガス供給手段を設ければ、コア及びコア周 辺に設けられた金属材料からなる部材の酸化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したガラスモールドプレスを示す
断面図である。
【図2】同図のガラスモールドプレスの上面図である。
【図3】図1の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】同図の一部を更に拡大して示す断面図である。
【図5】図1の一部を拡大して示す断面図である。
【図6】図2の一部を拡大して示す上面図である。
【図7】図2の一部を拡大して示す上面図である。
【図8】図1に示すガラスモールドプレスの一部の断面
図である。
【図9】同図の一部を拡大して示す断面図である。
【図10】本考案を適用したガラスモールドプレスの要
部を示す断面図である。
【図11】同図要部とは異なった状態にある該要部を示
す断面図である。
【図12】図1の一部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10 ガラスモールドプレス 11 基台 12 上コア 13 下コア 100 プレス加工部 110 下コア支持部材(固定型支持部材) 111 121 ストッパ 112 122 熱伝導芯 113 123 ヒータ 114 124 温度センサ 116 筒状部材 118 空気圧シリンダ 120 上コア支持部材(可動型支持部材) 130 被動加圧部材 135 摺動部材 140 係合ブロック部 158 回転部材 160 大歯車 161 サーボモータ 162 小歯車 163 雌ねじ 164 移動軸 165 雄ねじ 166 167 規制軸 168 169 案内溝 172 上限検知センサ 173 原点検知センサ 174 下限検知センサ 176 空気圧シリンダ 177 ピストンロッド 180 ロッド 182 リング部材 200 レンズ昇降部 209 昇降機構 210 211 開口 212 心出し円筒部 213 レンズ支持円柱部 213a 凹部 214 フランジ部 215 ピストンロッド 216 円筒部材 218 シール材 219 空気圧シリンダ 220 移動箱体 231a コイルヒータ 233 空気圧シリンダ 300 レンズ搬出入部 301 レンズ搬出入装置 302 アーム 303 把持ハンド 304 リニアブロック 305 中継リニアブロック 306 308 307 固定ブロック 310 コンパクトシリンダ U 上型 D 下型

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスモールド用の上型と下型の一方を
    固定型とし、他方を固定型に対して接離する可動型とし
    たガラスモールドプレスにおいて、 固定型支持部材の外周に摺動可能に設けた筒状部材と;
    可動型支持部材の外周に設けた、上記筒状部材が嵌合可
    能な係合部と;この筒状部材を摺動させるアクチュエー
    タと;を備え、 上記筒状部材は、可動型を固定型に対して接近させる成
    形状態において、上記アクチュエータの作動により可動
    型側に摺動されて上記係合部に嵌合し、該固定型と可動
    型の間に、外気に対して閉じられた小室を形成すること
    を特徴とするガラスモールドプレス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、ガラスモー
    ルドプレス内の空間に不活性ガスを充満させるためのガ
    ス供給手段が設けられているガラスモールドプレス。
  3. 【請求項3】 請求項1において、アクチュエータは流
    体圧シリンダであり、この流体圧シリンダの作動により
    筒状部材が摺動するガラスモールドプレス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0587348U (ja) * 1991-07-15 1993-11-26 株式会社東郷製作所 スプリング組立て体

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JPH0587348U (ja) * 1991-07-15 1993-11-26 株式会社東郷製作所 スプリング組立て体

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