JP3001838B2 - 液状体または半液状体の製品に用いるアプリケータユニット - Google Patents

液状体または半液状体の製品に用いるアプリケータユニット

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JP3001838B2
JP3001838B2 JP9244444A JP24444497A JP3001838B2 JP 3001838 B2 JP3001838 B2 JP 3001838B2 JP 9244444 A JP9244444 A JP 9244444A JP 24444497 A JP24444497 A JP 24444497A JP 3001838 B2 JP3001838 B2 JP 3001838B2
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    • A45D40/26Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball
    • A45D40/262Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like
    • A45D40/265Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball using a brush or the like connected to the cap of the container
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧用品のような
液状体または半液状体の製品に用いるアプリケータユニ
ットに関する。本発明はさらに、本発明の要旨を限定す
る目的ではないが、アイライナー型のアプリケータユニ
ットに関する。化粧の分野における他の用途としては、
特に、整髪料、乳液(liquid serum)、ネイルカラー
(nail varnish)、アイシャドウ、液状の口紅、マスカ
ラ等がある。また、本発明は、化粧分野以外にも応用で
きる。例えば、接着剤を適用することもできる。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した種類のアプリケータユニ
ットは、ねじ溝が形成されたネック部を有するととも
に、液状体または半液状体の製品を収容するようにされ
たボトルと、前記ネック部に螺合され前記ボトルを閉塞
するキャップと、前記キャップに連結された軸部の端部
に設けられたアプリケータ部とを備えている。また、こ
のアプリケータ部は、一般に、アプリケータ部および前
記軸部を拭き取るための手段を備えている。
【0003】仏国特許第2 470 066号公開公報には上述
した形式の装置が開示されており、ネック部の内部に
は、互いに頂上部に設けられた複数のスクレーパーを形
成する唇状部を有するとともに、三角形状の断面を有す
るモールド部分が設けられている。このスクレーパー
は、前記軸部だけでなく、アプリケータ部(この場合は
ブラシ)をも拭き取ることができる。
【0004】欧州特許第0 640 302号公開公報には、環
状の拭き取り部材を備えているとともに、リザーバの内
部に半径方向へ突出する複数の突出部が設けられ、前記
リザーバから引き出すときにアプリケータに過剰に付着
された製品を掻き取るようにされたマスカラ用のアプリ
ケータが記載されている。
【0005】L’Orealにより1995年2月24
日付けで出願された仏国特許出願第95/02197号明細書に
は、リザーバから引き出す際にアプリケータ部と交差す
る変形可能な弾性材料で形成された空中ごま(diabol
o)形状の拭き取り部を備えた液状またはペースト状の
製品に用いられるアプリケータユニットが記載されてい
る。この拭き取り部は、軸部を拭き取ることができると
ともに、前記軸部よりも大きな断面を有するアプリケー
タ部材が通過できるように通過断面を大きくすることが
できるようになっている。
【0006】仏国特許第2 504 788号公開公報には、可
撓性を有するゴム体を通過してリザーバの内部に貫通す
るブラシを備えたメークアップ用ユニットが記載されて
いる。前記ゴム体は、手袋の指の形状を有しており、貫
通される底部には拭き取り用の唇状部が形成されてい
る。この唇状部には、前記ブラシの毛の各列の隣り合う
二つの間の各溝内で拭き取り動作をするように、各溝内
を挿通することができるようにされた複数の歯部が形成
されている。
【0007】さらに、他の拭き取り装置は、仏国特許第
2 515 941号公開公報、仏国特許第2579 430号公開公報
または仏国特許第2 580 479号公開公報に記載されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の明細書に記載さ
れた拭き取り装置は、機械的な拭き取り部材から構成さ
れており、軸部及び/又はアプリケータ部の拭き取り
は、拭き取り部と拭き取られる部材との間の接触または
摩擦によって行われる。しかし、これらの装置では、特
にアプリケータ部の直径が該アプリケータ部を操作する
軸部の直径よりも実質的に小さいときには、十分な性能
を発揮することができないことが時々ある。これは、特
に直径が2.5から3mmとされた軸部により操作され
るアプリケータの場合に、テーパ形状とされたアプリケ
ータ部の最大の直径が2mmのオーダーであり、先端の
直径が0.2mmとされたときである。このようなアプ
リケータ部を前述した形式の拭き取り用部材に通過させ
た場合、軸部については適切な拭き取りが行われる。一
方、アプリケータ部の自由端については拭き取りが行わ
れず、大きなあるいは小さな製品の液滴が残されること
になり、この液滴が製品の使用を困難にし、しかも性能
を劣化させることになる。
【0009】さらに、既知の装置において、スリット状
の穴を有する弾性変形可能とされた環状の部材により拭
き取りを行う場合には、材質が弾性を失ってしまうの
で、使用を重ねることにより性能が劣化してしまう。ま
た、前記スリット状の穴にアプリケータ部を挿入したと
きに、該アプリケータ部に回復することのできないダメ
ージを与える応力がかけられることになる。
【0010】最後に、前述した仏国特許第2 504 788号
公開公報で説明した手袋の指の形式の装置については、
手袋の指に入れられた製品量が多すぎてアプリケータ部
に適切な量を付着させることができず、先端部の精細さ
を欠くことになる。
【0011】このように、全ての既知の装置は二つの形
式に分けられる。第一の形式は、(スリット状の穴を備
えた拭き取り部の形式の)摩擦によりアプリケータ部を
拭き取るように、拭き取り部がアプリケータ部の直径に
対応した大きさとされたものである。この場合、残余部
分である前記スリット状の穴の直径が小さいため、アプ
リケータ部は大きな機械的な応力にさらされることにな
り、特に挿入したときに回復することのできないダメー
ジが与えられることになる。さらに、スリット状の穴を
備えた拭き取り部は、使用を重ねるにつれその弾性が失
われることになり、これにより、必然的に拭き取りの性
能が劣化することになる。第二の形式は、拭き取り部の
直径を軸部の直径に対応させたものであり、この場合に
は、アプリケータ部は、適切に拭き取られることなく拭
き取り部を通過してしまうことになる。
【0012】したがって、本発明の目的の一つは、特に
アプリケータ部を挿入するときに、回復することのでき
ないダメージを与えるおそれのある機械的な応力を該ア
プリケータ部に付加することなく、アプリケータ部の自
由端で形成される従来技術に係る装置を参照して説明し
た液滴を除去する一方、アプリケータ部の長さ全体にわ
たって該アプリケータ部を拭き取ることができる拭き取
り装置を提供することである。
【0013】また、本発明は、アプリケータ部を操作す
る軸部の適切な拭き取りを行う従来の拭き取り手段を備
えた拭き取り装置を提供することを他の目的とする。
【0014】さらに、本発明の他の目的については、以
下の詳細な説明でより詳しく述べることにする。
【0015】驚くべきことに、本願出願人は、液状体ま
たは半液状体の製品に用いるアプリケータユニットにつ
いて、接触または摩擦による拭き取り動作を伴う従来の
拭き取り部は、表面張力のメカニズムに基づく新しい拭
き取り装置に好適に置き換えられ、あるいは補足される
との知見を得た。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の目的
は、以下の構成を備えた液状体または半液状体の製品に
用いるアプリケータユニットにより達成される。このア
プリケータユニットは、ボトルと、本体と、開口部とを
有し、製品を収容するリザーバと;離脱しないように前
記開口部を密閉する閉塞手段と;該閉塞手段に連結され
た軸部により操作されるとともに、前記閉塞手段を閉塞
した閉塞位置で前記リザーバ内の製品に接触するように
取り付けられたアプリケータ部と;前記開口部の近傍に
位置するとともに、前記アプリケータ部が通過するよう
にされた拭き取り手段とを具備してなり、前記アプリケ
ータ部は、前記軸部の直径よりも小さいか、または等し
い直径を有するとともに、前記軸部に連結された一端と
自由端とを有するようにされた液状体または半液状体に
用いるアプリケータユニットにおいて、前記アプリケー
タ部が前記拭き取り手段を通過するときに、本質的に表
面張力効果により該アプリケータ部の拭き取りが行わ
れ、前記アプリケータ部は、前記拭き取り手段と実質的
な摩擦が全く生じることなく該拭き取り手段を通過する
ことを特徴としている。
【0017】アプリケータ部が拭き取り部を通過する
間、即ち該アプリケータ部の挿入および引き抜きのいず
れの間にも該アプリケータ部がダメージを受けないの
で、表面張力効果によるこの拭き取りのメカニズムは、
アプリケータ部と拭き取り部との機械的な摩擦により主
として拭き取りが行われる従来の拭き取りのメカニズム
と比較した場合に特に有利である。
【0018】好ましくは、前記拭き取り手段は、製品が
付着された前記アプリケータ部が通過するスリーブを備
え、該スリーブは、前記アプリケータ部の最大直径より
も大きい最小内径を(通常は前記軸部が連結されたアプ
リケータ部の端部近傍に)有し、かつ、該スリーブは、
その両端部において開口されるとともに、表面張力効果
により製品の保留分を保持することができる内表面を有
しており、しかも、前記スリーブの前記内表面と該スリ
ーブ内に保持されている製品との間におよぼす表面張力
が、前記アプリケータ部の前記自由端と製品との間にお
よぼす表面張力よりも大きくされている。したがって、
最も小さい断面積を有する前記スリーブの部分において
さえ、該スリーブの両側部間で前記アプリケータ部に目
立った摩擦が生じることはない。
【0019】したがって、実際には、前記アプリケータ
部の端部における液体の全ての余剰分(該アプリケータ
部の端部に形成された液滴状のもの)は、該アプリケー
タ部から取り除かれるとともに、前記スリーブ内に取り
残されることになる。前記スリーブ内に取り残されなか
った液体は、引き延ばされた液状の製品の弾性により生
じる復元力により、前記アプリケータ部の高さ全体にわ
たって実際上均一に広げられることになる。このよう
に、このアプリケータ部は、完全に平滑化され、しか
も、その自由端では、実際上、余剰な製品が取り除かれ
ることになる。
【0020】本出願の意味する範囲内において、レオロ
ジーは、流体である液状または半液状の製品の各特性の
組み合わせの全て、及び所定の応力に対する挙動に関連
しており、表面張力のほか、特に製品の粘性をも包含す
るものである。
【0021】本出願の意味する範囲内において、表面張
力とは、二相間の界面におよぼす力をいい、特に同一ま
たは異なった相の間で、つまり二つの液相間または固体
表面と液体との間におよぼす力をいう。表面張力は、よ
り大きな力であり、このより大きな力は、二つの相を分
離する機能となる。液体/固体界面においては、一般
に、二つの相を分離させるようにする(単位表面積あた
りの)濡らせる機能をいう。液体の一のカラムを二つに
分離させるのに必要な機能は、一般に、凝集機能(cohe
sional work)とされる。この表面張力は、負の圧力ま
たは低い圧力にたとえることができる。本発明の範囲
内、しかも単純化する目的の範囲内において、主として
二つの相を考慮することにする。それは、前記スリーブ
の内表面と該スリーブ内の液体との間の第一の液体/固
体界面と、前記アプリケータ部の前記端部と該アプリケ
ータ部上の液体との間の第二の液体/固体界面とであ
る。
【0022】本発明によれば、拭き取りの効果は、前記
第一界面における表面張力を、第二界面における表面張
力よりも大きく、好ましくは明らかに大きくすることに
より、得られるものである。この表面張力の違いは、特
に、表面張力がかかる前記スリーブの表面が、表面張力
がかかる前記アプリケータ部の前記端部の表面よりも大
きく、好ましくは明らかに大きくされるという事実から
導かれる。したがって、前記アプリケータ部が、前記ス
リーブを通過した後に液体が付着された該スリーブから
現れたときに、液体が引き延ばされ、かつ、前記スリー
ブと前記アプリケータ部との間に液体の橋を形成するこ
とになる。
【0023】液体の橋が壊れたときに、アプリケータ部
の端部における液体の大部分の余剰分が前記拭き取り部
材内に取り残され、その残りの液体が前記アプリケータ
部に沿って流れて実質的に均一な膜を形成するように、
前記スリーブの側部におよぼす力は、前記アプリケータ
部の側部におよぼす力よりも大きいものとされる。従来
技術の装置を参照して説明したような液滴の形成は、生
じることがない。
【0024】さらに、前記拭き取り手段は、前記軸部を
摩擦により拭き取る手段を備え、例えば、前記スリーブ
内に配置された圧縮領域により形成され、前記軸部が該
圧縮領域を通過するときに該軸部を拭き取ることが可能
とされる。
【0025】あるいは、摩擦により前記軸部を拭き取る
手段として、前記スリーブの上部に取り付けられるとと
もに、前記軸部が通過する時に拭き取ることができるよ
うにされた環状部材としてもよい。この環状部材は、熱
可塑性材料または熱可塑性エラストマーから形成するこ
とができる。
【0026】好ましくは、前記アプリケータ部の直径
は、前記軸部に連結された該アプリケータ部の端部の最
大値から該アプリケータ部の自由端の最小値までとさ
れ、前記軸部を拭き取る手段の真下に少なくとも位置す
る部分における前記スリーブの内径d1は、前記最小値
の2倍から25倍、好ましくは5倍から25倍とされ
る。
【0027】一般的に、粘度が1×10-3Pa・s(1
cp)から1Pa・s(10p)の製品に対して、前記
スリーブの前記内径は2mmから10mm、上方に位置
する前記軸部拭き取手段までの前記スリーブの高さ
は10mmから50mmとされる。好ましくは、粘度が
1×10-3Pa・s(1cp)から5×10-1Pa・s
(5p)の製品に対して、前記スリーブの前記内径は、
前記スリーブの前記内表面と前記軸部との間に形成され
る環状空間の半径方向の幅δが数μmから1mmとなる
ようにされ、前記軸部を拭き取るための上方に位置する
前記手段までの前記スリーブの高さは10mmから20
mmとされる。
【0028】好ましくは、前記スリーブの内表面は、前
記リザーバの底部と反対方向に直径が減少する円すい台
(frustoconical)形の断面を有する。
【0029】前記アプリケータ部が通過するときに前記
拭き取り部により液体におよぼされる表面張力は、前記
スリーブの内表面に該スリーブの軸線に平行に配置され
た複数のフィンを配することにより補強することができ
る。スロット、開口部、溝(grooves)あるいは他の起
伏部(reliefs)等の他の手段により、前記スリーブの
各内側面に液体が密着するための表面を好適に増加させ
ることができる。
【0030】好ましくは、前記スリーブは、該スリーブ
に製品を供給するための一つのあるいは複数のスロット
若しくは開口部を有している。これらスロットは、前記
スリーブの軸線に対して垂直に、あるいは平行に配され
ている。各スロットを前記スリーブの軸線に対して平行
に配した場合、各スロットは、前記リザーバの底部に対
向配置される前記スリーブの端部から開口することにな
る。
【0031】さらに、本発明は、前記閉塞手段が前記リ
ザーバに対して閉塞位置に位置しているときに、実際
上、前記スリーブ内で包含されるようにされた前記アプ
リケータ部を備えたアプリケータユニットを提供する。
あるいは、前記アプリケータ部は、前記閉塞手段が前記
リザーバに対して閉塞位置に位置しているときに、前記
リザーバの底部の近傍に保持される。
【0032】さらに他の態様によれば、拭き取り用スリ
ーブは、前記リザーバのネック部に形成され、前記軸部
を拭き取るための圧縮領域を形成する環状ビード(bea
d)を前記ネック部に好適に形成することが可能とさ
れ、前記リザーバは、例えば射出成形またはブロー成形
により成形されている。同様に、前記軸部を拭き取るた
めの手段は、前記ネック部に液密的な方法で取り付けら
れた分離した環状部材により構成することができる。好
ましくは、前記スリーブは、前記リザーバの前記ネック
部に液密的な方法で取り付けられた環状部材により形成
される上部圧縮部と、前記リザーバの前記ネック部に形
成された下部圧縮部とからなる二つの圧縮部により範囲
が制限されており、製品は、表面張力によりこの二つの
圧縮部の間に保持される。
【0033】前記アプリケータユニット内に入れられた
製品は、整髪料、乳液、マスカラ、アイライナー、アイ
シャドウ、液状口紅、接着剤等とすることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下の説明は、以下の添付図面に
よってなされる。図1は、本発明による拭き取り装置の
動作原理を概略的に示した図である。図2(a)〜
(d)は、本発明によるアプリケータユニットに使用さ
れる拭き取り部の各実施形態を示した側面図である。図
3(a)〜(c)は、本発明によるアプリケータユニッ
トに使用される拭き取り部のさらに他の実施形態を示し
た図である。図4は、本発明によるアプリケータユニッ
トの第一実施形態を示した断面図である。図5は、本発
明によるアプリケータユニットの第二実施形態を示した
断面図である。図6は、本発明によるアプリケータユニ
ットの第三実施形態を示した断面図である。図7は、本
発明によるアプリケータユニットの他の実施形態を示し
た断面図である。図8は、本発明によるアプリケータユ
ニットのさらに他の実施形態を示した断面図である。
【0035】図1に軸線方向の断面を図示したように、
(全体を示した参照番号100によって表された)本発
明によるアプリケータユニットは、第一に、底部2を有
するリザーバ1を備えており、該リザーバ1の本体はネ
ック部3で終端し、該ネック部3は肩部4により前記本
体に連結されている。このネック部の外表面にはネジ溝
5が形成されており、該ネジ溝5は、前記リザーバの本
体の外径と実質的に等しい外径を有するストッパー7の
内表面に形成されたネジ溝6に螺合するようになってい
る。このストッパー7は、軸部9に取り付けられたアプ
リケータ部8を操作するようになっている。アプリケー
タ部8の直径は、前記軸部の直径と略同一とされ、好ま
しくは該軸部の直径よりも小さいものとされる。このア
プリケータ部は、前記軸部の直径と同一かまたは小さい
直径を有した実質的に直線状の部材とすることができ、
また、好ましくは(前記軸部の近傍の端部の)最大の直
径が該軸部の直径と同一かまたは小さいものとされたテ
ーパ状の部材とすることもできる。テーパ状の部材とし
た場合、自由端の直径は、スリーブ状の拭き取り部(拭
き取り手段)11の内径よりも明らかに小さいものとさ
れる。軸部9の基部には、ストッパー7が本体1にねじ
込まれたときに、液密的な方法でリザーバ1の開口部を
閉塞するようにシール用コーン10が設けられている。
非制限的な例として、アプリケータ部8は、羽ペン(fl
ocked quill)、フェルト、鉛筆のブラシ、ブラシ等の
形態 とすることもできる。
【0036】前記ネック部の自由端に設けられた環形状
の拭き取り部11は、該ネック部の内側に取り付けら
れ、アプリケータ部8は、製品を付着させるように、使
用する製品に接触させるために該拭き取り部を通過す
る。
【0037】拭き取り部は、様々な方法により前記ネッ
ク部に取り付けることができる。第一実施形態では、該
拭き取り部の外表面に少なくとも一つの環状リブを設け
るととともに、該環状リブは、前記ネック部の内表面に
形成された対応する環状溝に係合される。あるいは、こ
の拭き取り部を前記ネック部内に嵌入することもでき
る。その他の方法としては、拭き取り部を前記ネック部
上に取り付けることもできる。同様に、アプリケータユ
ニットは、前記ストッパーが閉塞位置に位置していると
きに、前記アプリケータ部を拭き取り部内に実際上位置
させたり(図6)、拭き取り部を通過してリザーバの底
部に実際上位置させたりするように構成することができ
る(図4および図5)。
【0038】図1に示した形態において、拭き取り部
は、両端が開口したスリーブ12の形状とされる。この
スリーブの高さ方向の大部分にわたって、該スリーブ
は、前記軸部の直径よりも大きい内径を有している。こ
のスリーブの上部付近において、該スリーブは、前記軸
部が通過する時に該軸部を拭き取るように、該軸部の直
径と実質的に等しい(あるいは、弾性的に変形可能な材
料で形成されている場合には、わずかに小さい)内径を
有する、前記軸部を拭き取る手段である圧縮部(圧縮領
域)13を形成している。この圧縮部13については、
後ほど詳細に説明する。
【0039】前記スリーブは、表面張力により製品Pの
保留分を保持することができる内表面を有し、特に、後
ほど詳細に説明するようなスロットまたはその他の好適
な開口部を通過して製品を供給することができる。前記
スリーブ内に取り残された製品の量は、該スリーブの幾
何形状、内表面の特性、および製品のレオロジー(特に
製品の粘度)に依存する。
【0040】本発明によれば、ストッパー7のネジをゆ
るめて外した後に、製品が付着されたアプリケータ部8
を前記リザーバから引き抜くことにより、アプリケータ
部8は、スリーブ12を通過させられ、かつ、表面張力
または毛細管現象によりスリーブ内に取り残された製品
の保留分をも通過させられる。アプリケータ部8が前記
スリーブから現れたちょうどその時に、スリーブ12と
アプリケータ部8との間に液体の橋140が形成され
る。アプリケータ部8は、続けて、前記スリーブに対し
て相対的にさらに引き上げられるので、前記液体の橋1
40は、表面張力の崩壊により破壊される。スリーブ1
2の内表面と液体との間の界面における表面張力が、液
体とアプリケータ部8との間の界面における表面張力よ
りも大きいので、実質的には、アプリケータ部8上の余
分な製品の全てが拭き取り用スリーブ12内に取り残さ
れることになる。
【0041】前記スリーブの表面特性を除けば、この表
面張力の違いは、表面張力がかかる前記スリーブの内部
に取り残された体積が、アプリケータ部8により運ばれ
る液滴の体積よりも大きく、好ましくは明らかに大きく
されているという事実によるものである。体積の違い
は、表面張力がおよぼされるアプリケータ部8の端部の
表面積と比較したときに、表面張力がおよぼされるスリ
ーブ12内の表面積との違いによるものである。主とし
て、表面張力効果により液体が取り残されるスリーブ1
2の内側の表面積は、アプリケータ部8の表面積の5倍
とされ、好ましくは少なくとも10倍とされる。(圧縮
部13の真下の)スリーブ内径、即ち実質的にスリーブ
内の液体の表面の高さとされたスリーブ内径は、アプリ
ケータ部の端部の直径の2倍から25倍、好ましくは5
倍から25倍とされる。前記スリーブの内表面に複数の
フィンまたはその他の起伏部を有するスリーブ12とさ
れた場合、各フィンまたは各起伏部の基部における径、
即ち最大直径が決定される。実際、直径の差が大きけれ
ば大きいほど、スリーブ内における製品の表面の上方で
前記液体の橋がより速く壊れやすくなり、かつ、より満
足のいく状態で液滴が形成されることになる。この拭き
取り装置は、前記アプリケータ部と前記スリーブの内壁
との間に実質的に摩擦を生じさせることなく、前記スリ
ーブ内でアプリケータ部8の端部の余分な製品の全てを
実質的に保持することが可能となる。分かりやすくする
ため、前記スリーブの直径は、自発的に前記軸部の直径
よりも明らかに大きく図示した。実際には、数マイクロ
メートルほどの直径の違いがあれば十分である。
【0042】図1の実施形態において、前記スリーブの
内表面には、後ほど詳しく説明するように、スリーブの
内側の表面張力効果により製品の表面張力を増大させる
ことができる複数のフィン25が設けられている。主と
して、これらのフィンは、1mmから2mmの半径方向
の溝深さを有している。好ましくは、各フィンの先端部
に形成される母線の内径は、前記軸部の直径よりもわず
かに大きくされる。さらに、前記スリーブは、斜めに切
欠形成された面取り部160のより低い位置で終端して
いる。
【0043】好ましくは、前記スリーブの上部には、該
スリーブ12が、製品を使用する観点から、前記リザー
バから前記アプリケータ部を引き出すときに、摩擦によ
り前記軸部を拭き取るように選択された直径を有する圧
縮部13を形成している。前記軸部を引き出すときに生
じるピストン効果を回避するために、スロットのような
適当な手段を前記圧縮部の位置に形成することもでき
る。前記圧縮部の大きさは、前記アプリケータ部を実質
的に拭き取ることがないような大きさとされる。主とし
て、この圧縮部の内径は、前記軸部の外径に等しいか、
またはわずかだけ大きいものとされる。圧縮部の真下で
(またはその近傍で)前記液体の橋の崩壊が行われる停
止部の一種が形成されるので、前記圧縮部は、前記アプ
リケータ部の表面張力効果により拭き取りを促進するこ
とになる。圧縮部13の上方に位置するスリーブの部分
150は、前記アプリケータ部をスリーブ内に挿入しや
すくするとともに、表面張力効果により液体が前記部分
に取り残されることを回避するように、該スリーブの他
の部分の内径よりも大きな内径とされる。一般に、前記
部分150の内径は、スリーブの前記部分よりも低い部
分の内径が2.5mmから4.5mmとしたときに、7
mmから8mmのオーダーとされる。この部分150の
高さは、10mmのオーダーとされる。図1から明らか
なように、液体は、圧縮部13の真下に位置するスリー
ブ12の部分の全体に収容されるような構成とされる。
【0044】弾性的に変形可能な材質を用いることによ
り、実際上応力が生じることなしにアプリケータ部をリ
ザーバ内に挿入することができるように、前記軸部の直
径よりもやや小さく、好ましくはアプリケータ部の自由
端の直径よりも明らかに大きい直径を有する圧縮部を設
けることができる。結果として、軸部の直径の大きさと
した圧縮部は、直径が該圧縮部よりも小さく、特に自由
端近傍ではずっと小さくされたアプリケータ部により、
摩擦または拭き取りの動作が行われることはない。この
ことは、アプリケータ部の挿入および引き抜きのときに
もいえる。これらの状況において、アプリケータ部8
は、その自由端が軸部の拭き取り部によりダメージを与
えられることなく、リザーバに挿入することができ、ま
た、該リザーバから引き抜くこともできる。
【0045】圧縮部13は、前記液体の橋の崩壊を速
め、しかも拭き取り効果を促進させる表面張力効果によ
り、液体を保持するとともに、スリーブ内の製品を保持
する拭き取りの容量を増加させるための付加的な手段を
備えている。しかし、これらの摩擦による拭き取り手段
は、必要不可欠ではない。実際、特に低い粘度の製品の
場合には、軸部の拭き取りは、軸部がスリーブ状の拭き
取り11を通過するときに表面張力効果により”なめ
るように取る(licking)”ことにより行われること に
なる。この目的のため、スリーブ状の拭き取り11を
通過するときの表面張力と比較した場合に、液体が軸部
の表面に弱く付着するように、軸部は十分に滑らかな材
質により形成される。
【0046】好ましくは、スリーブは、製品Pの保留分
を形成するように、一方では、リザーバを完全に空にす
るように、該スリーブに製品を供給する少なくとも一つ
のスロット(供給手段)14または開口部を有してい
る。拭き取り部に製品を供給することは、より下方の開
口部を介して行うことができる。後に詳細に説明するよ
うに、これらのスロットまたは開口部により、毛細管現
象または表面張力効果により製品の幾分かを保持するス
リーブの容量を増大させることが可能となる。
【0047】この製品を使用するにあたっては、使用者
は、表面張力効果によりスリーブ内に保持すべく(前記
底部を通過させ、または側面のフィンを通過させて)液
体を該スリーブに導入するように、好適に容器を振った
り、あるいはひっくり返したりする。使用者は、リザー
バからストッパーをねじゆるめて外し、軸部とアプリケ
ータ部とをリザーバの本体内で上昇させ、該アプリケー
タ部に製品を付着させる。軸部9は、該軸部が拭き取ら
れる位置で圧縮13を通過する。拭き取られた液体
は、表面張力効果により圧縮部13の真下のスリーブ1
2内に少なくとも一部分が保持される。そして、アプリ
ケータ部は、製品が付着されたスリーブを通過する。ア
プリケータ部8が製品を含んだスリーブの下方の部分を
去るときに、該アプリケータ部と該スリーブとの間で液
体の橋140が形成される。スリーブの表面の幾何形状
および条件により、スリーブ内の液体におよぼす表面張
力は、アプリケータ部と液体との間におよぼす表面張力
よりも大きいので、液体の橋が崩壊したときに、アプリ
ケータ部により運ばれた余分な製品(端部に液滴状に形
成されたもの)は、該アプリケータ部から部分的に取り
去られるとともに、スリーブ内に取り残される。この製
品の残余部分は、その弾性により、実質的に均一な厚さ
を有する薄い膜を形成しながらアプリケータ部に沿って
上昇する。
【0048】この表面張力が崩壊することの効果によ
り、アプリケータ部の端部に液滴を形成せずに製品の非
常に正確な使用および非常に細い線の形成を可能としつ
つ、アプリケータ部8を製品で飽和させることが可能と
なる。使用者がアプリケータ部をリザーバに再び挿入す
るとき、スリーブ12に付着された製品の一部はリザー
バ内に押し戻され、その残りの部分は表面張力効果によ
りスリーブ内に保持される。
【0049】表面張力効果による拭き取りの効果は、ス
リーブの表面の幾何形状および条件の適切な選択により
得られるものである。一般に、粘度が1×10-3Pa・
s(1cp)から1Pa・s(10p)の製品に対し
て、スリーブの内径(図2(a)におけるd1)は2m
mから10mm、上方に位置する軸部拭き取手段ま
でのスリーブの高さ(図2(a)におけるh)は10m
mから50mmとされる。好ましくは、粘度が1×10
-3Pa・s(1cp)から5×10-1Pa・s(5p)
の製品に対して、スリーブの内径d1は、該スリーブの
内表面と軸部との間に形成される環状空間の半径方向の
幅δが数μmから1mmとなるようにされ、上方に位置
する軸部拭き取手段までのスリーブの高さhは10
mmから20mmとされる。
【0050】好ましくは、平均粘度が約50×10-3
a・s(50cp)から約3×10-1Pa・s(3p)
の製品に対して(例えば、アイライナーの粘度は50×
10-3Pa・sから70×10-3Pa・sのオーダーと
される)、軸部の直径は2.5mmとされる。アプリケ
ータ部8は、軸部に連結される端部の直径が2mmのオ
ーダーとされ、かつ、自由端の直径が0.2mmとされ
る。スリーブ12の内径d1は、2.6mmから4.5
mmまでの範囲とすることができる。スリーブの下端か
ら前記圧縮部までの高さhは、15mmから20mmの
オーダーとされる。圧縮部13は、軸部9の直径と実質
的に等しい内径を有する。したがって、拭き取り部11
の最小直径(すなわち、圧縮部を備えている場合には圧
縮部の位置)は、(軸部に連結された端部における)ア
プリケータ部8の最大直径よりも大きくされる。テーパ
形状とされたアプリケータ部8の場合、拭き取り部の最
小直径(圧縮部を備えている場合には圧縮部の位置)
は、アプリケータ部8の自由端の直径よりも明らかに大
きくされる(ここでは、約12.5倍)。これらの条件
において、表面張力効果により、該アプリケータ部とス
リーブの側壁との間に実質的な摩擦が生じることなし
に、アプリケータ部8の拭き取りが行われることにな
る。アプリケータ部8は、ダメージを受ける危険性を伴
うことなくリザーバ内に挿入されることになる。拭き取
りの性能は、使用を重ねても一定に保たれることにな
る。
【0051】表面張力効果により液体を保持することが
できる拭き取り部11の容量は、スリーブを形成する材
料の適切な選択により増大させられる。例えば、熱可塑
性材料、エラストマー、熱可塑性エラストマー、または
ヒートセッティング(heat setting)材料(ベークライ
ト(Bakelite)、ウレアホルムアルデヒド)等が用いら
れる。好ましくは、拭き取り部の異なった部分には異な
った材料が用いられる。さらに、スリーブの表面には、
スリーブの内表面を増大させるように、電気化学的処理
等の処理またはコロナ放電効果を施すこともできる。
【0052】同様に、スリーブ内の液体に対する接触表
面積をさらに増大させるとともに、該スリーブの拭き取
りの能力を促進することができるように、スリーブの内
表面に様々な起伏部を形成することができる。好ましく
は、複数のスロットを形成し、さらにはスリーブに製品
が供給されるようにすることができる。リブ、フィン、
溝部、すじ部、またはその他の同等の手段等の他の起伏
部もまたスリーブの内表面に形成することができる。起
伏部の各先端により形成される母線の内径は、軸部の直
径よりも大きいものとされる。起伏部の底部における内
径については、アプリケータ部の自由端の直径よりも明
らかに大きいものとされる。
【0053】もちろん、軸部の断面形状は、回転シリン
ダー以外の形状とすることができる。例えば、長円形、
六辺形、あるいは他の形状が用いられる。
【0054】図2(a)〜(d)には、本発明による拭
き取り部11の種々の実施形態が図示されている。図2
(a)に示した実施形態において、スリーブ12は、上
述したように、拭き取り部の付着を可能とする一方、表
面張力効果により製品の幾分かを取り残すスリーブの容
量を増大させることを可能とするために、スリーブの軸
線Aと平行に配置された少なくとも一つのスロット(供
給手段)14を有している。拭き取り部は、リザーバの
ネック部3の自由端に取り付けられた環状エッジ2
を有している。圧縮部13の上方に位置する上方部分に
は、嵌着により前記ネック部に拭き取り部を取り付ける
ことができるように、拭き取り部の外表面に一つのまた
は複数のビード部21が設けられている。図2(b)の
実施形態において、供給用スット(供給手段)14
は、スリーブ12の軸線Aに対して実質的に直交させて
配置されている。図2(c)の実施形態において、スロ
ットは、スリーブの軸線Aに平行に配置されており、か
つ、環状エッジ20と反対側の横断エッジに向けて開
口している。図2(d)の実施形態において、スリーブ
12は、圧縮領域を有していない。一方、環状エッジ
20と反対側のスリーブの部分22は、該スリーブ12
の残余部分23の直径よりも小径とされている。
【0055】図3(a)の実施形態において、スリーブ
は、該スリーブの内表面の少なくとも一部分について該
スリーブの液体を保持する表面積を増大させ、上述した
ように、表面張力効果により液状体または半液状体の製
品の幾分かを取り残すスリーブの容量を増大させるよう
にされた複数のフィンまたはリブ25を有している。フ
ィンの先端部におけるスリーブの直径は、約2.5mm
の直径の軸部に対して、約3mmとすることができる。
スリーブの直径は、フィンの底部において約5mmとす
ることができる。アプリケータ部の自由端の直径は0.
2mmのオーダーとされる。エッジ20と反対側のスリ
ーブの端部は、その内側の端部を面取り形成することも
できる。さらに、各フィンは、ボール(26、図4〜図
6参照)がスリーブ内に入り込むのを妨げるために、ま
た、隣接する二つのフィンの間、及び/又は、各スロッ
ト14を通過して製品が入り込むのを妨げるように、ス
リーブの直径を縮小するように構成されている。
【0056】図3(b)において、環状エッジ20の
反対側のスリーブの部分は、円すい台形の形状を有して
いる。直径は、圧縮13を形成するように環状エッ
ジ20に向かって減少するようにされ、液体は、主に、
圧縮13の近傍におけるコーン部の上方部分に保持さ
れる。
【0057】図3(c)において、スリーブ12は、ス
リーブの液体を保持する容量を増大させるために、実質
的にクローバーの葉の形状とされた内側断面および外側
断面を有する。他の実施形態によれば、内側断面のみが
クローバーの葉の形状とされ、外側断面が実質的に円形
とされる。好ましくは、クローバーの葉の形状の各凹部
により形成される母線の最小直径は、軸部の直径よりも
やや大きいものとされる。クローバーの葉の形状の各凸
部により形成される母線の最大直径は、アプリケータ部
の自由端の直径よりも明らかに大きいものとされる。こ
の実施形態におけるスリーブは、スリーブに製品を供給
するためのスロットまたは開口部を有することもでき
る。
【0058】図4は、実質的に図1に示したものに類似
するパッケージングユニット(アプリケータユニット)
100を示している。この実施形態において、ストッパ
ー7がリザーバ1にネジ回すことにより挿入されたとき
に、軸部は拭き取り部11を通過するとともに、アプリ
ケータ部は、実際上、製品Pが付着されるようにリザー
バの底部2の近傍に位置させられる。ボールのような部
材26は、使用前に混合物を均一化させるためにリザー
バ内に配置される。この実施形態において、リザーバ1
は、実際上、該リザーバのネック部3の位置で取り付け
られることになる。
【0059】図1を参照して説明した実施形態と同様
に、ここでは軸部の直径よりも小さい直径を有するペン
シルブラシの形状で示されたアプリケータ部は、スリー
ブの各側壁と物理的な摩擦を実際上全く生じることなし
に拭き取り手段を通過し、アプリケータ部の拭き取り
は、アプリケータ部が通過するときに該アプリケータ部
の端部における余分な液体の主要部分を保持する表面張
力のメカニズムにより本質的に行われる。実際には、使
用する目的でアプリケータ部を引き上げるときに、該ア
プリケータ部とリザーバ内の製品Pの表面との間で、第
一の液体の橋が形成される。この液体の橋が崩壊したと
きに、アプリケータ部により運ばれた余分な液体は、リ
ザーバ内の液体Pの体積に比べてアプリケータ部上の液
体の体積が相対的に小さいため、リザーバ内に取り残さ
れる。アプリケータ部をさらに引き上げると、圧縮部1
3により拭き取られる軸部の表面上の液体を表面張力効
果により保持するスリーブ12を通過させられる。アプ
リケータ部がスリーブ内を去るとき、アプリケータ部と
スリーブ内の液体の表面との間で第二の液体の橋が形成
される。軸部により運ばれるアプリケータ部をさらに引
き上げることにより、この液体の橋は崩壊する。この液
体の橋が崩壊したとき、アプリケータ部の端部により運
ばれる液体の余剰分は、スリーブ内に保持される。余分
な液体の最小部分は、アプリケータ部上に取り残される
とともに、アプリケータ部の表面にわたって実施的に均
一な膜を形成するように、液体の”弾性”によりアプリ
ケータ部に沿って上昇する。
【0060】図5に示したパッケージングユニット(ア
プリケータユニット)100は、適切に選択された二つ
の材料の複式射出成形により好適に得られる二つの部分
120,121から拭き取り部(拭き取り手段)が構成
される点が図4に示したものと異なる。部分120は、
摩擦により軸部を拭き取るための部材を形成する。部分
121は、表面張力効果によりアプリケータ部を拭き取
るための部材を形成する。部分120は、環状プレート
の上に載置される環状スカート部122と、リザーバ1
の自由端上に取り付けられるようにされたエッジ部12
3と、アプリケータ部8が引き上げられたときに軸部9
を拭き取るように内側に向けて突出した部材124とを
有している。環状スカート部122とは別の端部におい
て、前記プレートは、スカート部122の直径よりも大
きい直径を有する第二環状スカート部125を有し、該
第二環状スカート部125の外表面には、ストッパー7
の内側部に設けられたねじ溝部6に螺合可能なネジ溝部
5が設けられている。スリーブ状の部分121の場合と
同様に、軸部を拭き取るための部材である部分120
は、熱可塑性材料または熱可塑性エラストマーで形成す
ることもできる。
【0061】部分121は、前記スカート部122の内
径よりもわずかに小さい外径とされたスカート部125
を有している。このスカート部125の内径は、該スカ
ート部125の内側で表面張力効果により製品を付着さ
せることができるように、軸部の直径よりもわずかに大
きいものとされる。スカート部125の外側には、前記
スカート部122の自由端が嵌入されるU字形の環状溝
を形成する部材126が設けられている。この環状溝の
外径は、リザーバ1に拭き取り用ユニット(拭き取り手
段)である部分120,121をしっかりと、液密的に
取り付けることができるように、リザーバ1の内径より
もわずかに小さいものとされる。スカート部125は、
拭き取り部に製品を付着させるために、少なくとも一つ
の側方スロット14を有している。図4の実施形態の場
合と同様に、ストッパー7がねじ回されてリザーバ1に
固定されたとき、軸部は拭き取り部とされる部分121
を通過するとともに、アプリケータ部8は、製品Pが付
着されるようにリザーバの底部2の近傍に実質的に位置
させられる。
【0062】図4の実施形態と同様に、アプリケータ部
は、軸部とアプリケータ部との間の繋ぎ目において実質
的に直線状の部材とされるように、軸部に取り付けられ
ており、この実施形態のアプリケータ部は、該アプリケ
ータ部の長さ全体にわたって軸部の直径よりも小さい直
径とされる。この肩部は、アプリケータ部により、また
は軸部の内部でアプリケータ部8の端部に取り付けるこ
とにより形成される。例えば、直線状の肩部は、0.5
mmから1.5mmの半径方向の幅を有している。この
構成において、主として軸部を拭き取ることに限定され
た機能を有する圧縮部の近傍を含む、アプリケータ部と
拭き取り部の各側部との間において摩擦または物理的な
接触が実際上生じることはない。実質的に直線状とされ
た肩部は、表面張力を崩壊することにより、さらに拭き
取りの効果を向上させることになる。実際に、肩部は、
表面張力効果により付着領域を形成し、スリーブとアプ
リケータ部との間の液体の橋が崩壊した後に、スリーブ
内で保持されなかった余分な液体の最小限の量の上昇を
許容することができる。
【0063】図6に示したアプリケータユニットは、図
5のそれと実質的に同一のものである。しかし、この実
施形態において、アプリケータ部8は、フロック(floc
k)コーティングにより好適に覆われた毛を有するブラ
シとされている。そのうえ、図4および図5の実施形態
とは対照的に、ストッパー7がねじ回されることにより
リザーバ1に固定されたときに、アプリケータ部8は、
供給用スロット(供給手段)14により充填が促進され
た拭き取り部の内側に位置している。
【0064】図7の実施形態において、リザーバ1のネ
ック部3は、同じ長さの軸部9に対してさらにコンパク
トなユニットを提供することができるようにリザーバの
一部をネック部に位置させて、表面張力効果により拭き
取るためのスリーブ12を形成している。これは、射出
成形またはブロー成形により得ることができる。底部2
は、リザーバの残余部分を形成し、液密的な方法で接着
または溶着される。図示した形態において、圧縮部13
もまたネック部の一部として形成されるとともに、スリ
ーブとアプリケータ部との間の液体の橋の崩壊を容易と
し、かつ促進するように実質的にボトルの底部に向けて
形成されている。あるいは、軸部の拭き取り用部材は、
ネック部に取り付けられた環状部により構成されてい
る。
【0065】図8に示した装置において、スリーブは、
ボトルのネック部3により形成されるとともに、リザー
バのネック部に液密的な方法で取り付けられた環状部材
160により形成される上部圧縮部13と、リザーバの
ネック部に直接的に形成された下部圧縮部13’とから
なる二つの圧縮部(拭き取り手段)13,13’により
範囲が制限されており、製品は、表面張力によりこれら
二つの圧縮部の間に保持される。この構成は、表面張力
効果により、ネック部内での液体の保持をさらに改良す
るのに貢献する。
【0066】図1〜図8を参照して説明したアプリケー
タユニットは、アプリケータ部の端部に液滴を形成せず
に製品の非常に正確な使用および非常に細い線の形成を
可能としつつ、製品で飽和させたアプリケータ部を得る
ことができるという点において特に有利な効果を有す
る。圧縮部が用いられる場合には該圧縮部の機能は、軸
部を拭き取ることに限定されるので、アプリケータ部の
直径を圧縮部の大きさに合わせる必要はない。この構成
により、(圧縮部における摩擦効果、及び/又は、スリ
ーブ内における表面張力効果による)軸部と、(スリー
ブ内の表面張力効果による)アプリケータ部との良好な
拭き取りを得ることができるということと、圧縮部およ
びスリーブの直径と比較してアプリケータ部の端部の直
径が小さいので、アプリケータ部をリザーバ内に挿入す
るときに該アプリケータ部に与えられるダメージを回避
することができるということ、とを一度にしかも同時に
得ることができる。さらに、キャップを再びねじ回して
固定することなく使用者がアプリケータ部に再充填する
ことができるように、表面張力効果による拭き取り手段
により、製品が貯留されるようになっている。さらに、
表面張力効果により拭き取りを行う直径部の真下の位置
に、製品の一部が取り残されるので、ボトルにアプリケ
ータ部が装着されていないときに軸部の拭き取り部の上
方から製品が流出することを防ぐことができる。本明細
書の前半部分で説明した従来の装置のいくつかと比較し
て、本発明は、使用を重ねても同様の拭き取り性能を維
持することができる。
【0067】上述の説明は、本発明の好適な各実施形態
に関連させて図示されている。特許請求の範囲に記載し
たように、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形
を加えることができるのは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による拭き取り装置の動作原理を概略
的に示した図である。
【図2】 本発明によるアプリケータユニットに使用さ
れる拭き取り部を示し、(a)〜(d)は、該拭き取り
部の各変形例を示した側面図である。
【図3】 本発明によるアプリケータユニットに使用さ
れる拭き取り部を示し、(a)〜(c)は、さらに他の
変形例を示した図である。
【図4】 本発明によるアプリケータユニットの第一実
施形態を示した断面図である。
【図5】 本発明によるアプリケータユニットの第二実
施形態を示した断面図である。
【図6】 本発明によるアプリケータユニットの第三実
施形態を示した断面図である。
【図7】 本発明によるアプリケータユニットの他の実
施形態を示した断面図である。
【図8】 本発明によるアプリケータユニットのさらに
他の実施形態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 リザーバ 8 アプリケータ部 9 軸部 11 拭き取り手段 100 アプリケータユニット P 製品

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部(2)と、本体と、開口部とを有
    し、製品を収容するリザーバ(1)と、 離脱しないように前記開口部を密閉する閉塞手段(7)
    と、 該閉塞手段に連結された軸部(9)により操作されると
    ともに、前記閉塞手段を閉塞した閉塞位置で前記リザー
    バ内の製品に接触するように取り付けられたアプリケー
    タ部(8)と、 前記開口部の近傍に位置するとともに、前記アプリケー
    タ部(8)が通過するようにされた拭き取り手段(1
    1,12,13,120,121)と、を具備してな
    り、 前記アプリケータ部(8)は、前記軸部の直径よりも小
    さいか、または等しい直径を有するとともに、前記軸部
    に連結された一端と自由端とを有するようにされた液状
    体または半液状体の製品(P)に用いるアプリケータユ
    ニット(100)において、 前記アプリケータ部(8)が前記拭き取り手段(11,
    12,13,120,121)を通過するときに、本質
    的に表面張力効果により該アプリケータ部(8)の拭き
    取りが行われ、前記アプリケータ部(8)は、前記拭き
    取り手段と実質的な摩擦が全く生じることなく該拭き取
    り手段を通過することを特徴とするアプリケータユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記拭き取り手段は、前記製品が付着さ
    れた前記アプリケータ部が通過するスリーブ(12,1
    25)を備え、 該スリーブ(12,125)は、前記アプリケータ部
    (8)の最大径よりも大きい最小内径を有し、かつその
    両端部において開口されるとともに、表面張力効果によ
    り前記製品の保留分を保持することができる内表面を有
    しており、しかも、前記スリーブ(12,125)の前
    記内表面と該スリーブ内に保持されている前記製品との
    間におよぼす表面張力が、前記アプリケータ部(8)の
    前記自由端と前記製品との間におよぼす表面張力よりも
    大きくされていることを特徴とする請求項1記載のアプ
    リケータユニット。
  3. 【請求項3】 前記拭き取り手段は、前記開口部の近傍
    に配置された第一端部と、該第一端部に対向する側の第
    二端部とを有するとともに、摩擦により前記軸部を拭き
    取る手段(13,124)を備えていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のアプリケータユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記アプリケータ部(8)の直径は、前
    記軸部に連結された該アプリケータ部の端部の最大値か
    ら該アプリケータ部の自由端の最小値までとされ、前記
    軸部を拭き取る手段の真下に少なくとも位置する部分に
    おける前記スリーブ(12)の内径d1は、前記最小値
    の2倍から25倍、好ましくは5倍か ら25倍とされ
    ることを特徴とする請求項2または請求項3記載のアプ
    リケータユニット。
  5. 【請求項5】 摩擦により前記軸部(9)を拭き取るた
    めの前記手段は、前記スリーブ(12)の上部に配置さ
    れた圧縮領域(13)により構成されるとともに、前記
    リザーバ(1)から前記アプリケータ部(8)を引き抜
    くときに前記軸部(9)を拭き取ることができるように
    されたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の
    パッケージングユニット。
  6. 【請求項6】 摩擦により前記軸部を拭き取るための前
    記手段は、前記スリーブ(125)の上方に取り付けら
    れた環状部材(124)を有するとともに、前記軸部が
    該環状部材を通過するときに該軸部を拭き取ることがで
    きるようにされたことを特徴とする請求項3または請求
    項4記載のパッケージングユニット。
  7. 【請求項7】 前記環状部材(124)は、熱可塑性材
    料または熱可塑性エラストマーから形成されていること
    を特徴とする請求項6記載のアプリケータユニット。
  8. 【請求項8】 前記スリーブ(12,125)は、熱可
    塑性材料、エラストマー、熱可塑性物質、またはヒート
    セッティングエラストマーから形成されていることを特
    徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載のアプ
    リケータユニット。
  9. 【請求項9】 前記スリーブ(125)および環状部材
    (124)は、二つの材料による複式射出成形により成
    形されることを特徴とする請求項6または請求項7記載
    のアプリケータユニット。
  10. 【請求項10】 粘度が1×10-3Pa・s(1cp)
    から1Pa・s(10p)の前記製品に対して、前記ス
    リーブ(12,125)の前記内径d1が2 mmから1
    0mm、上方に位置する前記軸部拭き取る前記手段
    (13,124)までの前記スリーブの高さhが10m
    mから50mmとされていることを特徴とする請求項3
    から請求項9のいずれかに記載のパッケージングユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 粘度が1×10-3Pa・s(1cp)
    から5×10-1Pa・s(5p)の前記製品に対して、
    前記スリーブ(12,125)の前記内径d1は、該ス
    リーブの前記内表面と前記軸部との間に形成される環状
    空間の半径方 向の幅δが数μmから1mmのオーダー
    となるようにされ、上方に位置する前記軸部を拭き取
    記手段(13,124)までの前記スリーブ(12,
    125)の高さhが10mmから20mmとされている
    ことを特徴とする請求項10記載のパッケージングユニ
    ット。
  12. 【請求項12】 前記スリーブ(12,125)の前記
    内表面は、前記リザーバの前記底部(2)と反対方向に
    直径が減少する円すい台形の断面を有することを特徴と
    する請求項1から請求項11のいずれかに記載のパッケ
    ージングユニット。
  13. 【請求項13】 前記スリーブ(12,125)は、前
    記製品におよぼす表面張力を増加させるように、該スリ
    ーブの前記内表面の少なくとも一部にわたって該スリー
    ブの軸線(A)と平行に配置された複数のフィン(2
    5)を有していることを特徴とする請求項1から請求項
    12のいずれかに記載のパッケージングユニット。
  14. 【請求項14】 前記各フィン(25)は、1mmから
    2mmの半径方向の深さを有していることを特徴とする
    請求項13記載のパッケージングユニット。
  15. 【請求項15】 前記スリーブ(12,125)は、該
    スリーブに前記製品を供給する供給手段(14)を有し
    ていることを特徴とする請求項1から請求項13のいず
    れかに記載のパッケージングユニット。
  16. 【請求項16】 前記供給手段は、少なくとも一つのス
    ロット(14)と、前記スリーブの側部を貫通する少な
    くとも一つの開口部とを備えていることを特徴とする請
    求項15記載のパッケージングユニット。
  17. 【請求項17】 一つのあるいは複数の前記スロット
    は、前記スリーブの前記軸線と平行に形成されているこ
    とを特徴とする請求項16記載のアプリケータユニッ
    ト。
  18. 【請求項18】 一つのあるいは複数の前記スロット
    は、前記スリーブの前記軸線に直交して形成されている
    ことを特徴とする請求項16記載のアプリケータユニッ
    ト。
  19. 【請求項19】 一つのあるいは複数の前記スロット
    は、前記リザーバの前記底部に対向配置された前記スリ
    ーブの端部に向けて開口していることを特徴とする請求
    項17記載のアプリケータユニット。
  20. 【請求項20】 前記リザーバに対する前記閉塞手段
    (7)が閉塞位置に位置したときに、前記アプリケータ
    部(8)は、実質的に前記スリーブ(12,125)内
    に配置されることを特徴とする請求項15から請求項1
    9のいずれかに記載のアプリケータユニット。
  21. 【請求項21】 前記リザーバに対する前記閉塞手段
    (7)が閉塞位置に位置したときに、前記アプリケータ
    部(8)は、前記リザーバ(1)の前記底部(2)の近
    傍に配置されることを特徴とする請求項1から請求項1
    9のいずれかに記載のアプリケータユニット。
  22. 【請求項22】 拭き取り用の前記スリーブは、前記リ
    ザーバのネック部に形成されていることを特徴とする請
    求項2から請求項20のいずれかに記載のアプリケータ
    ユニット。
  23. 【請求項23】 前記スリーブは、クローバーの葉の形
    状をした断面を有していることを特徴とする請求項2か
    ら請求項15のいずれかに記載のアプリケータユニッ
    ト。
  24. 【請求項24】 前記スリーブは、主として前記リザー
    バの前記ネック部に液密的な方法で取り付けられた環状
    部材により形成された上部圧縮部(13)と、前記リザ
    ーバの前記ネック部に形成された下部圧縮部(13’)
    とからなる二つの圧縮部(13,13’)により範囲が
    制限されており、 前記製品は、表面張力によりこれら二つの圧縮部の間に
    保持され、 前記圧縮部の一つ(13)は、摩擦により前記軸部
    (9)を拭き取るための部材とされていることを特徴と
    する請求項22記載のアプリケータユニット。
  25. 【請求項25】 環状部材は、摩擦により前記軸部を拭
    き取るように、前記ネック部に液密的な方法で取り付け
    られていることを特徴とする請求項22記載のアプリケ
    ータユニット。
  26. 【請求項26】 前記製品は、整髪料、乳液、マスカ
    ラ、アイライナー、アイシャドウ、液状口紅、接着剤等
    とされていることを特徴とする請求項1から請求項25
    のいずれかに記載のアプリケータユニット。
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